ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

三五八

2008年07月24日 | 福島のうまいもの
            
喜多方市のリオンドール近くにある「中の越後屋醤油店」明治15年頃創業と店主は語る。現在も昔ながらの手法で蔵の中で熟成させた味噌・醤油を販売していて、2006年6月22日にも紹介したが、醤油が専門なのに、味噌が絶品でしかも“三五八”は隠れた名品だと自分は信じている。
   
                   
こらっせふくしま(福島県物産館)がJR福島駅西口へ移転後は常時ここで買えるようになり便利になった。
自家栽培の胡瓜と下部には茄子を冷蔵庫に保管しながら漬ける。“三五八”の由来は塩三、蒸し米五、麹八配合の漬物床で、会津地方では昔から何処の家庭でも自家製で食べていたらしい。
会津坂下町出身の作曲家故猪俣公章氏がTV対談番組で“おふくろの味”として紹介していたのを視聴して初めて知った。その後福島に戻ってから、喜多方の仕事先で評判の味噌があると聞き買いに寄ったら“三五八”も旨いと薦められ、それ以来好物になってしまった。現在県物産館には他の醸造店の品も三種類あり、何れも試してみたがこれを抜き出る物は無かった。米糠床より上品な味で、表現に苦しむがとにかく美味!である。