結局・・・

2016-05-07 16:21:40 | 塾あれこれ
振り返ってみて「分かる」ようでは情けない。
それを今やっています。

片付け中、アトランダムに生徒の記憶が呼び覚まされ、
(私には何もできていなかった)という思いが
強くなるのです。

いまさら何を、と言われそうですが。


月給やお金を頂いてた対価としての
受験で結果を出す、これは行ったつもりです。
かなりな確率で志望校を合格しています。

ただ、それだけで良いじゃないか、とは
思えないのです。
エエカッコしすぎかなぁ・・・


青臭い言い方ですが、何のために勉強するか。

もちろん自分の道に有利だから、でも結構です。
大学受験の第一歩でも悪くはありません。

ただ、出来れば人間形成へも目を向けてほしいので
受験勉強をしながら、人間形成に資する勉強も
やってほしいのです。

どうせ受験をするならプラスがあっても構わない。
受験に失敗するようなことは好ましくありません。

生徒が自分だけでそれをするのは難しいでしょう。
(中にはしっかりした人もおられましたが)

リードする側が意識して取り込み
リードされる側は無意識に力をつけてゆくのです。


しかし、しかし、なのです。
どうすればそれが可能か。

こう教えればこうなる、って分かりますかね。

結果は何十年もたった後に分かり始めます。
もちろんそれでは教える今には間に合いません。
そして必ず「分かる」とも言えません。

また個人差をどう考えるか、これも分かりません。


これとは別の問題もあります。

私がAということを教えようとし
生徒にそれが伝わるか。
Aという結果を得られるか?

また、Aは本当にその生徒の為になることなのか。
相手は立派な人を望むのではなく、ただ安定したいだけ
なのかもしれません。

だったら余計なことはしてはいけないのです。

更に、一人の人間が成長することにこちらが関わることの
是非もあります。
「あんたに教える資格があんの?」

(受験のジャマはしないから)とは思っているのですが。