【今日の 日本語の乱れ】
日本語の乱れは目に余るものがあるが、だいたい言葉とはそんなものだと達観している。てゆうかあ、傍観するしか能のないワシである。
それでも、TVに向かって、アナウンサーの言葉の使い方が「なっちょらん」と一人ごちているが、そばにいるのは連れ合いだけなので(この人また言ってるわ、聞きずらいったらありゃしないよ)と密かに思っているのだろうなあと、反省するワシである。(反省など全く無しのくせによく言うよ)
コンビニエンスストアーと言うのを「コンビニ」で済ませてしまったりする。コンビニエンスconvenienceとは便利とか好都合とかいう意味だよ。
セブンイレブンを近頃では「セブン」と言ったりする。セブンは「ウルトラセブン」に決まってるじゃん。バカ
また、スマートフォンは「スマホ」っていう。
携帯電話機を「ケータイ」と言うのもワシは嫌だ。だって「ケータイ」ならば持っていけるものすべてをケータイと言うのかよ。
日本独自の進化を遂げた携帯電話機を「ガラパゴス携帯」と言ってるうちはまあまあと思ったが、これも「ガラケー」と言うに至っては下品なことこの上もないな。
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以上はまあ言葉の短縮形だが、今日気づいてしまったものはこれ
サンドペーパーである。
ものを研磨するために、紙に砂などの粒子の細かな、かつ均一なものを貼り付けたものである。
台紙が紙である。
ところが下の写真を見ていただくと、
拡大すると
布ペーパーとなっている。これは紙の台紙を布に替えて丈夫にしてあるものだ。
いうなれば研磨布だ。
布ペーパー、布か、紙か、どうなっている、どうしてこんな名称なのか?
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多分、紙製のサンドペーパーを普通略してペーパーと言うようになったことから来たものであると思う。
それがいつの間にかペーパーが研磨の意味に置き換えられてしまった。
だから布製の研磨用具(ペーパー)だから「布ペーパー」
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ちなみにNHKではファックスのことを正しく「ファクシミリ」と必ず言っているが、これは他の理由である(と邪推する)
言葉って本当に面白いですわ。