ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

40周年同窓会(6)好調な出だし

2010年01月14日 | 日記
Jクラシックは、従来よりひとつづつティー
グランドの位置を変え、長くしたそうです。
われわれの打つ白ティは、後ろの青ティへ、
青ティはバックティへ移したと言います。

過去も長いと思ったフラットな丘陵コースは
さらに長くなったのでした。これは頑張らな
いといけません。
「ドライバー、今日はお前の出来にかかってい
 るぞ!」
声にださないまでも、しっかり最後まで振り切
ることを肝に銘じて、スイングしました。

妻の予期したとおり、ほなさんのドライバー
は芯をはずれトップしたのでありましたが、
なんとか白杭手前の右ラフの斜面で停まった
もようです。

みな一目散に歩き始めました。誰ひとりカー
トに乗りません、キャディさんも慣れている
のか、フェアウエイ目指して歩きはじめまし
た。

右ラフ一番手前がほなさん、少し先のラフに
商社マンがあり、数十ヤード離れて医者と銀
行社長のボールがありました。ほなさんから
トップの位置まで歩くとしばらくかかり、己
の飛距離にイヤになりますね。

でも、嘆いても仕方ありません。
今日のドライバーは商社マンとの戦いになり
そうです。

ところがゴルフというものは面白いもので、
スタートホール、次のホール、そのまた次の
ホールは、社長の後を追うようについていく
ことができました。こうなると、ほなさんよ
り、社長の方が意識し始め、
「おい、調子ええじゃないか」
と教えてくれました。それで見てみると、ほ
なさんは、各ホール+1打のボギーペースだ
ったのです。

40年同窓会(5)深層心理に叩き込め

2010年01月13日 | 日記
あれは、わが 夫、、、、。

他と比べようのない貧相さは、もう間違い
ありません。あれに見えるは、あなたの父
さんよ、といいたいのを恥ずかしさがさえ
ぎり、妻は押し黙ったのでありました。
とても口にはできません。
娘は父親だと気付かず、キッと男を睨みつ
つ、マンションの一室へと駆け込んだので
ありました。

夫がする、背筋を伸ばし、だらりとした両
手を前で組み、左右に揺さぶるこの光景だ
けならば、早々にわかったはずでありまし
たが、軸がしっかりできない夫は、悪いこ
とに、左右に腕を振るたびに、体がよろよ
ろとよろけ、信号機の下を、腕を振りつつ
ふらふらと泳いでいたのありました。

そうです、軸がしっかりしていたなら、ゴ
ルファーなら誰でもわかる行為、スイング
練習なのでした。
妻は、わが夫君の愚かさが情けなく、やがて
不憫になりました。夫の貧相な下半身と緊張
感の無いぐにゃぐにゃの背筋は、腕の少しの
振りにも耐えることができず、体全体が右へ
左へ2mも移動して、時々こけそうになってい
るではありませんか。娘が不審な酔っ払いと
思ったのも当たり前でありました。


そういえば夫は、正月の同窓会ゴルフを楽し
みに、持っていないはずのプレー代もどこか
らか都合してきているようでした。
そして、
「ドライバーが当たれば、、、」
と、こればかりぶつぶつと言っておりました。

課題のドライバーをなんとかしたい夫は、「
ふらふらスイング」をしつつ、駐車場からマ
ンションへと移動してきたのでしょう。
これが、還暦に近い一家の大黒柱のすること
でしょうか。

そこまでやってもなお、同窓会ゴルフの結果
は見えています。
夫はいつもと同じように、
「あーあ、あかなんだわ」
と言いつつ帰ってくるに決まっています。こ
こは知らないフリして、声をかけずに帰りま
しょう、それが娘と夫のため、と妻は考えそ
そくさと帰宅したのです。

早々に姿を消した妻と娘に気付かないほなさ
んは、信号機の向こうで、調子よくブンブン
腕を振り回し、さらにふらふらする巾を広げ
ながら、わが深層心理にスイングを叩き込ん
でいたのでありました。

月灯りも凍てつく、年末の一夜のできごとで
ありました。

40周年同窓会(4)危険な男

2010年01月12日 | 日記
医者のショットは、休日も忙しいと言って
いたのに、固まった本格的なスイングでし
た。
商社マンは、テニスが本業だったからしば
らくやってなかったと先に言い訳を述べて
からショットをしましたが、なるほどその
ようなスイングで、ほなさんは安堵しまし
た。

さて最後は、ほなさんです。
ほなさんはこの日のために特別の練習はで
きませんでしたが、ただ、日頃からイメー
ジトレーニングだけは、四六時中盛んに行
ってきました。筋肉に教え込む時間はない
ぶん、潜在能力に訴えたのでありました。

12月のある晩のできごとです。
私が帰ると、先に帰った女房と娘が、すぐそ
この自宅近くの信号で、「危ない人」に出会
ったというのです。
その人物は、酒に酔ったのか、フラフラとし
ながら、合わせた両手を左右にふりつつ信号
を待っていたそうです。

娘はそれを見て、
「危ない人がいるから、母さん向こう側か
 ら帰りましょう」
と女房ともども回り道をしたのです。
この話を聞いて、ほなさんは、
「そんな男には、近寄るんじゃないよ」
と言いました。

それから数日後、母と娘は、またその危険
な男に会ったそうです。
その時は二回目とあって、女房はその男に
隙をみせまいと睨んでいると、水銀灯の灯
りに照らし出された男は、見覚えのある風
采、くたびれたジャンパー、晒されたジー
パン、白髪まじりの薄い髪、、、、、。

はっとしました。

40周年同窓会(3)

2010年01月12日 | 日記
ここJクラシックは、プロのレギュラーツアー
資格をとる大会を開催する本格的なコースであ
り、以前に、松の木が一本もない日本離れした
コースとして紹介したことがありました。
ジャ○ボさんの設計監修のコースとして有名で
、他県にもまったく同じ感じのコースがあるそ
うです。

ほなさんの入った第一組は、地元銀行から関連
子会社の社長へ天下ったM君、超有名大医学部
卒で開業医のU君、商社勤めで大人しいが酒飲
みのK君です。日頃のほなさんがお付き合いし
ているリタイア組の健康ゴルフの面々(ジイサ
ン)とは少し異なるメンバーでありました。

銀行M君と医者U君が、医学界のことを話して
いましたが、ほなさんにはまったく異次元の会
話でありました。
医者とまともな会話ができるとは、銀行とはた
いしたもんだと思いました。ほなさんは、
「休みの日は講演にでかけるなんて、先生は売
 れっ子ですね。」
と言うのが精一杯で、これが彼との午前中の唯
一の会話でありました。

一方、年数回しか本コースに出れないほなさん
の異常な意気ごみに恐れを抱いたM君は、
「その鼻息にまけるー」
と言い、卒業以来はじめて会ったあとの二人は、
ほなさんの鼻息と腕をどうみたもんか迷ってい
るようでした。

誰かが幹事へ
「今日はどんなルール、6インチはある?」
と聞くまで、今日のコンペは、一同集めてとか
の説明もありませんが、これも同窓会の良いと
ころでしょう。いつの間にかスタートしてゆく
のです。

付いたキャディさんは、半年ちょっとのキャリ
アだそうで、ゴルフの経験もなく、いわゆる世
話係り、詳しいことは尋ねてもだめなようでし
た。
ゴルフバッグは駱駝に乗せそうな「Jクラ」の
スタートホールは、一番手の銀行社長のナイス
ショットからはじまりました。

40周年同窓会(2)

2010年01月10日 | 日記
あるゴルフ場で、幼馴染の男女のペアに会いま
した。ほなさんの記憶では、過去にどちらも会
ったことのある方だと思いました。

同級生らしい男女のペアなのですが、60代後半
ともなりますと、元気な女、かすんだ男という
印象になります。同級生なら圧倒的に女性がは
つらつとして周りに写るのは、これはもう仕方
ないことであります。

男は某有名会社の元役員さんだと伺いました。
本人曰く、数人で会社を立ち上げたので自然と
役員になり、株もたくさん持った、あんな大き
な会社になるとは思わなかったそうですが、確
かにその分野では世界的な企業になっています。

ところがそんな偉そうな顔もしていなく、どこ
か気の弱そうなどにでもいるジイさんであると
ころに好感もてました。それに反し女性は赤い
ウエアに身を包みさっそうと、
「○○君、行くわよ」
と、ジイさんを引き連れスタートして行きまし
た。スタートホールの緊張感が、一瞬で、幼馴
染というものはいいもんだという温かい空気に
変わり、場に居た人達の顔がほころびました。

次はTVの話。
沖縄に私立の夜間中学ができ、戦争で勉強でき
なかった人達(60代から80代)が、学んでい
るというドキュメンタリーがありました。見た
方もおられることでしょう。

夜間中学という学校ですが、参加してきた人達
は、戦争で小学校もろくにいけなかったそうで
す。ひとりのおばあちゃんが、
「夜間中学に入って、やっと同級生というもの
 に出会えた。同級生っていいもの」
だと、少女のような表情で、何度も”同級生”
という言葉を口にしたのが印象的でした。

酸いも甘いも噛み分けた大人の言葉が、ほなさ
んの心に響き、温かい涙が流れました。
こんなことを思い出しながら、Jクラシックで
コーヒーを飲んで待っていると、ゴルフ幹事が
「早いなぁ」
と朝の寒さに震えながらやってきました。
さてさて、見たことのある顔が集まってきまし
たぞ。

40周年同窓会(1)

2010年01月07日 | 日記
正月の2日に、地元高校の同窓会がありまし
た。5年間隔で、今年は卒業40年というこ
とから、百人を越える参加者になり、幹事さ
んもびっくりの大盛況でした。(幹事はご苦
労様)還暦前後が一番集まるんだそうですね。

集まった顔ぶれをみて、ほなさんは文系でし
たが、理系の高校だったんだと、40年経っ
て気付いたようなわけで、あまりにも自分の
認識が遅すぎました。
というのも、久しぶりに会った理系の輪に入
ると、まったく話が理解できません。頭の差
でありますな。自分のグラスを持ちそそくさ
と元の輪に帰りました。

それで同じクラスの最も仲良しだったH女史
の横に座らせてもらい、あれこれお話をしま
した。H女史は男女の垣根を意識しないで話
ができた女性で、気さくな面白い人でした。
繁華街にあったH女史の家は、パチンコの資
金が足りないから借りに行ったこともありま
した。出来の悪いクラスメートに押しかけら
れ、ご家族はハラハラしていたんじゃないで
しょうか。

スライドで母校の屋上が写れば、あそこでタ
バコ吸ったとか、授業をサボって遊んでいた
とか、学校時代はそんな記憶しかありません。
馬鹿をやった当時の仲間たちは、卒業以来会
うこともなく少し寂しいですね。

さて夜遅くまで飲み、翌日がゴルフ会という
日程に、いつもお世話になっている女子メン
バーに参加の予定を尋ねたら、
「私ら専業主婦だから連続では出れんわ」
という答えでした。

明日は3組だそうです。女子が入らないのに
いつもと同じ組数ということは、男子の知ら
ないメンバーが入るということです。これは
楽しみです。みなより少し早く帰宅し、明日
の準備しました。明日は寒いようです。

「ライオンたる由縁」

2010年01月04日 | 日記
ライオンの掲示板のある日のやりとりから抜粋


ライオンたる由縁 投稿者:ふぁみ

昨日~瑞浪高原・行ったことなかったので南回り放題
・・3回ぐるぐる練習してきました。白マークから52・5
3・55・・・あ~あ~ぁ・・(T.T)
なんと同じことを見事に3回するのであります(T.T)
さっきはこの番手で足りなかったから今度はこの番手と
か、もうすこしこちら方向で、とかあーしよう、こうし
ようと一生懸命打ってはみるものの・・結果同じ(T.T)・
なぜか・(ーー;)(ーー;)(ーー;)

keiko > ふぁみちゃん!お疲れちゃんm(__)m
3回目はお疲れしたのかな~??でも…安定しているとも
言える…??(●´艸`)

斗夢 > 私も、たかちゃんと何度か行ってますが思うよ
うに行かないコースです。前半はいいのですが6番辺りか
ら乱れて、思うようにスコアが伸びません。曜日によって
はショートコースと同程度の金額でプレーできるので、お
得感があります。ふぁみさん、機会がありましたらW夫婦
でご一緒しましょう。

keiko > おお!Wメオトで1組とは…簡単でええですね~
(@^▽^@)

pooh > 「高原」住人のpoohに言わせますと・・・「南」
は難しいっス(^^ゞ 案外「東・西」の方が易しいんです
よ。だから「南」で鍛えて他に行けば「ライオン」脱出
(^_^)v

ほなさん > ふぁみさん、
何度も周る!というフレーズに親しみを感じたものの、僕
はそのコース知らんし、カキコミをどうしようか迷ってま
した。
実はまったく同じです。いつものショートコースは3周し
ても結局一緒なんです。ナイスショットした後はダフルし、
朝は右に飛んだら次は左に飛ぶので、風景は同じでも同一
コースを周っている感覚はなく、ゴルフというのは良くで
きたスポーツだぁなんて、腕をほっといて感心してます。
パターが慣れる頃には、下半身がふらふらでショットが曲
がるんです。
平均の法則を口にしても、ぐやじいだけですし、「どうな
っとんのや、責任者出て来い!」と昇り詰めた最終グリー
ンで夕陽に向かって叫び、くたくたになって帰っております。
(2009/12/22 13:12)

keiko > ほなさん!(*≧∀≦)。゜(゜^∀^゜)゜。(●´艸`)
他人とは思えない(@^▽^@)(2009/12/22 18:31)

ほなさん > keikoさん、僕もそう思います。
人に産まれ変わる前、エイフリカの草原でお会いし、誰から
なくラブコールを送って皆から嫌われていたかしれませんし、
どっかの動物ショーでは、共に火の輪くぐりをしてたかもし
れませんて。(2009/12/22 19:04)

keiko > このなが~い歴史の間に平成の世、現代に同じに生
きていて全世界60億ともいわれる人口の中、同じサークル
でお会い出来るなんて=奇跡ですよね~っていうか…ほなさ
んのショートコースでの光景が目に浮かんできて=私もだな
~と思いまして…。゜(゜^∀^゜)゜。(2009/12/22 20:11)

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と、いうような感じなのですが、この火の輪くぐりのような
芸当、またやってやってしまいました。その話をば、、

明るさで幸せに

2010年01月04日 | 日記
今年のお正月は、まだ喪があけないので、ご
挨拶ができません、あしからずご了解くださ
いませ。

「お金は天下の周りもの」
と昔から言われておりますが、ほなさんの宅
に来てくれるお金様は、尋ねてきてくださって
も、滞在時間がやたら短いというか、お金の中
でも働き者で旅が好きな方ばかり来てくださる
ようで、
「いらっしゃい!」
と迎えたその日には、銀行へご案内し、
「行ってらっしゃい!お元気で」
ということになっております。

それで銀行というところへは、しょっちゅ
う用事があり、カードが苦手のほなさんは
カウンターの前で待ちつつ、備え付けの新
聞を読むことが多いのです。(雑誌や本な
ど貸してもらうこともあり)

家では経費の関係で読めないものを、試食
会のような気分で、ありがたく情報を仕入
れさせていただいております。

12月にJ・P・モルガンというアメリカの
有名会社の社長さんの談話が、日経新聞に
のっておりました。百年に一度という大不
況の中で日本という国を、客観的にみたら
どう見えるのか、とても興味を持ってよみ
ました。

日本人は働き者で教養もあるし、会社は世界
の中で有名で、技術でリードしている、だか
ら今はちょっと躓いただけなんだ、あとは、
目先の政策をきちんとやっていけば、自然と
回復するというのでした。

なるほど、そう見るのが自然のように思いま
した。なっとくです。
今の日本は、過去のミスを嘆いてばかりのよ
うな気がしました。そんなことは政府や偉い
方々に任せ、われわれ一般庶民は、運が呼び
込めるようにしたいですね。それには、明る
さが一番でしょう。

明るいところに福来る!
チャンスは明るいところ、楽しいところが大
好きなようです。日常が面白いわれわれの前
には、特にたくさんやってきているように思
いますね。ある偉い方から、ほなさんは強運
の持ち主だと言われました。あたしゃ、そん
な風に感じてなかったので驚きましたが。

カーネギーさんも言っておられるように、門は
必ず開きます。まぁもともと門は開くために人
が作ったものですから、開かなかったらそれは
欠陥品です。そんな門はメーカーに返しなさい。

ただ堅い門で開かないのは、壁ですから、それ
は乗り越えるか、回り道して行くしかありませ
ん。過去の壁は乗り越えてきたので、今度の壁
が高く厚い物だったら、「やっとここまで来た
か」、こんな高い壁に出くわしたというあなた
の自信を深めてくださいな。

赤ん坊が乗り越えられないような高い壁は、人
生では最初から出ないそうですからね。偉い人
が言うには、人間は過去の壁の高さでは満足し
ないそうで、苦労があるとすれば現在の己がそ
れを求めているんだそうですよ。
今年の壁が高ければ高いほど、記念物が毎日無
料で見れるんですから、それもありがたいこと
ですね。

高所恐怖症のほなさんは、高い壁は乗り越えず
に、遠回りしてゆくことにします。ところ変わ
れば景色も変わる、それも楽しみのひとつです。
楽しくワイワイ、
みなさまのご幸運を祈ってます。