ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

40周年同窓会(9)悪運尽きる

2010年01月24日 | 日記
パー5のロングホールですから、4打目でグリ
ーンオンさせることが、ほなさんの狙いであり
ました。
5打目がグリーンエッジでも十分OKなのです。
なにせ、すべてボギーならスコア90ですから
夢のようなスコアでありますし、そこから9打
ミスしてもまだ100切りです。

ほなさんは3打でグリーンを狙えるポジション
までやってきました。長いホールでありました
が「大事に、大事」とやってきたおかげで、池
にほおりこむことなく、うまく乗り切ってきた
のでした。

ところが70-80Y地点からグリーンを狙っ
た4打目は思いっっきりダブリ、半分ほどの距
離を飛んだものの、目の前の池にとうとう入れ
てしまったのでした。

今度も強運でなんとかなってくれ!という祈り
も通じず、あー、ザムネン至極、、。

頭は普通のショットをしようとしていたのに、
球を上げなければと身体は思ったのでしょう、
アッパースイングになり、突然左肩がドーンと
下がったのでした。その証拠に、アイアンのヘ
ッドは地面に突き刺さるかと思うほど、ボール
の手前に深い痕跡を残しておりました。

ここ一番、頭と身体はちぐはぐに、どちらも一
生懸命になるのです。プラスとマイナスの力が
引き合いをして、今回はマイナスが勝ったので
す。ほなさんのダフリ症は重症でした。

日頃休んでいる偉い役員のジイさんが、突如現
れ余計な仕事をするものだから、荒らされた仕
事を元に戻すために、現場は混乱するのです。
でもそのジイさんと現場のどちらも自分なので
すから、天を仰いでフーと息を吐き出すことし
かできません。そこには秋を思わせる高い空が
広がっていました。

40周年同窓会(8)悪運続き

2010年01月24日 | 日記
横道にそれてすみませんね。
でも道草をくうのは、ほなさんのいつものこと
で、思いつきで生きてるようなもんで家族から
も厭きられてます。

さて次の16番ホールのことでありました。
ここは150Y地点前後の30Yが池で遮断され、
木造の橋がかかっており、その池は300Yぐら
いまで左側に続いていました。ドライバーで打
つと、打ち損なって手前に落ちると池、芯で捕
らえても左に飛ぶとボールの落下地点は池にな
るというプレッシャーの強い形状です。

そしてさらに、左側の池が見えなくなったと思
ったら、右に曲がる部分の右側からだんだん池
が大きくなり、グリーン周りをガードしていま
した。もっとさらに念を入れるように、グリー
ン付近はバンカーが横に3個連なり、手前は池、
奥はバンカーという難しいホールです。

ほなさんは初めて来たとき、5アイアンでティー
ショットして橋の横に打ち込んでしまいました。
飛距離が足りなかったのでした。あの想い出を
忘れることができません。今日はドライバーで打
つことにしました。こういう性悪ホールを考えた
ジャ○ボさんをうらみつつ、、、。

「あっ!」
とほなさんと周りの人たちは、それぞれが小さな
声で叫びました。
ヘッドの下側に当たったほなさんのボールは、
池の手前側に落ち、そのまま池に飛び込むかと
思われた次のバウンドで、何か堅いものに当たっ
たのか、かろうじて池を飛び越え、さらにゴロゴ
ロとフェアウエイへと転がり出ました。

社長は、
「あんなのあるかいな、悪運の強い。」
とため息をつき、あとの二人は口に出すまでもな
く、飽きれた顔でありました。
ほなさんは、
「運が強いと言われてます。」
と強がりを言うのが精一杯、北風の中でも背中に
ひやりとしたものが流れたのでした。