ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ガッチガチだよ、ガッチガチ

2008年05月17日 | 日記
山と谷をゆくコースに比べ、池周りコース
は気分が落ち着きます。池に入れても1打
罰だが、谷に落とすと2打罰、そのルール
だけじゃなく、やはり静かな水の湖面は、
精神を平穏にするようだった。

TVで見たヨーロッパの貴族という人たちは、
静かな湖畔に別荘をもち、コーヒーをおい
しそうに飲んでいるものと思っている。
ただし、別荘まで持ち、メイドに入れさせ
たコーヒーがインスタントというのはどう
かと、ほなさんはツッコんでしまったが。

心は平穏であるから、ティーショットは見
事に50cmにつけたが、Mさんが3パットし
Tさんがカップを外しているのを見ていると
こちらもいつの間にか、ガッチガチになっ
てしまった。

実は、
「先に打ちますわ。」
とも思ったのだが、ボールの転がるライン
をさきに見せ、なんとかバーディをとらせ
てやりたい仲間の想いに、こちらから言い
出すことはできなかった。

「じゃぁ、ほなさんガンバリや!」
と二人の声援を受けてアドレスした。
若干70歳と60ウン歳の同伴者は、世の
中では落ち着いた年配者でも、ことゴルフ
になると、未だ少年の目をもっている。だ
からその視線が痛かった。
ほなさんは、先のラインを頭に叩き込んで
まっすぐ打った。

コン!
ボールは音をひとつ残して、ゆっくり転が
ってゆく。よい転がりだと思った。
ところがカップまでくると、やはり右の淵
をスーっと音も無く過ぎ、ワンカップ先で
停まった。
「あー、惜しいなぁ。」
とMさん。Tさんは、
「私らが、いやなものを見せてしもうたから」
と言った。

ほなさんは、
「いつもこうなんですわ。バーディは似合わ
んのです、私には。同じ方に外したんだから、
三人とも仲よしですなぁ。」
と、入れられなかった言い訳をした。
Mさんは、何度も嘆いてくれた。

こういう時、次からは、
「邪魔になるでしょうから、お先に。」
と、調子の良いリズムのまま、やってしまう
のがよいように思った。
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