「フラフラでございますわ」
だがあふれる期待に反して、不安が勝ってしまった。第1ホー
ル(510ヤード、パー5)は、13打もたたくことになった。これ
では前回と同じではないか、どこに練習の成果があるというの
だ。憤懣やるかたない気持ちでいっぱいだ。
2番ホール(405ヤード、パー4)は、瀬戸内海を眼下に豪快な
ショットを打つという設定で、ドラコン(ティーショットの飛ばし
を競う)のかかったホール。
数年ぶりにゴルフをするというO氏は、大きなクラブを使わず、
アイアンを2,3本肩にかついで、広いフェアウエイをのんびり
闊歩してゆく。練習する間もなかったと本人が語るように、ゴ
ルフ道具は手入れされることなく、昨日まで倉庫のどこかに押
し込められていたと想像できた。それでも、数年ぶりのプレー
を確かめながらする所作や、ゴルフそのものを楽しもうという
O氏の人柄があちこちに出て、とても好感が持てた。O氏は、
健康のためにと、この日とうとう最後までカートに乗らなかっ
た。(8打)
3番ホール(290ヤード、パー4)8打
4番ホール(151ヤード、パー3)6打
5番ホール(380ヤード、パー4)8打
6番ホール(181ヤード、パー3)7打
7番ホール(365ヤード、パー4)11打
8番ホール(410ヤード、パー4)7打
9番ホール(528ヤード、パー5)10打
ハーフトータルは、78打というサンザンな結果であった。
クラブハウスの入り口で、K夫人が
「もうフラフラでございますわ。」とおっしゃられたが、私自
身も全身びっしょりで、すぐさま更衣室で着替えてこなければ
食堂に入れないほどだった。
「ひろし」のポーズ
食堂に入ると、八分の入りで、どのテーブルもプレー談義の声
がざわついていた。後半スタートまで50分間の時間待ちと伝
えられ、食事と休憩をする。息子はK師匠とN社長のテーブル
にいた。親に似ず183cmで大食漢の彼は、何品も注文したのか
、テーブル狭しと置かれたものを一心に平らげている。
K師匠は1番ホールで出したOBを、その後のホールで取り返し、
N社長と切迫した勝負になっているようだった。後半戦にむか
って、二人の舌戦が始まっているみたいだ。私は自分のテーブ
ルでリフレッシュするつもりでいたが、ハーフ78という期待は
ずれの成績に、みんなに顔見向けできないでいた。さらに疲れ
がでていた。
コースデビューした6月は、てんぷらスイングが効を奏し、グリ
ーンに乗せることが予想より楽にできた。400ヤード、パー4の
コースなら、単純に100ヤードづつ4回打って、3回パットすれ
ば7打『トリプルボギー)で上がることができる。ところがどう
だ、パー4なら2倍の8打なら良いほうで、3倍ほどもたたいてし
まっている。練習したはずのアイアンが、昇りや下りのコース
に慣れない結果、OBになったり、グリーンをオーバーしたり
と、前より飛び始めたボールは、さらに困難な結果を招いてい
た。中途半端に当たるようになったので、手がつけられないハ
メになったのだ。もうクラブを持ってスイングすること自体が
不安だ。
というのも今日の私のスイングは、いつの頃からか、ひざを折
って、体を傾ける「五木ひろし」の熱唱ポーズに似てきている。
これで拳を握ったら「五木ひろし」そのものだ。クラブをボー
ルに当てなければ、という意識が強すぎて、ちょこんと当てに
いっているのだ。斜めに構えたかっこうでは、とてもまともな
球は飛ばない。でがけに、もう一度背筋を伸ばして、後半戦を
スタートした。
10番ホール(461ヤード、パー4)8打
だがあふれる期待に反して、不安が勝ってしまった。第1ホー
ル(510ヤード、パー5)は、13打もたたくことになった。これ
では前回と同じではないか、どこに練習の成果があるというの
だ。憤懣やるかたない気持ちでいっぱいだ。
2番ホール(405ヤード、パー4)は、瀬戸内海を眼下に豪快な
ショットを打つという設定で、ドラコン(ティーショットの飛ばし
を競う)のかかったホール。
数年ぶりにゴルフをするというO氏は、大きなクラブを使わず、
アイアンを2,3本肩にかついで、広いフェアウエイをのんびり
闊歩してゆく。練習する間もなかったと本人が語るように、ゴ
ルフ道具は手入れされることなく、昨日まで倉庫のどこかに押
し込められていたと想像できた。それでも、数年ぶりのプレー
を確かめながらする所作や、ゴルフそのものを楽しもうという
O氏の人柄があちこちに出て、とても好感が持てた。O氏は、
健康のためにと、この日とうとう最後までカートに乗らなかっ
た。(8打)
3番ホール(290ヤード、パー4)8打
4番ホール(151ヤード、パー3)6打
5番ホール(380ヤード、パー4)8打
6番ホール(181ヤード、パー3)7打
7番ホール(365ヤード、パー4)11打
8番ホール(410ヤード、パー4)7打
9番ホール(528ヤード、パー5)10打
ハーフトータルは、78打というサンザンな結果であった。
クラブハウスの入り口で、K夫人が
「もうフラフラでございますわ。」とおっしゃられたが、私自
身も全身びっしょりで、すぐさま更衣室で着替えてこなければ
食堂に入れないほどだった。
「ひろし」のポーズ
食堂に入ると、八分の入りで、どのテーブルもプレー談義の声
がざわついていた。後半スタートまで50分間の時間待ちと伝
えられ、食事と休憩をする。息子はK師匠とN社長のテーブル
にいた。親に似ず183cmで大食漢の彼は、何品も注文したのか
、テーブル狭しと置かれたものを一心に平らげている。
K師匠は1番ホールで出したOBを、その後のホールで取り返し、
N社長と切迫した勝負になっているようだった。後半戦にむか
って、二人の舌戦が始まっているみたいだ。私は自分のテーブ
ルでリフレッシュするつもりでいたが、ハーフ78という期待は
ずれの成績に、みんなに顔見向けできないでいた。さらに疲れ
がでていた。
コースデビューした6月は、てんぷらスイングが効を奏し、グリ
ーンに乗せることが予想より楽にできた。400ヤード、パー4の
コースなら、単純に100ヤードづつ4回打って、3回パットすれ
ば7打『トリプルボギー)で上がることができる。ところがどう
だ、パー4なら2倍の8打なら良いほうで、3倍ほどもたたいてし
まっている。練習したはずのアイアンが、昇りや下りのコース
に慣れない結果、OBになったり、グリーンをオーバーしたり
と、前より飛び始めたボールは、さらに困難な結果を招いてい
た。中途半端に当たるようになったので、手がつけられないハ
メになったのだ。もうクラブを持ってスイングすること自体が
不安だ。
というのも今日の私のスイングは、いつの頃からか、ひざを折
って、体を傾ける「五木ひろし」の熱唱ポーズに似てきている。
これで拳を握ったら「五木ひろし」そのものだ。クラブをボー
ルに当てなければ、という意識が強すぎて、ちょこんと当てに
いっているのだ。斜めに構えたかっこうでは、とてもまともな
球は飛ばない。でがけに、もう一度背筋を伸ばして、後半戦を
スタートした。
10番ホール(461ヤード、パー4)8打
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます