ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

長い友達(2)

2013年08月22日 | 日記
某氏、仮にBさんと呼ぶ。
彼は一流の大学の先生だ。ちなみに独身。
現在は県外で生活してるが、自宅には、年老いた母
が待っている。なかなか気さくなお母さんで、いま
だに意気軒昂のごようす。

Bさんは一度も結婚しなかった。
何が理由でそうなったのか知らないが、そういう浮
いた噂は耳にしなかった。それで、ほなさん夫婦は、
Bさんに一度は結婚生活をさせてやりたいと前から
考えていた。

あと数年で県外から帰ってくる自宅に、奥さんがい
たら、年老いた母と二人だけの沈んだ空気がなんと
華やぐことか、と想像したのだ。
母と二人の生活でも悪くはないが、シニアの息子と
母という組み合わせから、華やいだ声は産まれそう
にない。おせっかいをしなければ、と半ば使命感か
らはじまった。

気にかけて数年、ふとしたことから、彼より10歳も
若い美人の女性と巡り合うことができた。バツ1だ
が、子供はほぼ片付き、子供の意見も再婚に賛成し
てるし、本人は健康で闊達な方だ。
話し込むと、ほなさん夫婦の紹介なら、会ってもよ
いと言われた。しかも地元を離れることもよいとい
う。
こういう条件の折り合う方は今までに居なかった。

美人だけど、おきゃんな性格は親しみ易さを感じる
女性で、この女性をうBさんに見せるなら、
「イチコロ!」
で落ちることは間違いない、と思われた。
ほなさんはBさんに、本気で見合いをするかどうか、
二度念押しをした。

今日は、Bさんのシャツの下から肌着の袖口のゴム
が見えている。生活感丸出しだ。独りぐらしのノン
キで気ままなだけで、いかに色気の無い生活を送っ
ているかが透けてみえた。かつてなかった老けよう
だ。
これは急がないといけないとほなさん夫婦は思った。

Bさんは本気で結婚を考えるというので、簡単な経
歴などを書いた「」と写真を期限をきって
お願いした。

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