ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ほなさんのシニア通信(1)

2017年01月31日 | 日記
去年の暮も押し迫ったころ、自民党の一番人気、
小泉進次郎さんがニュースインタビューでこう
言いました。
「2007年に日本に産まれた子供の50%は107歳
 まで生きる。だから日本人は100歳まで生きる
 という前提で考えなくちゃならない。(要約)」

確率によると、日本に産まれた半分の子が、なんと
100歳以上生きるんだそうです!(平均寿命であり
ません。)そうなると政治家として、年金や医療
などの国の設計図からやりかえなくちゃいけない
時代が来ている、と小泉さんは言いたかったよう
です。

これは現在ベストセラーになっているイギリス人
学者の本からの引用でした。
「ライフシフト 100年時代の人生戦略」
           (税別1800円東洋経済)
私も正月休みに読んでみました。
日本の高齢化が世界中に例のないほど急激にすすむ
「シニアインパクト」は、みなさんご存知の通りで
す。この「ライフシフト」という本は、その後の続
編のような話でありました。

昭和31年の日本人の平均寿命は、男子63歳でした。
それが今は80歳を越えています。私の歳(65歳)な
らもう死んでいます。現在100歳の日本人が産まれた
100年前は、100歳まで生きる確率は1%でしたから、
この人を対象に制度を作る必要はありませんでした。

一方でシニア世代の元気が異なります。寿命の伸び
は、すなわち「健康寿命が伸びて」きたのでした。
健康への意識、食生活、医療環境などが大きく変わ
ってきて寿命が伸びているのですが、その結果は、
いろんなところへ波及効果を及ぼします。どんな未
来が待っているかは誰にも予測できませんが、
「学業の時代、就職・仕事の時代、リタイヤの時代」
という同世代が横並びで進む3段階パターンは、もう
通用しないと作者は書いています。

リタイヤしてからまた学校に行く3.5段階パター
ンもあるでしょうし、またそれで仕事に就く4段階
パターンもすでにあります。未来予測はできないけ
れど、もうすでに始まっているんでしょうね。暇が
あればぜひお読みください。

最後にあくまで私見に過ぎませんが、
日本の人口は減っており、一年で区切ると消費は減
るように見えますが、一生で区切ると寿命の伸びた
分だけ消費は増えるんじゃないかな、と。
やり方次第では、意外と日本の先行きも悪くないよ
うに思えてくるのは、私だけでしょうか。

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