ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

ヤマハ銀座ホール『オープニング・ジャズ・フェスタ』の演奏がすばらしかった、特にトランペットの原朋直

2010年02月28日 23時25分25秒 | CD&コンサートレビュー
さて、ヤマハ銀座店のリニューアルオープンの日の開催された、ヤマハ銀座ホール『オープニング・ジャズ・フェスタ』。

メンバーは

塩谷哲(Pf)、原朋直(Tp)、中川英二郎(Tb) 、三木俊雄(Tenor Sax) 、寺久保エレナ(Alto Sax) 、高橋信之介(Drum)、中村健吾(Bass)。

なんといっても、このメンバーがすごい。

次世代を担う中堅、という説明書きがどこかにあったが、
それは違うと思う。ネームバリューそのほかの付加価値を
外して実力だけで見れば、
いま日本のジャズ界の最高峰たちと言っていいのではないか。

一人ひとり、一日ずつ語りたいぐらい素晴らしいんだが、
まずは、ぼくのトランペットの師匠でもある
原朋直さんについて。
これがまた、音色もフレーズも、充実、脂の乗り切った演奏。
素晴らしかった。音色は、ますますダークで重く、どこまでも深い。
フレーズは、深くて深遠。

この日演奏した原さんのオリジナル曲は、
まあ渋いことカッコいいこと。
ちょっとマイルスへの憧憬もかんじさせつつ。
常に進化する原さんのすごさを感じた。
ちなみに小指が立っていたのは
オカマではなくて、なるべく楽器を唇にプレスしないように
吹くための一つの手法であることを、レッスンで教わっていたが
あそこまでまったく小指をかけないのものすごい。
こういうふうに、トップのミュージシャンなのに
リスクをとりながら、もっともっと音楽を深めるために
挑戦し続けて進化し続けるところも、すごい。

この最良の響きを持つホールで、原朋直さんの音を聴くっていうのは
ものすごく幸せなことでありました。

SOLID BRASS
村田陽一,ERIC宮城,原朋直,菅坡雅彦,本田雅人,竹野昌邦,山本拓夫,関島岳郎,佐藤潔,村上“ポンタ”秀一
ウ゛ィウ゛ィト゛・サウント゛

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Smilin’
ユキ・アリマサ,佐藤“ハチ”恭彦,セシル・モンロー,小島勉,原朋直,JOE,小沼ようすけ
ビクターエンタテインメント

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LET’S
原朋直,ピーター・ミケリッチ,ポール・ギル,ケニー・ワシントン
キングレコード

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MACLAREN with Kids meet Jazz !
ユキアリマサ,スティーブ・サックス,原朋直,城戸夕果,有田純弘,片岡雄三,太田朱美,佐藤“ハチ”恭彦
Geneon =music=

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RUMINATION
高橋信之介,山下洋輔,今泉正明,ユキ・アリマサ,納浩一,水谷浩章,原朋直,香取良彦,佐藤達哉
イーストワークスエンタテインメント

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石川秀明さんの高円寺Rootsライブを観た

2010年02月28日 12時22分13秒 | CD&コンサートレビュー
今日は雨の中、東京マラソン。
だが、それ以前に、チリの地震は大丈夫なのだろうか。
いや、大丈夫じゃない。
各地に津波の被害も起きている。
昨夜は石川さんの高円寺ライブ。すごくよかった。
ギターの音が奇麗で、歌が以前よりもっと素晴らしくなっており、
ギター一本で、浜松から来て、アウェイで客の心をがっしりつかむ。
アマチュアミュージシャンの鑑です。
爪の垢をいただかないと。

高田馬場の歌、al green版、最高でした。

石川秀明さんの
公式ホームページはこちらです。
http://theblackbass.com/

鍋ふとん作戦会議、都内某所で緊急開催!

2010年02月27日 22時22分14秒 | Photo&エッセイ
先日都内某所で、なべぶとんの作戦会議が開催されました。
他の案件もあり、いや、なかなか楽しい企みが出来そうです。

なべぶとんは、なべをふとんに入れてさめないように料理する
保温調理用品のおふとんです。

詳しくは私の高校の後輩でもある
生田さんの【鍋ふとん.com】をごらんください。
http://www.nabe-futon.com/

ヤマハ銀座ビル、オープン日に出かけてきました。

2010年02月27日 21時56分55秒 | Photo&エッセイ
昨日、つまり2月26日(金曜日)は、
オリンピックで浅田真央ちゃんが銀メダルをとった日ですが、
ヤマハ銀座ビルがオープンした日でもありました。
オープン日の夜、ヤマハ銀座ビルにあるヤマハ銀座ホールのこけら落としの
コンサートに行ってきました。
というのも、私のトランペットの師匠である原朋直さんが
出演するからでありました。

出演者は、なんと
塩谷哲(Pf)、原朋直(Tp)、中川英二郎(Tb) 、三木俊雄(Tenor Sax) 、寺久保エレナ(Alto Sax) 、高橋信之介(Drum)、中村健吾(Bass)
とまぁ、ジャズが分かる方ならおわかりいただけるでしょう、
実質上日本のトップミュージシャンです。

チケットも無事に購入でき、銀座に出かけていくと、
前のヤマハ銀座店があった場所に、
こんなに素敵なビルが出来上がっておりました。
もう、館内も大入り満員でございました。

素晴らしいし、華やかだし、いや、よかったよかった。

コンサートのお話は明日に続きます。

ヤマハ銀座ビルのホームページはこちら。いろんな話が載っていて
おもしろいですが、特にホールの音響の話が面白いです。
http://www.yamaha.co.jp/yamahaginza/index.html

こちら、一階に入ったところに展示されている
豪華絢爛なピアノです。


GA HOUSES―世界の住宅〈No.100〉

エーディーエーエディタトーキョー

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GA JAPAN〈100〉

エーディーエーエディタトーキョー

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今日はファミリーバンド「ビッキーズ」の練習。

2010年02月27日 13時07分37秒 | BAND
土曜日はだらだらと朝方まで仕事したりネットサーフしたり。深夜労働の効率って非常に悪いので、やっぱり、きっぱり諦めよう。土日はしっかり遊ぼう。ということで今日はファミリーバンド「ビッキーズ」の練習。3月13日の昼間、歌舞伎町のライブハウス「ゴールデンエッグ」で演奏予定です。

良かったら遊びに来てください。

ツイーター的な投稿のトライアルでした。

矢野顕子さんの新作CD 『音楽堂』のトレーラーを見た。 やっぱり素晴らしい。 何度見ても。

2010年02月27日 00時34分01秒 | a complaint free
音楽堂
吉野金次
ヤマハミュージックコミュニケーションズ

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再び、矢野顕子さんの新作CD
『音楽堂』のトレーラーを見た。
やっぱり素晴らしい。
何度見ても。

こちらで見られます。
http://www.1101.com/ongakudo/2010-02-03.html#movie%3Cbr%20/%3E

矢野顕子が天才であることは
デビューしたときから俺にとっては明らかだったが
(いまでも初めて聞いた時のことは覚えている。オールナイトニッポンだ。)
録る男、弾く女。というコピーがこのムービーに出てくるが、
吉野金次さん、凄い。エンジニアの域は遥かに超えている。
日本の音楽における吉野金次の存在は
トム・ダウドのそれである。
トム・ダウド いとしのレイラをミックスした男 [DVD]

アップリンク

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僕は4分50秒のところで矢野さんが言っている
「だめだ、上手く弾こうとしている」という
自分へのダメだしが、物凄く響いた。
物凄い。

これはプロだろうが、アマチュアだろうが、
あらゆる演奏家全員が、胸に刻むべき言葉だろう。

上手く弾こうとしてはいけないのだ。
本当は、あたりまえだ。
音楽をしているのであって
上手く弾こうとしてるのではないのだ。
発表会じゃ、ないんだよ。音楽は。
心を動かすことなんだよ、音楽は。


そうだ、このCDはもう発売されているんだった。

さっそく買いに行こう。
コリーヌ・ベイリー・リーの新しいアルバムも一緒に買おう!
あの日の海

EMIミュージックジャパン

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462万円のテレキャスターは、欲しいですか?

2010年02月26日 23時39分50秒 | Photo&エッセイ
462万円のテレキャスターを見かけました。
ここまで高いと、ほしくないです。
弾けないでしょ。

フェンダーって、工芸品ではなく
工業製品っぽいプロダクツだからいいのにな。

レオ・フェンダーは、
フェンダーでもMusicmanでも
G&Lでも、モデルごとに値段の違いはあるけど、
同じモデルでの高級品ラインみたいなものはつくらなかった。

その後、カスタムショップとか
そういうのができてきたのよね。

それにしても
エレキで、これは、ちょっと高すぎると思います。

Live Stock

Polydor

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A Street Called Straight

Wounded Bird

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Cruisin' Deuces

Elektra

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Essential Listening 1

Hightone Records

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自由劇場の『上海バンスキング』に行ってきました。

2010年02月25日 20時03分57秒 | CD&コンサートレビュー
bunkamuraシアタコクーンで現在上演中の、
自由劇場の『上海バンスキング』に行ってきました。

今回は16年ぶりの再演で、
いまや売れっ子揃いとなった自由劇場の面々が
勢揃いしています。いや、これはどれだけスケジューリングが大変だったんだろう、と思いますよ。
しかもみなさん、台詞の演技だけでなく、楽器も演奏しなくちゃいけないですからね。

思ったよりみなさん楽器が上手くて、驚きました。
トランペットとか、プロのトランペッターとは違うけど、
ちょっとやそっとじゃ、あれだけふけるようにはなりません。
しかも、演技しながらですからね……。

吉田日出子さんの歌も、まぁ素晴らしいこと。声も通るし。
ストーリーはなどはみなさんご存じでしょうし、
語るのはヤボだと思いますので、割愛。
円熟の演技人のみなさんの素晴らしい演技とアンサンブルを
じっくり堪能させてもらいました。

上海バンスキングのホームページはこちら
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_10_bansking.html

ちなみに僕の幼稚園から高校までずっと一緒でバンドもやっていた友人、
花島英三郎(トロンボーン)がミュージシャンとして出演しています。
単なる友人の僕ですが、鼻高々ですよ。
いい演奏してたなー。

ぜひ、みなさん、オススメします。

上海バンスキング [DVD]

松竹ホームビデオ

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吉田日出子/上海バンスキング ツイン・ベスト

ハイブライト

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上海バンスキング

DAIKI

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吉田日出子 ショートボート・イヤーズ

アブソードミュージックジャパン

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toeの新作「For Long Tomorrow」は、すごくいいと思う。

2010年02月24日 09時47分56秒 | CD&コンサートレビュー
For Long Tomorrow

スリーディーシステム

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AMAZONも好きだけど、タワーレコードも好きだ!


たしかにアマゾンは便利だし、日本にないCDをアメリカのアマゾンから買うことだってできる。

でも、提案力のあるCDショップ、信頼できるCDショップの推薦でCDを買うのは大好きだし、試聴だって気軽に出来る、ジャケット買いや、なんかいい感じがするという買い方がないと、知らない音楽を自分のものにしていくことができない。

特にもう学生じゃないからさ、なかなか友達から
新しいCDの話を聞いたりとかすることも少ない。
だから、タワーで話題になっているCDなんかを
日がな一日、とはいかないが、
小一時間ぐらいタワーで過ごす時間は、
至福の時間なのであった。

さて、このtoeは
日本のロックバンドだが
ポストロックといわれるジャンルのロックで
歌がない。でもとてもロックである。
いわゆるインストでもない。

ロックなインストっていうと
ジェフ・ベックのワイヤードとか
スピニング・トウ・ホールド
(クリエイション!古い!でも今でも最高にかっこいい)
高中のギターものとかを
連想するかも知れないけど
ある技巧を伴ったソロがメインというわけでもない。
もっとサウンド全体を見せるモノで
テクスチャーがあり、でもロックの本質は
むしろ顕わになっているもの。

パンクやニューウェイブを超えたポストロックと呼ぶにふさわしい。
僕は彼らの前作、牛の顔のやつをタワーのリコメンドで買ってみて
大変感銘を受けた、かっこよかった。
ああ、こういうやりかたもあるんだ、と思った。
何度も、ほんとうに何度も聞いたアルバムだ。

そして新譜がでた。
タワー渋谷に敬意を表して、アマゾンで買わずに、
わざわざ渋谷に出かけて買おうと。
で、この冒頭のディスプレイがあった。
やっぱり、大プッシュしている!
さすがだな、と思った。

そうだな、月に一度は
忙しかろうが何だろうが、
渋谷のいタワーレコードで
二、三時間過ごす時間を作ろうと思う。
そして、できるだけ
CDを買おうと思うのだった。

というのも、あなたが想像している以上にずっと
CDは売れていないのであるのよ。
今度、そのことについて書きます。

the book about my idle plot on a vague anxiety
toe,toe,osumi aka big o
CATUNE

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For Long Tomorrow

スリーディーシステム

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an anxious object
mouse on the keys
スリーディーシステム

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リナックスを作ったリーナス トーバルズ著「それがぼくには楽しかったから 」を読んだ

2010年02月24日 09時37分27秒 | レバレッジリーディング
それがぼくには楽しかったから (小プロ・ブックス)
リーナス トーバルズ,デビッド ダイヤモンド
小学館プロダクション

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リーナス。
乱雑なベッドルームでリナックスを作った学生。
それがマイクロソフトを脅かしている。
その原動力はお金でも名誉でもなく。
ただ楽しかったから。
同じ思いのプログラマーたちが、
お金のためでなくリナックスをどんどん改良していった。

マイクロソフトのビル・ゲイツが、
どうして優秀なプログラマーがただでプログラミングするヒマがあるのか
理解できなかったという。アップルのジョブスも基本的には同じ地平だ。
しかし、ソフトウェアのように知的労働だけで作れるモノなら(?)
(!いや、それだけではないのかも!)いまや人はお金のためでなくアクションする、
ということを、このリナックスはしめしている。

リナックスというオープンソースのパラダイムの新しさは、ここにある。
それからお金からフリーであること、
そして衆人の知恵を結集するということだ。
中央集権的でない、フラットなあり方。

これは、旧来の経済的なモーメントでは理解できないことだが、
これは確実に起きているし、
これからの世の中のモーメントを理解することになるだろう。

多少なりとも生存が保証された社会では
お金は最大の原動力にはならない。
人は情熱に駆り立てられた時に最高の仕事をするモノだ。
楽しんでいる時も同じだ。
オープンソースモデルは人々に情熱的な生活を送るチャンスを与える。
楽しむチャンスも。(本文より)


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会

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日経 Linux ( リナックス ) 2010年 03月号 [雑誌]

日経BP出版センター

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リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神
ペッカ ヒマネン,リーナス トーバルズ,マニュエル カステル
河出書房新社

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オープンソースソフトウェア―彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか
クリス ディボナ,マーク ストーン,サム オックマン
オライリー・ジャパン

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インターネット広告が新聞広告を抜いた。 2009年の日本の広告費は5兆9222億円だったそうだ。

2010年02月23日 20時35分19秒 | 覚えておくべき数字 Numbers to Remember
電通のプレスリリースによれば、
ついにインターネット広告が新聞広告を抜いた。
2009年の日本の広告費は5兆9222億円だったそうだ。
これは二年連続での減少である。

広告が終わるかも知れない、とは思わないが
いわゆる4マスをつかった、ハイセンスで、ハイグレードな
つまり夢のようなライフスタイルを広告のエンジンとするものは、
やっぱりそろそろ終焉を迎えつつあるのではないだろうか、
というのが、私が最近感じることである。
もちろんこれは仮説だが。



ちなみに広告の総額は、いわゆるマス広告以外にも
交通広告やビルボードなど色んなモノが入っているので
この表の各項目を足しても5兆9222億円にはなりません。

ちなみにこの項目絵を円グラフにしてみた。



俺の予想だと、いまテレビが半分あるが、
このテレビCMの比率はもっと減る、と思う。

電通のプレスリリースはこちらです。↓
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010020-0222.pdf


広告白書〈2009〉

日経広告研究所

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ネット広告白書 2010

インプレスR&D

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広告コピーってこう書くんだ!読本
谷山 雅計
宣伝会議

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広告新時代 ネット×広告の素敵な関係 (電通選書)
植村 祐嗣,小野 裕三,日高 靖,新谷 哲也,杉浦 友彦,岩田 正樹
朝日新聞出版

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脱広告・超PR―広告を信じなくなった消費者を動かす「連鎖型」IMC
山田 まさる
ダイヤモンド社

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小滝橋通り、はやし屋といえばつけ麺の老舗

2010年02月23日 00時11分59秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
小滝橋通り、はやし屋といえばつけ麺の老舗であって、
10年以上も前、まだつけ麺がこんなにはやる前に行って
当時、美味しくて感心した店だった。

ひょんなきっかけで再訪。
たぶん味は変わっていない。
まじめで誠実な美味しさで、なかなかの美味でした。

が、なにか、こう、普通な感じ。

これ、ときわ台の白クマの再訪時も思ったんだが
ひょっとして、つけ麺が増え、アベレージもあがった結果、
以前と同じだとしても、レベル全体に底上げされていて、
そこそこのものは割と食べることができるようになった今、
ちょっとまえのサハラ砂漠にオアシス、のようなつけ麺状況が
変わったのではないか。

つまり、日ごろの私の努力のかいがあり、
コンビニでもつけ麺があり、
新しいおしゃれなつけ麺屋がはやる今、
そこそこで誠実なだけでは、
前のように「スゴイ」にはらなないのではないかと
思うのであった。

そうおもうと、いまだに凄いと思わせる
丸長桜台および目白って、ほんとうに突出しているのだなと
感慨を深めるのであります。






ちなみに私のつけ麺研究の成果であります、つけ麺ジャンキーズは
こんなエントリーです(一部餃子、そのほかもありますが)
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/0e138b03f60ae7a3d10f487f27197a3a
ぜひごらんください。

つけ麺マップ 東京・埼玉・神奈川〈1〉

幹書房

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つけ麺・まぜ麺マップ 東京 埼玉 神奈川 千葉
跡部 泰正
幹書房

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噂のつけめん〈2009〉―噂のラーメン特別編 首都圏版

日本出版社

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札幌の名店60選 行きつけにしたい西洋麺屋 (MG BOOKS)

エムジー・コーポレーション

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マイケル・ムーア監督の映画「キャピタリズム マネーは踊る」を見た

2010年02月22日 16時57分14秒 | 映画レビュー
NHK特集などの「ちゃんとしたドキュメンタリー」を見慣れていると、
マイケル・ムーアの手法はちょっと「引いてしまう」ものかもしれない。
というか、俺は一瞬そう思った。
でも、実は物事というのは新聞や報道記事に書いてあるように
フラットに起きるのではない。
誰にとっても私的に起こるものであって、
それこそが、ドキュメンタリーなのだろう。
マイケル・ムーアは、自動車会社に働いていた自分の父まで動員して
空き地になった場所に赴いてあそこには何があった、とか
言わせている。これがリアリティを呼ぶのだ。

さて、キャピタリズム。
つまり資本主義について。
アメリカは、まさに資本主義がもっとも進化した場所であるはずだが
これをみて驚愕するのは、アメリカは民主主義の国ではあるが、
資本主義の国ではなくなりつつあるのかもしれない、と思えるところだ。

アメリカは宗教的な国として有名だが、
教会の牧師たちは、口を極めて「資本主義は悪魔の手先」とまで言っていた。

金融資本と合体した最も高度資本主義が、
一体何をもたらすのか、という実験がいまアメリカで行われている、
そう考えてもいいのかも知れないのだ。

そして信じられないことに、この映画では
アメリカは社会主義(民主社会主義)の道をとってもいい、という
考え方もあるらしい。

マッカーシーのアカ狩り以来、社会主義者は物凄く侮辱的な呼称だと思っていたけど
もはやアメリカでは、民主主義の終焉と共に、社会主義という言葉が
ポツポツと出てきているようだった。


感動的だったのは、ストライキをはじめた工場での女性の発言だった。
「なにをやってもどうせうまくいかない、と思っていた私たちにとって、
(ストライキで)何かを変えられる、と大きな進歩なの」
というようなことを言っていたけど、これは非常に重みがあった。
ある意味で資本主義が覆い隠していた民主主義が、
資本主義の危機と共に、その本質をまた輝かせ始めたのかも。

以下、映画に責任はなく俺の考え。

●産業革命は大量の労働者を生み出したが、彼らは考えてはいけない、
考えないように仕事をどんどんさせられていった。
そして学校教育はそれを肯定するモノだった。
しかし情報革命以降、知的労働者は自らの考えで高効率な仕事をし、
知的に怠惰な労働者は、その場所、企業、仕事に拘束されて
時間単価の安い仕事をするしかない。

●人類の歴史上永続した制度がないことからも明らかなように、
資本主義もやがて次の体制に取って代わられるだろう。
いままでそれは想像上の話に過ぎなかったが、
21世紀は、資本主義が終演する時代になるのかも知れない。
ではポスト資本主義とは何なのか。
それは、非常に難しいつかみにくい問題だが、
気づいた人から、新しい時代に入っていける、
ウルトラクイズの飛行場での問題のように、
解けたモノだけが、新しい天地に向かえるような
そんなものであるような気がする。

とにかく、マイケル・ムーアショーといえるような
過剰でやりすぎの場面もある映画だが、
問題は、この映画を見終わった後で、
資本主義と、ポスト資本主義について
どこまで考えることができるか、が勝負となる。
非常に深みのある問題提起をもったいい映画だと思います。

ぜひご覧ください。
おすすめします。

<★★★☆☆>

予告編も見られるキャピタリズムの公式ホームページは以下です。
http://www.capitalism.jp/


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