あー、昨日の続きです。
仕事で編集長をやっているヤマハホームページ「おとなを、休む日」で、パラダイス山元氏にインタビューをしてきたのですが、もう最高に面白く、しかもマンボ的なるものへの追求が、決して受けねらいなどではなく、超芸術トマソンのように高尚で深みがあり、厳しくもありユーモラスでもあることを言外に示唆され、目から鱗が落ちるとはこのことかと……。
さて、深い啓示に満ちた取材を終え、後ろ髪を引かれつつもお別れを告げて撤収しようとしたところで、山元氏から「急ぎますか」というお言葉、なんのことかなと思いつつ振り返ると、すでに山元氏は「餃子王」の顔になっていた。「餃子を食べていきませんか、包むところからなので20分ぐらいですが、と」。えー、これはまさに信じ難いほどの僥倖である。芸能界一といわれる美味さの餃子が食べられるというわけであり、いやひょっとしたら日本一かもね。しかもこれは仮に大金を積んだとしても食べられるものではない。なんといっても山元氏の事務所は臨時にしか開業しない会員制餃子屋でもあり、そこでしか食すことができぬのだ。その名を「荻窪餃子 蔓餃苑」といって、会員にしか場所はおろか、開店日も公開されない。といってもめったに営業しない。そ、そんな餃子をいきなり食べさせてもらえることになったわけです。これは僥倖以外の何モノでもない、いや導きというべきか。
で、いただいたわけですが、ほんとうに美味しかった。同席したカメラマン、助手、サイトのプロデューサー、そして私の4人(用事で帰られた三上さん、ほんとに惜しいことしましたね)ともに、その味には驚きだった。特徴的なのはセロリが使われていたこと、これは食べて気がついた。あとは肉そのものが旨い。これは挽肉を買うのではなく自分で肉を挽く、というお話し。しかしそれだけではなく、なんと隠し味は所ジョージが広告するところの栄養ドリンク「ゼナ」である。そーなんです、あのゼナですよ。あれを餃子の餡に入れる。なんと生薬17種類の漢方系だそうで、へー、この複雑でハーブっぽい感じはそれだったんですね。
山元氏は、よく焼けた普通のパターンのものに加え、「ちょっとレアめ」の焼きのものも出してくれたんですが、レアめのものを食べたらみんな驚いた、僕は小籠包(しょうろんぽう)を思い出した。もちもちであり、アツアツである。最初はよく焼けたやつをみんなでバンバン食べていたわけだが、レアのほうがでてくると、これもいいなぁと。結局大皿二皿分があっという間にみんなの胃袋に消えた。
と、そのとき、なんとデザートが、しかも餃子ででてきて、これがまた信じられないほどの美味だった。あんこを包んだ餃子であり、油を使わずに焼かれている。非常に上品な和菓子のようだ。うまかったー。
それにしても、それにしても、山元氏はすさまじい粋人。圧倒されてしまいました。ぼくももうちょっと頑張ろうと思います、マンボな感じで。
レア焼きの餃子王の二の皿餃子(左)非常にもちもちとして美味しい
これが想像を超える美味しさ、あんこ餃子である(右)
必殺の隠し味が、ゼナである。(左)
家元、いや餃子王みずからサーブしていただける幸せ(右)
仕事で編集長をやっているヤマハホームページ「おとなを、休む日」で、パラダイス山元氏にインタビューをしてきたのですが、もう最高に面白く、しかもマンボ的なるものへの追求が、決して受けねらいなどではなく、超芸術トマソンのように高尚で深みがあり、厳しくもありユーモラスでもあることを言外に示唆され、目から鱗が落ちるとはこのことかと……。
さて、深い啓示に満ちた取材を終え、後ろ髪を引かれつつもお別れを告げて撤収しようとしたところで、山元氏から「急ぎますか」というお言葉、なんのことかなと思いつつ振り返ると、すでに山元氏は「餃子王」の顔になっていた。「餃子を食べていきませんか、包むところからなので20分ぐらいですが、と」。えー、これはまさに信じ難いほどの僥倖である。芸能界一といわれる美味さの餃子が食べられるというわけであり、いやひょっとしたら日本一かもね。しかもこれは仮に大金を積んだとしても食べられるものではない。なんといっても山元氏の事務所は臨時にしか開業しない会員制餃子屋でもあり、そこでしか食すことができぬのだ。その名を「荻窪餃子 蔓餃苑」といって、会員にしか場所はおろか、開店日も公開されない。といってもめったに営業しない。そ、そんな餃子をいきなり食べさせてもらえることになったわけです。これは僥倖以外の何モノでもない、いや導きというべきか。
で、いただいたわけですが、ほんとうに美味しかった。同席したカメラマン、助手、サイトのプロデューサー、そして私の4人(用事で帰られた三上さん、ほんとに惜しいことしましたね)ともに、その味には驚きだった。特徴的なのはセロリが使われていたこと、これは食べて気がついた。あとは肉そのものが旨い。これは挽肉を買うのではなく自分で肉を挽く、というお話し。しかしそれだけではなく、なんと隠し味は所ジョージが広告するところの栄養ドリンク「ゼナ」である。そーなんです、あのゼナですよ。あれを餃子の餡に入れる。なんと生薬17種類の漢方系だそうで、へー、この複雑でハーブっぽい感じはそれだったんですね。
山元氏は、よく焼けた普通のパターンのものに加え、「ちょっとレアめ」の焼きのものも出してくれたんですが、レアめのものを食べたらみんな驚いた、僕は小籠包(しょうろんぽう)を思い出した。もちもちであり、アツアツである。最初はよく焼けたやつをみんなでバンバン食べていたわけだが、レアのほうがでてくると、これもいいなぁと。結局大皿二皿分があっという間にみんなの胃袋に消えた。
と、そのとき、なんとデザートが、しかも餃子ででてきて、これがまた信じられないほどの美味だった。あんこを包んだ餃子であり、油を使わずに焼かれている。非常に上品な和菓子のようだ。うまかったー。
それにしても、それにしても、山元氏はすさまじい粋人。圧倒されてしまいました。ぼくももうちょっと頑張ろうと思います、マンボな感じで。
レア焼きの餃子王の二の皿餃子(左)非常にもちもちとして美味しい
これが想像を超える美味しさ、あんこ餃子である(右)
必殺の隠し味が、ゼナである。(左)
家元、いや餃子王みずからサーブしていただける幸せ(右)