ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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リナックスを作ったリーナス トーバルズ著「それがぼくには楽しかったから 」を読んだ

2010年02月24日 09時37分27秒 | レバレッジリーディング
それがぼくには楽しかったから (小プロ・ブックス)
リーナス トーバルズ,デビッド ダイヤモンド
小学館プロダクション

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リーナス。
乱雑なベッドルームでリナックスを作った学生。
それがマイクロソフトを脅かしている。
その原動力はお金でも名誉でもなく。
ただ楽しかったから。
同じ思いのプログラマーたちが、
お金のためでなくリナックスをどんどん改良していった。

マイクロソフトのビル・ゲイツが、
どうして優秀なプログラマーがただでプログラミングするヒマがあるのか
理解できなかったという。アップルのジョブスも基本的には同じ地平だ。
しかし、ソフトウェアのように知的労働だけで作れるモノなら(?)
(!いや、それだけではないのかも!)いまや人はお金のためでなくアクションする、
ということを、このリナックスはしめしている。

リナックスというオープンソースのパラダイムの新しさは、ここにある。
それからお金からフリーであること、
そして衆人の知恵を結集するということだ。
中央集権的でない、フラットなあり方。

これは、旧来の経済的なモーメントでは理解できないことだが、
これは確実に起きているし、
これからの世の中のモーメントを理解することになるだろう。

多少なりとも生存が保証された社会では
お金は最大の原動力にはならない。
人は情熱に駆り立てられた時に最高の仕事をするモノだ。
楽しんでいる時も同じだ。
オープンソースモデルは人々に情熱的な生活を送るチャンスを与える。
楽しむチャンスも。(本文より)


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
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