ミスター・ピーノの見るが勝ち通信 その16です。
イケヤの知人のピーノさんが
いつも私を含めたご友人の方に送られているメルマガのお裾分けシリーズ。
『ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】』です。
海外滞在が長く、外国語にもご堪能な方です(日本人です)が、
一週間程度で物凄い量のものを見る、読む、聴く。とにかく私もビックリ。
肉巻きおにぎりは、僕がよく行く大久保でも売ってました。
宮崎でしたね。たしかに肉肉して美味しい!
お腹も結構いっぱいになります。
読者の皆様、感想等ございましたら、
私が責任を持ってお伝えしますので
ぜひコメント欄にお願いします。
では、レッツゴー。
◇8月中旬からインドに駐在する「I」氏を囲んで同期会(女1、男8)が市内の居酒屋でありました。久しぶりに顔を合わすメンバーが多く、インドでの食料事情、現在の業務、他の同期の近況等、和気あいあいムードでした。二次会では途中参加「S」氏が持ち込んだ“iPhoneソフト”が話題を独占!50過ぎたオッサンたちが、「こんなソフトに喜んでていいのか!?」という内容ながらもそこはお酒の席のノリで、皆「目が真剣」だったのがなんとも(笑)
◇友人から、宮崎県産黒豚を使用した「肉巻きおにぎり」なるものが到着。真空パックのまま電子レンジで温めれば調理完了という、「焼きおにぎり」と肉の食感が味わえ、1個食べると結構お腹いっぱいになる“ボリューム”。レシピは、冷えたおにぎりにもも肉の薄切りを巻きつけ、フライパンで一度焼き、タレ(醤油、酒、砂糖、水)を別に用意して、再度フライパンでタレをかけながら温めて、味を染み込ませておしまい。自宅でも作れそうですね。10年前「百年の孤独」(麦焼酎)をもらったこともあり、Mにただただ深謝!
ご参考URL ⇒ http://www.miyazakibin.com/products/detail319.html
◇マドリッドの「泥棒話」その2。週に一度、自宅まで家内にスペイン語を教えに来た先生(30代女性)が、90分のレッスンを終えて帰るときのお話。
マンションの建物入口横の道路に駐車した車(フィアット UNO)に乗り込み、エンジンがかかったのになぜか車が動かない!? 「おかしい?」と車を降りてみると・・・4本のタイヤがなく、車は4つの石の上に乗った状態(笑)車を盗まずにタイヤだけ盗んでいったワケで、なんとなく笑ってしまうオチ。今週は「祝!スペイン優勝」で国中いたるところ“お祭り騒ぎ”のはずです。
【映画】
■プレデターズ <原題 PREDATORS> (★★★)「9人の傭兵・犯罪者たち vs. プレデターズ」の対決です。 シュワちゃん(米カリフォルニア知事)主演の第1作に戻ったような設定で、ある惑星に集められた殺し屋たちが、密林の中で闘いと逃走を繰り広げる展開です。日本代表は“ヤクザ”が選ばれ“刀で闘う”というのが・・・(笑) 裏切りや仲間割れがあり、ラストは“予想された結末”でしたが、極限状態の中でそれぞれがどのような行動を取るのか、“駆け引き”の連続でもあります。
ご参考(音声注意) ⇒ http://movies.foxjapan.com/predators/
■アデル ファラオと復活の秘薬 <原題 The Extraordinary Adventuresof Adele Dry-White>(★★)予告では「秘薬を求める冒険ファンタジー」で、「インディー・ジョーンズ(Indiana Jones)」の“女性版”と思って観たら、全くのハズレ(笑) 卵からかえった“翼竜”が20世紀初頭のパリの上空を飛び回り、エジプトで発掘されたミイラが蘇り、登場人物は皆“奇人・変人”で、主人公と双子の妹との不慮の事故といい、ラストのオチも笑えません。
ご参考(音声注意) ⇒ http://adele.asmik-ace.co.jp/
■踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(★★☆)劇場版映画の第3作目。 「湾岸署」管轄で起きる事件解決、警視庁との確執や人間ドラマを売りにしたシリーズですが、だんだん「現実」から遠く離れていく印象ですね。 「新湾岸署」への“引越し作業中”に拳銃3丁が盗まれ、その銃を使用して連続殺人事件が起こり犯人からの要求にどう応じるかですが、インターネットを使用した犯罪にしてはお粗末です(笑)
ご参考(音声注意)http://www.odoru.com/
■羊たちの沈黙 <原題 The Silence of the Lambs>(★★★★☆)TOHOシネマズで、「午前十時の映画祭」と称して名作50本を週変わりに上映。 「羊たちの沈黙」(1991)は、サイコ・スリラー映画でベストセラー小説が原作。J・フォスターとA・ホプキンスによる演技が印象的で、傑作。
ご参考 ⇒ http://asa10.eiga.com/cinema/
【Book、新書】
■辻太一朗 「就活革命」(生活人新書、10/06/10 ★★★★☆)現在の就職活動の問題点は「開始時期の早さ」で、大学3年からスタート。大学設置の就職サポートセンターが機能せず、教室に学生が来なくなり、企業は莫大な採用コストを費やし、日本全体で弱い学生を作っている点を指摘。 アメリカの多くの大学で採用している「GPA:Grade Point Average」方式:【A:優、B:良・・・F:不合格にポイント(4, 3・・・0点)を付与し単位数を掛け総履修単位数で割った数値】を取り入れ始めた、一橋大学や立教大学、海外留学や英語教育を取り入れた国際教養大学(秋田)等を紹介。
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00883222010
■四方田犬彦 「七人の侍と現代」(岩波新書、10/06/18 ★★★★★)黒澤明監督の「七人の侍」を徹底分析した面白本。今月のオススメです。制作された「1954年」当時の時代背景、物語を設定した「1587 年」という年における「百姓」と「侍」と「野伏せ(盗賊)」の状況、主人公の「菊千代」(三船敏郎)が“ニセ侍”として「百姓」と「侍」の間で“橋渡し”的な役割を担ったこと、ラスト・シーンの「変更」など。他の黒澤作品との比較や日本 と海外における評価、影響作品にも触れ、“目から鱗(ウロコ)”本ですよ。>6/18発売の「書名」をクリック
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/
【オマケ、今週の気になった言葉】
■英語に「candor」という言葉があります。虚心坦懐といった意味ですね。先入観をもたないこと。 「candor」に加えて必要なのが「taste」です。おいしい料理を食べて味が分かるように、研究内容を見て「これは革新的だ」と理解できないことには始まらない。この2つが評価の質を決める。(by 江崎玲於奈、横浜薬科大学学長 2010/01/04 日経ビジネスより)
「虚心坦懐(きょしんたんかい):何のわだかまりもなく素直なこと」ですが、何か物事を見たり考えたりするときに、即“虚心坦懐”になるって難しい。今までの経験から、どうしても何らかの先入観(思い込み)が入ってます。スタート地点が「±0」の状態ではないんですね。「taste」(味わい、味覚)も、個人的な好み、嗜好(しこう)で大きく左右され“共通な物差し” なしで測定することの難しさがあります。 多分に「直感的要素」が求められて、結局最後は“好き”か“嫌い”になりかねず、もっと広く高く「俯瞰的な目」が必要なんですよね。 “評価の質”を高めることは「永遠の学習」です。