ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

原朋直は言った。「テンポをキープしてはいけません。」

2009年06月30日 18時25分58秒 | 原朋直トランペットレッスン講義ノート
原朋直レッスンのジャズトランペットコース講義録の定期便です。
ヤマハ銀座アネックスで開講されている原朋直レッスンのジャズトランペットコースに通い始めて、すでに4年目です。
時々ですが、レッスンの時に話していただける、非常に示唆深いお話をお裾分けしています。

今回は 「テンポをキープしてはいけない」というお話です。テンポは代わっても構わない、グルーブをキープするのです。

原朋直レッスンのジャズトランペットコース講義録のまとめは、こちらからどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94

原朋直レッスンのジャズトランペットコース講義録のまとめは、こちらから。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94


僕、キープってのはよくないと思っています。それはどうしてかっていうと、そこにいる人ではないリズムが存在するからです。
メトロノームもそうです。

よくドラムとかベースが走ったり、遅れたりしますよね。あのちゃんと自分のリズムがあって、相手のリズムを認識して演奏していないとそういう状況になります。だからよく聴きなさいっていうのは、そこを聴くんですね。

僕は良くリズムをキープしようとしないでって言います。もっと人のリズムを感じてください、そして自分のリズムを強く感じてって言います。

もしドラムとベースが示しあわせて「テンポおそくならないようにしよう」とか「速くならないようにしよう」ってやっていたら完全に他の人のリズムを無視することになりますから、演奏はぐちゃぐちゃになります。それか何も起きないか。


よくビックバンドのドラマーとかで、メトロノームで確かめてからやる人いますけど、あれ変です。その日のその天気できめないとヘンだし、あとは守ることが、ぜんぜんいいことでもない。
じゃ、どうやってみんなで音楽がキープされるかっていうと、それは共有しているっていうことです。唯一、それが条件ですね。

共有するために、自分のリズムをストロングに感じることが大事です。

その大もとになるのはダウンビートです。拍頭です。オンのことです。これをちゃんと自分でストロングに感じて、非常に。とても強く。で、これと相対的にオフビートを感じる。それにウラのことはオフビートっていいます。これが、ちゃんと常に強く感じてその上で演奏すると、自分のリズムを感じながら演奏することできます。そうするとリズムを共有することができます。

みんなが速くなる、みんなが遅くなるのはOKです。

アーバン金管教本(1)
J.B.アーバン,E.F.ゴールドマン,W.M.スミス
全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


西荻の駅前のモグモグというソーセージ屋さんでミートローフを大量購入

2009年06月30日 18時20分13秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ

さて先日西荻のアケタの店に行って森山威男のブラシをゲットしたことを書いたが、なぜアケタの店に急遽行ったかというと、日曜日の昼下がり、西荻の駅前のモグモグというソーセージや加工肉やさんにミートローフを買いに行ったからであった。
ここのハム、ソーセージ、ミートローフなどは、やたらに旨いので、ちょっと高価だけど、数ヶ月に一度は出かけていって、大量購入してしまうのであった。
ほんと、ぜひ一度お試しあれ。お近くにお住まいの、あの方や、この方、いいジャズも聴けて旨いソーセージも喰えて、しかも気軽にセッションできる「ヘブンズドア」みたいなロックバーもあったりして、ちょっと羨ましいです、西荻窪!



地獄のロック・ライダー3~最後の聖戦!

ユニバーサル インターナショナル

このアイテムの詳細を見る


ソーセージ台所工房―無添加・無着色 28種の本格レシピ (日曜日の遊び方)
若林 仏蘭
雄鶏社

このアイテムの詳細を見る


ハム・ベーコン台所工房―無添加・無着色34種の本格レシピ (日曜日の遊び方)
若林 仏蘭
雄鶏社

このアイテムの詳細を見る

遊び尽くし 手づくりハム・ソーセージ (Cooking & home made―遊び尽くし)
松尾 尚之
創森社

このアイテムの詳細を見る


燻製作り入門―おいしいスモークを楽しむレシピ&ハウツー集 (アウトドア選書)
片山 三彦
地球丸

このアイテムの詳細を見る

キッチンでもできる簡単!燻製づくり50―薫りをつける!だから、うまい!!
太田 潤
大泉書店

このアイテムの詳細を見る

坂本龍一も、原朋直もブッとんだという、ドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲

2009年06月29日 17時17分30秒 | CD&コンサートレビュー
ドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲
アルバン・ベルク四重奏団
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

このアイテムの詳細を見る


昨日、坂本龍一の自伝を再読していて、ハタと気がついた。

坂本龍一が中学校で、いったん音楽をやめようとしていた頃、その凄さに夢中になったのがドビュッシーの弦楽四重奏だった、と書いてあった。

そういえば、先月のジャズトランペットのレッスンで、トランペッターである原朋直先生が、コードを理解すると、いままで聞こえなかったものが聞こえてくる。特にドビュッシーの弦楽四重奏なんて、ホントにスゴイですよ、と言っていた。もう、あれはジャズですよ、とすら。

おお、そうなのか。この偉大な才能の二人が、いいといってるのなら、これは聴く価値がありそうだ。ということで、というか、その前にすでに買ってみたのだった。アマゾンで。

まだ一回しか聴いていない。正直言ってわかんなかったけど、原朋直先生は、ここ四、五年聴いているのだとか。ま、100回や200回は聴くべきだろうな……。

ちなみに、アルバン・ベルク四重奏団が、原先生のリコメンドでした。

さぁ、みんな聴いてみましょう。

トランペット教室のM本さん、このCD持って行きますから。



坂本龍一の自伝「音楽は自由にする」を再読した

2009年06月29日 09時41分17秒 | レバレッジリーディング
音楽は自由にする
坂本龍一
新潮社

このアイテムの詳細を見る


ご縁があって、お譲りすることにしたこの本だが、もう一度読んでみた。
やっぱり、なかなかにいい本である。

友部正人と全国ツアーに出たこと、YMOが初めてのバンドだったこと、ポップスをほとんど知らないこと。テクノデリックが、やることはやった、という会心の出来だったこと。そして売れようと思ってやった数作が、今自分で聴いてもポップではなかったという素直な反省、そして開き直ったディスコード、そして自然にできたというエナジーフロー。再読すると、思った以上に、素直に誤解されてもかまわないぐらい率直に自分のことを話している。ある意味でこれは凄いな。
そして、HASYMOに参加できたことの、嬉しさと、いまのいい感じのスタンスなど。

白状するとつい最近まで坂本龍一の音楽はあまり好きではなかったんだが、最近はとても好きです、最新作は、本当にすばらしいと思います。

ぜひ、読んでみて、そして聞いてみてほしいと思います。


out of noise(数量限定生産)
坂本龍一
commmons

このアイテムの詳細を見る

良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫)ポール クルーグマンを読んだ。

2009年06月29日 09時38分59秒 | レバレッジリーディング
良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫)
ポール クルーグマン
日本経済新聞社

このアイテムの詳細を見る


良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫)ポール クルーグマンを読んだ。
なんつーか、ほとんどわかんなかったな。
難しいのか、それとも現実よりもかなり高尚な話なのか。

次のクルーグマンは、もうちょっと入門的なものを読もうと思う。

チケットを買うのに便利な「エンタメいちばん!」というサイトのご紹介

2009年06月29日 00時06分06秒 | DIARY
コンサートのチケットを、プレイガイドで買わずに、ネットなどで入手するようになって久しい。
ピンクフロイドの日本公演を買うために、夜からプレイガイドに並んだのが懐かしいな。
さて、複数のプロモーターのチケットが一括してとれたり、
気に入ったアーティストのチケット情報を知らせてくれたり、
なんと、、当日券情報ももらえるっていうのが、
最近俺が登録した「エンタメいちばん!」というサイトだす。

「ゴールド会員(有料)」と「シルバー会員」の2種類だけど
ゴールドになると
▼お気に入りアーティストのチケットを自動的に
リザーブ(予約)できる「まいチケ!」
▼入手しにくい当日券情報をメールでお届け

とかできるとか。
詳しくはコチラへ。
http://www.entameichiban.com/



映画「劒岳 点の記」を見た

2009年06月28日 21時54分51秒 | 映画レビュー
日本映画の保守本道、のような映画を久しぶりに見た気がする。
なんていうか、あまりに保守本道過ぎて、いつか、どこかで「これはパロディですよ」って言われてしまうような気がしてはらはらしていたが、最後までその保守本流で終わって、なんていうか、やれやれという感じだ。

個人的には、こういう古典的な邦画は好きではなくて、ちょっとヘンだったりニューウェーブだったり「おとなり」みたいに、しゃれている物の邦画好きなんだが、この映画に関しては、とにかく「よく撮ったな、と」という尊敬の念で一杯だ。

劒岳は、登山としてただ上るだけだって大変なのに、この映画では上るだけでなく、そこに地図を作るための重さ100キロ超の三角点用の石柱と測量器具を担ぎあげる、そしてこんなに人が来ないところで地図を作る意味はあるのかと自問するわけです。

が、この映画ときたら、ただ上るだけでも大変なところに、役者とカメラを担ぎ上げて、映画を作るわけですから、もう中身がうんぬんいう前に、よくこの映画を撮ったな、と監督とスタッフと役者さんたちに、感嘆するしかありません。

正直言って、宮崎あおいちゃんは、とってもかわいいけど、ちょっとあり得ないほどカワイイ奥さんだし、この映画では、本当はいらっしゃらなくてもよかったのでは。それに役所広司さんも、ちょっと出過ぎかな。松田くん、いい。浅野忠信、香川照之さんは、どっちも日本の映画界を代表する役者さんだな。
素晴らしかったです。

<★★★☆☆>

鮫肌男と桃尻女 [DVD]

東北新社

このアイテムの詳細を見る

茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]

レントラックジャパン

このアイテムの詳細を見る

ゆれる [DVD]

バンダイビジュアル

このアイテムの詳細を見る

西荻窪のロックバー「ヘブンズドア」は、まるで大人の軽音楽部の部室のように楽しかった。

2009年06月28日 21時31分40秒 | Photo&エッセイ
雨の日曜日であります。
金曜日にマイケル・ジャクソンが亡くなって、その涙雨でしょうか。

マイケル・ジャクソンさんが亡くなった金曜日の夜、高校時代のバンドの友人であるN岡に誘われて、西荻窪のロックバー「ヘブンズ・ドア」という店に行ってきました。金曜日の夜はクラシックロックナイト。古めのロックを、その場にいる人たちで即席のバンドを組んで演奏しながら飲む、という、まあバンド好きなら応えられない楽しい企画。
おれも、調子に乗って、ジミ・ヘンドリックスの曲を3曲も弾いてしまいました。
いや、楽しかった、普通の優秀なビジネスマンのようなオジサンが、ギターを持つとスイープピッキングでとんでもない速弾きをぶちかましたりとか、ZEPのホールロッタラブ(胸いっぱいの愛を)をいきなり集まったメンバーでほとんど完コピで演奏したりとか、すごいことが、普通におこなわれていて、ロック好きのオジサンたちって、スゴイのでは、と思ってしまいました。

こういう店がもっともっとたくさんできて、普通の大人が普通にガンガンロックしたりブルースしたりジャズしたり、クラシックしたりする場所(演奏する場所)ふぁ増えるといいな、と切に思いました。

ほんとに楽しい店だった。こんどまた行こうと思います。
みなさんも、いかがですか。


西荻窪
ヘブンズ・ドア
http://live.oyaji-rock.jp/



FERNANDES BLEED/特価分 ミニエレキギター

FERNANDES

このアイテムの詳細を見る

GHS GBCL/09-46 エレキギター弦

GHS

このアイテムの詳細を見る

40過ぎてからのロック
松村 雄策,渋谷 陽一
ロッキングオン

このアイテムの詳細を見る

大人のロック! 2009年 冬号【Vol.17】〔雑誌〕
日経エンタテインメント
日経BP社

このアイテムの詳細を見る

大人のロック! 2008年 冬号【Vol.13】[雑誌]
日経エンタテインメント!
日経BP社

このアイテムの詳細を見る

大人のロック! 2009年夏号 2009年 07月号 [雑誌]

日経BP社

このアイテムの詳細を見る

大人のロック!特別編集ザ・ビートルズ 1970年代「ソロの時代」の輝き (日経BPムック)

日経BP社

このアイテムの詳細を見る

大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ1967-1970 青の時代の真実 (日経BPムック)
日経エンタテインメント!
日経BP出版センター

このアイテムの詳細を見る


ラレーのクラシカルで素敵なランドナー

2009年06月27日 11時16分25秒 | 自転車のはなし
ガチガチのスポーツ系ロード車、イタリアのロッシン(Rossin)という自転車で、軟弱な通勤をしたりする俺だが、本当はブリティッシュでジェントルマンな感じの自転車に憧れていたりするのであった。

先日原宿エクスレルムの前で見かけたのは、ラレーのランドナー。ツーリングというよりは、自転車旅行にいきたくなるような素敵でクラシカルなルックス。1グラムを軽くするためにやれカーボンだ、やれモノコックだ、やれチタンだ! と血道を上げるロード車を尻目に、優雅でゆったりと、どこまでも行ってしまいそうだ。

革のハンドルテープ、革のサドルはたぶんBROOKS。もちろん泥よけだってあるさ、土の道だってどんどん行くんだから。

こんな自転車で日本一周をしてみたい物です。



そして、こちらはセミドロップハンドル。
ああ、もう一度乗ってみたいな、セミドロップハンドルの自転車に。




ザ・ピストバイク・バイブル―全世界FIXED RIDER必見!

宝島社

このアイテムの詳細を見る


ロードバイクメンテナンス―完全保存版

エイ出版社

このアイテムの詳細を見る


ヴィンテージロードバイク―ロードバイク100年の歴史

〓出版社

このアイテムの詳細を見る




自転車ツーキニスト
疋田 智
知恵の森

このアイテムの詳細を見る


自転車生活の愉しみ
疋田 智
朝日新聞社出版局

このアイテムの詳細を見る


それでも自転車に乗り続ける7つの理由
疋田 智
朝日新聞社出版局

このアイテムの詳細を見る

疋田智の自転車生活スターティングBOOK
疋田 智,自転車生活ブックス編集部
ロコモーションパブリッシング

このアイテムの詳細を見る

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
ランス アームストロング,Lance Armstrong,安次嶺 佳子
講談社

このアイテムの詳細を見る


ミラクルトレーニング―七週間完璧プログラム
ランス アームストロング,クリス カーマイケル,Lance Armstrong,Chris Carmichael,本庄 俊和
未知谷

このアイテムの詳細を見る

毎秒が生きるチャンス! ナリッシュブックス
ランス・アームストロング,曽田 和子
学習研究社

このアイテムの詳細を見る

ロードバイクメンテナンス (エイムック―Bicycle club how to series (861))
藤原 富美男
〓出版社

このアイテムの詳細を見る


ロードバイクトラブルシューティング―自転車メンテナンスのプロ直伝 (サイクルメンテナンスシリーズ (1))
飯倉 清
圭文社

このアイテムの詳細を見る


新版 MTBメンテナンス
永井 隆正
エイ出版社

このアイテムの詳細を見る

http://www5e.biglobe.ne.jp/~nsk/burukkususadle.htm

自動車の保有コストは? 俺の試算では月に64,000円

2009年06月27日 11時05分28秒 | 覚えておくべき数字 Numbers to Remember


新聞に自家用車離れが進んでいると書いてあった。

先日、保険、家のことを書いたが、ファイナンスを考えるときに熟慮すべきなのが、家、保険、自家用車である。この3つが最もお金がかかるからだ。

ただしどこに住んでいるか、でずいぶん話は変わる。

世帯あたりの自家用車保有台数ランキングでは、
一位、福井 1.75
二位、富山 1.725
三位、群馬 1.68
四位、群馬 1.67

と続く。

そして

神奈川 0.78
大阪 0.75
東京 0.51
が最下位。

地方では車はライフラインであり、ほかに交通手段がない。
首都圏、都市圏では、なくても暮らせる。なくてもいい。
東京では半数の世帯が自家用車を持っていない。

さて、車にどのくらいお金がかかるか、というと以下の試算である。


車本体とガソリンを除き、駐車場を月22000円と試算すると、
月額で37500円である。

それにガソリン代を月に6000円程度
さらに車の価格(200万程度の車を4年乗って100万程度でリセールできたとして、年に25万の減価と試算)を含めると、
月に6万5000程度、年間で77万程度がコストとなる。

土日しか車に乗らないとして、8回。一日8000円のコスト。タクシーのほうがいいんじゃないの? 酒も飲めるし、駐車場も探さなくていいし。

もちろん車を持つ満足ってのは、ここには入ってないけど、そういうのがないほうが今風かな。

自動車屋さんが言ってたけど、近頃の若者は車をほしがらなくなったそうです。

水素燃料自動車 H-racer

鈴木楽器製作所

このアイテムの詳細を見る

燃料自動車【学習キット】

鈴木楽器製作所

このアイテムの詳細を見る

1/24 自動車SPOTシリーズ 自SP74 S54Bスカイライン エッチング付

フジミ模型

このアイテムの詳細を見る


最終版 間違いだらけのクルマ選び
徳大寺 有恒
草思社

このアイテムの詳細を見る


徳大寺有恒からの伝言―そろそろ、クルマの黄金時代の話をしておきましょうか
徳大寺 有恒
二玄社

このアイテムの詳細を見る


日本のクルマ社会を斬る!―『間違いだらけのクルマ選び』20年ベスト評論集
徳大寺 有恒
草思社

このアイテムの詳細を見る


中高年のためのらくらく安心運転術
徳大寺 有恒
草思社

このアイテムの詳細を見る




トランペットのウィントン・マルサリスはクラシックでもグラミーウィナーである。

2009年06月26日 12時54分09秒 | CD&コンサートレビュー
クラシック・ウイントン~ベスト・アルバム~
マルサリス(ウィントン),バトル(キャスリーン)
ソニーレコード

このアイテムの詳細を見る


毎朝、子供を小学校まで送っていくことにしている。
短い時間だが子供といろんなことが話せるし、
子ども達の友だちとも知り合いになれる。
朝一番でピュアな子ども達とふれあい、
その帰り道に今日一日の大まかなプランを練る、というのが
今の僕の、理想的な日課である。
これで晴れていればなお、気持ちがいい一日の始まりだ。

さて、今日小学校まで送って帰るとき、学校の校内放送が聞こえた。朝一の挨拶の放送のようだったが、BGMが、ハイドンのトランペット協奏曲であった。たしかに元気で快活、明るいいい曲だ。でもトランペット吹きとしては、あさからコンチェルトを聴くと、ギクっとして緊張感が高まる。
あれは難しいよ、別におれはクラシックを吹くことは一生ないとは思うし、コンチェルトなんて吹く可能性は、宝くじで一等4億円が3回い連続で当たる確率より少ないだろう。

でも、スゴイ人はいる。かの、ウィントン・マルサリスである。
ちょうどここのところ、トランペットを買ったばかりなので、クラシックの輝かしいトランペットの音ってのは、どんな音だったっけ、と思って、ウィントン・マルサリスのクラシックのCDのベスト盤を何度も繰り返して聴いているところだったのだ。くだんのハイドンも入っている。

ウィントン・マルサリスは、なんとクラシックとジャズの両部門で合わせて9つのグラミー賞を獲得している。のだそうだ。
今までの人類でいちばんトランペットが上手いのではないだろうか。
そして、同時代のトランペッターを、ジャズおよびクラシックの両分野において、絶望的な気分にさせているのではないだろうか。

もう、圧倒的だ。でもこのクラシックウィントンのライナーを見ると、ウィントン・マルサリスは学生時代、朝一時間、学校の休み時間に一時間、学校が終わって家で4時間以上、一日6時間以上練習していたそうだ。
やっていたのはアーバンというラッパ吹きなら誰でも知っている教則本だったそうだ。


もはや、ラッパを吹くために生まれてきて、なんの練習も必要ないように思えたが、実は死ぬほど上手い人は、たいていその資質にくわえて死ぬほど練習しているのだ。

でも練習は、辛くないのだ、彼らには。寝たり食べたりすることと同じ。結果的に10時間の練習を10年ぐらい続けていて、突然スターダムに登場する。

ま、プロってのはそういうものだが、そのさらに100倍ぐらい上を行くのが、ウィントンやピアノのゴンサロ、テナーのブレッカーやコルトレーン、ギターのウェスやパットメセニーのような、超天才なんだろうな。


ま、オレには関係ないですけどね……。

もうすこし、マトモに吹けるようになるだけで、幸せです……。
アーバン金管教本(1)
J.B.アーバン,E.F.ゴールドマン,W.M.スミス
全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


アーバン金管教本(2)
J.B.アーバン,E.F.ゴールドマン,W.M.スミス
全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


アーバン金管教本(3)
J.B.アーバン,E.F.ゴールドマン,W.M.スミス
全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


ISM (トランペット) アーバン金管教則本

全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


見よ、ジャズドラマー森山威男のブラシである。じゃんけん大会で勝ったのである。

2009年06月26日 03時17分55秒 | CD&コンサートレビュー
さて、森山威男のライブの話ばかり引っ張っても仕方ないので最後に、ラッキーだったこと。

俺って男は、どこまで日ごろの行いがいいのだろうか。
ラッキーにもほどがある。
私は本当に運がいい。

たまたま行った森山さんのライブだったわけだが、一部の二部の間にじゃんけん大会があった。アケタの店満員、立ち見の客と森山さんがじゃんけんをし、買った人には賞品がでるという企画であり、これは森山さんのコンサートでは定番企画のようであった。

で、最初は森山さんのヘッド、次はDVD。この二つのじゃんけんは負けた。ここで終わりの予定だったが、大入り満員の客が喜ぶのを見て、森山さんは、こんなに喜んでくれるなら、と愛用のブラシをスティックケースから出す。そしてジャンケン。おれはあれよあれよと勝ち進み、なんと一番。このブラシをゲットしたというわけだ。ちなみに1本しかないのは、2位だった黒いドレスの女性が「京都から見にきた」ということで、それでは、1本あげましょう、と渡してしまったのだった。ああ。いい恰好をし過ぎだとおおもいのあなた、いいんです。僕はドラマーじゃないんで、記念に1本だけあればね。

ちなみに、ヴィックファースのブラシで、先を折ってあるように見えます。あるいは最初からおれている、ガッドモデルのようなブラシなのかも。


ワイヤーブラシウェーブ 301116 0004 4行

大塚刷毛製造

このアイテムの詳細を見る

SANWA SUPPLY シリコンブラシ(グレー) CD-BRS1GY

サンワサプライ

このアイテムの詳細を見る

しーそー
渋谷毅,森山威男
徳間ジャパンコミュニケーションズ

このアイテムの詳細を見る


イン・ア・センチメンタル・ムード
本田竹曠,井野信義,森山威男
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

このアイテムの詳細を見る


木曽
宮沢昭,佐藤允彦,荒川康男,森山威男
ディウレコード

このアイテムの詳細を見る


グッド・ネイチャー
松風鉱一,初山博,望月英明,森山威男
アブソードミュージックジャパン

このアイテムの詳細を見る


マイ・ファニー・ヴァレンタイン
本田竹曠,井野信義,森山威男
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

このアイテムの詳細を見る


渡良瀬
板橋文夫
コロムビアミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


マチュリティ3(subtitle.デュアル)
マル・ウォルドロン,森山威男
3361*BLACK,Ltd.

このアイテムの詳細を見る


DUAL
森山威男,マル・ウォルドロン
徳間ジャパンコミュニケーションズ

このアイテムの詳細を見る

コピーライターの眞木準が、亡くなった! とは……。号泣です。

2009年06月25日 21時38分34秒 | 広告・コピー論・批評
今朝の新聞で、驚いた。
コピーライターの眞木準が、亡くなった! とは……。号泣です。

糸井重里や、仲畑貴志と並び称される、コピーライターの巨人ですが、
糸井氏、仲畑氏のように、広告以外のことをすることなく、
ひたすらコピーを書き続けた方、という気がします。

巨星墜つ、ですね。

もはや伊勢丹のコピーぐらいしか、広告の醍醐味が味わえるコピーがないなと思っていました。もちろん伊勢丹のコピーは、眞木準さんの仕事です。

何人まで愛せるか。とか。
何年恋を休んでいますか、とか。
恋さえあれば、愛などいらない。

とか。


以下の記事に寄れば、
深夜遅くまでの広告撮影に立ち会い、
帰宅後倒れて、突然亡くなってしまったようだ。
こちらです。
http://www.j-cast.com/2009/06/25043975.html

まだ60歳の若さだ。
残念でならない。
そして、広告のある種の時代、
たぶん広告が、豊かで幸福だった時代は終わったのだな、
と感じさせられる出来事でもあります。

僕たちの世代で、眞木準さん、糸井重里さん、仲畑貴志のように
圧倒的な力を持ったコピーライターはいるだろうか。
デザイナーならまだしも、コピーライターでは疑問だな……。

一語一絵
真木 準
宣伝会議

このアイテムの詳細を見る


ひとつ上のアイディア。
眞木 準
インプレス

このアイテムの詳細を見る


胸からジャック。 心にささる一行メッセージのつくりかた。
眞木 準
大和書房

このアイテムの詳細を見る


コピーライター (仕事‐発見シリーズ)
真木 準
実業之日本社

このアイテムの詳細を見る

ポール・オースターの「幽霊たち」を風呂で再読。

2009年06月25日 09時26分20秒 | レバレッジリーディング
幽霊たち (新潮文庫)
ポール・オースター
新潮社

このアイテムの詳細を見る


風呂で読書、悪癖である。
何もしないで居ることができない。
電車でも、トイレでも。眠くなって倒れるまで何かしていないと気が済まない。
貧乏性なのだろうか。

ポール・オースターは本棚の整理で発見した。なぜこれを持っているのかというと、新婚旅行にさかのぼるのだが、当時会社のコピーライターの先輩が、新婚旅行にニューヨークに行くなら、ポール・オースターを読んでいくといい、と教えてくれたのである。

当時、二冊買った。もう一冊は「ムーンパレス」という本だったが、という時はこっちのほうが面白いと思った。でも読み返してみると「幽霊たち」の抽象性とにじみ出る無常さ、切なさは、スゴイと思う。現代を生きるアメリカの作家という気がする。

抽象画のような、美しさと、ライヒの音楽のような、無限に続くミニマルさ、しかしストーリーテリングとしての面白さもあって、時に破綻が読者を驚かせる。エキサイトメントもあるのだった。

英語力があれば、というか、英語力をつけるためにも、原書で読んでみたいと思うのだった。


ムーン・パレス (新潮文庫)
ポール・オースター
新潮社

このアイテムの詳細を見る


Moon Palace

Faber and Faber

このアイテムの詳細を見る


The New York Trilogy: City of Glass, Ghosts, the Locked Room (Contemporary American Fiction Series)

Penguin USA (P)

このアイテムの詳細を見る


Ghosts (New American Fiction Series, No 5)

Sun & Moon Pr

このアイテムの詳細を見る


The New York Trilogy. City of Glass / Ghosts / The Locked Room

Petersen Buchimport GmbH

このアイテムの詳細を見る

『雨の降る日曜は幸福について考えよう』を読んだ。家は買わない方がいいと思う。

2009年06月24日 18時57分39秒 | レバレッジリーディング
雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays
橘 玲
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る



橘 玲の著作はいくつか読んでいるが、最初に読んだ「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門」が衝撃的だった。
この本で読んで、ファイナンシャルインディペンデンスや、パペジュアル・トラベラー(永遠の旅行者)という言葉を知ったのであったのだ。
ある意味でゲリラ的に、この世の中を独自の価値観でインディペンデントに生きていく、というスタンスにはヒントと勇気をもらったと思う。

この本も、前述の本よりはエッセイ的な趣ではあるが、本質的には同じことを言っている。
特に、理解を深めることができたのは「生保」と「家を買う」ということだ。

生保について。

生保とは、「死」という不幸の宝くじでという考え方。これはまさに正鵠を得ていると言えるだろう。
ただ、基本は損をするので、そのままだと売りにくい、ということで、これを基本にしながら、
貯蓄部分を足したのが終身保険である、終身というのは、いつかは死ぬので、貯蓄と考える。
これの肝は、払い込んだ額よりももらえる額が多いという点だ。

この貯蓄性は、実は非常に効率が悪い。その分をしっかり貯蓄する、投資するほうがはるかに効率がいい。
ただ、普通は宝くじ部分と貯蓄性の部分の区別はちゃんと理解できない。

なので、今死ぬと経済的に家族が困る、という限られた期間に掛け捨ての保険をかけるのが正解であって、
基本的にダラダラと一般的な生保に入るのは、経済的には意味がない。

家を買うことについて。
ぼくは本書の橘氏、山崎元氏(http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime)、勝間勝代(http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/)さん、それぞれから、家を買わない方がいいという意見を聞いているし、(本からです、もちろん)家は買うまいと決心したのであるが、その理由が最も端的に書かれているのは、橘氏の著作だ。この本でも非常にていねいに書かれている。

端的に言えば、家を買うことと借りることは、どちらがトクでどちらがソンか、という点ではバランスしている。あたりまえだ。どちらかがトクであれば、個人も企業も、ぜんぶそっちにいくわけだ。神の見えざる手が調整している。

だから不動産屋の「買った方がトクですよ」というのは典型的なトリックだ。
ローンの支払額と家賃は比較する意味の無いものだ。

自分が住もうが住まいが、家という不動産資産は、その他の金融資産と同じように考えることができる。賃貸物件で毎月払う家賃分は、マイホームを持っていれば払わなくていい。それはマイホームがそれだけの価値を毎月生み出してくれると考える。これはインカムゲインである。

そして将来誰かに売却するときに利益を得ることができれば、それはキャピタルゲインである。
株式で考えればインカムゲインは配当であり、キャピタルゲインは譲渡益である。

まとめる。

家は買っても、借りても同じ。

持ち家はインカムゲインとキャピタルゲインをもたらす金融商品と言える。(家を買って誰かに貸すことを考えればワカリヤスイですね)

次のステップ。

金融資産は「一つのカゴに卵を全部載せるな」という。分散投資の教えである。
しかし、マイホームという金融資産は、一極投資である。これがデメリット1.

もっと大きなデメリット2とは
ほとんどの人はローンを組む。となると、これは借金して投資する信用取引と同じである。(もちろん現金で一括して買う数少ない方々にはこのデメリットはない)

これを喩えればどうなるか。

1000万円を持っている人がいる。
さらに銀行から4000万円を借りる。
合計5000万で、一点買いの株式投資をする。

これと違うところは一つもない。


さて、デメリット3
株ならいつでも、市場で売れる。流動性が高い。
何年持っていていても株式が劣化することはない。

しかし不動産は流動性が低い。しかも家はどんどん劣化する。
新築なら、買った途端に2割ぐらい減価する。買うときの税金や手数料も高い。
さらに、家はどんどん壊れていくので補修も必要。
毎年の税金も含めた保有コストも高い。
いうまでもないが、株や債券の保有コストはずっと安い。
(ちなみに保有コストが高い投資信託もたくさんある。避けるのが賢明だ。)



さらにデメリット4

賃貸→持ち家に変更するのは比較的容易。
逆は大変。
たとえば人生において、いろんなイベント、出来事、信条やポリシーの変化で住む場所や形態を変えたいとき、
持ち家は固定的。賃貸は非常に柔軟である。


ということで、持ち家には多大なるデメリットがある。若干の税法的な優遇ではとても勝ち目がない。


お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
橘 玲
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る


世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
橘 玲,海外投資を楽しむ会
講談社

このアイテムの詳細を見る


「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)
橘 玲,海外投資を楽しむ会
講談社

このアイテムの詳細を見る


貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
橘 玲
講談社

このアイテムの詳細を見る