ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

またまたハンドルを切った

2006年06月29日 10時22分43秒 | 自転車のはなし
久々に自転車の話題、ロッシン(Rossin)というイタリアのロードレーサー用のバイクとは別に、気軽に乗れる子ども運搬用自転車としてK2というフラットバーの自転車に乗っているんですが、そのハンドルの幅を金ノコでツメるのが趣味になってしまいました。

前も書いたけど、だいたい買ったばかりの自転車のハンドルは、裾あげしていないジーンズみたいなもので、身体に合っているとは言い難い。大抵は広すぎます。で、自転車ツウになると自分の体格やライディングポジションに合わせてハンドルを金ノコでガリガリと切り落としてしまいます。最後にはちょっとこんな風にヤスリをかけてね。

ロード車のドロップハンドルは、通常400mmの幅が一般的で、大柄な人は420mmとかになる。でもそれではフラットバーの場合には短すぎるかもしれない。でも一般的にいって、通常のフラットハンドルはかなり長めなので、思ったより短くしても平気のはず。運転フィールは、確実に向上します、なに、短くしすぎたら、ハンドルを換えればいいんです。それはそれで楽しいですよ。
フラットバーに乗っている方、ぜひお試しあれ。




自転車ツーキニスト
疋田 智
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パーコー冷麺

2006年06月29日 00時09分31秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
パーコー冷麺、漢字で書けませんでした。排骨冷麺かな? 久々のつけ麺ジャンキーズは、渋谷の駅の近く、イケベ楽器の傍にある店で。以前勤めていた会社の先輩コピーライターに連れて行ってもらったんですが、これは美味いね。つけ麺でなく担々麺なんかが旨いんですが、やっぱり夏はつけ麺、しかもここはこのパーコーが美味しくも満腹になって満足度と肥満醸成度が高い。いい店を教えてもらって感謝です。店の名前が思い出せず失礼。こんど確認しておきます。


ソニーの一眼レフ? しかもアルファシリーズ?

2006年06月27日 11時47分07秒 | Photo&エッセイ
カメラ雑誌の広告を見て衝撃を受けた! 
ソニーが一眼レフを出している。しかもあのアルファシリーズ(ミノルタの)なんだなこれが。
驚きました。アルファシリーズといえば、α7000とかでオートフォーカスカメラ
の代名詞となったカメラ。その後も7700iとかね、いろいろいいカメラがあったでしょ?僕は個人的にはマニュアルフォーカスファンで、ズームも嫌いだったので、買わなかったけど、かなり気にはなっていたし、間違いなく銘機でもあったはず。

そのブランドが、コニカ・ミノルタのカメラ業務撤退を機に売却されたのね、ソニーに。(ああ。コニカといえばビックミニがあって、しかもヘキサーもあったわけで、それもとても残念だ。ヘキサーのデジカメがあれば俺は必ず買う!はずだった、ソニーそこのところもよろしく)

ソニーといえば、キャノンと並ぶデジカメの雄であって、しかもアナログカメラを経ていない、むしろビデオの王様というイメージだった。それ故に、過去に縛られずに新しい発想のカメラを出してくれるというイメージがあった。
いまもうちにはソニーのコンパクトなデジカメが2台ある。(もう1台はキャノンの中型、もう1台はニコンの一眼レフ)それがアナログカメラの名門ブランドを名乗って、しかもアナログカメラの技術をかなり伝承した一眼レフタイプのデジカメをやるっていうのは、どうなんだろうか。どうしてもキャノンのEOSが悔しかったのだろうか。

いずれにしても古いカメラファンにはなんとなく居心地の悪さを感じさせるこのソニーのαシリーズなんだが、売れるのでしょうか。半年後あたりに再度チェックしましょ。

ソニーのアルファシリーズのホームページはこちら

でかいプレゼン

2006年06月25日 09時11分54秒 | レバレッジリーディング
ちょっと面白い本を発見。「でかいプレゼン」という本だ。ちょうどちょっと大きめのコンペのプレゼンを控えており、いつもたいしてプレゼンのための用意はしない「やぶれかぶれ流」なんだが、ちょっとは資料を用意しようと思っていたところ。それで手にしてみた。最初は、大規模なプレゼンをするときの精神論とか、準備とか、プレゼンの組み立てとか、そんな本かなと思った。

ところがこれは、「高橋メソッド」というすばらしいプレゼン手法の本だった。「高橋メソッド」の何が素晴らしいか、といえば、パソコンでプロジェクターを使用するようなプレゼンでの手法なんだが、パワポ的なそれではなく、「とにかく巨大な文字」だけでぐいぐい押してくる手法だ。本を読むだけで凄いインパクトがある。しかもこれが5秒程度でガンガン繰り出されるそうで、これは凄い。

一流企業のオリエンでありがちなのが、パワポを使いまくった、とても読めないような細かい文字が一杯詰まったもの。場合によっては文字が飛んできたり、動いたりして、うっとうしいことこの上ない。

しかし高橋メソッドは、なんといっても文字だけ。これは高橋さんという考案者が、パワポもお絵かきツールも持っていない状況でプレゼンに望んだ際に苦肉の策で考えたモノだからだとか。なにせ、文字だけではもうしわけないので「せめて大きく」というのが、巨大文字の出自なのだ。

このおもしろさは書体にも関係していて、MB101という印刷業界の人間なら絶対知っているという、ふとくてでかくて、完成度の高い書体であって、このフォントを使えるかどうかが、正否を握る場合もある。筆者は「安いソフトより高いぐらいのフォントだが、それでもその価値はある」と言っている。

えー。詳細は以下の高橋メソッドのサイトでどーぞ。
http://www.rubycolor.org/takahashi/

ちなみに話を聞いただけで数日以内にこの手法でプレゼンをした人が、僕の家の中にいます。社長さん相手にプレゼンして、意外と好評だったとか。おそるべし、高橋メソッド。




mp3サングラスだーッ

2006年06月22日 18時33分40秒 | Photo&エッセイ
バイク屋にオイル交換にいった。やっぱりまた喰われていた。つまりオイルが減っていた。HONDA GB500TTという非常に古い500CCの単気筒のヴィンテージ? オールド? オンボロ?バイクなので、いろんなところにガタが出ているが、オイルの減りの問題はたぶんシリンダヘッドあたりでオイル吹かれて中で燃えているのだろう。でも、それ以外はすこぶるエンジンの調子は良く、シングルらしい気持ちのいいヴァイブでライディングしている。やっぱシンプルなバイクは痛まないな。

前置き長かったですが、そのバイク屋にあったのが、このオークリーのサングラスで、なんとMP3プレイヤーを内蔵しているサングラス。バイクに載ったりスポーツしながら音楽が聴ける、というわけで、これは便利なのでしょう。ウオークマンが誕生した時点で、音楽が屋外に解放されたわけだけど、ここまでくるとウエラブルな音楽デバイスといえる。

ただ、そこまでして聴きたいか、という気は個人的にはしてます。
昨日のモモの時間の話の中で、忙しくなった人間は静寂を怖れ、いつでも佐川氏I/Oとをたてるようになった、というくだりがあって、ああ、これもその一つなんだなー、iPodもそうだけど、と思ったわけです。

音楽を聴くのはだいすきだけど、効率よく音楽を聴く、ってのは、どうなんだろうか。効率よく食事をするとか、効率よく恋をする、とか、効率よくセックスするとか、ありあのかな。

とはいえ、ちょっとほしい気はしますが、サングラスはただでさえ、無くしたり壊したりするので、ちょっと無理でしょう。さて、ここでオチですが、(玄人的にはサゲですが)、現にこのサングラスは、落とし物だったそうで、バイクやの兄ちゃんが道で拾ってきたのだそうです。ね、落とすでしょ?


陳麻婆の豆腐は本気で辛い、パシフィコ横浜たそがれ

2006年06月20日 10時45分14秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ

仕事でパシフィコ横浜たそがれ。インタビューとイベント撮影の合間を縫ってスタッフと夕食。陳麻婆豆腐があったので食す。数人で様々な料理をオーダーしたが(なかなか出てこなくて困ったが)なかなかどれも美味。ちょっとポーションが少ないか。最後に出てきたのが麻婆豆腐。見ての通り、見た目で辛そう。食べると汗が噴き出る。辛い。辛い。でも辛いだけでなく、美味しいですよ、でも辛い。僕はたったレンゲ一杯しか食べなかったのに、ものすごく発汗して、なんかすべて終わった感じがして、食べ終わったらもう帰って寝たくなってました。その後2時間以上、コンサートを取材しなきゃいけなかったんだけど、なかなか辛かった(→こちらはカライのではなくツライです、同じ字なのね)。でもコンサートイベントは実はとても良かった、それは後日書きます。

ちなみに、立川などにあるにある陳健一麻婆豆腐店とは別物ですので、念のため。やっぱり僕は立川とか門前中町とかにある陳健一の麻婆豆腐の方が好きです。




自分でリードをつくるという楽器、ファゴット

2006年06月18日 23時21分39秒 | DIARY

金管ならマウスピース、ギターやバイオリンなら弦やピックや弓。これを自分でつくるというのは信じられない話だが、オーボエやファゴットというダブルリード属の楽器というのは、なんと音を出す根幹であるリードを自分で作る。今でこそ買えるようになったそうだが、以前は自分で作る以外にはチョイスはなかったそうだ。

つまり楽器の練習に加えて、リードを作るというまるでフライを作るような技術が必要となる、という楽器はいったいなんなのだろうか。

僕はギターとトランペットという楽器バイリンガルなので、なんとなく他の楽器もできてしまうことが多いんだが、ファゴットは絶対に音が出ないだろう。(吹いたことはないが)。それにフィンガリングが圧倒的に難しいという話。

なんで、そうまでしてファゴットを吹くの……。というのが脳天気なトランペット奏者の疑問だった。

実はつい先日、アマチュアのファゴット奏者の方を取材した。話をしていて、ちょっとその秘密が分かった気がした。やはり人柄がその楽器を表している。ファゴットというのは、おっとりとしてナチュラルで聡明で、頑固なマイペース主義者という感じ。ちょっとマニアックでね。実際に楽器を吹いてもらったけど、実に滋味のある、柔らかく響く音。昼下がりのマンションに、突然ヨーロッパの森に棲む木霊が現れたような、そんな不思議な感覚にとらわれた。とても美しい楽器である。


クレージーキャッツ&YUMING STILL CRAZY for YOUに首ったけ

2006年06月17日 08時35分56秒 | CD&コンサートレビュー
ちょっと前に発売されていたようですが、僕はつい最近まで知りませんでした。
皆さんはすでにご存じでしょうか、ユーミンと谷啓のデュエットのこの曲。
本当にいい曲ですね。名曲っていうのは、一度聴いてしまうと、この曲が
いままでこの世になかったとは思えない感じがするんですが、
この「STILL CRAZY for YOU」は、以前ナット・キングコールが歌っていた、と
言われても僕は信じますね。そのくらいスタンダードの風格がある
素晴らしい曲だと思います。なんか聴くたびに気持ちが優しくなるんだよな。
さすがユーミン。そして谷啓の粋で品のいい歌も素敵。さらに間奏には
ユーミンと植木等によるかけあいの台詞もあって、これはもう最高です。
それにしても、昔のジャズマンってのは、カッコイイ年のとりかたを
するもので、若輩者としては見習いたいところ。

20年ぶりのクレージーキャッツの新曲というだけあって、
演奏もクレージーキャッツが中心。すでに亡くなったハナ肇のドラム、
安田伸のサックス、石橋エータローのピアノの音などが、
最新の技術で演奏に加えられているところが、これまた泣かせます。

ちなみにジャズの業界の隠語で、Catはミュージシャンを指し、
そしてCRAZYは、最高にカッコいいという意味になります。
だからクレージーキャッツってのは、最高にカッコいいジャズマンというわけ。
それにちなんだのか、とてもかわいいネコのアニメーションが登場する
この曲のプロモーションビデオもあります。
その中では実写で谷啓とユーミンがいっしょに歌ってますが、
これまた、実にいい感じ。こちらもぜひ、ご覧ください。

以下ではクレージーキャッツ&YUMINGの
プロモーションビデオが視聴できます。
http://www.toshiba-emi.co.jp/yuming/crazy/release.htm

クレージーキャッツ&YUMINGの情報はこちら。
歌詞やエピソードも載ってます。
http://www.toshiba-emi.co.jp/yuming/crazy/


Still Crazy For You (初回限定盤)(DVD付)
クレイジーキャッツ&YUMING, 谷啓, 松任谷由実, 松任谷正隆
東芝EMI

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50周年記念ベスト 日本一の無責任大作戦
クレイジー・キャッツ, 植木等, ハナ肇とクレイジー・キャッツ
東芝EMI

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ユーミン・ブランド
荒井由実
アルファミュージック

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家族でパラダイス山元氏とコンガを叩きまくった日

2006年06月16日 02時11分06秒 | Photo&エッセイ
コンガ奏者であり、同時にマン盆栽家元であり、会員制餃子店店主であり、日本唯一(アジア圏)の公式サンタクロースでもあられて、しかも入浴剤ソムリエでもあるという、多芸多才なセルフコンテンツの宝庫、パラダイス山元さんが「ラテンパーカッション講座」をやる!という話を聞きつけ、家族でいってきました。場所はこの6月から新装オープンした杉並公会堂です。

正直言って、ちょっとなめてました。だって、これはあくまで素人向けだからさ、ま、一応オレもプロのミュージシャンだったわけだし、ま、他の人にあわせないと嫌われちゃうな、なーんてね。

ところが、である。パラダイスさんの教え方は、妥協のないスパルタだった。
そしてコンガは難しかった。

リズム感とかグルーブとか行っている場合ではない。そんなものは、先の先であって、まずはコンガの基本パターンである「ツクパク・ツクポポ」という一小節のパターンをただただ繰り返す。その時のパクの「パ」の音が、いわゆるドラムで言えばスネアのリムショットのような音で、乾いた大きくハリのある「パーン」という音がするはずのわけだが、これが出ない。パラダイスさんは非常に通る乾いた音が出ていた。でも、オレにはもう、全く出ないのよ。

コツってのはないようで、「とにかく痛くても力一杯叩いて、皮に手が当たる瞬間、手を摑むような動きをする」ということに尽きるようだ。すでに二十年以上コンガを叩いているパラダイスさんをして「今でも痛いです」というわけだけど、ほんとに手が痛いです。ジンジンしてきます。腫れてでかくなる。

でも痛いとおもってかばっていると、これは永遠にいい音は出ないわけで、結局2時間、叩き続けるうちに、ほんのたまに「パッ」といういい音が出るわけですが、その打率は一割にも満たない、一厘ぐらいだ。あとは「ベシャ」って音しかでない、難しい。しかし2時間やっていると、他の生徒さんなんかはかなり打率よくいい音が出てくる人もいて、うらやましい!途中何度か目の前にパラダイスさんが来てくれて見本を叩いてくれるんだが、これはいい音。さすが師匠です。

それにしても、あれやこれやで多忙を極めてると拝察するパラダイス山元さんの、ラテン音楽やコンガの楽しさを世の中のより多くの人に広めようと言う気持ちの強さと行動力には頭が下がる。受講料も安価で、ほとんどノーギャラだと思われる。そのマンボな精神には頭が下がります。

パラダイスさんのインフォメーションのサイトはこちら
http://www31.ocn.ne.jp/~nisse/


ほぼイケブログでのパラダイス山元氏の餃子を食べた話はこちらパラダイス山元氏の餃子


一緒に参加した息子の響のブログ(まだ5歳なので自分では書いてません、母親が書いてます)はこちら
響けブログ


グリーンティーマスカット、まずっ

2006年06月14日 01時14分35秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
ジャンクに拍車がかかる。残業の日々である。自分に対して自分に笑いをトル、という自虐的になる。美味いはずがないジュースを夜中に買って、「まずぅーい」と言ってみる。

うってつけだったのが、グリーンティーマスカット。以前、ニューヨークに新婚旅行で行って、CSN&Yの再結成コンサートに当日券で出かけたときに、グリーンティーという缶ジュースがあったんで、買ってみたら二口しか飲めなかった位不味かった、耐えられないぐらいの大甘だったから。今回はそれよりはいいが、正直言って単なるまずいマスカットジュースだった。

そんなことやってるより、早く帰って寝た方がいいな。WCも見ずにね。

ワールドカップ初戦の夜の路上はガラガラ

2006年06月13日 01時13分45秒 | Photo&エッセイ

さっき、夜11時頃、つまりワールドカップの日本の初戦、対オーストラリア戦の真っ最中に会社から帰ってきたわけだけど、驚いたねー。道がガラガラ。真夜中だって、朝方だって、ここまで空いていることは少ないくらい。この写真が夜11時の新宿歌舞伎町ですよ! 

しかも写真には撮れなかったけど、埼京線が大ガード上を走っていたけど、なんとガラガラ。全員座ってる、どころじゃなくて、ところどころ座っている、というくらい。すごい視聴率だっただろーなーそして、みんなガッカリしたんだろうなー。

いつもバイクでの帰路は新宿から青梅街道をひた走るが、青梅街道もこんなにガラッガラで、信号のタイミングもよく、スイスイ帰れたわけです。(ちなみにこれは中杉通りと青梅街道の交差点付近、信じられないほど空いているでしょ)

サッカーが、ワールドカップが大好きな方には申し訳ないんですが、個人的にそれどころの場合ではないもので、今回のワールドカップはヨコから盗み見る程度にしてます。「自分の力でコントロールできないことは無視します。」という松井(ヤンキーズ)のテレビでの発言が思い出される今日この頃。余談だが、というかこの話全体がはじめっから余談だが、一流アスリートの常にベストなパフォーマンスをするための精神論って、もはや武士道に近いね。いつかそんな本でも書いてみようかなと思う今日この頃、もう寝ます。


There will never be another youっていい曲だな

2006年06月11日 06時12分51秒 | 原朋直トランペットレッスン講義ノート
ジャズトランペッター原朋直さんのレッスンに通ってます。
講義ノートは、まだセカンダリドミナントで止まってますが、その後は

・リレーテット2、から2-5-1
・代理コードとビバップのコード進行
・テンションコードとオルタードテンション
・オルタードテンションとオルタードスケール
・モーダルインターチェンジ

という風に講義は進んでいます。そのうちノートも追いつくように書こうと思ってます。

で、モーダルインターチェンジの練習曲としてやっているのが、There will never be another youという曲です。ここのところ一日に5回や10回は聴いてます。バッド・パウエルとか、レスター・ヤングとか、いろんな人のバージョンがあるのですが、自分で持っていて気づかなかったんだが、チェット・ベイカーの名作中の名作、「chet bakar sings」にも入っているのでした、知らんかった。
で、何度も聞いているんですが、いい曲だなー。チェットは特有の「ぼやき」みたいなトランペットの音とフレーズもとてもいいが、ボーカルは本当に素敵。また、この曲の歌詞が、売れないジゴロみたいな、ジゴロを気取った気弱な男みたいな、チェットの声にとてもよく合っていていいね。いつか自分でもラッパ&ボーカルで粋に歌いたいと思っております。

こんな歌詞です。憎い男だねー。弱気な女衒を気取るが、実はモテているフリをして強がるだけの男、チェットが歌うとそんな感じがします。
和訳は私訳です、間違ってたらすいませんね(峯、チェック頼む)
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There Will Never Be Another You
(Mack Gordon/Harry Warren)

There will be many other nights like this,
こんな素敵な夜は、まだこれから何度もあるだろうな
And I'll be standing here with someone new.
その時はきっと、ほかの女の子といっしょだろうな。
There will be other songs to sing,
今日とは別の歌を歌って、
Another fall...another spring...
次の秋や春にね
But there will never be another you.
でも、君の代わりはいないよ。

There will be other lips that I may kiss,
僕は別の人とキスをするだろう
But they won't thrill me like yours used to do.
でも君とのキスよりもスリリングじゃないだろう
Yes, I may dream a million dreams,
僕にはいっぱい夢があるけど
But how can they come true,
いったいどうやったら実現できると思う?
If there will never, ever be another you?
あなた以外の人といっしょに?
(「あなたこそが、僕の夢を実現できる人」の反語表現ではないかな)

エビデンス・フォー・マイ・ミュージック
原朋直(tp), 緑川英徳(as), 吉田桂一(p), 上村信(b), 井川晃(ds)
キングレコード

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憂鬱と官能を教えた学校

河出書房新社

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改訂版 ポピュラー音楽に役立つ知識

シンコーミュージック

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ジャズスタディ 渡辺貞夫

エー・ティ・エヌ

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すき家のネギ玉丼

2006年06月09日 19時32分43秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
この言葉は自らNGワードにしてるので、使いたくないんだが、なんだか妙に忙しい。イケヤ新聞もそろそろ出します、と宣言して原稿もいただいているのに、ずいぶん出せていない。ああ。映画もなかなかみれないし。でもTPの練習はしてます。最近、夜中に腹減って、すき家という牛丼やでネギ玉丼というのを食すことがある。見事なまでにジャンクだが、妙に好きだ。卵を自分で割ってスプリッターで黄身だけを残して丼の上に載せるっていう行為をお客さんにセルフでさせるところが、また巧いね、妙に楽しい。

そういえば突然先日読んだ新聞に載っていた川柳が面白かったのを思いだした。

昼ご飯、妻はセレブで、僕セルフ


おもしろうて、やがて悲しき……。でしょ?

映画「嫌われ松子の一生」を見た<★★★★★>満点!

2006年06月08日 00時59分49秒 | 映画レビュー

話題の日本映画、「嫌われ松子の一生」を見た。うーん、期待せずに行ったんだが、良かったー。泣いてしまいました。(ちなみに泣ける映画ではないので、映画館で泣いていたのは僕だけだと思います)。

嫌われ松子の一生

監督:中嶋哲也
出演:中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之、市川実日子
(C)2006 「嫌われ松子の一生」製作委員会

一説によると主演の中谷美紀は監督の中島哲也に「へたくそ」「やめちまえ」みたいな罵詈雑言を浴びて殺意すら覚えた、なんて話も何かで読んだことがあるが、中島美紀の女優魂は凄まじいものがある、演技というのか、本気というのか、凄かったし、とても魅力的だった。


さて、この映画はぜひ皆さんに見ていただきたいので、ここから先は映画を見た人だけに読んでもらいたいと思います。












ああ、この映画は、何と説明したらいいだろう、実にいろんな視点手見ることが出そうだ。とはいえ、まあ、まさに嫌われ松子の一生なのだが、そしてそれは凄惨を極める不幸な一生と言っていいのだろうが、それがミュージカル仕立てで、とても上品でコミカルに描かれていて、どこかお茶目であまり悲惨とは感じられない。

が、敢えて言おう。映画的な演出手法が、彼女の悲惨さを消しているのではない。客観的に見て信じがたいほど不幸な境遇は、彼女にとって必要なことで、それは何かを(たぶん愛を)「惜しみなく与えるもの」にとっては、実は不可欠な境遇だったのではないだろうか。決して愛を与えられなかった、そしてそれを嘆いていて彼女は愛する者に、多くを与えていた。

もちろん彼女は全然神様のようなすべてに優しい、慈愛に満ちた人間ではなく、友達をねたんだりする人間的な欠陥を多く持った人間だし、しかも殺人者ですらある。だが、あまりに多くのものを、全人格的に与えた者は、最終的には紙に祝福されるのだろう、ラストシーンの階段を上がっていくシーンでは、僕はキリスト教者ではないが、魂の救済を感じた。

むずかしいことはこのくらいにしようか。
見所は、冒頭に書いた中谷美紀に女優人生を賭けたかのような演技、そして松子に関わる男たちを演ずる俳優たちも、みんなとてもいい演技をしている。劇団ひとり、とか宮藤官九郎とか、香川照之とか、伊勢谷友介、荒川良々とか。松子の甥(瑛太)を狂言回しにしたアイディアもいいし、演技も良かった。

映像もとても美しく、シーンごとにかなり編集でいろんな色を強調したPhotoshop的な作りになっていて、デパートの屋上が極彩色だったり、するんだが、これもいいセンス。全体に画面の隅々まで気を配った緻密な仕上がりで、非常に完成度は高いように思った。

そしてたくさんの歌うシーン。中谷美紀もよく歌ったが、ミュージシャンもたくさんでているし。歌うし。特に印象的なのはラストで登場人物たちが順番に歌うシーンで、これがいい。音楽を巧く使った映画だと、最近ではチャーリーとチョコレート工場を思い出すが、それに匹敵するぐらい上手な使い方だったと思うよ。

最近クラッシュで5点満点を出したけど、なんといい映画が続くことか。今回も文句なしの5点満点を差し上げます。

<★★★★★>

以下、公式な解説です。
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不幸って何?女の子なら誰だって、お姫様みたいな人生に憧れる。昭和22年・福岡県大野島生まれの川尻松子も、そのひとり。でも、現実は…20代で教師をクビになり、エリートから転落して家を飛び出しソープ嬢に。やがてヒモを殺害して刑務所へ…。壮絶な不幸に揉みくちゃにされながらも、誰かを愛し、その人だけを信じて突き進む…、傷ついても、傷ついても愛する人への思いを胸に夢を見つづける松子。誰がどう考えたって不幸な人生なのに、彼女にとってはすごくハッピー!

嫌われ松子の一生のオフィシャルサイトはこちら

ポンタ&TOKUのライブを最前列でガキと見てぶっ飛ぶ

2006年06月06日 23時37分22秒 | CD&コンサートレビュー
ドラムといえば、村上ポンタ秀一、そしてボーカル&トランペットといえば、TOKU。いまこの二人が最も僕のお気に入りミュージシャンなわけだが、なんとこの二人が一つのバンドでライブをやる、しかも、実家の近くで、しかも主催者が幸運にも知り合いの方、という信じがたい幸運が重なって、なんと、なんと、ポンタ&TOKUのライブを最前列でポンタファンのうちのガキ(5歳)と見て聴いてぶっ飛びました。

とにかく最前列ったって、ステージの段差がないもんだから、足を伸ばせばポンタさんのバスドラムに届いてしまう、という凄まじい距離で、これはほとんどバンドの練習だ、といういうよりウチのバンドの練習の時よりドラムに近いわけで、これはもう、お金では買えない幸運である。

で、始まるやいなや、ポンタさんの生のドラムの音に魅入られたようになる。なんつーか、目の前でクラッシュシンバル叩いても、これが全然うるさくないんだな、しかも繰り出されるグルーブが、4ビートであれ、16ビートであれ、豊潤で魂そのものがリズミックにゆさぶられる。しかもPA通してない生音なものだから、なんつーか、魂そのものが聞こえる。もちろんポンタさんの呼吸も唸り声も、ペダルの音も聞こえるよ。

Tokuがまたいいねー。ボーカル、生声でも聞こえるしラッパもいいし。なによりそのたたずまいとポンタさんとのやりとりからかいま見られる人間性が、いい。若いのにいい意味で極めてジャズマンだなー。フリューゲルホルン&ボーカルを復活したのは、TOKUに出会えたから。ありがとー。ギターの荻原亮、335のワンボリューム改造が凄いけど、いい音だしてたなー。ベースの佐藤ハチ恭彦、アコベバリ弾き、エレベも巧し。いいバンドだったし、演奏が超ハッピーなオーラに満ちていてとても良かった。あれはバンドも楽しいだろうし、見てる方も楽しいし、相互のハッピーで申し分なしだ。

しかしバンドのメンバー間と同じぐらい近い位置で聴いていると、ジャズのインタープレイってのが、よくわかる。ミュージシャン同士の目に見えるやりとりや合図はもちろんだが、音楽的なテレパシーまでバシバシ受信できてしまって、CDの何百倍も楽しいもの。しかもCDはもちろんPAでも裕恵内容は高域や息づかいも直接感じられるので、音楽の凄さと楽しさと愉悦と快楽がひとしずくも残さず丸かじり、丸飲みできて、これに勝る贅沢はない。というか、もうそのバンドのメンバーの一員のような気持ちになる、

さてうちにガキだが、最前列で緊張しつつ聴いているうちに一部の三曲目ぐらいで緊張鉛自己防衛本能で寝てしまってそれをTOKUやポンタさんに見つかってもう、ステージからいじられまくり。開場中の話題となってしまいました。第二部では寝なかったけどね。

その後、楽屋でうちのガキがポンタさんにご挨拶。すでに顔見知りの域に達しているので、今後はほいほい楽屋を訪ねよう、と思う今日この頃。ちょっとうらやましいぞ。

そのあたりの話と響とポンタさんの2ショット記念写真は、こちらのブログに乗ってます。

響けブログ