ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

まっすぐに、好きな男の子へ駆けてくる、夏の少女よ。

2008年07月29日 23時27分51秒 | Photo&エッセイ
小学二年生の男の子の夏休みは絶好調である。朝はラジオ体操、その後はプラスティックのバットとフニャフニャのボールで野球。さらに早朝プール。そこから学校のプール。死ぬほど遊ぶ、夏休みの子供(BY ヤノアキコ)であるわけだ。

が、小学校二年の女の子も負けてはいない。

南国の少女である。艶のある黒髪は、豊かで張りがあり、スレンダーな体に不似合いなほどだ。肌は小麦色である。
朝、気に入った男の子がラジオ体操に来ているのを見つけると、満面の笑顔でまっすぐに走ってくる。
そしてニコニコしながら、二人で体操をする。
体操が終わると、また笑いながら帰って行く。
べつにそれだけのことなんだが、本当に楽しそうだ。

愛だの、恋だのなんて、どうでもいいよね。おとなにくれてやれよ。
それより、真っ青な空の下、輝くような笑顔で、
好きな子に向かって、まっすぐ走ってくる。

なんてすてきな生き物なんだろうか、小学二年生って。

いいぞ。


あ、蛇足ながら「夏の少女」は南こうせつですよ。
ララ、夏の少女よ。

南こうせつベスト

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こどものうた 夏

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apバンクフェス千夜一夜物語の第4夜。絢香、あるいは、ディーバ(歌姫)。

2008年07月28日 04時46分40秒 | CD&コンサートレビュー
apバンクフェス千夜一夜物語の第4夜。絢香、あるいは、ディーバ(歌姫)というもの。

apバンクのステージ、三日目、灼熱のステージに出てきた絢香は熱唱した。
日頃テレビを見ないオレは、絢香といっても、あまり知らなくて、タダ知っていたのはドラえもんの映画のエンディングの歌を歌っていると言うことだった、その時も上手いなとは思った。
が、上手いどころではない。彼女が歌っているところを見ると、全身が音楽と化しているように見えた。
数ヶ月前、国際フォーラムでみたライブイマージュの元ちとせを思いだした。
あのときも、彼女自身が音楽になっていると感じた。

歌が抜群に美味い女性歌手の場合、つまり歌姫、ディーバの場合だが、音楽的な巫女、のような感じがする。これが男性であればそういう感じはないんだが、降霊してしまった、音楽。

ディーバを見ていつも思い出すのは、映画「神童」でのヒロイン、若き女性天才ピアニストのウタが、世界的な巨匠のピアニストのトラで、コンサートに出る直前、舞台袖で言う台詞だ。
「大丈夫。私は、音楽だから」。

Sing to the Sky -初武道館ワンマンLIVE・DVD付-

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First Message
L.O.E,L.O.E,上杉洋史
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apバンクフェス千夜一夜物語の第3夜。それはエコを考えるだけでなく実践するフェスでもあった。

2008年07月25日 10時36分04秒 | CD&コンサートレビュー
apバンクフェス千夜一夜物語の第3夜。それはエコを考えるだけでなく実践するフェスでもあった。


apバンクフェスのAPはなんのことかご存じ? Artist Powerですよ。hand powerです、みたいですが。ミスチル桜井氏とプロデューサーの小林武史氏らが中心となって、アーティストがNPO系の銀行をはじめ、環境によいことをしている企業に貸付をしている、それが AP BANK。そのbank のバンドなのでBank Bandだし、AP Bank Fesとなるわけです。

だから、かなり、過激に、強烈に、エコであって、展示もエコエコしてます。が、展示だけでないところが良いところで、このフェスは朝から晩まで会場が開いていて、始まるまではたくさん出店している屋台で各々カレーを買ったりジュースを買ったりしてのんびり暮らす、このあたりがアウトドアっぽいし、いってみればウッドストックっぽいかも。

この出店で使っているのが、紙コップや紙皿ではなく、リターナブルなプラスチックコップであって、これは会場で洗浄して使われる、それだけでもかなりエコを感じさせるし、食べていても紙皿より楽しいよ。
ゴミは細かに分別して捨てるシステムになっており、ボランティアが分別を手伝う。分別されたゴミはそれぞれリサイクルに回され、捨てる分は計量される。
ペットボトルは苛烈な暑さの会場だけあってたくさん売れていたが、これは現場で分別回収されて圧縮され、あるものはデモンストレーションで持ち込まれていた機会で粉砕され、リサイクルに回される。
会場の電気は風車を使ったエネルギーを(だけじゃないと思うけど)使う。

これだけ徹底してやっているから、さすがにフェスに来た人間はエコについて考える。音楽の中で、歌詞で「地球に優しくねー」って歌うのは、どうかと思う。音楽は音楽だから。もちろん音楽にメッセージは必要だけどね、でも演説ではない。それより、その会場を現実にエコで動かし、それを観客が音楽を楽しむように楽しむ、というこのap bankのアプローチは素敵だと思う。

エコそのものについては、イデオロギーっぽくなってくるのでね、詳細の考察はここでは省くけど、アーティストがコンサートをやる、そこでエコを実践する、それだけでも充分に、僕は素晴らしいと思う。このコンサートはリピーターが多いようだけど、それはよくわかるよ。来年も行きたいと思います、ただし日焼け対策は万全にする必要があるけどね。


apバンクフェスでミスチル桜井がうたった「スローバラード」。それは痛切な祈りのように。

2008年07月24日 09時58分42秒 | CD&コンサートレビュー
apバンクフェスでミスチル桜井は、歌った。忌野清志郎への「スローバラード」。それは痛切な祈りのように。

ap bank fes話の第二夜である。

僕がプレスでいったap bank fesは、3日め。直前まで一番楽しみにしていたのは清志郎だったんだが、直前、数日前に、発表になった。ガンの再発だ。つい最近完全復活コンサートをやって話題になっていたのに、本当に残念だったし、ガンのことはすこしばかり勉強したので(乳ガンなどに関してはこちらをhttp://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/b763aa25d6f3ae7876cbb07ee293962a)再発というものが、どのような意味を持っているのかよくわかる。骨転移というのは、特に厳しい状況だ。

bank bandはたくさんのゲストを呼んで、素晴らしい演奏を繰り広げたが、本来清志郎がでるべきスケジュールのあたりで、全くMC無しで、ピアノのイントロから始まったのが、初期RCサクセションの名作「スロー・バラード」であった。オレはイントロだけで分かった。プレスの腕章の威光で前の方で見た。桜井は泣いてはいないが、痛切な祈りを込めて歌っているように思えた、スローバラード。

♪♪♪悪い予感のカケラもないさ♪♪♪♪

凡百の言葉より、その祈りの痛切さが身を切るように僕に響いた。

終わったときのMCは
「もうみんな、知ってると思うけど。……。そういうことです。」だけだった。そして引き続いては「雨上がりの夜空に」。清志郎のかわりなんていない、だから、ゲストに歌ってもらう案も却下して、客席のみんなに歌ってもらう、こう桜井はいって、一曲の間中、ステージの隅から隅まで客を煽りながら、2万人を前に、ノーマイクで、客席のお客と同じように、こんな夜にお前に乗れないなんて、と叫びながら、ロックの武器であるエレキギターを大音量で弾きまくった。

清志郎がいなかったら、日本のロックはどうなっていたんだろうか。

その存在は、信じられないほど、重い。特に日本でロックをやっている人間にとって。アマチュア、プロ問わずにな。



忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム
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ap bank fes(APバンドフェス)その1、セッションバンドよりバンドがいいぜ、やっぱり。

2008年07月22日 22時45分13秒 | CD&コンサートレビュー
今回、WEB音遊人の取材で、ミスチル桜井くんとプロデューサーの小林武史氏らが中心に夏、つま恋で開催しているAPバンドフェスにいってきましたぜ。日頃の行いが良いのでね、というか我がジャズと人生の師、Nさんが差配してくれたことなんですが。PRESSでしたよ。PRESS。一番前まで行き放題でした。

この10年ぐらい夏フェスってのは人気ですが、ぼくはライブ・アンダー・ザ・スカイ以来、夏フェスらしきものは行っていなかったし、ライブ・アンダー・ザ・スカイはジャズだし都会だし全然違うな。アウトドアイベントに近いように思ったです。それにしても、僕が行ったのは3日め、最終日。曇っていたとはいえ暑い、暑いわけで、疲れるね、日射と気温の高さで。

いろんなことを思ったんですが、何回か分けて書きます。

本当は最初に書くのはミスチルのことだったり、またはエコのことだったり、綾香や平原あやかなどの出演者のことだったりするんだろうけど、オレは渋く、以下回目は一番書きたかったバンドについて書こうと思う。

bank band素晴らしいですよ、3日間も、あらゆるアーティストのハウスバンドをやるわけで、これは現存する日本の最高のセッションマンの集合体と言っていい。ギター、悔しいけど小倉。ベース、東京事変の亀田誠治。Keyboardは小林武、アコースティックギターとコーラス、桜井くん。ドラム、本当に素晴らしい、SONARのドラムを使いこなす男、山木秀夫だ。小倉はさておきさ、山木さんのドラムと亀田誠治のベースはすばらしかった。ベースの彼は、椎名林檎のプロデューサーとしても有名なんだが、良いベースだ、非常に個性があってロック的で、なのにああいういろんな音楽のセッションミュージシャンとして、しっかりと音楽そのものをリードする。幅広い知的な音楽性と、ロックな個性がプレイにあって、これはもう、本当に感動的だったし、山木秀夫のドラムは、もう山の向こうから聞こえてくる時点で、飛んでもなく旨いと思ったさ。今回はなかったけど陽水のバックで叩いていたブラシワークだって、天下一品だし。

と、ここまで書いておいていうのもなんだけどさ、非常に巧く、音楽的に豊潤で素晴らしいセッションミュージシャンが集まって演奏したんだけどさ、その後にでてきたグレイ、ミスチル。あれはバンドなんだよな、そして申し訳ないが、セッションミュージシャンのバンドより、生粋のバンドのほうが、やっぱりかっこいいんだよな。

なんでだろう。セッションミュージシャンや基本単品売りのジャズミュージシャンってのは、個別売りができる完成度があるんだよね。イメージで言うと、それぞれが丸くて柔らかい。それが組み合わさっていろんな形になるんだが、それぞれには味がある。それはあたりまえであって、個性という味がなければ、セッションミュージシャンはセッションに呼ばれないよ。だから演奏の中には程度の多寡はあれ「営業的要素」が入っているし、それが美味しいわけだ。
しかしバンドは違う。単品売りしてません。バンドが最小単位、individual、分割不可。しかもいつも自分たちの曲を叩いている、弾いているわけ。たぶんドラムは山木秀夫より下手だし、ギターだって小倉より下手だよね。当たり前だ彼らは単品で世界一だ。でも、バンド全体がソリッドで分割されていない、1つの音楽の生き物になっている、それぞれが音楽というパズルのピースになっていて、バッチリ、ガッチリと組み合わされ、それが猛烈に1つの生き物のように、ドライブし疾走しはじめる。これは知的なセッションミュージシャンのバンドでは、起こりえない。そこには音楽だけがあって個人個人の音楽的主張は不要だ。

バンドは楽曲だけのためだけに演奏しているし、それを曲ができてからずっと演奏し続けている、何年も。その曲を作ってきて、演奏し続けてきている、仮に、仮にですよ、演奏が下手さだって、それすら、その曲そのものなんだ、これは、やっぱり、ロックだし、かっこいいよ、やっぱり、グレイは正直趣味じゃないし、共感できる部分もないけど、ミスチルはとても良かったし、桜井の歌も本当に素晴らしかったけど、それ以上に彼らに教えてもらったのは、どんなに巧い卓越したセッションマンが集まったバンドよりも、バンドのほうが、遥かにカッコイイし、遥かに「音楽そのもの」なんだ、ということ。これは強烈に思ったな、というのがまずapバンクフェス千夜一夜物語の第一夜でありました。

いつも笑っていられるように
植村花菜,大森祥子,渡辺なつみ,上杉洋史,神津裕之,松岡モトキ,弥吉淳二,亀田誠治
キング

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ギブス
椎名林檎,山上路夫,亀田誠治,亀田誠治,西川進,田淵ひさ子,斎藤有太,村石雅行,河村母介
EMIミュージック・ジャパン

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ハネモノ
スピッツ,草野正宗,亀田誠治
ユニバーサルJ

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Desire
Do As Infinity,D.A.I,3SV,亀田誠治
エイベックス・トラックス

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not too fast,not too slow
後藤次利,今剛,佐藤達哉,岡崎好朗,矢堀孝一,向井滋春,松本圭司,山木秀夫
インディーズ・メーカー

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Jazz 'n' Pop
小沼ようすけ,笹路正徳,高水健司,山木秀夫
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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to U
Bank Band,Bank Band,Salyu,小田和正,桜井和寿
トイズファクトリー

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沿志奏逢2

トイズファクトリー

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沿志奏逢

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HANABI

TOY'S FACTORY Inc.(VAP)(M)

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『哀しい予感』を読んだ、やっぱりばななは凄いと思った

2008年07月21日 04時51分19秒 | レバレッジリーディング
哀しい予感 (角川文庫)
吉本 ばなな
角川書店

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最近本は読んでいるが、いわゆる小説や文学作品は読んでいない。
でも嵐山光三郎の本を読んで感嘆した流れで、たいした意味はなく、しかも風呂に入っている間に読もうと思って(この悪癖は直らない、風呂での読書は最高だ)この文庫本を手にした。これは自分で買ったのか、妻の本なのか、はたまた遠い昔の恋人の本だったのか思い出せない。読んでいっても初読なのか再読なのか判別しないまま、どんどん話に引き込まれていった。

素晴らしいね。日本にはノーベル賞に一番近い作家、村上春樹もいるけど、吉本ばななもいる。

20年も前の本だが、素晴らしい筆力であり、美しい世界感であって、この小説に出てくる全ての人間が魅力的だ。
ばななは、全ての作品を読むべき作家だと思う。(全然読んでいないけど)


そういえば、また女性でしたね、芥川賞。ぼくは中国人の女性の人が書いたものは、近々読むつもりでいます。天安門事件を、中国の当時の若者の世代がどう総括しているかを知りたかったのでね。

小学校二年の夏休みを、愛おしもうと思う。

2008年07月21日 04時43分22秒 | Photo&エッセイ
この休みから、うちにコドモは夏休みに突入した。
小学校二年の夏休みだ。
休み前に書いてきた習字は、五円。

最初は5月かと思ったよ。しばらくして五円だと分かった大笑いしたが、本当にコドモってやつは、面白いことを思いつくもんだよな。この抜けのよさが、たまらない。

小学校二年の夏休みといえば、もう無敵であって、矢野顕子の歌にあるように『そいつは僕だ、死ぬほど遊ぶ、夏休みのコドモ』だ。昨日は早朝起きて、公園で遊び、引き続きラジオ体操、朝飯を挟んで野球、プール、野球、そしてやっと昼飯。そこからは別行動となったが、こんな調子だよ。この暑さも、ものともしない。とのかくエネルギーが爆発しているわけで、生命の祝祭だ。
いつの間にかバットのスイングも安定してきて(プラスチックのオモチャのばっとだ)、投げるボールも弓なりでなくバシっと直線になってきて、どんどんコドモから少年になってくる、二度と繰り返すことがない、小学校二年の夏休みを、僕は心から愛おしもうと思うんだ。


妻と子どものブログに、同じネタで話が載ってますので、そちらもぜひご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/hibikeblog/e/4a4e360159b1cc830dae3e8f3b69cbd4





「CHILDREN IN THE SUMMER」
  作詞:糸井重里 作曲:矢野顕子

* Horn arrangement: Gil Goldstein
* RANDY BRECKER: trumpet
* ALEX FOSTER: clarinet, saxophone
* CHRIS HUNTER: saxophone, saxophone solo
* STEVE FERRONE: drums
* WILL LEE: bass
* EDDIE MARTINEZ: guitar
* 宮沢和史・矢野顕子: background vocals
* 矢野顕子: piano & synthesizers

LOVE IS HERE
矢野顕子,矢野顕子,糸井重里,宮沢和史
エピックレコードジャパン

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ベスト・オブ・夏休み
横山太郎,大久保三郎,若山胤雄社中,鬼太鼓座,吉田兄弟
ビクターエンタテインメント

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ピヤノアキコ。~the best of solo piano songs~ (SACD-Hybrid)

エピックレコードジャパン

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IF I were Bike Messenger

2008年07月18日 00時52分08秒 | Photo&エッセイ
IF I were Bike Messenger

よく晴れた初夏の遅い午前、青梅街道でバイク便の後ろにくっついてバイクを走らせていたときに、不意に思いだした。

ちょっと前だが、友人に「会社員を辞めて怖くなかったですか」と言われたことがある。

べつに、こわいことなんてない。

その友人は定期的な安定収入がほしいと言っていたが、別に定期的でなくても安定していなくても、僕はかまわない。漁師や猟師と同じだ。
獲物があったら食べられる、なかったら獲物を探しに出かける。それだけの話だ。会社員はその点、定期的に食い扶持を供されるが、それは仕事の多寡や仕事のデキとは必ずしもリンクしていない、それに割りだって悪い、あたりまえだ。売上じゃなくて給料ってものは、そういうものだよ。辞めてみれば分かる。

たしかその時、僕はその友人にこう言ったのではなかったか。

今時の日本で餓死したらニュースになるぐらい珍しいことだよ。餓死なんて簡単にできない、良い世の中なんだから、好きなことをやった方が良いんじゃないだろうか。僕は今の仕事がなくなったら、バイク便がやりたいんだよ、バイクは大好きだし、よく晴れた日に、一日中バイクに乗れたら気持ちよさそうじゃないか。それにバイク便を使いたいぐらい急いでいる人に荷物を届けるのは、人の役に立ったなーってう実感があることだと思うしね。

いつか、バイク便をやってみたいな、と思った。でもその時は自分でバイク便の会社を作ろう。

よく晴れた、初夏。濃いめのサングラスをかけて、バイクに乗ることほど楽しいことはあるだろうか。



原朋直と佛坂咲千生さんのマイブームは「すぐ休む」

2008年07月17日 07時01分26秒 | 原朋直トランペットレッスン講義ノート
原朋直さんのジャズトランペットコースに通ってます。もう二年を過ぎました。そこでいつも音楽やジャズに関わる素晴らしい話が聞けるので、読者諸氏にもおすそわけしています。

ちなみに、原朋直さんのレッスンノートは、こんな感じで書いてきています。
よかったらまとめてお読みください。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94

今回はトランペットの練習の時に、細かくたくさん休憩を取るというお話。



もうひとつ、マイブームですけど、佛坂先生とのアワーブームなんですけど、「必ず休む」。
トランペットは吹き続けてはもちろんダメ。唇に非常に悪いです。なんですけど、トランペッターってたいてい練習しているときにもう一息これを吹いて納得してから休憩するんですけど、それをしない。
疲れて唇に違和感を感じた瞬間、マウスピースをはずす。離れる。出なくなったとき。もう吹かない。ちょこちょこちょこちょこ休む。
いま、クラシックの超絶技巧の練習なんとかってやってるんですけど、そういうのって、頭からお尻までつなげて吹かないと意味がない、といわれてるんです。でも続けてやらない。一段ずつやる、そして必ず休む。
そういうことをすると「音楽がぶちギレで音楽にならない」っていうことをいうひとがいるんですが、音楽と技術は別なんです。続けたときに音楽にならないっていうひとは音楽的な才能がない人だよね、とかって厳しいことを言ってます。

とにかく唇がフレッシュであることを考える。今日みたいに六時間を吹いて限界を迎えているときはチャンスだとおもってます。とにかく9時間ぐらい、マジで吹きたいんですよ。




朝練 管楽器の呼吸法 呼吸法・喉とアンブシュアの関連性 藤井完/著
藤井 完
全音楽譜出版社

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アンブシュア―管楽器奏者のための
大室 勇一,荒木 雄三,モーリス・M・ポーター
全音楽譜出版社

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マジオ金管教本 (1983年)

パイパーズ

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トランペットレパートリー ジャズ・スタンダード名曲選 IV アドリブ不要! CD付

ヤマハミュージックメディア

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秋田透のトランペットが吹ける本 参考演奏 カラオケCD付 トランペット初心者のためのとてもやさしい教則本
秋田 透
ヤマハミュージックメディア

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エビデンス・フォー・マイ・ミュージック
原朋直(tp), 緑川英徳(as), 吉田桂一(p), 上村信(b), 井川晃(ds)
キングレコード

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憂鬱と官能を教えた学校

河出書房新社

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絶対わかる!曲作りのための音楽理論―必要最小限の理論知識だけでOK!
デイヴ スチュワート
リットーミュージック

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改訂版 ポピュラー音楽に役立つ知識

シンコーミュージック

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ジャズスタディ 渡辺貞夫

エー・ティ・エヌ

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銀座のタイ料理店、ジム・トンプソンズ・テーブル銀座に行ったよ

2008年07月15日 05時42分45秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
辛いのが苦手な俺だが、先日会社の女の子の送別会で、彼女のリクエストがタイ料理だったものだから、銀座のタイ料理店、ジム・トンプソンズ・テーブル銀座に行ってきました。

いや、苦手云々以前に、さすがに旨いよ。生春巻きも、トムヤムクンも。辛いのが苦手だからトムヤムクンなんて普通食べないんだが、ここのトムヤムクンは辛いけど旨い、辛いから旨い、タイビールとぴったりあう。エビが旨いよな。こちらです。


また終盤になって嬉しいのは、デザートがすばらしいこと。辛い甘いの連続美味攻撃の最後に、甘いの圧倒的な攻撃。しかも繊細な味で、これは美味しかったです。
ランチもあるらしいので(長蛇の列だそうですが)銀座周辺でお昼頃いたらぜひ行ってみたいと思います。






ジム・トンプソンズ・テーブルのHPはこちら
http://www.jttable.com/




ジム・トンプソンとはこういうひと
http://www.sugoihito.com/jhwt/jhwt.html


MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

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ザガットサーベイ東京のレストラン 2008 (2008)

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暑い日は浜松の喫茶店「ノンクランテ」で、エスプレッソをかけたバニラを

2008年07月14日 10時52分20秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
元来僕は食べ物には全然うるさくないんだが、妻が旨い物が好きでそこに労を惜しまないタイプなので、ずいぶん旨い物のご相伴にあずかり、食べ物にウルサイ方になってしまった。これは幸せな話だ。

妻のコーヒー好きは中毒と呼ぶべきだが、豆から挽くだけに留まらず、焙煎をする。自家焙煎である。コンロの上で独特の入れ物で豆を焼くわけだが、これはある程度重いものを数分に渡って振り続けるのでかなり負荷がかかる、そういう負荷を最も嫌うはずの妻は、コーヒーに関しては妥協なく振り続ける。

で、すっかり美味いコーヒーの味を知ってしまったオレだが、そうなるとどこでコーヒーを飲んでも旨い、というわけにはいかないわけで、逆になかなか美味しいコーヒーに出逢うことがないというのが実際の所だ。

いくつか、本当に美味しいと思える喫茶店があるわけだが、浜松のノンクランテは、仕事で知り合いになった三島さんという方がやっている店なんだが、ここは美味しいですよ。自家焙煎の店で、豆も販売もしてます。

実家に帰ると時々自転車で汗だらけになって行くわけですが、コーヒー、美味しいです。とても上品でバランスがとれた味で、ブラジルのカルモシモサカという豆が絶品。

さらに甘党のオレに嬉しいのが、ソフトクリームにアツアツのエスプレッソをかけたやつ。苦さと甘さ、熱さと冷たさ、愛と憎しみ、善と悪、罪と罰、二律背反スルものをまとめて受け止める大人ならではの味わいであります。

プードル(トイじゃないレギュラープードル)の姉妹もお客様をお待ちしております。





ノンクランテのホームページはこちら
(このホームページを作ったのは妻です。)
http://homepage2.nifty.com/noncurante/index.html



なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?
スコット ベドベリ
講談社

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スターバックス5つの成功法則と「グリーンエプロンブック」の精神
ジョセフ・ミケーリ
ブックマン社

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ブラジルに雨が降ったらスターバックスを買え
ピーター・ナヴァロ
ダイヤモンド社

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コーヒー自家焙煎教本―焙煎技術から開店準備まで満載。
中野 弘志
柴田書店

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アマチュアのフォークイベントを観た。フォークはもう死んだのか。

2008年07月12日 23時47分48秒 | CD&コンサートレビュー
<コメントをいただき、実に自分が独善的であったことに気づきました。猛省しています。ああ恥ずかしい。のでこのポストの内容を大幅に差し替えます。>

友人Sと同時にリアルタイムで観ていたテレビ番組を思い出す。井上陽水がホストで多くのフォークシンガーが沖縄のホテルに泊まって飲み語り、一曲ずつ歌うという「同窓会」というNHK BSの番組だったと思う。ここで歌った彼らの曲は、ただひとつとして懐かしくなかった。高田渡。小室等、加川良、友部正人。まったく今の、彼らの言葉であった。凄かったよ、友部正人。番組の中で陽水が友部正人にリクエストした曲。「一本道」。ほかの全員が本当に真剣に食い入るように観ていたのを覚えている。「いま、僕は阿佐ヶ谷の駅に立ち……。」フォークはもう死んだのか。いや、僕は死んでいないと思うんだが。

あれからどのくらい

インディペンデントレーベル

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にんじん

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dankaiパンチ~東京に吹く風~フォーク編

ビクターエンタテインメント

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春一番ライヴ 72

ベルウッドレコード

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ポップアートは街角にある、と思うよ、“カッコいい”デザイナー諸氏。

2008年07月11日 22時14分06秒 | DIARY
最近家庭の事情もあり、浜松の実家にいることも多いんだが、実家の近くで散歩すると、こんなポップで素敵なアートに出逢うことができる。

ま、種明かしをすれば、川端康成のノーベル賞受賞スピーチの「美しい日本のわたし」ではないが、古いペンキの剥がれた民家の色味などは、すでにアートの域に達しているし、同系色でまとめつつも侘び寂ならぬ「錆び」で良い味だしたりと、隅に置けない。用はこれを再発見し、アートとして自分の中でピュアに再評価できるか、だよ、明智君。

1つ前のポストで書いたADCの諸先輩方は、難しく考えすぎているのだ。







つけ麺ジャンキーズ、とくにジャンクなもんじゃソバ@花月

2008年07月09日 22時49分57秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
なかなか一食入魂できない、今日この頃

会社に遅くまでいるときは、ついジャンクなラーメンを食べたくなる。
これは本当は仕返しなんだが、自分へ自分で仕返しして何になるのか、もっと悪くなるのにバカとしかいいようがない。

最もジャンクとおもえるのは花月というラーメンチェーンにあるもんじゃそばという汁のないソバで、これにラー油と酢を回し、これでもかと混ぜて食す。もはや味のボクシング状態なんだが、どうにでもなれという気がしてきて、深夜の残業の心境とシンクロする。

ほんと、会社での残業はやめたほうがいいね。もはや会社員ではない私(なぜか会社で残業中)から、会社員諸氏へのメッセージである。



素人庖丁記 (ランダムハウス講談社 あ 4-1)
嵐山光三郎
ランダムハウス講談社

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素人庖丁記 (カツ丼の道篇) (講談社文庫)
嵐山 光三郎
講談社

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素人庖丁記・ごはんの力 (講談社文庫)
嵐山 光三郎
講談社

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素人庖丁記・海賊の宴会 (講談社文庫)
嵐山 光三郎
講談社

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素人庖丁記〈パート2〉
嵐山 光三郎
講談社

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銀座タクトでみた、殺陣師「立師士郎」の凄み

2008年07月09日 09時31分26秒 | CD&コンサートレビュー
吾妻橋で開催されている「大江戸バンドセッション」というイベントを主催しているスズキイチローさんと知り合った。そしてイチローさんが主催した銀座タクトでのライブイベントに行ってきた。

イチローさんは、アマチュアバンドをやっている傍ら、アマチュアバンドを束ねて言いベンとをやったりするのが「性」のようで、とにかく人が集まってくる、とうか、人を連れてくる。まー、すごい人脈であって、音楽関連、ペット関連、マスコミ関連、NPO関連と、すごいものですよ。

で、そこで楽しいバンドもいくつか出ていて、「覆面食堂」という、最高に変で面白い覆面歌謡曲バンドもあるのだが、、私が心を奪われたのは、殺陣師である「立師士郎」という方の、約10分にも満たない短時間のパフォーマンスである。

ジャズバンド、ライブバンドの間に登場し、まずは一曲、ど演歌を歌う、これが、まぁ、完璧など演歌を、カラオケで歌う。いっしゅん客席は驚きに包まれる。どんびきというわけではないですよ、驚愕という感じ。その曲の歌詞世界もすごいからな。

そしてそのあとで、殺陣の披露。居合い抜きの一人撃ち(0,5秒)、そしてそのスロー再生実演、さらに二人撃ち、三人撃ち、四人撃ち、5人撃ち、背後からの返り討ちをそれぞれ実演。その時間、多分2分足らず。

これは、すごいよ。目にとまらぬ速さで、多分この人は本当に殺陣を教えるような立場の人ではないか。


そして、その披露が終わると笑顔で去っていく、その時間都合8分程度。


いや、早い、いや、見事なステージパフォーマンスであって、これには感服しました。


7月20日、吾妻橋でイチローさん主催の大江戸バンドセッションがあり、そこで覆面食堂や立師士郎さんが登場しますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
こちらに情報があります。