ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

「AIの衝撃 ー 人工知能は人類の敵か」っていう本を読んだ

2016年09月01日 01時19分08秒 | レバレッジリーディング

 

仕事でクルマの自動運転について書いたことがあって、
そこから技術特異点=シンギュラリティへの興味が生まれた。
クルマの運転は、実際機械化されたほうがはるかに安全だろう。
昨今のお年寄りのブレーキとアクセルを間違えた自己や
酒酔い運転によるひき逃げなどを見ていると本当にそう思う。
すでに研究開発は進みつつあるが、前後左右のビデオカメラからの
画像認識による道路状況の把握、GPSやネットからのマップデータ、
クルマの駆動状況のモニタリング、さらにはクルマ同士の
センサーでの相互の位置や状況の確認などを考えれば、
人間の運転の精度などひとたまりもない。
間違いなく自動運転が勝つ。

しかし、運転プログラムには哲学、倫理が必要となる。
どうころんでも、自分側か相手側が死ぬ事故が必至、となったとき
どう動くべきか。あるいは、ハンドルを右へ切ると5人死ぬが左へ切ると
6人死ぬ、切らなければ自分を含めて4人死ぬ、という状況が発生したら
自動運転はどう判断するのか。
できるだけ人数が少なければいいのか。
それとも子どもがいるか、などの変数を組み入れるのか。

いずれにしても、ここは非常に難しいところ。
そして道路に関する法律との兼ね合いも難しいだろう。

完全に自動運転であれば免許は必要なくなるはず。
無人での運転はいいのか。
でも深夜の大型トラックなど無人で走れるなら、そのほうがいいはず。
そうなったとき何か事故が起きたら誰がどう責任を取るのか。

みたいなことを考えつつこの本を読んだ。

ま、そんなことへの答えは書いてなかったとは言え、
ディープラーニングという手法の革新性、
あるいは米、欧州がAIとロボットを使って
インダストリー4.0,つまり
第四次の生産革命(蒸気、電気、インターネットまでが1,2,3)を
獲ろうとしている。日本はまるで遅れているが。
そんな知識も得ることができた。

そしてチェス、あるいは将棋のソフトの話も面白かった。

すでに画像解析では、レントゲンからガンであることを見つける

能力はAIの方が高い。
パーカーのフレーズをディープラーニングすれば、
あっというまに法則性を見つけて、
パーカーのフレーズを無尽蔵に作り出せるに違いない。

いずれにしても人間の知能をAIが超える時は、きっと来ると思う。

(来ないという著名な知識人もいるが)

その時人は何をすればいいのか。興味深いところではあるのだった。



レクイエムの名手

2016年05月23日 01時28分22秒 | レバレッジリーディング

ジャズミュージシャンとしては、菊地成孔ダブ・セプテット、dCprG、ペペ・トルメント・アスカラールなど日本のジャズシーンを牽引する先鋭的なバンドを主宰する傍らで、女優・菊地凛子(Rinbjo名義)のソロCD「戒厳令」をはじめさまざまなアーティストのプロデュースも行い、さらに大学、音大、私塾での講師業、そしてラジオDJやテレビ出演など、多彩な活動を行っている菊地成孔。
加えて批評家としての文筆活動も活発で、ジャズ好きの方ならマイルス・デイヴィスについて論考した『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究(上巻・下巻)』(大谷能生 共著)や ジャズ理論であるバークリーメソッドについての研究を行った『憂鬱と官能を教えた学校』(大谷能生 共著)はご存じかもしれません。

今回ご紹介するのは、2015年10月に発表された近著、『レクイエムの名手』です。



『レクイエムの名手』 菊地成孔追悼文集 亜紀書房

この本は、菊地成孔がこの十数年の間に自分のホームページに掲載したり、TBSラジオ「菊地成孔の粋な夜電波」という番組で行った追悼を集めたもの。マイケル・ブレッカー、アリス・コルトレーン、ジョージ・ラッセルなどのジャズミュージシャンはもちろんですが、柳ジョージ、大瀧詠一、忌野清志郎、植木等、谷啓、加藤和彦などの日本人アーティスト、さらに立川談志、飯島愛、団鬼六まで、追悼する方の分野も多岐に亘っています。

中でも興味深いものは、菊地成孔と知己であった方への追悼です。

たとえば浅川マキの追悼で語られる新宿のライブハウス「ピットイン」でのエピソードは、追悼文とはいえあまりに面白く、申し訳ないことに爆笑してしまいました。しかしその後に続く文章からは、浅川マキさんと共に私たちが失った、アングラ、全共闘時代の「あの頃の新宿」の喪失感が伝わってきます。

特に私が感銘を受けた追悼は、後書きに掲載されているジャズ評論家、相倉久人へのものです。

後書きに加えられた理由はこの本が脱稿した後で亡くなったためのようですが、相倉久人というジャズ評論家は日本フリージャズの創生期に山下洋輔トリオなどを高く評価し、彼らの活動を支え続けたフリージャズの論客として有名な方でした。

晩年は菊地成孔を非常に良く可愛がりました。

その様子は孫を見る好々爺とでも言うべき情景でしたが(私は「結成40周年記念!山下洋輔トリオ復活祭」でその様子を目撃しました)そうした関係のきっかけとなる、緊張感のある最初の出会いのエピソードが綴られています。

当事者同士でしかわからなかったこと、しかもその片方の方が亡くなって初めて明かされるエピソードには、深い味わいと悲しみが満ちています。

優れた音楽家が亡くなっていくのは、仕方がないこととはいえ、ファンとしては残念なことです。
ただ幸運なのは、音楽家の演奏はレコードやCDでいつでも、そして何度でも聴くことができることです。
今夜はこの追悼文を読みながら、住環境が許す最大の音量で、残された素晴らしい音源を堪能したいと思います。


2014年_002_「日本 権力構造の謎〈下〉 (ハヤカワ文庫NF) Karel Van Wolferen,篠原 勝

2014年01月13日 23時05分54秒 | レバレッジリーディング

この本は日本の権力構造について外国人著者が調べた本。

たぶん、日本について真っ白、白紙の外国人に、日本がどういう国か教えるとしたら、

この本はピッタリだろう。微細なニュアンスはさておき、

取りあえずの日本の権力構造を、的確に、論理的に、明瞭に説明できる。

実は、腹が立つぐらい、ばっさりと明瞭であって、

日本人としては、ちょっと受け入れがたい面もあるが、

実際の所、いらつくぐらい正確に書かれてあり、

「ざっくりすぎて、正確には違うんだけどな」と、

実は日本人自身が思いたいだけかもしれない。

責任を取らない、責任に所在が不明確で、市民が育っていない、育ちようがない。

法律ではなく、おどしが罰則の前提になっているとか……。

うん、とは言えないが、限りなく真実に近いようには思える。

そして多分真実……。

 

 

日本 権力構造の謎〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)
Karel Van Wolferen,篠原 勝
早川書房

 

日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)
Karel Van Wolferen,篠原 勝
早川書房

2014年_001_「夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)」乾 正雄著

2014年01月09日 02時18分05秒 | レバレッジリーディング

ライブや書き仕事でのアウトプットはさておき、

最近インプットが足りないと痛感しております。

知的な刺激が少ないとつまらないことばかり思いつくので、

今年は面白そうな本を100冊読みたいと思ってます。

(映画も、ライブもね)

というわけで。

 

これは仕事関連で必要があって去年読んだ本ですが、

なかなか面白かったので、その時書いた文章の再録です。

 

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この本で面白かったのは「不均一照明」という考え方です。

近代化とは「暗さとの戦い」でもあり、
焚き火や篝火からはじまり、
ランプ、ガス灯、電灯、蛍光灯と、
私たちはより明るい灯を次々と発明してきました。
天井に明るい蛍光灯を設置して皎々と部屋を照らす、
というスタイルは、ある意味で夜に対する勝利かもしれません。

しかし、古来人間は、昼は狩りや農耕を行い、
夜は焚き火などを囲んで動物を遠ざけつつ、
食事をし、寛ぎ、休んでいたわけです。
ですから、本来、夜、家で休むときの灯りが
昼間のような光、である必要はないのではないでしょうか。

では夜、寛ぐための、灯りとは?
そのキーワードの一つが、
この本に出てくる「不均一照明」だと思います。

均一な照明とは、いわゆるオフィスの照明です。
天井に明るい蛍光灯がたくさん埋め込まれていて、
広いオフィスのどの席の人の机の上も
明るく照らすことができる、というもの。
昼間の太陽のように上から下へ、
全てをくまなく明るく照らす光です。

一方「不均一照明」は、明るさにグラデーションがあり、
暗さを孕んだ光。この不均一さが、夜を感じさせ、
休息のとき、寛ぎのときを感じさせるのではないでしょうか。

仕事から家に帰ってからベッドに入るまでの数時間、
暗さを孕んだ灯で心静かに過ごすのは、
贅沢な時間の過ごし方であるだけでなく、
私たちの本能に最もフィットする、
自然なことでもあるのです。

 

夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)
乾 正雄
朝日新聞社

 

ロウソクと蛍光灯―照明の発達からさぐる快適性 (祥伝社新書)
乾 正雄
祥伝社

「夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)」を読んで東京の夜は明るすぎると独りごちた。

2013年09月03日 21時28分58秒 | レバレッジリーディング

 

真っ昼間に読んでみました。

夜は暗くていいんだと思います。

部屋全体を皎々とした照らす灯りってのは、

蛍光灯ができてから。

それまでは夜は暗く、灯りは点々としたものだったわけです。

人類史上でいえばつい最近までそう。

 

夜は暗いのがあたりまえ。

東京の夜は明るすぎる。

星が見えるぐらいの明るさでいいと思うのだった。

 

ちなみに最近家でも、部屋全体を照らすより、

明るさが必要な部分に、点としての灯りを置くのがいいと思うのだった。

 

ambienTec コードレスランプ Bottled (ボトルド) BL001-01S
アンビエンテック
アンビエンテック

 

夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)
乾 正雄
朝日新聞社

「毛沢東の私生活」を読んだ。エグかった。

2013年08月21日 10時16分20秒 | レバレッジリーディング
毛沢東の私生活〈上〉 (文春文庫)
李 志綏,新庄 哲夫
文藝春秋

 

毛沢東の私生活〈下〉 (文春文庫)
李 志綏,新庄 哲夫
文藝春秋

 

毛沢東の専属医の手記。

すごいえぐさ。

 

やっぱり中国は始皇帝以来、
一人の偉大な皇帝が治める国であり
毛沢東も一人の皇帝だったんだな、と痛感させられた。

エグいエピソードが山盛りであるが、
どうして大躍進、文化大革命などがどう生まれてきたのか、
よくわかった気がするのであります。

一党独裁、そして国家主席、
究極の権力集中制であり、
しかも死んだ後のえぐさもスゴい。

ただ自分が死ぬ前に四人組をつぶしておこうとした
毛沢東の冷静な判断力もスゴいと思うよ。
それにしても中国恐るべし。

尖閣諸島中国をスゴイ勢いで批判する人が要るけど、

 

 

脇田さん、ありがとう。

楽しく読ませてもらいました。

 


「サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法/大槻 ケンヂ著」を読んだ

2013年07月15日 10時37分46秒 | レバレッジリーディング

なんとなく面白そうだから読んでみたら、

やっぱり面白かったのだった。

筋肉少女帯は、俺がしばらくプロでやっていたバンドのちょっと下の世代で、

プロデューサーも俺たちと同じく佐久間正英さんだったりして、

かなり、近いところにいたんだが、

当時ロックバンドで食う頃が、彼をして「ブータンで王様になるよりありえない滑稽なこと」

と書いてあって、そーだったのか。と思った。

俺たちは軽くスターになれると思っていたので、

ある意味彼の方が大人で現実的だったんだな。

ま、それが今の彼/我の違いになっているわけだが。

 

サブカルは、サブカルチャーではない、いわゆるひとつの日本の「さぶかる」だという話や、

好きでなくてはできないし、自分が好きな物やジャンルを知らしめたい、という

他利的な気持ちがなければできない、という話も納得だ。

 

ミュージシャン由来の「さぶかる」な人だと

タモリさんとか、デーモン木暮とか(彼とは同級生)、パラダイス山元さんとか、

ま、本当に音楽だけでなく、それ以上の才能を持っている人であって

(タモリは別、早稲田のダンモで司会が専門だった)

下手する後音楽の才能よりも、もっとすごいのではないか、と思うのだった。

大槻ケンジだって、小説がんがん書いてるし。多才だ。

 

あと面白かったのは、事務所が潰れる時の話や、

とりあえず、実家にいて「月15万」稼げれば何とかなる話とか。

 

ま、フリーでコピーライターやってる俺も

ほとんど同じようなモノだけどね。

 

人として軸がブレている
大槻 ケンヂ
ぴあ

 

 

 

サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法
大槻 ケンヂ
白夜書房

 

心の折れたエンジェル
大槻 ケンヂ
ぴあ

 

 


音楽は趣味ではありません。という理由。

2013年05月26日 14時06分07秒 | レバレッジリーディング

 

 

音楽は趣味ではありません。という理由。

バンドでも、セッションでも、

趣味で音楽をやっているわけではない人たちと、

命を削るように音楽を共に作ってるのに、

自分は趣味だ、なんて言っている場合ではない。

だから批判され、失意にまみれるリスクを背負って

命を張ってやらなければならない。

しかも、誰の音楽でもない、自分の音楽を。

演奏してしまったら、もういいわけなどはきかない。

あとから補足資料を送ることもできない。

演奏は、その瞬間がすべてなのだ。

命を懸けるものは、とても趣味ではない。

そう痛感している。

 

 

村上龍のコトバ。

 

だから趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、

人生を揺るがすような出会いも発見もない。

心を震わせ、精神をエクスパンドするような、

失意も歓喜も興奮もない。

真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、

常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。

 

 

無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎

 

 


原発のウソ (扶桑社新書) 小出 裕章を読んだ。まったく正しいように思える。

2013年05月17日 23時11分52秒 | レバレッジリーディング

 

特に予備知識無く、サクっと

原発のウソ (扶桑社新書) 小出 裕章を読んだ。

内容は平易に書かれており、

しかも説得力があり、

この本に書いてあることは、まったく正しいように思える。

 

たしか昨日もんじゅが、事実上運転再開は不可能、と報道されていたように思った。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130515/k10014586741000.html

もう廃炉だろう。

廃炉したってやまのような放射性廃棄物が生まれるし、

それを最終処理するのだって、エラク大変なわけだしな。

 

 

「原発のウソ」が嘘であるなら、

だれか、どう嘘なのか教えてほしい。

 

嘘でないなら、やっぱり原発はいらない。

 

原発のウソ (扶桑社新書)
小出 裕章

扶桑社

 

図解 原発のウソ
小出 裕章
扶桑社

「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 重信 メイ (著) を読んだ

2013年05月05日 14時46分56秒 | レバレッジリーディング
「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)
重信 メイ
角川書店(角川グループパブリッシング)

アラブの春、ジャズミン革命。

長期に亘ってアラブの国々を支配していた抑圧的な政権が

SNSの力などを使って倒された。

アラブの春

<Blockquote>これらの革命の背景にはソーシャルネットワークの役割も大きいとされる。衛星放送[注 1]やインターネットの普及で情報は瞬時に伝わり[注 2]携帯電話ツイッターフェイスブックなどで抗議活動に関する呼びかけなどが行われた。さらにイスラム教の合同礼拝(国民的宗教行事のため禁止は不可能)のため合法的に人が集まり、情報や人々の感情などが直接伝わることも革命を後押しするのに功を奏した。様々な情報に加えて、政権側によるデモの弾圧などで犠牲となった死者の棺は大通りを練り歩き、治安部隊などの行動は周知されることとなった。 </Blockquote>

 

とあるが、実はそういう簡単な話ではないことがよくわかった。いろいろ知らなかった。

アルジャジーラにしても、カタールという小国が存在感を高めるために作った放送局であり、
必ずしも中立的に報道しているわけではないこと。
特にカタールそのものの報道はほとんどしないそうだ。

さらに言えば、アラブの問題の根深いところには

パレスチナ問題があり、エジプトも大きく関わっていると言うこと。

 

それにしても、予備的な知識が全然ないし、

状況は複雑だし、とても今の状況を理解することはできないが、

少なくとも複雑であって、分かりやすい説明で理解することは

不正確な理解となる、とうことだけは分かった。

 

facebookで革命が起きて民主主義が実現してめでたしめでたしでは全然なく、
SNSで煽って都合の悪い政権をひっくり返した、という可能性が高いんだな。

国家、というより、多国籍企業かもしれない。
これは以前読んだTPPの本にも同じ趣旨の事が書いてあった。

政府は必ず嘘をつく――アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること (角川SSC新書)
堤 未果
角川マガジンズ

 


ライブ・アット 騒 (GAYA) ─ 阿部薫、鈴木いづみ、フリージャズメンとの日々 ─を読んだ

2013年04月26日 01時24分36秒 | レバレッジリーディング
ライブ・アット 騒 (GAYA) ─ 阿部薫、鈴木いづみ、フリージャズメンとの日々 ─
塙 耕記 (diskunion)
DU BOOKS



なんでこの本を手にしたのか忘れたが、
読み始めたら一気に読んでしまった。
阿部薫、伝説のフリージャズサキソフォンプレイヤー。
名前だけしか知らなかったが、
初めてどういう人か知った。

youtubeにいろいろ動画が載っていたので見たが
基本はサックスのソロ。
いちど生で見たかった気がするが、
時代は僕にはリンクしていなかったので、
現実問題としてはどうやって見れなかったわけだ。

管楽器のソロパフォーマンスはかなり難しいと思うが、
30分、一人で吹ききるというのはすごい。
思ったより、沈黙の時間もあるが、
やはり「休符を歌わせる」という技術が
いちばん難しいし、
それができないと、じつは
騒がしいだけの演奏になるんだな、と
やっとすこしわかりかけている、今日この頃。

ソロ・ライヴ・アット・騒VOL.1
DIW
DIW


ソロ・ライヴ・アット・騒VOL.2
DIW
DIW


ソロ・ライヴ・アット・騒VOL.6
DIW
DIW

 


裏アンビエント・ミュージック1960-2010という本を読んでます。

2013年03月11日 01時39分54秒 | レバレッジリーディング

好きなだけでなく、ちょいと勉強をする必要があり

裏アンビエント・ミュージック1960-2010という本を読んでます。

 

アンビエントミュージックに裏と表があるのか。

ビニール本みたいだ(古ッ)

表はイーノだけなのか?

 

謎は深まるが、

細野晴臣のコーナーもあった。

 

 

 

裏アンビエント・ミュージック1960-2010 (STUDIO VOICE BOOKS)
三田格
INFASパブリケーションズ

書籍「リヒテルと私」を読みましたが、面白かったです。

2013年02月01日 16時02分48秒 | レバレッジリーディング

 

 

仕事の資料として読んだんですが

20世紀を代表するピアニストであるリヒテルの評伝を読んだんですが、

面白かったなぁ。

まぁ、天才らしいエピソードが満載で。

一見気むずかしい巨匠ですが、

近しい人には、ほとんど駄々っ子のような、

ピュアな人だったようです。

日本を愛し、ヤマハのピアノを弾いたことでも知られてます。

この本の出版社って、僕以前勤めてた所だったりして、

会社の先輩の顔もスナップに入っていたりして

驚きましたよ。

 

ちなみに今、銀座ヤマハ店でリヒテルが弾いたピアノが展示されてます。

結構凄いピアノです。

ヤマハ125周年展「ともに」という特別展であります。

(正月ツブしてその仕事していた気がします)

 

この本、タイトルふるってますよね。

「王様と私」の本歌取り。さすが草思社。

リヒテルと私 河島みどり 著
河島 みどり
草思社

 

こんな本もありました。(未読ですが)

殿様と私
榊原 喜佐子
草思社

このタイトルも、かなりイケてます。

 

 


高城剛の「モノを捨てて世界へ出よう」を読みました!

2013年01月23日 20時41分07秒 | レバレッジリーディング

 

高城剛の「モノを捨てて世界へ出よう」を読みました!



まず、この本は沈む国ニッポン、から始まる。
絶望が深い。
老人がお金を持った終わった国だと思われている。

というようなことも、外から見るべきで、
世界視点が必要だ、というのがこの本のベース。

あとは実際的なノウハウや滞在先のおすすめ。

可能なら海外にも拠点を持ちたいとは思っているが、
この本を読むと「可能なら」というのが潜在的なバリアであって、
観光ビザなら3ヶ月でいろんな国に行けるわけで、
実際には、誰にでもすぐに可能だ。
仕事を休むかやめればいいだけのこと。
それだけのバリューを感じてるかどうかが、
本当の問題。

うーん、とりあえずどこかに行ってみたい。

あとは決断と、プランを綿密かつ詳細に組み上げることだな。

そして高城氏のように、定住せず
移動し続けてハイパーノマドまでいければ凄い。

 

実はなぜこの本を読んだかというと、この冒頭の「沈む国ニッポン」という部分が、

僕の実感と近かったから。かなりヤバイ、と日々感じております。

モノを捨てよ世界へ出よう
高城 剛
宝島社

 

この本はもちろん、この本のタイトルの本歌取りであります。

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)
寺山 修司
角川書店

モノを捨てよ世界へ出よう 高城 剛 を読み始めたが。

2013年01月14日 11時28分45秒 | レバレッジリーディング


モノを捨てよ世界へ出よう 高城 剛 を読み始めたが。

確かに我々日本人はドメスティックに引きこもり過ぎかもしれない。

もうコストも安くなっているわけだし、一年に三ヶ月ぐらい、
海外に住むべきかもしれない。

特に近年、日本を外から見ることはかなり大切かな、と思えるのです。