昨年怖さ知らズに参加した縁で情報をいただき、
先週池袋のあうるすぽっとで開催された
「渋さ知らズDE怖いもの知らズ」というワークショップに参加してきました。
これは音楽班、白塗り班、パフォーマンス/ゴージャス班、美術班で募集があり
各班で渋さ知らズのメンバーが講師となりワークショップを行い、
最終日一日前にワークショップのライブ、さらに最終日には渋さ知らズの
ライブに参加するという素晴らしいモノだった。
私は音楽班。
渋さ知らズのメンバーの指導を仰ぎつつ、
連日即興で曲を作って演奏するという超刺激的な毎日で、
渋さ知らズメンバーの音楽的な感性の素晴らしさや
即興という鉄火場での命を張った音楽のやりとりのスリリングさに
毎日痺れまくった。
ワークショップのメンバーには三線、アコーディオン、スチールドラムなど
面白い楽器の人もいて、合奏するのがとても楽しかった。
渋さ知らズのライブで吹いた最終日が気持ち良かったのは当然だが、
ワークショップのライブは、それまでに作った曲を
いきなりステージでお客さんの前で演奏する、というスリリングさで
さっきまでおぼろげな形にしかなっていなかった「音たち」が
急にハッキリとした輪郭を持った「音楽」として立ち上がり、
作った我々をも飲み込んだ大きな存在として
演奏者を支配し、ソリストを焚きつけるような「生きた音楽」になっていく
そのプロセスは、本当に感動的だった。
しかも各班でバラバラに作った音楽が、ステージの流れに配置され
パフォーマンス、ダンスと合わせて、ワンステージという
「ストーリー」になっていった。凄かった。
個々の楽曲から、ステージの流れ、そしてダンスやパフォーマンスも
組み合わせて一つの舞台を作ってしまうダンドリストの不破さんの
力量は、ほんとうに崇高なほど巨大だ。
不破さんのアコースティックベースに合わせて吹くだけでも
とてつもなく幸せだったのに。
不破さん、そして渋さ知らズ方々、ワークショップの仲間たち、
筆舌に尽くしがたいほど、楽しく幸せな体験でした。
本当にありがとうございました。