ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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SONYの旋律 (私の履歴書) 大賀 典雄著を読んだのだった

2010年02月17日 19時21分42秒 | レバレッジリーディング
SONYの旋律 (私の履歴書)
大賀 典雄
日本経済新聞社

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ちょっと調べたいこともあり、ソニーの大賀さんの著書を読んだのだった。
以前日経新聞をたまに読むと最終面に「私の履歴書」というコラムがあり、
そこにソニー大賀会長さんのお話がかなり長く載ってたのを読んだことがあった。

それにしても、ものすごい人であることがよくわかった。
芸大出身で、日本を代表するようなトップ企業の社長を長くやった人がいるだろうか。
しかも役員と音楽家の二足のわらじをはいていた時期もあるようだ。
これもすごい。

さらに破天荒なのは、会社で飛行機を買ったら運転したくなったので免許をとったとか、
ヘリコプターで飛びまわっていて(こちらは運転していない)、
ヘリコプター事故で大けがをしたとか、すごい。
カラヤンも飛行機の運転が趣味で、非常に意気投合したらしい。
しかも偶然ながらカラヤンが自宅で死去するその瞬間にも
居合わせたというエピソードもある。
ドラマチックな人生だ。

もちろん社長としても、CBSを買収してCBSソニーレコードを作ったり、
映画会社のコロンビアを買ったりと、ものすごい。
マネジメントもすごいが、その先進性と決断力と実行力がすごいのであって、
創業者の井深さん、盛田さんたちもすごいが、
音楽をよく知っている大賀さんのソニーの育て方もすごい。
読んでいると、幕末の志士たちの話のように見える。

とはいっても、時代が過ぎて大企業になった時、
ソニーはどうソニー足り得るのかというところでは
大きな壁にぶち当たっているようにも見える。

ある意味で、伸びるときに力を発揮するのが幕末の志士たちであって、
大きくなってからそれをマネージするのは、また別のタイプの人間だちであろう。
それも幕末と同じだ。龍馬や西郷隆盛は、その役割ではないのだろう。


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寒いなら それはそれでよい 2月17日

2010年02月17日 13時20分12秒 | Short Stories
寒いなら それはそれでよい 2月17日


暖冬とか、温暖化とか、
都市のヒートアイランド現象とは言っても、
やっぱり東京の2月は寒いのだった。

でも冬は寒いのさ。
今は一年で一番寒い季節なのだから、
寒いは寒いで楽しもうと思うのだ。


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