ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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Kindle 読書日記 超ミニマル主義-四角-大輔 面白かった

2023年02月03日 14時18分00秒 | Photo&エッセイ

 

Kindle 読書日記 超ミニマル主義-四角-大輔 面白かった

 
池谷恵司
 

https://www.amazon.co.jp/超ミニマル主義-四角-大輔-ebook/dp/B09WMLNQCC

超ミニマル主義-四角-大輔 面白かったです。

結構厚い本で、基本的に削ぎ落とすことを重視していますが、
最も重要なことは以下の8箇条に集約されています。

1.最も⼤切なことに集中するために、他のすべてを⼿放す

2.⾝軽さ、⾃由度の⾼さ、遊び⼼が、潜在能⼒を最⼤化する

3.最短時間で最⼤効果、最⼩労⼒で最⼤パフォーマンスを

4.仕事を愛し、楽しんで働くことで最⾼のアウトプットを

5.心を軽くするために、体の負担と環境負荷を最⼩化する

6.上質な成果を出し続け、持続的に働くために暮らしを整える

7.時間に極端なメリハリをつけて初めて、⼈⽣は豊かになる

8.仕事は究極の遊びであり、働き⽅は⽣き⽅である

仕事を“軽く”して楽に生きる。執筆家・四角大輔さんが考える「超ミニマル主義」
https://ideasforgood.jp/2022/09/16/minimalism/

 

登山、旅の極意は「荷物の必要最小限の追求」だと思いますが、実は人生も旅であって、持ち物(物理的なもの・精神的なもの)含めて、どこまで最小化できるかが、豊かな行程(日々)を送れる鍵なのではないか、と思いました。

具体的なグッツの紹介などもあり、とても良い本でした。再読したいと思います。


照明の色と美味しい光

2018年06月29日 10時12分52秒 | Photo&エッセイ

 

スーパーとドラッグストアが併設された店で気づいたんだが、

食品はタングステンの黄色い光でないと美味しく見えないし、

薬などの生理的なもの、あるいは病院などは青みの強い光でないと

清潔さが出せないのだなと初めて気づく。

写真ではうまく表現できないが、照明の光の色(温度)がちがうと

まったく別の空間のように感じられるのだった。

 


リンカーンセンターのアメリカの高校生のビッグバンドのコンペティションでなぜこんなにも感動したのか考えてみた。

2018年05月12日 12時08分04秒 | Photo&エッセイ

今朝、FaceBookでライブ中継されていた、ウィントン・マルサリスも審査員に加わっているリンカーンセンターのアメリカの高校生のビッグバンドのコンペティションを観たのだった。

で、わけのわからないぐらい、感動してしまった。

なぜこんなにも感動したのか考えてみた。

わけがわからないほど感動してしまった理由はなんだったのだろう。

そこには音楽を奏でることができる喜びに溢れていた。
そして仲間と同じものを創造する、合奏できる歓び、連帯感。

よくよく考えると、この二つに尽きる。

生まれて初めてバンドを組んだときの、あの高揚感、何にも変えがたい歓び。

それがリンカーンセンターのアメリカの高校生のビッグバンドのコンペティションに横溢していた。

ちなみに映画『セッション』はクソ喰らえだ。

 


現実の問題として、移民をしっかり考えていかないとダメだ

2018年05月07日 13時32分45秒 | Photo&エッセイ

 

最近の所感。

私は、ダイバーシティはあったほうがいいし、
日本はこれから世界に類を見ない未曾有の高齢化社会を迎えるわけだから、
移民はどんどん受け入れるべきだと思っています。

ただ、ここ1ヶ月ぐらいの間、
パリ在住のダンサー(女性)、
南ア出身のファッションモデル(男性)、
そしてロンドンのだれだったか?
とにかく若くて、才能があり、
人品卑しからざる人外国の方、3人と何気ない普通の話をしていて、
ふっと出てきた話題が、

「日本はいい。移民がいないのがいい。
自分の国は移民が急増して、以前とはまったく変わってしまった」

ということでした。

倫理的な正しさ、理想とは別に、
現実の問題として、移民をしっかり考えていかないとダメだと、
リアリティをもって思うようになった。

ただ、いずれにしても日本が移民に門戸を広げない限り、
老齢化によって生産人口が激減し、生産力がガタ落ちして
老いさらばえた国となり、
さらに老人は必然的に保守的になりますから、
抜本的な改革もできずに、
沈んでいくことは間違いないでしょう。

なんとかできるのでしょうか。 


ヘッドホンライブに行った。

2018年04月21日 12時17分07秒 | Photo&エッセイ

 

とある機会でヘッドホンライブに参加した。
通常のライブのようにPA機器はない。
ミキサーから各客席にケーブルが引かれ、
ヘッドホンアンプとヘッドホンでライブを聴くのだった。

桐島ノドカのライブだっがた、歌が素晴らしい彼女のヘッドホンライブは
耳元で細密に歌声を聞くことができ、
いったんCDだの、データだのにしていない生の歌声なので
ハイレゾどころか、超ハイレゾのクオリティで、
生っぽいこと限りない。ま、生です、目の前で歌っているのだから。
そこにある種エロティックな感覚さえ覚えたのだった。

MCに至っては、もう、最高に音が良い電話のようで、
ライブとの違いは音質だけではなく、関係性にもあって、
歌手、オーディエンスの一対多の関係性ではなく、
歌手、聴いている私、という一対一の関係性になる。
それは、ライブではなく、対話なので、
MCも大勢に話しかける、みんな、のってるーみいなものではなく、
極めて一対一のパーソナルなものに感じられるのだった。

面白いことに、そうなると、いわゆる盛り上がりはない。
むしろ、関係性が深まる。
だから終わったら、終わりであって、横のたちと連帯して拍手をするような
アンコールは生まれず、おわたら「じゃあね、また」で終わるのだった。

とても面白かったし、
自分が好きな音量で、じっくり楽しめる体験も斬新だった。
でも一番何に似ているのか、といえば、
レコーディングのモニターだ。
20代の時、レコーディングしたことを思い出した。


不特定多数に愛されるものは今後AIが作る。特定の人に深く愛されるものを作れ。

2017年12月24日 14時13分34秒 | Photo&エッセイ

クリスマスイブの昼下がりですが

これはクリスマスとはまったく関係ない投稿です……。

 

不特定多数に愛されるものは今後AIが作る。特定の人に深く愛されるものを作れ。

 

これはとあるクリエイターがインタビューで言った言葉。

取材をしているときにはなるほど、と思ったが

テープ起こしをしていてこの言葉を噛みしめると、実に深い意味があることに気づかされた。

 

なんとなく心地いい音楽、だったら、もうAIが自動的に生成してくれる時代だ。

古今東西の音楽をデータ化してディープラーニングされればいい。

あとは音楽にタグ付けをしておけばいい。テンポやキーは自動検出できるし、

メジャーとマイナーも自動検出できる。

あとは、ロマンチックなのか、ドラマチックなのか、アゲアゲなのかダウナーなのか、

悲しいのか、ハッピーなのか、憂鬱なのか、みたいにピッタリフィットするシチュエーションをタグで入れておけば、

そこから音楽を自動生成できる。

 

(余談だが、自動生成された楽曲の著作権はどうなるのだろうか、JASRACもビックリだ)

 

さて、そうなったとき(もうなっている?)にクリエイターができるのは、

「ディープラーニングではできないこと」ということになる。

 

ヒントはここまでだ。

あとは自分でもよく考えよう。

キーワードは特定に深く愛される音楽。

これは音楽だけじゃなくて文学でも映像でも写真でも同じだろう、と思う。