kan-haru blog 2008 写真追加(7月11日追加編集版)
内川橋梁を通過するギャラリー号(手前:上り仮線橋梁桁)
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内川橋梁付近の高架仮線敷設工事
平和島高架駅の環7鉄橋から高架橋が下りはじめ、平和島第5踏切手前で地上に降りる傾斜高架橋部の高架化工事のため、この傾斜橋に添って脇に本線の上り線の仮線を敷設して、電車運行をしながら片線づつ高架橋の築造が行われます。
内川橋梁付近の上り仮線の敷設予定では、京急蒲田駅構内情報コーナーの説明資料(内川橋梁上り仮線敷設図参照)を見ると、内川南岸の仮高架橋脚から北岸の区道上を5脚の橋脚上に仮高架橋桁が架設される様です。
すでに、前回の大森町駅付近(第19回その2)の記述時点では、仮線敷設の工事が進行しており、仮高架橋桁が内川上の緑色の仮支え脚の上に乗せて架けられていました。
また、6月10日には、内川北岸区道上の2脚目橋脚に縦横の梁桁が付けられました。
内川上の上り仮線敷設工事(左:緑色の仮支え脚上の仮高架橋桁、中・右:内川北岸区道上の橋脚に梁桁取付)
19日には内川南北に構築した橋脚間に、仮線の高架橋桁が架けられ、7月2日には内川上の仮支え脚が外され、鋼桁梁だけの上り仮線鉄橋桁がお目見えしました。
内川南北岸の橋脚に架けられた仮線の高架鉄橋桁(左:内川南岸から見た仮線鉄橋桁、中:北岸の高架橋脚を下から見る、右:内川北岸から仰いで見た仮線鉄橋桁)
また、第2橋脚北部の区道上には、在来本線の傾斜橋に方向を向けた3脚目の橋脚が建てられ、同時に緑色の仮支え脚も設けて仮線の高架橋桁の延長工事が行われています。
2脚目橋脚北部の仮線鉄橋桁延長架設(左:向きを変えた3脚目の仮高架橋脚構築、中・右:橋脚北部の緑仮支え脚上に鉄橋桁延長架設が進む)
7月5日には、第3橋脚の横梁桁の取り付けが始まり、同6日には完成していました。また、高架橋桁の延長工事もピッチを上げて進められ、徐々に仮線の高架橋が現在の本線傾斜橋に結ばれるようです。
第3橋脚も建てられ仮線高架橋も急ピッチで構築(左:第3橋脚の横梁桁構築、中:仮線の高架橋桁が延長北上中、右:横梁桁が付けられた第3橋脚)
大森町第1‐3踏切間高架化工事
大森町第2工区の工事分担区間を分けてみると、平和島環7鉄橋付近の高架橋から平和島第5踏切までの仮線路を敷設した工事が必要な傾斜高架橋の高架化から始まり、次の同第5踏切南から大森町駅ホーム北端までのこの区間は粗方高架橋架設が終了しています。その次の区間は、大森町駅ホーム上の基礎杭打設は終了して、これから大森町高架駅構築の建設が始まる大森町駅構内の工事です。
大森町第1‐3踏切間高架化工事予告(左:大森町第1‐3踏切間高架化工事予定、中:大森町第1踏切の最近の工事予定、右:大森町第3踏切の最近の工事予定)
最後の区間は、大森町第1踏切南から同第3踏切までのこれから基礎杭打設工事が始まるところで、この区間の工事予告の掲示を見ると、基礎杭打設工事期間が平成20年3月10日から同21年12月31日までとなっています。また、大森町第1踏切掲示の工事予告には、6月12日から28日までの期間は0時から5時までを車両通行止めとして、1号工事機の移設のための踏切上の移動路部の補強工事と、大森町駅構内の出入口付近の基礎杭打ち工事が行われました。
大森町第3踏切掲示の工事予告には、6月11日から7月2日までの特定の8日間は、この区間の高架化工事のため車両を通行止めにして上下本線線路の移設工事が行われました。
・線路移設工事
今回はこの区間の上り線の線路を、100人規模の作業員を動員して西方向に数10㎝ほど移設しました。まず、6月10日の線路移設の準備作業は、日中の電車運転間隔の僅かの合間を縫って、道床の砂利を白い袋に詰めます。
上り線路移設の準備作業6月10日(左・中・右:線路移設のため道床の砂利を袋に詰める)
6月14日は、上り線線路の移設工事日です。終電車が通り過ぎると、線路移設作業者が続々と集結してきます。まず、線路移設の作業は、電車架線の移動から始まり、架線吊下げ位置を西側に移します。
線路移設開始前(左:移設開始前の作業者集結、中・右:架線吊下げ位置を西側に移動)
線路の移設は、大森町第1踏切の南約100m付近から、同第3踏切までの区間を数グループの作業集団にて、線路道床に置いた砂利詰めの袋を線路脇に移して、人力により線路の移動を行います。
線路移設の100人規模の作業員グループ(左:大森町第1踏切南付近の移設作業、中:第1-3踏切中間点付近の移設作業、右:同第3踏切付近の移設作業)
線路移設は、人力移動ですので一斉に揃って区間単位に作業を行います。
人力移動による線路移設作業(1)(左:道床の砂利袋を退けた移設前線路、中・右:中間点付近の線路移設作業)
今回の線路移設は、数10㎝ほどのあまり大きくない移動ですが、2007年5月27日に行われた大森町駅構内での線路移設(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第7回)」参照)の時には、1.5mもの移動を人力で行い作業動員数は指折りの規模のものでした。
人力移動による線路移設作業(2)(左・中:大森町第1踏切南付近の線路移設作業、右:大森町第1踏切から見た線路移設が終了した上り線路)
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(7月分掲載Indexへ)
・カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次 2008年後期版、2008年前期版、2006・2007年版 へ
・サブ・カテゴリー別Index 京浜急行の高架化 大森町付近工区、梅屋敷付近工区、京急蒲田付近工区、雑色付近工区、糀谷付近工区 へ
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内川橋梁を通過するギャラリー号(手前:上り仮線橋梁桁)
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内川橋梁付近の高架仮線敷設工事
平和島高架駅の環7鉄橋から高架橋が下りはじめ、平和島第5踏切手前で地上に降りる傾斜高架橋部の高架化工事のため、この傾斜橋に添って脇に本線の上り線の仮線を敷設して、電車運行をしながら片線づつ高架橋の築造が行われます。
内川橋梁付近の上り仮線の敷設予定では、京急蒲田駅構内情報コーナーの説明資料(内川橋梁上り仮線敷設図参照)を見ると、内川南岸の仮高架橋脚から北岸の区道上を5脚の橋脚上に仮高架橋桁が架設される様です。
すでに、前回の大森町駅付近(第19回その2)の記述時点では、仮線敷設の工事が進行しており、仮高架橋桁が内川上の緑色の仮支え脚の上に乗せて架けられていました。
また、6月10日には、内川北岸区道上の2脚目橋脚に縦横の梁桁が付けられました。
内川上の上り仮線敷設工事(左:緑色の仮支え脚上の仮高架橋桁、中・右:内川北岸区道上の橋脚に梁桁取付)
19日には内川南北に構築した橋脚間に、仮線の高架橋桁が架けられ、7月2日には内川上の仮支え脚が外され、鋼桁梁だけの上り仮線鉄橋桁がお目見えしました。
内川南北岸の橋脚に架けられた仮線の高架鉄橋桁(左:内川南岸から見た仮線鉄橋桁、中:北岸の高架橋脚を下から見る、右:内川北岸から仰いで見た仮線鉄橋桁)
また、第2橋脚北部の区道上には、在来本線の傾斜橋に方向を向けた3脚目の橋脚が建てられ、同時に緑色の仮支え脚も設けて仮線の高架橋桁の延長工事が行われています。
2脚目橋脚北部の仮線鉄橋桁延長架設(左:向きを変えた3脚目の仮高架橋脚構築、中・右:橋脚北部の緑仮支え脚上に鉄橋桁延長架設が進む)
7月5日には、第3橋脚の横梁桁の取り付けが始まり、同6日には完成していました。また、高架橋桁の延長工事もピッチを上げて進められ、徐々に仮線の高架橋が現在の本線傾斜橋に結ばれるようです。
第3橋脚も建てられ仮線高架橋も急ピッチで構築(左:第3橋脚の横梁桁構築、中:仮線の高架橋桁が延長北上中、右:横梁桁が付けられた第3橋脚)
大森町第1‐3踏切間高架化工事
大森町第2工区の工事分担区間を分けてみると、平和島環7鉄橋付近の高架橋から平和島第5踏切までの仮線路を敷設した工事が必要な傾斜高架橋の高架化から始まり、次の同第5踏切南から大森町駅ホーム北端までのこの区間は粗方高架橋架設が終了しています。その次の区間は、大森町駅ホーム上の基礎杭打設は終了して、これから大森町高架駅構築の建設が始まる大森町駅構内の工事です。
大森町第1‐3踏切間高架化工事予告(左:大森町第1‐3踏切間高架化工事予定、中:大森町第1踏切の最近の工事予定、右:大森町第3踏切の最近の工事予定)
最後の区間は、大森町第1踏切南から同第3踏切までのこれから基礎杭打設工事が始まるところで、この区間の工事予告の掲示を見ると、基礎杭打設工事期間が平成20年3月10日から同21年12月31日までとなっています。また、大森町第1踏切掲示の工事予告には、6月12日から28日までの期間は0時から5時までを車両通行止めとして、1号工事機の移設のための踏切上の移動路部の補強工事と、大森町駅構内の出入口付近の基礎杭打ち工事が行われました。
大森町第3踏切掲示の工事予告には、6月11日から7月2日までの特定の8日間は、この区間の高架化工事のため車両を通行止めにして上下本線線路の移設工事が行われました。
・線路移設工事
今回はこの区間の上り線の線路を、100人規模の作業員を動員して西方向に数10㎝ほど移設しました。まず、6月10日の線路移設の準備作業は、日中の電車運転間隔の僅かの合間を縫って、道床の砂利を白い袋に詰めます。
上り線路移設の準備作業6月10日(左・中・右:線路移設のため道床の砂利を袋に詰める)
6月14日は、上り線線路の移設工事日です。終電車が通り過ぎると、線路移設作業者が続々と集結してきます。まず、線路移設の作業は、電車架線の移動から始まり、架線吊下げ位置を西側に移します。
線路移設開始前(左:移設開始前の作業者集結、中・右:架線吊下げ位置を西側に移動)
線路の移設は、大森町第1踏切の南約100m付近から、同第3踏切までの区間を数グループの作業集団にて、線路道床に置いた砂利詰めの袋を線路脇に移して、人力により線路の移動を行います。
線路移設の100人規模の作業員グループ(左:大森町第1踏切南付近の移設作業、中:第1-3踏切中間点付近の移設作業、右:同第3踏切付近の移設作業)
線路移設は、人力移動ですので一斉に揃って区間単位に作業を行います。
人力移動による線路移設作業(1)(左:道床の砂利袋を退けた移設前線路、中・右:中間点付近の線路移設作業)
今回の線路移設は、数10㎝ほどのあまり大きくない移動ですが、2007年5月27日に行われた大森町駅構内での線路移設(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第7回)」参照)の時には、1.5mもの移動を人力で行い作業動員数は指折りの規模のものでした。
人力移動による線路移設作業(2)(左・中:大森町第1踏切南付近の線路移設作業、右:大森町第1踏切から見た線路移設が終了した上り線路)
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・カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次 2008年後期版、2008年前期版、2006・2007年版 へ
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