文章講座の時に提出した下手な文章を、添削していただいた。
解り易い文章であろうと思うが、自分との波長が合わない。
内容は同じであるが、表現が違うので馴染まない。
広報を作る時、挨拶文とか行事報告等当事者にお願いする。
割り付けをすると、文を縮小したり、文をふくらましたりする必要が出る。
許可を得て、文を直させて頂くが、作者は違和感を感じておられることであろう。
しかも、文章の専門家でもない者が直すのである。
今後は、この事を十分頭に入れて仕事をしよう。
添削後の文章である。原文は2月4日の「蕗のとう」である。
きょう4日は立春というのに、朝の広島市内の最低気温は0℃。
まるで冬に逆戻りをしたみたいだ。
きのうまで暖かい日が続いただけに、嘘のように感じてしまう。
山菜採りの得意な友人が、朝イチで電話をくれた。
立春には蕗の薹が顔を出すだろうと思って、
例年通りの場所を探したが、「まだ雪の中のようだった」という。
そういえば我が家の畑はどうだろうか。隅の方に少し植えていたのを思い出した。
「あった、あった」。たくさんの蕗の薹が顔をのぞかせている。
これまで暖かい日が続いたので、春になったと勘違いしたらしい。
しっかり衣をまとって、次の出番を待っているのもいる。
早速今夜の食卓に載せることにした。
この時期には、「三寒四温」という季語もある。
移り気な春の香りを、じっくり味わってみよう。
・添削文は「冗長」を感じましたけどね。
・「朝イチ」の表現をお使いになるということは、お若い方なのでしょうかね。
「である」口調を使いつけているのに、「だ」止めは調子が狂います。
中国新聞の論説委員などをなさった方で、定年後文教大学にお勤めのかたです。
文章の作り方10カ条は、頭に入れておきたいと思います。
基本を頭に置きながら、自分の感覚で文章を作ります。
解り易く簡潔な文章は難しいです。