昨日に継ぐ法話である。 3~4分間の紙芝居から始まる。
3、絵本「でんでんむしのかなしみ」 新美 南吉著
でんでんむしは思った。甲羅の中には、悲しみがいっぱい詰まっている。
悲しみの詰まっていない甲羅はないかと方々を訪ね歩く。
しかし内容こそ違うが、全ての甲羅には悲しみがいっぱいであった。
悲しみを背負っていないでんでんむしはいないのだと気が付く。
4、子供を亡くしたキサーゴータミーの話
キサーゴータミーという母親がいた。可愛い一人息子を亡くし、悲しみに打ちひしがれる。
彼女は、息子を生き返らせる薬を求めて釈尊のもとを尋ねる。
釈尊は一人も死人が出たことのない家から、白いケシの実をもらってくるようにと言う。
町中の家々を尋ねたキサーゴータミーは、死者を出していない家は一軒も見つからない。
死はどこの家にもあることに気づかされた。
いつも自己虫の自分には、びしびしと響いた。
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