味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

往来行路も咸く之を知れり。

2019-12-28 16:01:52 | ブログ
第3999号 01.12.29(日)

往来行路も咸(ことごと)く之を知れり。故に埋輪懐疏(かいそ)の士をして、徒らに諤諤(がくがく)の心を懐き、牽裾折檻の臣をして、未だ懍懍(りんりん)の氣を申(の)べざらしむ。邦の興喪は、實に斯の道に由る。人の上たる者、勉めざる可けんや。444

このことは道行く人たちでさえも、皆知っております。要路の姦臣を除くべしと言って車輪を埋めて行かなかったような士に、ただ直言したい心をいだかせ、天子の裾を引き、宮殿の檻を折って諌めた臣に、あやぶみ恐れる気持ちをのべられなくしております。国の興ると滅びるとは、実にこの道によるものであります。人君たる者は、努力しなければなりません。444

 【コメント】組織が栄えるのは、それぞれが世の人々が納得するように努力しなければなりません。その努力が難儀であっても、本人が楽しまなければなりません。そこに体力運動も入っている筈ですので尚更いい筈です。

 人間の一生は山あり谷ありです。どのような事があろうとも、決してあきらめることなく満足して笑えるようになるまで、やり続けたいものです。

 人様から協力を依頼されたら手伝いをしてあげたいものです。

 昨夜は本部最後の空手道教室をしました。最初に宇都伸一様一族が頴娃までお墓詣りに行った帰りだとして訪問してくださいました。お土産も頂きました。宇都恵美さん、本当に有り難うございました。

 そしてミットを持って総一、光一、歩美さんに蹴ってもらいました。総一君は久々だったので、鬱憤を晴らすごとく、それはそれは凄い蹴りでした。知美さんは未経験なのでやりませんでした。

 お休みは傳田兄弟、荻迫君の二人でした。最後のおけいこは全体でのおけいこを指導しました。終盤に山田幹哉師範に型をして貰いました。今までで最高に充実した素晴らしい師範演武でした。気魄、気合い、力、スピード、重さ、重厚さ、硬軟おりまぜての最高の出来だったと見ました。本人の山田幹哉師範は如何、評したことでしょう。

 そしてみんなのミットケリも最高でした。1.森永君、2.外山君、3.優李君、4.智哉君、5.賢斗君、6.伊織君らの態度は人々の範足り得るものだと思います。

 全国的に若い人らの窃盗事件、あおり運転、暴行事件等々枚挙に暇がありませんが、そういう類の真似をしてはなりませんと力説しました。

 どこの道場も上手くなりたい、強くなりたいが念頭なのですが、それでは駄目なのです。長い人生を人格者として立派に生き抜くことなのです。それは『南洲翁遺訓』の如くであればいいのです。

 それにしてもワルが何と多いことか、これらはやがて天罰がくるのです。総理の安倍氏は嘘ばっかり言っていると識者が言っていますが、出来るものなら真面目のお手本を示して貰いたいものです。

 角栄を採り上げている人がいますが、角栄が人格者で人々の範であるのなら、真紀子も壻も人気がある筈なのです。

 人格のお手本は、前田 勉師範、山田幹哉師範だと確信しています。こういう人を人格者というのだと思います。

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『善の研究』第391回

 我が見る世界を離れて我はない。天地同根万物一体である。印度の古賢はこれを「それは汝である」といい、パウロは「もはや余生けるにあらず基督余に在りて生けるなり」といい、孔子は「心の欲する所に従うてのりをこえず」といわれたのである。193

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