タイトル---恩裡に由来害を生ず『菜根譚』。第1082号 23.12.16(金)
『菜根譚』 第10章
〈恩裡に由来害を生ず。故に快意の時、須らく早く頭(こうべ)を回(めぐ)らすべし。敗後に或は反って功を成す。故に払心の処、便(すなわ)ち手を放つこと莫れ。〉
〔訳文〕 (人情は翻覆常なく忽ちに変ずる)。恩情の厚いときに、昔から、ややもすれば思わぬ災害を生ずることが多い。それ故に、恩情が厚くて得意な境遇のときに、早く反省して後々の覚悟をしておくがよい。また物事は失敗した後に、かえって成功の機をつかむことが多い。それ故に、失敗して思うにまかせぬときにこそ、手を放し投げ出してしまってはならない。
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〔コメント〕 耐えず慎重に物事を計画し、反省し、次への対策とすることが肝要であるということでしょう。平和にどっぷりつかった日本人こそ考えなければならないことだと思います。
今朝のアサズバで、橋下新大阪市長の意思表明がありました。今こそ、全国の若い人たちが立ち上がらなければならないと思います。前政権も、現政権も、国民の、若い人たちのことは歯牙にもかけてないないのです。あるのは自分が当選することだけです。
国家の予算を有効に配分すれば、どうにかなる筈なのです。明治の英傑・西郷隆盛がいれば橋下さんに応援したのではないかと思う次第です。
野球に、サッカーに、お笑に、熱中することもいいことではあるでしょうが、先ずは政治にも興味を持って欲しいものです。