雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

名古屋港水族館2

2010年10月30日 | 愛知散策
名古屋港水族館の2回目

       

前回は海の誕生について書いたが
その記事の中で
最近、地球史学者の間で
有力視されつつある学説について書きながら
イルカショーの風景を紹介

       

新しい学説
それはスノーボールアース
というもの
日本語に直すと
全球凍結
漢字そのまま、地球全土が凍結したというもの

   

学説によると
今から6~8億年前
赤道直下の海水を含め
地球全体が3,000mの氷に覆われた

   

この学説は
南極以外の世界各地で
氷河堆積物が見つかっていることから提唱されるようになった
それまでは惑星が一度凍結すると
太陽光が反射され氷が溶けるほどの熱量を惑星が吸収できなくなるので
凍っていない地球がスノーボールアースにならなかった証拠だとされてきた

      

新しい学説では
地球そのものの火山活動で発生する二酸化炭素は
海が凍結したら海面吸収がなくなり
大気中に二酸化炭素が充満
やがて温室効果が発生し
スノーボールアースから脱出できるというもの

   

大気中の二酸化炭素濃度が上昇すると
温室効果で平均気温は約40℃まで上昇

       

劇的な気候変化で
大規模な低気圧による暴風雨が発生し
形成されていた大陸から
多量の金属イオンが海中に溶け込み
また嵐による攪拌作用で
海底に沈殿していた沈殿物を海面近くまで舞い上げ
生命誕生のきっかけになったというもの

       

全球凍結で一度は死滅しかけた原始生命体は単細胞体
凍結が終わり
栄養豊富となった海中で新たに誕生したのは多細胞体
スノーボールアースは
その後の生命体が謳歌を始める原因になったと
最近の学説では考えられるようになったとか

    

画像と記事が相違したが
海の神秘についてちょっと触れてみた

続く
コメント (10)
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