ビデオ戦士レザリオン #23「火星が牙をむく時」感想

・ビデオ戦士レザリオン 第23話「火星が牙をむく時」
(脚本/上原正三、演出/山内重保、作画監督/篠田 章)


 昨日「忙しいのでブログの更新が出来なくなりそう」と書いたが、「ビデオ戦士レザリオン」の第23話を観てしまったからには、ブログに感想を載せずにはいられない。
 第23話の感想を一言で表すと「やってしまったなあ」だ。


 敵のボスだったゴッドハイド博士は宇宙人に操られた部下にあっさり殺され、さらに地球と月の攻防はジャーク星人によってもたらされたワープ航法によって意味が無くなり、新登場の宇宙戦艦マーチサタン号は堂々と地球に侵入してしまった。
 最初からわかっていた事だが、22話にわたって築かれてきた作品世界をこうも簡単にひっくり返す事が出来るとは、ある意味凄い事だ。
 本話でも、Aパート途中までは月に行きたくてもなかなか実行できない敬の焦りと苦悩が描かれており、このあたりは第22話までと同じ雰囲気で話が進行していたので、Aパート途中からの急展開には余計に無理を感じた。

 電送機能のお陰でレザリオンはほとんど無敵であり、唯一の足かせは月まで単独で攻め込むにはエネルギー不足だという点くらい。だからこそ、対する月の反乱軍は毎回知恵を絞ってレザリオンを倒す作戦を立てており、それが面白かったのだが、基本的に月側のロボットは量産型のブラックべアーのみ。途中から赤い新型も登場したが、やはり地味だと言う印象はぬぐえない。
 しかも、最初からスペックでは圧倒的にレザリオンの方が上回っているため、戦闘シーンはあっさりした展開になりがちだった。これでは、スポンサー側が、もっと強くて魅力的な敵を出して欲しいと要求しても仕方がないし、実際にそんな要望があったから新たに異星人の敵が登場したのだろう。
 それにしても、しつこいようだがこれまでの設定をぶっ壊してしまったのはもったいない。
 特に、地球の防衛ラインであり、これまで何度も攻防が繰り広げられたガードベルトが瞬く間に全て破壊されてしまった時は、作品自体が壊れていくように感じてしまった。

 ちなみに、本話で初めて脚本を上原正三が担当しており、以降は半分以上の話数で脚本を書いている。事実上シリーズ後半のチーフライターであり、おそらく後半の設定にも大きく関わっているのだろう。元々、上原正三は東映本社ロボットアニメの前作「光速電神アルベガス」にも参加しており、その「アルベガス」の敵も異星人だったので、「レザリオン」路線変更に当たって再び呼ばれたのではないだろうか。


 今日は第24話も放映されたが、こちらはOP以外未見。予告の映像を見る限りでは、もう地球にジャーク星人が入りこんでいるようだ。それはともかく、今は志半ばで殺されてしまったゴッドハイド博士のご冥福を祈りたい。博士も含めて、月の反乱軍は地球を追われた人達で構成されており、地球連邦軍を憎んではいるものの地球自体は故郷として愛する面も見せており、単なる「悪」ではない描かれ方が良かったのだが。
 なお、第24話まではOP映像は従来通り。ただし、第22話より「企画」で表示されるスタッフが一人交代しており、ここに路線変更の前兆があったと言える。おそらく、来週からは絵も差し替えになった後期版OPアニメが観られる事だろう。
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アニメつれづれ(at 2008.01.27)

 三連休で一息付けたと思ったら、先週からまた忙しくなってきた。この状態が、早くても2月一杯くらいまでは続きそうだ。
 今日はまだいいとして、今後ブログの更新は「墓場鬼太郎」の感想くらいで精一杯になりそうなので、その前に最近のアニメ関係で思った事を書いておこう。ダラダラと書き流していて特にオチはないので、あらかじめご注意を。



・東海地区の深夜アニメが分散化

 1月になって、テレビ愛知の新作深夜アニメが14本から12本へと、2作減った。18本放映していた最盛期と比べると、3分の2だ。しかし、東海地区全体で見ると、1月からの深夜アニメ放映本数は減るどころか、かえって増えている。
 これは、テレビ愛知の本数が減った一方で、広域局4局&三重テレビ・岐阜放送で分け合ってU局深夜アニメを放映すようになったからだ。具体的には、「true tears」(東海テレビ)、「PERSONA -trinity soul-」(CBC)、「GUNSLINGERGIRL IL TEATRINO」(中京テレビ)、「破天荒遊戯」(名古屋テレビ)、「シゴフミ」(三重&岐阜)と言う具合。放映エリアが愛知県に限られるテレビ愛知よりも東海三県全体で観られる広域局を製作側が望んだのだろう。もっとも、「シゴフミ」は愛知県が正式エリアでないので、三河地方をカバーし切れていないのだが。

 どの局でも放映されるなら問題ないと言いたいところだが、複数の局で分散して放映されると時間帯が被る可能性がある。実際、水・木曜日は既に三被りの状態だ。自分が観ている番組では木曜の「墓場鬼太郎」「灼眼のシャナII」「バンブーブレード」の三被りだけなので何とかなっているが、4月以降も各局で深夜アニメを分け合う状態が続くと面倒だ。三重・岐阜の人には悪いが、テレビ愛知に集中してくれた方がありがたい。
 なお、東海テレビ木曜深夜のU局アニメ枠は「ひぐらしのなく頃に解」打ち切りまでは27時27分開始だったが、新番組「true tears」は27時35分開始に変更されている。明らかに、同じくバンダイビジュアル製作の「シゴフミ」(三重テレビ)との被りを避けている。局が違うのに、見事な連携だ。
 そう言えば、その「シゴフミ」第3話を観たが、あの黒塗りはもはやギャグにしか見えない。あのおっさんが持っていたのは猟銃か何かだろうか。フミカの銃はよくても、現実に実行できるようなリアルな銃はダメと言う事か。この時間は元々「こどものじかん」を放映する予定だった枠だし、とことん規制から逃れられない運命のようだ。



・最近のAT-X

 季節に合わせたのか、今更「北へ。Diamond Dust Drops」の再放送が始まった。これまで再放送がなかったのはうさだ事件のせいかと思っていたが、単に需要がなかっただけか。ギャルゲー原作アニメを「アニメ女子部」枠内で放映するのは無理があると思うが。
 久しぶりに観てみるまで、次回予告が出演声優のフリートークだった事を忘れていた。今となっては、石原絵理子のトークには苦笑せざるを得ない。まさかあんな事になるなんて、当時は思ってもいなかった。今頃、どこで何をしているのだろう。

 AT-Xでは、昨年の話題作(問題作?)「School Days」の再放送もスタート。本放送は2話で観るのを止めてしまったが、今回は「誠死ね」を合言葉にして最後まで観よう。おそらく、全話を通して観ると最終話の感想もまた変わってくるだろう。
 しかし、やはりAT-X側も警戒しているのか、放映枠が深夜の2回のみになっている。昼間にあの最終話を放映する訳には行かないのだろうが、万一の録り直しを考えると、もう1回リピートは欲しい。

 それにしても、最近のAT-Xは旧作がめっきり少なくなってしまった。三年前は「ブロッカー軍団IV マシーンブラスター」と「超合体魔術ロボ ギンガイザー」を同時に放映するような大胆な編成だったのだが。他のCS局が手を出さない「珍作」枠をもう1本くらい用意して欲しい。現在は「宇宙空母ブルーノア」が該当するのだろうか。



・「ビデオ戦士レザリオン」折り返し

 現在、第22話まで放映済み。明日が第23・24話の放映になるが、第22話の最後に流れた次回予告で、いよいよジャーク星人が登場した。どうやら、路線変更は全45話のちょうど中間で行われたようだ。
 ジャーク星人が現れてからゴッドハイド博士が殺されるまでの展開は、細かいところは覚えていないので次回が非常に楽しみだ。また、路線変更に合わせてOPアニメも一部変更があったので、こちらも早く観たい。たしか、ゴッドハイドが振り返る場面や、後半のブラックベアーとの戦闘が差しかえられていたはずだ。

 「レザリオン」と言えば、昔観ていた時には気付かなかったが、主人公の声が同じせいか「機動戦士ガンダム」のパロディネタが多い。敬に「敬、行きまーす!」と言わせたり、ギレンもどきの敵(声・銀河万丈)を出したり、第21話ではオリビアまで「ニュータイプじゃないかしら」などと言ってしまう。
 ファーストガンダムしかなかった1984年当時と違って、巨大な商品になってしまった現在では、ここまでストレートな取り上げ方は難しそうだ。それを、業界大手の東映が堂々とネタにしていたのだから、大らかなものだ。
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墓場鬼太郎 #02「夜叉 対 ドラキュラ四世」感想

・墓場鬼太郎 第2話「夜叉 対 ドラキュラ四世」
(脚本/成田良美、演出/角銅博之、作画監督/波風立流)


 今回は、「下宿屋」「あう時はいつも死人」の2話分が原作。
 このエピソードに関しては、「ゲゲゲの鬼太郎」の「おどろおどろ対吸血鬼」として知っている人が多そうだ。この「おどろおどろ対吸血鬼」は、ガロ版「鬼太郎夜話」の一部を再構成したもので、そもそもガロ版「夜話」が「墓場鬼太郎」前半エピソードのリメイクなので、話が似ているのは当然。全く同じ展開という訳ではないが。


 全体の感想としては、さすがに今回は詰め込み過ぎだったと思う。途中の展開を省略しまくっているので、話の流れに無理が出てきている。特に、社長がいきなり下宿屋に世話になる展開は強引だった。原作を知らない人でも「なんで社長がここにいるんだ?」と、違和感があったのではないだろうか。
 「下宿屋」冒頭の鬼太郎と目玉親父の生活、鬼太郎の「ガイコツ節」熱唱(?)などがカットされてしまい、実に残念だ。むじな汁を喜ぶ鬼太郎に「うれしいか」と笑う目玉親父が見たかった。第1話は展開をカットした事でむしろテンポが良くなっていたが、今回は説明不足になっているのがもったいない。できれば2話使って描いて欲しかったところだ。
 また、作画は相変わらず高レベルを保っていた。地獄の描写も第1話同様にいいムードだ。鬼太郎の表情も上手く描かれており、絵に関しては文句はない。


 さて、今回のポイントと言えば、やはりねずみ男の登場だろう。
 原作の流れよりも先に鬼太郎・目玉親父と出会う展開になっていたが、元祖「鬼太郎」トリオが復活したかけあいは、聴いていて楽しかった。EDの「声の出演」で、またこの三人の名前が並んでいたのが嬉しい。それにしても、アニメの鬼太郎や目玉親父がねずみ男に丁寧語で話したのは初めてではないだろうか。しかも、鬼太郎の声は野沢さんなので、非常に新鮮な感じだった。
 ねずみ男の演技は「ゲゲゲ」第1作・第2作と比べると、やや重い印象の声。昨年の「鬼太郎が見た戦争」でのねずみ男は「ゲゲゲ」第1作・第2作と変わらなかったので、今回はあえて「ゲゲゲ」よりも重い感じにしているのだろう。「ゲゲゲ」でのねずみ男とは違った不気味さが出ていた。
 いきなり初対面の鬼太郎親子に放屁したり、夜叉とドラキュラ四世の戦いを屋根の上から冷静に眺めたりする場面は、本作におけるねずみ男の立ち位置がわかりやすく描かれており、上手い脚色だったと思う。

 声優関係のネタでは、「ゲゲゲ」第5作で夜叉を演じた大友龍三郎氏が、今回は夜叉と戦うドラキュラ四世役だったり、夜叉&ドラキュラ四世に狙われていた社長の声は「ゲゲゲ」第4作でおどろおどろ役だった佐藤正治氏だったりと、「ゲゲゲ」のシリーズが長く続いているだけに、声絡みでもいろいろな繋がりが見られて面白い。
 思わず、社長もおどろおどろに変身して三つどもえにならないかと期待してしまった。


 次回は、いよいよ寝子さんの登場。
 予告を見ると、「地獄の散歩道」の終盤に登場した「物の怪」も出るようだが、それはいくらなんでも展開が早すぎないだろうか。おそらく、原作とは一部展開を変えてくるのだろうが、どのような話になるか期待したい
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墓場鬼太郎 #01「鬼太郎 誕生」感想

・墓場鬼太郎 第1話「鬼太郎 誕生」
(脚本/成田良美、絵コンテ/地岡公俊、演出/羽多野浩平・地岡公俊、作画監督/窪 秀巳)


 フジテレビから遅れる事一週間、ようやく東海テレビでも「墓場鬼太郎」が、始まった。
 この一週間、本当に待ち遠しくて仕方がなかった。昨年から楽しみにしていた作品だが、すでに放映が始まっている地域があると思うと、余計に気になってしまう。
 2ヶ月遅れでスタートした「ゲゲゲの鬼太郎」第4作に比べれば、一週間など遅れているうちに入らないレベルだが、「ゲゲゲ」第4作の頃とは違って、今はネットでいくらでもアニメの感想を書ける/読める時代であり、実際にブログや掲示板で書いている人も多いので、新鮮な気持ちで第一話を観るために、この一週間はそれらの感想を極力読まないように避けてきた。文のタイトルに「墓場鬼太郎」と書いてあるものは回避しやすいが、思わぬところで感想に出会う事もあり、なかなか苦労した。


 と言う訳で、待ちに待った第一回の放送だったが、なかなかよかった。
 特に、OPは一体どんな映像になるのかと不安もあったのだが、いい意味で斜め上を行ってくれた。曲とOPアニメがばっちり合っていて、非常に中毒性が高い。すでに、何度も観返してしまった。いつも、最初の方のチンポ氏が三つ目を出して「ギャー」の部分で笑ってしまう。あそこは特にインパクトが強い。
 ノイタミナ枠はSonyMusicが固定スポンサーに付いているので、作品によって程度の差こそあれ基本的にOP・EDはタイアップになる。そうやって作られたOP・EDが作品に合うかどうかは当たりはずれの差が激しい枠だと言う印象を持っていたが、今回は「当たり」だと思う。曲は「モノノケ」を歌って鬼太郎を意識した作りだし、何と言ってもOPアニメとの相乗効果で原作の恐くて奇妙な世界観が見事に映像化されており、繰り返し観たくなってしまう。立派な「作品の顔」だ。

 本編は、いきなり「幽霊一家」から「地獄の片道切符」までが一気にアニメ化されたで、さすがにちょっと急ぎすぎている印象を受けたが、一番アニメで観たかった「幽霊一家」での鬼太郎の誕生までの展開はしっかり描かれており、満足できた。少しぼかした表現ではあるが鬼太郎の眼が潰れる場面もあったし、また鬼太郎の父親(ミイラ男状態)の腕がもげる部分はアニメオリジナルだが、原作とは違った方向で「不治の病」である事を上手く描いていたと思う。
 ただ、「血液銀行」関連の設定が無くなってしまった点は、ちょっと残念。売血描写などはやはり問題があるのだろうか。今後の展開にも影響がありそうなので、気になるところだ。

 そして、終盤で水木の母が鬼太郎達を突き落とす場面は、発狂描写を含めて凄みを増しており、見応えがあった。
 もちろん、原作のあっさりした展開は水木作品の大きな持ち味だが、今回のアニメ版は全編が緊迫感のある雰囲気(主に、水木視点)で描かれており、そのクライマックスにふさわしい場面だった。
 合わせて、地獄と人間世界での美術描写の違いが、場面転換をより効果的にしていたと思う。「地獄」があんなサイケな色遣いになるとは意表をつかれたが、その分現実世界の「墓場」の暗さも際だって見えていた。


 そう言えば、声の感想を書くのを忘れていた。
 第1話はベテラン・中堅声優揃いで、しかも「ゲゲゲ」アニメ版でもお馴染みの人達が多く、安心して聴く事が出来た。佐藤正治氏は「ゲゲゲ」第5作のがしゃどくろ以来か。
 一番注目していた鬼太郎の声は、「ゲゲゲ」第1作・第2作の明朗な少年声とは違い、ごく低い声で「墓場」の鬼太郎らしい不気味さは十分。最近の野沢さんの声は昔より低めになっている印象があったが、本作に関してはそれが上手く合っていた。
 田の中さんの目玉親父は、声自体は「いつも通り」だが、「~~じゃ」と言う年寄り口調ではないのが新鮮だった。また、水木の母に切符を渡す場面は、いつも通りの声であるが故に、余計に不気味な存在に感じた。

 そして、締めは中川翔子の歌うED。
 少し前に「ヤッターマン」で雰囲気ぶち壊しのEDを聴いてしまったせいもあって不安だったのだが、本作のEDは本編の余韻を壊すようなことはなく、落ち着いて聴く事が出来た。OPともども、タイアップするにも作品と曲を選ぶセンスが問われるものだと、あらためて思った。ただ、落ち着いて聴けるのだが、正直言って曲自体はインパクトにあまり印象に残らないが。
 次回予告はEDの途中に流れるノイタミナお馴染みの形式。小さいサイズだがねずみ男の動くところが観られた。ただ、今回は提供後が完全に単なるEDフリップになっており、前番組「もやしもん」のような掛け合いがないのはちょっと残念。そう言えば、ロッテが「もやしもん」に続いてスポンサーに付いていたのは意外だった。この番組にSonyMusic以外どこが付くのか不思議だったのだが、前番組から継続とは思わなかった。


 目玉親父の苦労など、原作で印象的だった部分が省かれてしまったのは残念だが、テレビアニメの第1話としては非常にいい出来だったと思う。次回登場するはずのねずみ男や夜叉、ドラキュラ四世も楽しみだ。
 せっかくだから次回以降も新鮮な気持ちで観たいので、あと10週間は関東・関西組のネタバレを避けるよう、出来るだけ努力しよう。
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「ヤッターマン」復活から一日経って

 新作「ヤッターマン」第1話が放映されてから一日が過ぎたが、公式サイトのBBSが凄い事になっている。
 作品本編については比較的好評だが、「面白かったです。でもOPの歌は…」と、ほとんどの書き込みにOP・ED曲(特にOP)への否定的意見が含まれているのだ。


 私自身は、最初から「期待しない」姿勢で視聴したので、OPについても「「ヤッターマンの歌」なだけまだマシ」と思っていたが、公式BBSの書き込みを読む限り、OPがあのような曲になると知らずに観てショックを受けた人が多いようだ。
 考えてみれば、これは当たり前の事だ。昔、元祖「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」を毎週楽しみに観ていた人が皆、「ヤッターマン」新作情報を仕入れた上で視聴するとは限らない。むしろ、そんな人の方が少数派だろう。自分で言うのも何だが、いい歳してアニメを観ている人間の方が珍しいのだ。
 多くの人は、「おお、「ヤッターマン」がまた始まるのか。せっかくだから観てみよう」とチャンネルを合わせたら、いきなりあのOPが流れて衝撃を受けたのだと思われる。

 もちろん私だって、原曲と今回の音屋吉右衛門バージョンのどちらがいいかと聞かれたら、迷い無く原曲と答える。今回の曲はヒーローソングのは欠かせない「燃え」の要素がアレンジによって失われてしまっており、盛り上がりに欠ける。
 それでも原曲の完成度が高いから個人的には何とか聴けるレベルだが、子供の頃に観た「ヤッターマン」と同じ「熱さ」を期待した人から文句を言われても仕方のない出来だと思う。

 1990年代後半、読売テレビの19時枠アニメは「金田一少年の事件簿」「名探偵コナン」の探偵アニメ二連発になった頃から本格的にタイアップ曲まみれになっていったが、それ以前の時期も含めて、過去の有名作のリメイク作品はなかった。
 だから、あの枠を取り仕切っている人達は、長年愛されてきた曲を下手にいじったらどうなるかには考えが及ばなかったのだろう。不幸にも「ヤッターマン」が、その犠牲第一弾になってしまったわけだ。原曲の魅力と作品全体に占める位置づけを理解しているならば、あのアレンジでお茶を濁す事は考えられない。

 「ゲゲゲの鬼太郎」だってリメイクされる度に主題歌のアレンジと歌手が変わり、現在放映中の第5作で4代目になるが、それぞれの曲がシリーズごとの作風に合っており、作品の「顔」としてしっかり機能している。作品の内容と方向性を理解したアレンジであれば、歌手が変わろうが問題はないのだ。
 タイムボカンシリーズの主題歌も、山本正之が全て歌ってきた訳ではない。「ゼンダマンの歌」「ヤットデタマンの歌」などは、山本氏は作詞作曲のみで、別の歌手が歌っている。だから、今回も方向性さえおかしくなければ、誰が歌っても支持される余地はあっただろう。つくづく、あの枠で放映された事が不幸だとしか言いようがない。


 製作サイドは公式BBSの声にどう答えるのだろう。それとも、見なかった振りをして完全に黙殺するのだろうか。少なくとも1/15付けの諏訪プロデューサーの日記では不評の声には一切触れていない。
 今後の対応がどうなるのか、非常に楽しみだ。
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ヤッターマン #01「ヤッターマン誕生だ コロン!」感想

・ヤッターマン 第1話「ヤッターマン誕生だ コロン!」
(脚本/高橋ナツコ、絵コンテ/しぎのあきら、演出/剛田隼人、作画監督/井口忠一、アクション作画監督/鈴木清崇)


 とうとう始まった、新作「ヤッターマン」。
 幸いにも今日は休日なので、リアルタイムで観る事が出来た。二日前にさんざん不安を述べた手前、第1話の感想は書いておかなければならない。
 とりあえず、旧作「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」全108話を度重なる再放送と録画で何度も観返して、完全に頭に染みついてしまっている人間の感想だと言う事を前提においた上で、読んでいただきたい。


 まず、全体としては、思ったよりは悪くなかった。
 インチキ商売→ドクロベエの指令→ドクロリング争奪→メカ戦→おしおき、と言う旧作で確立されたパターンは完全に踏襲しており、安心して観る事が出来た。12日深夜に放映された事前特番でもほとんど旧作の紹介に終始していたので、おそらく話の展開でひねってくる事はないだろうと思っていたが、ここまで徹底して前作通りだと、清々しさを感じる。インチキ商売にコロッと騙される人達の行動まで旧作通りだったのは笑えた。
 話の展開と言えば、ヤッターマンの二人がいきなり何の説明もなく路上で変身したのには驚いたが、旧作でも変身メカニズムに特に説明はなかったし、思い切りよく開き直って話を進めたのはむしろよかったと思う。高橋ナツコクオリティが早くも発揮された感じだ。
 三悪のかけあいやヤッターマンとの戦いでのギャグは弱く感じたが、これはタイムボカンシリーズの開始当初ではよくある事。今回は「怪盗きらめきマン」での失敗を反省してか、アドリブが解禁されているようなので、徐々に声優陣がノッてくれば面白い掛け合いも飛び出すかも知れない。

 今回、三悪&ドクロベエに関しては声優も旧作と同じで、キャラ的にも特に変化は見られないが、その代わり主人公サイドのキャラクターについてはアレンジが加えられており、ガンちゃんがやる気のない性格となっている。
 このキャラ付け、第1話では話の展開上必要だった事はわかるが、主人公は積極性があったほうが動かしやすいのではないだろうか。今後、話作りの足かせにならなければいいのだが。あえて大きく性格を変えた以上、その点は考えていると思いたい。
 そして、もう一人のヤッターマン、アイちゃん。新たに「○パー(%)~~」という口癖を使うようになっていたが、はっきり言って寒く感じた。最初は、何と言ったのかもよくわからず、この口癖を連発していたのでようやく飲み込めたが、これはいらないだろう。伊藤静の演技はいつものお姉さん系よりは若干かわいらしい感じになっていて、悪くない。

 声優の演技について触れたが、ガンちゃん役・吉野裕行の声は心配したとおり、演技力以前にあの顔からあの声が出る事自体、まだ受け付けられない。三悪の声優を変えず、冒頭で「久しぶり」と言わせるなど、明らかに子供だけでなく旧作世代もターゲットにしているのに、ガンちゃんだけこのような違和感バリバリの配役にする意図がわからない。吉野裕行が前番組の「結界師」にも出ていたは知っているが、全く異なるキャラで声優を引き継がせると言う事は無いだろうし。
 山ちゃんのナレーターはなかなかの名調子で、もちろん富山さんの声とは違うが、聴いていて特に違和感はない。ヤッターワンとの二役も問題なし。おだてブタはちょっと違う感じがしたが。


 そして、もう一つの不安要素だった「歌」だが、OPについては曲がりなりにも「ヤッターマンの歌」であり、何度か聴いていれば耳に馴染みそうだ。OPアニメは今までのタイムボカンシリーズとは違う方向性だが、歌のアレンジとイメージは合っている。
 EDは、思った通りに問題外。曲の善し悪し以前に、EDだけ別世界になってしまっていて、全く「主題歌」とは言えず、ぶち壊しだ。よりによって本編ラストから曲がかぶる仕様になっているので、たちが悪い。せめて本編終了後にCMで分断されていればいいのだが。EDアニメの方は、キャラと状況のミスマッチさで不覚にも笑ってしまった。


 ともかく、旧作ファンとしてはそれなりに観られる作品だった。少なくとも、「怪盗きらめきマン」のようにギャグが古すぎて笑うに笑えないと言う最悪の事態は避けられたようだ。お約束パターンを踏襲しつつ、いかに現代に合うように発展させていくかが今後の課題だろう。まず、最初の1クールは様子を見たい。
 できえば、2クール目からはEDを三悪の歌に変更して欲しいものだ。
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「やっとかめ探偵団」放映中止の危機

 毎週日曜朝7時よりテレビ愛知で放映されてきた愛知ローカルアニメ「やっとかめ探偵団」が、本日いきなり中止になり、「ワンワンセレプー それゆけ!徹之進」の再放送に差しかえられてしまった。先週の放送では中止に関する告知は全くなかった。

 とは言え、数日前からテレビ愛知公式サイトなどの番組表が「未定」に差しかえられており、とどめとして金曜日に公式サイトでも「第15話以降のテレビ放映は都合により、しばらく延期する事になりました」と告知が出たので、今日の放送が無い事はわかっていた。それでも、一縷の望みを託して録画しておいたのだ。
 しかし、やはり「やっとかめ探偵団」は放映されず、流れたのは「徹之進」再放送だった。急に番組が差し替えになった件については、Aパート冒頭に以下のテロップを出したのみで、今のところテレビ愛知から今後の放映に関する発表は無い。今日の「徹之進」では次回予告もしっかり流れていたので、しばらくの間は「徹之進」再放送でつなぐのだろう。






 振り返ると、年明け第1回目の放送が「新春 特番第1弾」として原作者・清水義範とナレーション担当・三遊亭円丈の対談になっていた時点で、ちょっと嫌な予感はしていた。
 実際、この回は全編通して二人の対談のみであり、いかにも低予算で間に合わせっぽくて「特番」と言うよりは「アニメの制作が追いつかない為のつなぎ」ではないかと勘ぐってしまった。公式サイトを見ると、この回もしっかり「第14話」としてカウントされているようだが。



第13話で流れた「新春 特番第1弾」の予告



 そして、この「新春特番」回では普通の次回予告は流れず、番組最後に「次回 やっとかめ探偵団 どうぞお楽しみに!」と、文字が出たのみ。そのせいで、「次は「新春 特番第2弾」をやるのだろうか? また実写か?」と、ここで更に先行きが不安になっていた。
 それでも、「次回 お楽しみに」と言っているからには、ちゃんと放送はあるのだろうと思っていたのだが、結果は前述の通り。



予告になっていない予告



 私は未見だが、名古屋市営地下鉄の名城線と名港線で11月頃に「スポンサー募集」の広告が出ていたらしい。
 おそらく、今回の放映中止は1クール目のスポンサー・EPSONが撤退して、後釜の企業が見つからなかったせいなのだろう。実際、代わりに放映された「徹之進」再放送はCMの時間がすべて番宣と局からの告知で埋められており、スポットCMすら1本も流れていなかった。
 制作がどこまで進んでいたのかはわからないが、スポンサーが見つからなければ、このまま第14話で打ち切りになるかもしれない。昨年は色々なケースでのアニメ打ち切りや放映中止が話題になったが、まさか新年最初の打ち切り(候補)が「やっとかめ探偵団」になってしまうとは。


 本作は、初めての愛知ローカルアニメであり、しかも本格的な名古屋弁が聞ける番組なので大いに期待していたし、毎週楽しみに観ていたので、このような事態は非常に残念だ。
 ただ、作中では殺人・不倫・ロリコン疑惑など子供向けでない事件・ネタが続出しており、冷静に見て日曜朝7時にはそぐわない内容だった。私自身は面白く観ていたが、その一方で「これは多分売れないだろうな」と思ってもいた。かと言って、深夜枠で放映してわざわざ観る人がいるかどうかも怪しいし、テレビアニメとしてはセールスしにくい作品だろう。

 それに、初の愛知ローカルアニメが、いきなり2クール予定だったのは無理があったと思う。少なくとも1クール目はEPSONがスポンサーに付いたのだし、まずは1クール制作して反響を見た方がよかったのではないだろうか。初の本格的関西ローカルアニメだった「チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ」(1991~1992年放映)も、開始当初は全13話の予定だった。
 その「チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ」は製作側が予想していたよりも好評だったらしく、開始当初の土曜17時から2クール目に火曜19時に枠移動して、最終的に39話まで制作された。ただ、おそらくは急遽決まった延長に制作が追いつかなかったらしく、枠移動直後の1992年初頭は再放送でつないでいたのだが。ともかく、1クール予定が一年間の放映になったのだから、まずは成功と言っていいだろう。
 「じゃりン子チエ」は関西地区でアニメ第1シリーズがエンドレス再放送されて、お馴染みの作品になっていた状況での新作であり、「やっとかめ探偵団」と単純に比較は出来ないが、それでも「やっとかめ探偵団」は結局2クール目のスポンサーが見つかっていないのだから、いきなりの2クール制作は無謀だったと言わざるを得ない。


 実際、制作状況がどうなっているかわからないので、今後はたしてどうなるのかも予想しづらい。
 制作自体はある程度進んでいるのか、それとも制作費すら満足に集まらず第15話以降は全く完成していないのだろうか。せっかくの「名古屋ご当地アニメ」だから、地元の気骨ある企業がスポンサーになってくれる事を祈りたい。可能なら「宇宙ターザン」でののび太のように、自分で何とかしたいくらいだ。今回は「宇宙ターザン」とは違って、視聴率を上げようにも放送自体が中断しているのが問題だが。
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「ヤッターマン」新作への不安

 三が日があけてから昨日までずっと仕事だったので、今週は疲れた。今日は、ようやく休日。この三連休でしっかり体を休めなければ。


 さて、前回のエントリで触れた「昨年からの「宿題」」第1弾として、放映開始が二日後に迫った「ヤッターマン」新作について、思うところを書いておく。

 まず、新作に対しては基本的に「期待せずに観る」姿勢で視聴するつもりだ。思えば、「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」の時は、「17年ぶりのタイムボカンシリーズ新作」としてあまりに期待しすぎており、それだけに本編が残念な出来で非常にがっかりさせられた。
 今回の「ヤッターマン」も、笹川ひろし総監督をはじめとするメインスタッフ(キャラクターデザインの天野喜孝を除く)及び悪玉側のメインキャスト(三悪&滝口順平)が旧シリーズから継続して参加している点は「怪盗きらめきマン」とほぼ同じなのだから、「今の時代ならではの「ヤッターマン」」を期待するのは難しそうだと思っている。

 ただ、「怪盗きらめきマン」と違う点として、脚本家が小山高生&ぶらざあのっぽの面々から、高橋ナツコと武上純希に変わっているので、面白くなるかどうかは別として、少なくとも旧作のコピーとは違う新たなテイストの話が観られそうだ。それは、第2話「ナニワのたこ焼王決定だコロン!」、第3話「バカデミー賞を獲るのだコロン!」と言うサブタイトルからも伺える。
 また、「怪盗きらめきマン」が「タイムボカンシリーズ第8弾」としての完全新作だったのに対して、今回の「ヤッターマン」は「タイムボカンシリーズ」の冠を外したリメイク作品であり、基本設定は出来上がっている分、安定した作りが出来そうだ。


 しかし、スタッフはともかくとして、現時点で私が最大の不安要素と感じているのは、ヤッターマン1号の声優と主題歌だ。
 大山ドラ末期のセワシ役を聴く限りでは、現在の太田淑子に少年役はつらそうなので、善玉側のキャスト一新は仕方がないと思うが、あえて男性声優を選ぶところが理解できない。三悪&ドクロベエは旧作と同じ面々が演じるだけに、ヤッターマン1号の違和感が特に強調されそうだ。実際、番宣映像で聴いた声にはかなり無理を感じてしまった。
 ただ、ヤッターマン2号とオモッチャマは、結構合っていると思う。オモッチャマはたかはし智秋だと聞いて驚いたのだが、番宣を観ると善玉側では一番旧作に声のイメージは近く感じる。ナレーターに山寺宏一も非常に妥当な人選だろう。選ばれるなら、この人か堀内賢雄(「平成タイムボカン」でナレーターを担当)のどちらかだと思っていた。今回はナレーターとヤッターワンを兼任するようだが、これは「タイムボカン王道復古」からの流れだろうか。

 そして、主題歌。EDについては、このmihimaruGTのコメントを読んだ時点で諦めた。そもそも「主題歌」と呼べる歌では無さそうだ。「自分は「ヤッターマン」を全然知りません」と言っているのと同じで、わざわざこんなコメントを出す事自体、理解に苦しむ。それにしても、どんなEDアニメになるのか気になってしまう。まさか、「恋愛をテーマに書いた歌詞」の歌に合わせて三悪がバカをやるとも思えないが。
 OPに関しては、カバーではあるが「ヤッターマンの歌」なので多少は期待できるが、新年早々オリジナル歌手・山本正之のサイトに、主題歌決定の経緯について暴露とも言えるコメントが掲載され、それを読んでガックリきてしまった(現在、コメントは削除済み。1/12の時点ではGoogleキャッシュで読む事が出来る)。
 山本サイドの言い分を全面的に鵜呑みにすべきではないとは思うが、コメントを読む限りでは少なくとも諏訪プロデューサーと山本氏の間でしっかりした意志疎通は出来ていなかったようだ。その事実自体も残念だし、こんな事をわざわざ放映開始直前にバラしてしまう山本氏の行動にもがっかりだ。何十年か後に思い出話として語るならともかく、今言うべき事ではないと思う。
 いずれにせよ、読売テレビ月曜19時枠ではOP・EDはあくまでタイアップの場としか扱われていないことが、あらためてよくわかった。旧作の「ヤッターマン」を含めたタイムボカンシリーズでは、主題歌は言うに及ばず数々の挿入歌も効果的に本編で使われており、歌が全てではないにせよ、決しておろそかに出来る要素ではない。その「歌」が期待できないとあっては、作品全体としても期待する事は難しい。


 以上、新年早々思っていたよりも長くなってしまった。
 念のために書いておくが、私は別に新作「ヤッターマン」に対してネガティブキャンペーンを行うつもりはない。上では期待しないと書いたが、実際に観てみて面白ければ、もちろん大いに応援したい。「タイムボカンシリーズ」の冠こそ外れたものの、久々のシリーズ新作である事には変わりなく、シリーズのファンとしてはやはり面白い作品になって欲しい。
 とりあえず、中京テレビでは本日深夜に放送開始前特番が放映されるので、そちらを観て放映開始に備えておこう。
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昨年からの「宿題」

 新年、あけましておめでとうございます。

 当ブログで今年の更新を始めるにあたって気になったのは、昨年のエントリで「いずれは書きたい」と宣言したにも関わらず、そのまま放置してしまっているネタがいくつかある事だ。
 忘れた振りをしてこのまま放っておく手もあるが、それだと自分自身の気が済まないので、放置しているネタをここで一通り再掲しておく。



 ・現在のテレビアニメ主題歌について(元エントリ
 ・初版本を探すようになったきっかけ(元エントリ
 ・U局アニメの表現規制について(元エントリ
 ・「ヤッターマン」新作への不安と期待(元エントリ
 ・「チャージマン研!」の紹介(元エントリ



 とりあえず、文中ではっきり書いてしまっているものは、これくらいか。「ヤッターマン」新作は放映開始まであと10日になってしまっているので、このまま「不安と期待」はスルーして第1話放映後に感想を書く事になりそうだ。

 また、他に「ゲゲゲの鬼太郎」第1作&第5作の感想も、最近はすっかり休んでしまっている。
 第1作に関しては以前にも書いたように、観賞後に感想メモを取っているので清書さえすればいいのだが、話数が溜まるとなかなかその時間が取れない。残り5話で全話観終わるので、その後で何とかしたいところだ。第5作も可能な限り感想を残しておきたいし、今年は「墓場鬼太郎」も突っ込んで感想を書きたい。

 それに、ブログの本文では触れていなくても、取り上げたいと思いつつ延ばし延ばしになっているネタが、いくつかある。ここでそれを晒してしまうと墓穴を掘る事になるので止めておくが、そう言ったネタを含めて、一度「やる」と決めた事は最後までしっかりやり遂げるようにしたい。


 そんな訳で、年を越してしまったネタから新鮮な話題まで、可能な限り当ブログで取り上げていくつもりなので、本年もよろしくお願いします。
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