ようやく地デジ化が完了

 我が家に地デジ視聴環境を導入したのが、今年の2月末のこと。それなのになぜ今さらと思われるかも知れない。
 実は、2月に環境を整えたのは録画及び録画データの視聴に関する部分だけで、肝心のテレビはブラウン管のアナログテレビのまま、この半年あまりを過ごしてきたのだ。

 つまり、PCで録画したファイルを、ネットワークを介してメディアプレイヤーで再生させて、それを従来のテレビで視聴していたわけで、当然ながらHD制作&HD放送番組であってもテレビがHD再生に対応していないからHD画質で視聴することは出来なかった。それでも、アナログ放送で上下黒帯に出る「とっとと地デジに移行しろ」(意訳)の、ありがた~いお知らせがないだけでも、大分ましだったのだが。
 しかし、せっかくHD放送を画質の劣化なしに録画できるのに、いつまでもSD画質で見ているのももったいないし、最近は制作側もHD画質&大画面で観られるのを前提にしているのか、EDのスタッフクレジットが小さくて読みづらい場合が多くなってきた。さらに、エコポイントが12月から半減すると聞いて、そろそろテレビの買い時ではないかと思ったわけだ。

 と言うわけで、先週の日曜日に近所の某家電量販店に行って新たなテレビの購入を決めてきたのだが、とにかく人が多くて参った。店員の数が客に対して足りていないらしく応対には整理券が出る始末で、最終的に購入を決めるまでに1時間以上もかかってしまった。私も人のことは言えないが、エコポイント終了間際に駆け込みで購入を決める人が多いのだろうか。
 購入を決めたのはSHARPのAQUOSシリーズ「E7」32型。もっと大きくても…と思われる方もいるかも知れないが、あまり大きすぎると、一日や二日では終わらないレベルの部屋の大改装を行わなければいけないし、ひとり暮らしのせまい部屋だから32型でも十分だ。
 さて、買う機種を決めて持ち帰り…とは簡単にはいかなかった。店員だけでなく品物も足りていないらしく、入荷までには三週間前後かかるとの事だった。少々長いが、エコポイントは11月末までの日付の領収証があれば大丈夫と聞いたので、まあいいかと先払いで代金の支払いまでは済ませた。繰り返し書くが、これが先週の日曜日のこと。
 そして、その二日後の火曜日、仕事から帰ると留守番電話にメッセージが入っていた。聞いてみると「ご注文の品物が入荷しました」との事。たった二日で入荷とは驚いた。納期は遅めに言っておくものだとはわかっているが、さすがに早すぎる。思わず、別の客と間違えられているのではないかと疑ってしまったが、昨日受け取りに行ってきたら、ちゃんと入荷しており、私の買ったテレビが出てきた。当然なのだが、何となく釈然としない感じだ。


 ともかく、テレビは手に入った。地上波放送はきちんと地デジで視聴できるし、メディアプレイヤーをHDMI端子で繋いで録画ファイルを再生すると、HD画質で観られる。EDのスタッフクレジットもクッキリ大きくなって読みやすい。いちど地デジに慣れると、もうアナログには戻れなくなると言うのは、実際に導入してみるとよくわかる。逆に、DVDは画質の粗が目立ってちょっと気になるが。
 B-CAS問題など、色々と地デジに関して思うところはあるが、単純に考えて画面はきれいなのはいい事だし、EPGは便利だ。B-CASさえなければもっと早く素直に地デジを導入する気になれたのではないかと思う。まあ、せっかくテレビを新しくしたのだから、よい面に向き合って積極的に使っていきたいと思う。とは言え、用途の中心は録画したアニメの再生になるのだろうけど。
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再び豊郷小学校へ

 先週の土曜日に、今年の4月以来、約半年ぶりに滋賀県の豊郷小学校へ日帰りで行って来た。
 前回は一人での訪問だったが、今回はケデラッタさん(TOJHOさん)、アベトンボさんと一緒に三人での探訪だった。同行のお二人が元々計画されていた聖地巡礼に乗っかって、ご一緒させていただいたというわけだ。いずれにしても、豊郷小はもう一度行きたいと思っていたので、ちょうどいいタイミングだった。


 4月の時は、豊郷小学校だけを訪れて満足していたのだが、今回はまず、豊郷駅から小学校と反対方向にあるガソリンスタンド「宮川石油」へと足を伸ばしてみた。一部で有名な「痛洗車機」が設置されている店だ。距離的には、だいたい豊郷駅から小学校まで行くのと同じぐらいになる。ここに痛洗車機が設置されたのは今年の9月なので、前回は訪れようもなかった。





 と、いうわけでこれが痛洗車機。「宮川石油」だから「みやせき!」と、芸が細かい。この痛洗車機についてはネット上で見たことのある人も多いだろう。サイズからすると、たしかに痛洗車機はインパクト大なのだが、個人的には敷地内に貼ってあったこの(↓)看板の「あんぜんうんたん!」がツボに入ってしまった。こういう何気ない小ネタは好きだ。





 また、痛洗車機と比べると知名度が低そうだが、この宮川石油のほぼ向かい側にある和菓子屋「きょうかどう」も、よくよく見てみると配達車が澪仕様になっていたり、店内もポスターを貼りまくっていたりと『けいおん!』ネタだらけの店になっており、豊郷小学校だけでなく豊郷町全体に『けいおん!』がかなり浸透していることがうかがえる。



きょうかどうの痛配達車



 宮川石油方面を回った後は、豊郷小学校へと赴いた。どちらかというと、ここがメインの目的地だったはずなのだが、痛洗車機周辺でもネタが豊富に見られたので、既にかなりテンションは上がった状態だった。
 この日は土曜日と言うこともあってか、豊郷小学校は大にぎわいだった。何やら催し物もやっていたようで、必ずしも皆が聖地巡礼者というわけではなかったが、それでも、女の子(たぶん小学生)が「部室行きたい」などと言っている場面に遭遇して、何となく苦笑させられてしまった。将来有望なお子様だ。

 半年ぶりの軽音部部室は、基本的には前と変わっていなかった。以前と違う点と言えば、黒板やホワイトボードの書込内容が全く変わっている事(多分、毎日変化していっているのだと思う)と、記帳ノートが2倍ほどに増えていた事くらいか。部室滞在者の人数は、前の時よりも増えていた気がする。と言っても、人が多すぎて大混雑、と言うほどでもなかったが。
 黒板やホワイトボードの落書きは、当然ながら基本的には『けいおん!』ネタが使われているのだが、細かく見ると他のアニメ作品などのネタもちらほらと見受けられる。たとえば、これ(↓)とか。他に、黒板消しにどこかで見たようなフォントで「とある部室の黒板消し」と書いてあったりとか。



侵略の魔の手がここにも



 部室だけでなく、廊下や階段、それに卒業式で登場した講堂なども見て廻ったが、『けいおん!』との関連を抜きにしても、落ち着いていていい雰囲気の建物で、これを一時は取り壊す計画があったとは、まったく信じがたいことだ。部室に比べると講堂を訪れる人は少なく静かだったので、特にムード満点だった。ここで、卒業式の時の唯たちの席を特定しようとしたのだが、さすがに無理だった。そもそもアニメ本編では、席が特定できるアングルでは描かれていないのでどうしようもない。





 なお、前回は訪れなかったのだが、豊郷小敷地内には土産物販売所があり、中には「けいおんCafe!!」なるものも開設されている。
 カフェは日曜日限定なので残念ながら営業していなかったが、それでもこの土産物販売所は、部室に負けず劣らず『けいおん!』度が高い空間となっており、ネタの宝庫だった。玄関からして、壁にいきなりこんなもの(↓)が貼ってあるのだから、もう何とコメントしていいか分からない。





 他にも、本棚に「まんがタイムきらら」のバックナンバー(これは理解できる)や、なぜか1988年の「アニメージュ」があったり、その横の棚には澪の縞パンまで置かれていたりと、やりたい放題だ。そう言えば、『侵略!イカ娘』の単行本も置いてあったな。やっぱり豊郷小への侵略が進行中なのだろうか。
 また、有志による手作りと思われる記念スタンプもあり、これは絵柄がたくさんあったので、楽しく押させていただいた。


 と、本当に豊郷小の構内は『けいおん!』づくしの空間で、今回も楽しかった。すでに『けいおん!!』のアニメも終了しており、もしさびれていたら悲しいなとちょっと気になっていたのだが、それは余計な心配だったようだ。まだまだ熱気さめやらぬという感じだった。それどころか、痛洗車機など半年前よりネタが増えているのだからすごい。
 写真の整理が面倒くさいので今回は載せていないが、道端で見られる「飛び出し注意」の『けいおん!』キャラバージョンが町中のあちこちで見られたのも楽しかった。これも、半年前には見られなかったものだ。
 以前にも書いたが、このような土地に名古屋から気楽に日帰りで行けるのはありがたい。これで、さらに京都まで足を伸ばすとなると、日帰りではちょっときつくなるのだろうけど。


 豊郷小学校へ行った後は、名古屋に戻って「喫茶マウンテン」への登山を挑戦して、三人とも胃腸に大きなダメージを受ける一幕もあったのだが、これに関しての詳細は割愛させていただく。めんたいこピラフ、食べてる時は「そんなに辛くない」と余裕もあったのに、食べ終わった後にじわじわ来る。これだからマウンテンのメニューは油断できない。
 ともかく、盛りだくさんの内容で充実した一日だった。ケデラッタさん、アベトンボさんには、あらためて御礼申し上げます。

 話は戻るが、「マウンテン」は、いつか大人数で登山したいものだ。名古屋だから人が集まるかどうか難しいところだが、都合がつけば「マウンテンオフ会」を開催してみたい。
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