2019年の終わりに

 今年も、あと3時間ほどで終わり。毎年恒例の、一年のまとめを書いておきたい。

 今年の後半は、このブログをほとんど更新できず、我ながら残念だ。その理由は色々あるのだが、ここに書けることは少ない。
 その「ここに書けること」の一つとして、10月~11月にかけての引っ越しがある。三年半ほど住んだ大阪市を後にして、別のところに移り住んだのだ。新居住地については、とりあえず伏せておくとしよう。近畿地方には変わりはないので、交通事情などにあまり変わりはない。
 そもそも、引っ越しの話が最初に出たのは7月だった。実家の敷地内に、人に貸していた家があるのだが、その人が引っ越すので家が空く。そこで、引っ越してはどうだろうという話になったのだ。実家の持ち家なので家賃が要らなくなるし、家族と近いところで住めるというのも、大きな意味がある。そこで、引っ越すことに決めたのだ。
 ただ、毎度の事ながら、荷物が多くて大変だった。最初から150箱の段ボールを用意してもらったが、それでも入りきらず、結局自分で梱包した段ボール箱は160箱となった。もちろん、引っ越すに当たって不要なものは処分したし、本だって100冊ほどは処分したのだが、それでも母数が大きすぎて、焼け石に水の状態だったのだ。
 引っ越し直後の家は、特にすさまじかった。ある一つの箱を動かすために、他の多くのものを動かさなければならなくなっており、さながらパズルゲームをやっている気分だった。「倉庫番」や「パズルボーイ」などのゲームが該当するだろうか。その頃の写真を撮っていないのは今となってはもったいないが、写真を撮っても何が何だかわからない状態なだけだったような気もする。
 ともかく、引っ越しは終わった。この引っ越した新居(と言うか、かなり古くに建てられた家だが)には色々と問題があるのだが、それについてはいずれまた書く機会があるかもしれない。今回は一年の振り返りなので、ここまでにしておく。
 引っ越し以外にも、主に家族関係で色々とあった一年だった。とは言っても、誰かが亡くなったとかそういうことは全くないのだが、ここに書くのははばかられるような、そういうことだ。幸いにも、12月までにそのすべてがほぼ解決したので、今は落ち着いた気分でいられる。

 個人的事情についてはここまでにして、次は趣味関連を振り返ろう。
 藤子不二雄関係については、まずはアニメ『ドラえもん』の40周年があった。アニメのOPを「ドラえもんのうた 40th」にしたりと40周年を祝う姿勢は見受けられたが、アニメ『ドラえもん』に関しては10月の放送枠移動に話題が全部持って行かれたような感じはある。それだけ、「金曜19時」という枠が長年続いて定着していたという証であろう。これから、アニメ『ドラえもん』がどうなるかはまだわからないが、基本的には子どもの観やすい枠でこれまで通り長く続けてくれれば、と思う。朝6時台とかはやめてほしいな。特に、ローカルセールス枠になってしまうと地方局でそういうことが起こりやすいので。そういう意味では土曜17時はまだいい方なんじゃないか。
 そして、年末からは原作漫画『ドラえもん』の50周年を祝う動きが活発になってきた。その先陣を切って刊行されたのが、てんとう虫コミックス『ドラえもん』第0巻だ。『ドラえもん』の連載第1回ばかりを初出版・カラーページ再現で収録しており、非常にユニークな単行本だと思う。手塚治虫作品と違って、藤子作品では「初出版」を売りにした単行本がこれまでなかったが、その先陣を切った形になるのかもしれない。今後、さらに『ドラえもん』初出版大全集を出してくれれば、非常に嬉しい。
 『ドラえもん』50周年記念に関しては、色々とまだ企画されているようなので、楽しみに続報を待ちたい。来年出るという「てんとう虫コミックス」全45巻の豪華版は、あまりそそられないが。
 『ドラえもん』については、グッズショップ「ドラえもん 未来デパート」の開店も大きなニュースとなったが、残念ながら私自身はまだこの店に行けていない。昨日まで東京に行ってはいたが、他の用事で疲れた上に長時間の待ち時間があると聞いて、行く気になれなかったのだ。そのうち、混雑が収まった頃に行ければと思っている。「ひい木」のバッチや「タヌキさいふ」ポーチなどマニア心をくすぐられる品はあるので、ぜひ手に入れたい。
 藤子A先生についても、色々と動きはあったのだが、前述のように今年の後半は特に私が多忙だったせいもあり、あまり追い切れていない。故郷・高岡での藤子不二雄A展などは、行ければ行きたかったところなのだが、それもかなわなかった。
 手塚治虫関係については、今年も「オリジナル版」の単行本がたくさん出たが、もうネタも尽きてきたのか、「間違い探し」レベルの作品が増えてきたように思う。正直言って、『ボンバ!』や『ガラスの城の記録』までオリジナル版が出るなんて、ちょっと前までは想像もできなかったくらいだ。

 テレビアニメでは、新作で唯一ブルーレイを買ったのは『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』なのだが、この作品の放送自体は昨年10月~12月だった。まあ、映画の『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は今年の公開だったので、いいか。
 それ以外にも面白く楽しんで観た作品はたくさんあるが、映像ソフトを買うまでには至らなかった。観返すだけならテレビ放送の録画で事が足りてしまうこのご時世は、アニメを作っている人たちにとっては大変なんだろう。かと言って、今更画質をわざとSDに落として放送なんてできないだろうし。もしやったら、ものすごい苦情が来るんだろうな。

 アニメ関係で、忘れてはいけないのが7月に起きた京都アニメーション第一スタジオの放火殺人だ。
 衝撃という言葉だけではすまされない、ひどい事件だったとしか言いようがない。これまで数多くの京アニ作品に楽しませてもらった者としては、これほど悲しいことはなかった。亡くなった人々は絶対に戻っては来ないので、ただただ悲しい。今は、命を取り留めた方の一日も早いご回復をお祈りするばかりだ。そして、京アニがふたたびすばらしい作品を世に送り出してくれる事を祈りたい。

 今年も、このようにいろいろなことがあった。だらだらと書いていても仕方がないので、この辺にしておこう。
 願わくば、2020年がすべての人にとって、よい年でありますように。
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