マシーンブラスター3クール目突入

 本日のAT-X「ブロッカー軍団IV マシーンブラスター」は第27・28話。いよいよ、待ちに待っていた第3クールに入った。
 第27話は総集編なので、詳細は省く。ともかく、今回のポイントは第28話「遙かなるマシーンブラスター」だ。モグールとの決戦で生と死の狭間をさまよう天平達が復活する話なのだが、主人公よりモグール側の描写の方が印象的だった。天平達の復活があっさりしすぎているせいもあるのだが、明らかにモグールの方に重心を置いて描かれていたと思う。
 例えば、冒頭で海を漂いながら、モグールも残るは自分たち二人のみと嘆き、自決を覚悟するゴロスキーとザンギャックは、すっかり三枚目敵幹部だが、タイムボカンシリーズの三悪みたいで、妙に可愛らしい。実際、意識していたのかもしれないが。
 そして、女王ヘルクィーンに変わって、妹のヘルサンドラが登場。でも、声は同じ。そのせいで、本作をビデオ「ファースト&ファイナル」シリーズで初めて観た時は、同一人物が仮面を変えただけかと思ってしまった。「実は、最高幹部も知らない女王の妹がいた」と言うのは、無茶な設定だ。まあ、本作でその程度のことに突っ込んでいたらきりがないのだが。ヘルサンドラは、先代と比較すると肉体武闘派と言った感じか。サブタイトルで判断する限りでは、今後殴り込みをかけるようなので(どこに?)、楽しみだ。
 しかし、本話で一番の突っ込みどころは、次回予告だった。モグールとの一大決戦の傷から立ち直って双方がようやく復活し、また戦いの日々が始まると言った感じで本編が終わった直後、いきなり次回はモナコでレースとは。しかも、ビリーの友人の名がジョー。レーサーでジョーとは、科学忍者隊のGー2号か?。とどめは天平の「このチャンネルにエレパスだ」。これまでは「エレパスしてくれ」だったのが、とうとう断定口調になってしまった。
 ともかく、残り10話、色々な意味で見所が多そうなので、これからは毎週金曜日が楽しみだ。
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GA&シノブ伝第4回感想

 前回第3回はさぼったが、別に観逃したわけではない。先週は忙しかっただけの事だ。
 今週は余裕があるので、感想を書いておく。

 まずはGA。第4期の放送4回目にしてようやくロストテクノロジーが登場。どうも、今まで何かが足りないと思っていたが、ロストテクノロジーが出てこなかったせいだったのか。正直、今日の放送を観るまで気が付かなかった。そして、ついにパトリック・ジョナサン・ガストが顔出しで復活。エンディングで3人の名前を見た時には、妙に感動してしまった。地上波では第2期最終回以来だから、実に2年と3ヶ月ぶりか。こうなると、第1回では猫面だった事の方が不思議だ。1回目からちゃんと出してやればよかったのに。
 これらの要素のせいか、全体の雰囲気が1期・2期に近い感じで、Aパートはなんとなく懐かしく感じてしまった。Bパートは…、どうせ夢オチが芝居オチだろうなと思っていたら、そのまんまだったので、ちょっと残念。このオチを使うなら、もうちょっと徹底的にやって欲しかったところだ。

 そして、シノブ伝。CBCではOPが、第1回:効果音無し、一部作画未完成→第2回:効果音入り、作画完成→第3回:効果音増加と来たので、さすがにもうこれ以上の変化はないと思っていたのだが、まさか最後の音速丸ナレーションを変えてくるとは思わなかった。完全に裏をかかれた。このまま毎回OPは変化し続けるのだろうか。
 そして、本編。Aパートのエロさはどうしたものか。原作にもあった音速丸の妄想が、動画&声・効果音付となって、更にパワーアップ。また、Aパートでは、ついに「ゲノム」キャラが登場!。と言っても、カレンダーの絵としてだが。本編冒頭の場面だったので、何が起こったのかと思ってしまった。EDクレジットを見ると、このカレンダーイラストは古賀亮一描き下ろし。道理で原作絵なわけだ。
 Bパートの本筋は「雅、恋をするの巻」だが、惚れ薬の話の一部だけが付け加えられてしまったために、「おっばいが生意気になる薬」や、シノブが薬を飲んだ場面が無くなってしまった点は残念。
 しかし、今回は2話とも演出の切れがよくてテンポもよく、アニメとしては文句なしに楽しめた。だんだんスタッフがノッてきているのがわかる。このまま、どんどん突っ走って欲しいものだ。
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エスパー魔美 第18話「サマードッグ」感想

 テレ朝チャンネルの放送から二日経ったが、アニメ「魔美」を語る上で外せないエピソードだと思うので、感想を書いておく。
 名古屋テレビの再放送以来なので、約10年ぶりに観たが、やはり原作に勝るとも劣らぬ名作だ。冒頭の、バス中での高畑と老婆の触れ合い(ラストシーンにつながる部分)や、最後の駐在所での一幕など、日常を描いたアニメオリジナルシーンが、野犬の群におそわれるクライマックスシーンと好対照となって、両方の場面をより印象的にしている。もちろん、結末は原作通りで、はっきり言って救いのない終わり方だが、ここを真正面から描いた事は、非常に評価できる。残念ながら私は本放送では観られなかったが、小学生時代に「ドラえもん」などの「めでたしめでたし」で終わる動物ものを見慣れた後に本作を観たら、ラストに受ける衝撃はもっと大きかったのではないだろうか。
 また、アニメオリジナルの要素として、本話で魔美が初めてテレキネシスによる飛行(「セルフテレキネシス」と呼称)を披露した点もポイントの一つだろう。原作では、これがいつからできるようになったかは、特に描かれていない(「学園暗黒地帯」では既に飛んでいた)が、アニメ版ではOPで毎回見せている以上、はっきりと能力の習得を描こうと言う事になったのだろう。
 個人的には、本作は、藤子アニメは「ドラえもん」しか知らない人が多いであろう、今の小中学生の方々には、ぜひ観て貰いたい。「のら犬「イチ」の国」の対極にある話だし。「ワンニャン時空伝」を観た直後の子供に、この「サマードッグ」を見せたら、どんな反応を示すだろうか。
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「ANIMEX1200」第3弾が9月に登場

 ここに9月のアニメCD新譜情報が載っているのだが、どうやらコロムビアが「ANIMEX1200」シリーズの第3弾を出すようだ。第1弾はアニメ、第2弾は特撮でまとめられていたが、第3弾は再びアニメのみ。しかも、今回は結構マニアックな作品も入っている。
 たとえば、「キン肉マン」は有名タイトルだからいいが、まさか「闘将!!拉麺男」のサントラが再発されるとは思わなかった。中古では結構な値段が付いているので、ありがたい。せっかくだから、どこかCSのチャンネルででも、アニメ版「拉麺男」の再放送をして欲しいものだ。ANIMAXで、現在放送中の「キン肉マン」に引き続いてやるというのは、どうだろう。アニメ「拉麺男」は、次回予告の出来が非常にいいので、予告だけでもいいからもう一度観たい。永井一郎のノリノリのナレーションが最高にかっこいいのだ。
 他にも、ロボットアニメでは「光速電神アルベガス」「ビデオ戦士レザリオン」など、東映本社末期のマイナー作品まで出てきたのには驚きだ。「レザリオン」は再放送を観ていたのだが、BGMは全然覚えていない。まあ、これらも税込1260円の廉価版だからこそ、出せるのだろう。買う方としても気軽に出せる金額だ。仮に3000円にしたら、どれだけ売れるか怪しいタイトルも、あると思う。
 個人的には「拉麺男」「テッカマン」「レザリオン」「闘将ダイモス」「ガイキング」あたりは押さえておきたい。「キン肉マン」は、以前出た2枚組サントラの1枚目とほぼ同内容のようなので、スルー。
 さて、こうなると第4弾も楽しみだ。第2弾に続いて特撮作品になるのかもしれないが、一体どんなラインナップになるだろう。まあ、私は特撮は一部の戦隊シリーズくらいしか観ていないので、買う可能性は低いのだが、それでもどの作品を出してくるかは、非常に気になる。

(7月29日追記)
 上のリンク先で、「宇宙の騎士テッカマン」が重複して載っているので、変だと思って調べたところ、正しくは、片方は「破裏拳ポリマー」の模様。好きな作品なので、こちらも楽しみだ。
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旧作アニメも面白い

 今日は土曜日で休日。土曜日放映の新作アニメで観ているのは、ピッチとケロロくらいだ。むしろ今日はCSで旧作を多く観た。と言うわけで、以下にそれらの雑感を書く。

「ブロッカー軍団IV マシーンブラスター」第25・26話(放送は昨日)
 久しぶりに観たが、主人公側・敵側共に総力戦の様相を呈しており、本作が全38話と言うことを知らなければ、本当の最終決戦としか思えないだろう。何しろ、敵のモグール帝国には特攻隊までいるのだ。推測だが、おそらく半年で打ち切られても問題ないように構成されていたのだろう。その割には、1話前の第24話に、ロボットが全く出てこないヤクザとの抗争の話を持ってくるあたりは、よく分からないが。それはともかく、中盤の山場としては、よく出来ていたと思う。
 ところで、今回観直して、第26話で唐突に最終兵器「デリンジャーポイント」が登場する展開が、日アニ・葦プロ次回作の「ギンガイザー」最終話の新技「ファイヤークラッシャー」で焼き直されている事に気づいてしまった。いくらスタッフがほとんど同じといっても、いや、同じだからこそ、展開まで同じにするのはまずい気がする。
 さて、次回は総集編の第27話を挟んで、いよいよ第3クールだ。3クール目は、最終話以外一度も観たことがないので、非常に楽しみだ。

「星方武侠アウトロースター」第23話
 1998年放映作品。もう6年前か。確か「クレヨンしんちゃん」降板後としては本郷みつる初監督作品だったと思う。結構好きな作品だったが、本放送時は全26話中2本がカットされており、今日AT-Xで放映された第23話もそのうちの1本。ようやく観ることができた。
 「温泉惑星天鈴」というサブタイトルで察しは付いていたが、やはり女性の入浴・ヌードシーンがあった。おそらく1998年当時のテレビ東京基準でも放映は無理だったのだろう。しかし、シリーズ終盤の話数で、重要なアイテムの入手が描かれており、この話を飛ばしたことは、ちょっと無茶だったと思う。せっかくだから、残り3話も観直してみるとするか。本放送当時はスッキリしなかった部分も、今なら分かるはずだ。

「プロゴルファー猿」第4~6話
 テレ朝チャンネルの放映2回目。第4話は猿谷ゴルフ場での剣崎との勝負だが、興味深い点は、原作でFFランド刊行時に問題とされた、「小丸の口をティー代わりにする」場面の処理で、FFランドでは自分の足の指にティーを挟む場面に描き換えられたが、アニメ版では「揺れる吊り橋の中央からティーショットする」場面となっているのだ。アニメとしては、より動きがあった方が面白い場面になるので、この改変は成功だったと思う。
 第5・6話は闇兵衛戦。中尾隆聖の闇兵衛は渋くていいが、EDのキャストに中尾氏の名前はない。これだから、いい加減なEDは…。なお、原作と違って闇兵衛は盲目ではなく、集中するために目隠しでパットをする設定になっている。このあたり、原作よりアニメの方が表現の問題にはより慎重な姿勢になっていると言えよう。


 さて、明日はHDDにたまってきたアニメの録画を、DVDに焼こう。最初のうちは試行錯誤もあったが、ようやくこの作業にも慣れてきた。どんなアニメをどう焼いているかは、また後日書くかもしれない。
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ハットリCDようやく発売

 CD「忍者ハットリくん 全曲集」を購入。全25曲のうち17曲が初CD化と言うことが、ちゃんと帯に書かれていたのはちょっと驚き。以前に出した「藤子不二雄Aテレビアニメ作品集」の事は、忘れていなかったのだな。
 とりあえず通して聴いてみたが、初期~中期の「ドラえもん」と同様に、どの曲もいかにも菊池俊輔らしい。しかし、マンネリになってはいないところは、さすがだ。歌い手のせいもあるのだろうが、きちんと「ドラえもん」とは差別化された「ハットリくん」独自の音楽が作り出されている。
 今回印象的だった曲を挙げると、まずはハットリ&ケムマキが歌っている「伊賀か甲賀か、甲賀か伊賀か」。ハットリくんはいいとして、肝付氏の歌声はケムマキと言うよりは「怪物くん」のドラキュラみたいに聞こえてしまって、どうも気になる。「おれはケムマキ」の方は、普通にケムマキの声に聞こえるのだが。まあしかし、この二人の掛け合いは面白い。また「ワシはカゲ千代ニャリン!」も、面白かった。獅子丸ならともかく、影千代で一曲作ってしまうあたり、当時のアニメ「ハットリ」の勢いを感じさせられた。また「ジングルベル」「ゆき~お正月~一月一日」の2曲は、ハットリくんがこれらの曲を歌っていると言う事実に、激しい違和感を覚えてしまった。「ゆき」はともかく純和風イメージの忍者に「ジングルベル」は、ちょっと合わない気がする。
 また、個人的に「まんまるころりん獅子丸だ」は懐かしい曲だった。昔、この曲をテレビ放送からカセットテープに録音してよく聴いていたのだ。テープを上書きしてしまい、いつの間にか聴けなくなってしまっていたので、今回のCD化は本当に嬉しい。それにしても、この歌は一体いつテレビで流れたのだろう。EDで使われたことはないし、本編の挿入歌をわざわざ録音した覚えはないから、特番ででも流れたのだろうか。改めて、気になってきた。いずれハットリ関連の特番を調べてみよう。
 ともかく、このCDはアニメ「ハットリ」関連のほぼ全曲を収録しているので、収録曲を知っていても知らなくても、アニメ「ハットリ」を観ていた世代であれば、ほぼ間違いなく「買い」の一枚だと思う。私も、今回CDを聴いて、テレ朝チャンネルの放送を、もっとちゃんと観たくなってしまった。
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「狂人軍」と「シラノ」と

 3連休を利用して、実家に帰省中。新聞のテレビ欄に「光と水のダフネ」が載っているのを見て、ああ関西だなあと、しみじみ思った。
 まあ、一応名目は帰省なのだが、今日の主な目的は万博公園の国際児童文学館で藤子漫画などを読むことだった。ここは、国会図書館とは違って、本の請求もコピーも対応が素早い点がいい。ただし、古い雑誌になるほど、欠号も多いが。
 本日の収穫は、藤子関係では「狂人軍」最後の4話と「仮面太郎」未収録1本、そして「第2部まんが道 春雷編」で冒頭部分だけ読める「シラノ=ザ=キッド」。「シラノ」は、試しに検索したら初出誌が所蔵されていたのだ。10年以上続きが気になっていた作品だったが、ようやく最後まで読むことができた。ついでに、同じく「春雷編」で登場した「雲の中のミカド」も読みたいとおもったが、こちらは付録掲載のため、所蔵なし。
 なお、FFランド及びFFAランドの「まんが道」には「春雷編」は入っていないので、現在Aランドで「まんが道」をそろえている人には、「春雷編」単行本としては、Aランドと判型が同じ、F.Fランドスペシャル全2巻がおすすめ。割と多く出回ったのか、古書店でもせいぜい一冊500円程度で手に入る。
 また、「マボロシ変太夫」の未収録も読みたかったのだが、狙ったように児童文学館では「変太夫」連載時期の「週刊少年キング」が、まるまる欠号だったので、どうしようもなかった。こちらは、国会図書館でいずれ読むとしよう。
 藤子作品の他には、この図書館での恒例となった「三つ目がとおる」初出版の閲覧と、「週刊少年ジャンプ」で「キン肉マン」休載中の「ゆでたまごニュース」をチェック。こちらには、単行本未収録の超人募集発表があった。普通なら読者の考えた超人は扉ページで発表されるので単行本にも残るのだが、休載という異例な事態の時に発表されたために、埋もれてしまうことになり、応募者は運が悪いと言えるだろう。
 まあ、今日も色々と収穫があった。やはり、図書館通いはやめられない。実家に比較的近い場所に、使える図書館があるというのは、運がいいことだ。次は、上京して久々に国会図書館に行こう。
 
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GA&シノブ伝第2回感想

 共に、放映2回目。日付が変わってしまったが、先週に続いて感想など。

 まずは「ギャラクシーエンジェル」。さすがに毎週起きてはいられないので、今週からは録画を木曜朝の出勤前に観ることにした。寝ぼけた頭を目覚めさせるには、打ってつけの作品だ。
 Aパートは「ちくわ」の話。前回、エンジェル隊の5人と中佐・ノーマッドメインの話を観たいと書いたが、本話は正直言って、イマイチだった。さりげなくミルフィーユが超能力を発揮するなど笑い所はあったが、肝心のちくわネタがあまり面白くなかった。
 Bパートは先週に引き続きちとせの話。さすがにGAでも第1回を「なかったこと」にはしないようで、ツインスター隊所属で病弱(ホントか?)・友達が欲しいという設定はそのまま。ちとせとミルフィーユのすれ違いっぷりが徹底的に描かれていたので、こちらの方が楽しめた。しかし、双子は本格的に「ぼく達いらない子」状態になってきたな。
 まあ、なんだかんだ言ってもアニメ版GAは好きなので、新作が毎週観られるというだけで、単純に嬉しい。そんなに毎週毎週傑作を期待はしていないし、実際に3期を通して観た限りでは無理だろうだが、4期の2回目まで観たかぎりでは、ある程度の水準は期待できそうなので、今後も楽しみだ。

 次に「ニニンがシノブ伝」。OPに効果音が!楓が勉強している後ろで腹踊り忍者が!その他色々な修正が! と言うわけで、CBCでは第2話よりようやく完成版OPが放送された。関東U局では1話より完成版だったそうなので、CBC版第1話OPは、ある意味貴重だ。それにしても、OP最後の音速丸が画面にたたきつけられる所の効果音は、気色悪いなあ。
 本編は、A・Bパートとも原作2話分をアレンジした内容(正確には、他の話からもネタを拾っている)で、前回も思ったが、話のつなげ方が上手いので、違和感なく観られる。まあ、原作と話の順番が違うため、人間(?)関係に微妙な変化が生じている点だけは気になるが。
 そして、改めて観てみると、声優が実にはまっている。水樹奈々はシノブの天然ぶりを倍増させているし、川澄綾子の楓もつっこみ役としては申し分ない。雅役の釘宮理恵は、気の強い妹役にはぴったりだ。そして、忘れてならない音速丸の若本規夫。絵の付いていないドラマCDの時は、まだ違和感が少しあったが、アニメ版1・2話ですっかり洗脳されて、今では原作を読む時も若本声を脳内再生するようになってしまった。今回は、やはり「君の心に今すぐアクセス」がベストか。
 ともかく、2回目で雅・デビルも登場してキャラが出そろい、また本格的にサスケ&残りの忍者達が動き出して、音速丸との掛け合いが楽しめた。今後に、更に期待している。

 ちなみに、東海地区では水曜深夜が、一週間で最もアニメ放送が多い。全国ネットや再放送も含めると、各局合わせて7本も放映されている。なんでまた、こんな事になったのだろう。少しはスカスカの金曜や土曜に分ければいいのに。まあ、それでも放映自体がないよりは、ずっといいのだが。
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2005年春のドラ映画休止

 来年春の映画ドラえもんは無し。色々と思うことはあるが、真っ先に考えたのは、やはり藤本先生没後の製作体制に無理があったのかと言う事。藤本先生が描いていても、後期の映画&大長編は明らかにパワーダウンしていたのだから、原作者不在で毎年映画を作り続けることがどれだけつらい事かは、想像に難くない。1年休んで、ぜひ根本から「ドラえもん」と言う作品を見直して、古くからのファンも、今の子供も引きつけるような映画を作って欲しいものだ。ただ、1年休むことで、スタッフにかかるプレッシャーはますます大きくなりそうだが。
 それにしても、新作映画が無くなると言うことは、やはり来年のオールナイトも休止だろうか。大阪では、旧作のみの上映でオールナイトを行った事があるので、もしかしたらその方式で行うかもしれないが、少なくとも今までのような芝山監督のトークなどはなさそうだ。また、最近は個人的には同時上映作品の方が気になっていたので、映画ドラの休止で観られなくなるのは残念だ。「パーマン」の3作目を期待していたのだが、やるとしても2006年か。まさか、「パーマン」だけで新作を上映と言う事はないだろうし。
 また、オールナイトは旧作でしのぐことも出来るだろうが、これまで新作映画しか上映しなかった「ジャイアン&スネ夫のスペシャルナイト」の方は、絶望的だろう。今年初めて参加して、気に入ったイベントだっただけに、残念だ。
 まあ、これらの映画関連イベントがどうなるかは来年になってみないと分からないが、少なくとも映画公開前日に放映していた「ドラえもん 映画前夜祭」は絶対にやらないだろうし、年末~春にかけてのテレビドラ特番でしつこく流されていた映画の宣伝も、来年はなくなるわけだ。この影響で、ドラの特番がまともな方向に変化することを期待したい。
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懐かしき、猿のニセ関西弁

 本日より、テレ朝チャンネルで「プロゴルファー猿」第1話より放映開始。最初から通して観るのは本放送以来だ。ビデオ版では初期話数&アマチュア選手権、対キング・シーザー戦、対ドラゴン戦しか収録されておらず、おまけに後半の巻は見かけたことがなかったし、地上波では30分枠の「藤子不二雄ワールド」分しか再放送されなかったので、最後の24話分しか観ることができなかったのだ。
 そんなわけで久しぶりに第1話から3話を観た。やはり、筒井広志の音楽がかっこいい。本編は原作準拠で、アニメならではの要素は、若葉などオリジナルキャラの追加や、エピソード順の変更(2話でコング拳、3話で剣崎と対決)など。後者は「影プロ」の存在を最初に強く印象づけるためか。原作では単なる変人ゴルファーだった人たちが、アニメではほとんど皆、影プロになっていた。子供向けには、わかりやすい敵を設定した方がいいと判断されたのだろう。演出には、まだ特筆すべき部分は見あたらない。
 さて、今回第1話から再スタートなので、もしかしたらOPがオリジナル版になっているのではと期待したのだが、これまでと同じく全話共通の汎用版だったので残念。OPのメインスタッフはともかく、EDの各話スタッフの表示がかなりいい加減で、演出は鈴木幸雄、井内秀治、今川泰宏の三人しか出ていない。他にも、チーフディレクターの西村純二は当然として、森一浩、佐々木正光、須永司、青木康直が参加している。特に「西の今川、東の須永」と言われ、「オバQ」や「魔美」でも腕をふるった須永司の名前を出さないとは、何と言うことだ。素直にオリジナル版OPを付けた方が楽そうな気がするし、実際に「魔美」の藤子ワイド版はそうしているのだから、出来ないことではないはずだ。今さらながら、理解に苦しむ。
 ともかく、アニメ版「猿」は話が進むに連れてどんどん面白くなるので、これからが楽しみだ。ただ、2週で3話のペースだから、全話観るのに2年かかるのはちょっとつらい。まあ、それでも本放送よりはペースは速いのだが。
 なお、今回演出スタッフに関しては同人誌「プロゴルファー猿 アニメガイド」(表野町倶楽部、1998年発行)を参照した。ビデオ版を中心にアニメ「猿」を紹介した本だが、ビデオ未収録話もフォローされて、全話のスタッフリストも載っており、おまけにディスクシステムのゲーム「影のトーナメント」の紹介まである。アニメ「猿」の鑑賞の手引きとしては最適の本だろう。私も含め、これからテレ朝チャンネルで「猿」を観る人におすすめだ。
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