キッズで「ぴちぴちピッチ」再放送開始

 ドラえもんファンサイト管理人としては、このニュースを取り上げておくべきなのだろうが、既に各所で取り上げられ、特に私が書くことも残っていないので、今回はパスしておく。ともかく、現体制のテレビドラは3月18日が最後。18日の特番についても、明日になれば月刊テレビ情報誌で多少は内容が明らかになるだろう。
 さて、本日よりキッズステーションで「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」無印の放送が始まった。朝7時と夕方16時の2回放送なので7時に起きて観ようと思ったのだが、よく考えたらこの時間帯はシンエイアニメシアターの「怪物くん」とかぶっている。仕方がないので、16時の放送を録画し、帰宅後に観た。
 ピッチ無印は後半の数話しか録画を残しておらず、DVDもまだ第6巻しか持っていないので、ほぼ2年ぶりに第1話を観たが、大きな衝撃を受けた初見時とは違って、全話観終わって「突っ込みどころ」を理解した上で改めて観るのもなかなか楽しかった。OP前のアバンタイトルがあんなに長かった事や、本編でるちあが最初に歌ったのが「Legend of Mermaid」ではなく「恋はなんだろう」(真珠無しバージョン)だったのは覚えていなかったので新たな発見をした気分になったし、るちあと海斗の関係についてヒッポが「マーメイドが人間に恋をしてしまったら大変」などとやたらに心配しているのも、海斗が人間ではなくパンタラッサ族と知った上で観ると、妙に笑える。また、第1話で絶対に外せないのは、やはり「ぐるぐるあわあわ~」だろう。ここまで凄まじかったのか…。もう少しましだと思っていたが。あと、第1話は(現在の)海斗との出会い方などは、少女漫画の王道パターンだと改めて認識。Aパートは、まだ普通の少女アニメと言えなくもないな。Bパートのライブで超空間に引きずり込まれてしまうが。
 他にも、その気になればまだ書くことは色々とあるが、きりがないのでこの辺にしておく。久しぶりにピッチ分を補給できて、禁断症状がおさまったようだ。そう言えば、今日の放送では最後の「またみてね」もしっかりあったが、第39話の後に付いた「よいお年を」も、そのまま流すのだろうか。AT-Xの放送では、地上波で年末に放送されたと断りを入れた上で流していたが、キッズではそこまでのこだわりは期待できないかもしれない。
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現アニメ「ドラえもん」残り一か月半

 アニメ「ドラえもん」の世界では、2006年の新作映画が「のび太の恐竜2006」と発表された事が大きなニュースとなっている。この件については色々と思うところもあるが、まだスタッフも総監督:楠葉宏三と監督:渡辺歩の二人しかわかっていないし、4月よりの新体制ドラの声優も未発表で不確定要素も多いので、いずれ、もっと多くのことが分かってから当ブログでもきちんと取り上げたいと思う。
 それよりも、現体制アニメドラの締めくくりとなる3月までの新作のうち、3月11日放送分に「45年後…」が予定されていることの方が、一年以上先の新作映画よりも、よっぽど気になる。はたして脚本、コンテ、演出、作画監督は誰なのか。45年後ののび太の声優は誰になるか(安易に中庸助氏にはしないで欲しい)。スタッフについては、現在発売中のアニメ雑誌各誌が来月10日までの情報しか載せていないため、来月号が発売される3月9日までわからないと思われる。ギリギリまで知ることができないとなると、余計に気になってしまう。
 と、勢いで書いてしまったが、そもそも「45年後…」の原作は単行本未収録で、おまけに今まで一度もアニメ化されていないので、知らない人も多いだろう。原作については、19日発売の「ぼく、ドラえもん」最終号付録に掲載されるので、ぜひそちらを読んでいただきたい。タイトル通り、45年後ののび太が小学生のび太の所に来る話で、どちらかというと地味な内容だが、45年後ののび太が去っていく時に小学生のび太にかける言葉が印象的で、最終回が永遠に描かれることが無くなった「ドラえもん」という作品に、ある意味で区切りをつけるのにふさわしい作品だと思う。
 そんな、作品世界の「終わり」を感じさせられるような内容だからこそ、これまであえてアニメ化されなかったのではないだろうか。この点については、以前に自分のサイト内のコーナーで考察したので、興味のある方はご一読いただきたい。だからこそ、これまでのスタッフ・声優による現体制「ドラえもん」の締めくくりとしては、ふさわしい作品だろう。ただ、テレビ誌「TV Japan」によると本話の翌週18日にもレギュラー「ドラえもん」の放映予定はある。これはサブタイトルが載っていらず、どんな話になるのか、気になるところだ。また「TV Japan」は3月20日までしか情報が載っておらず、最終週の25日はドラの特番になるのか、他番組の特番になるのか、それとも普通のレギュラー放送があるのか、現時点では分からず、こちらも気になる。
 ともかく、一度も休み無く放送があるとしても、現体制ドラはあと6回。いつの間にか、両手の指で数えられるだけの回数になってしまった。自分自身の26年間の総決算という意味でも、残りの6回は、一度たりとも見逃せない。
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ピッチDVD8巻箱付きを求めて

 今日は金曜日。しかし、最近は金、土、日の3連休がなかったせいで、どうも明日が日曜日のような気がして仕方がない。これも、ハッピーマンデーなどと言って土、日、月の3連休ばっかり増やしたせいだ。
 そんな事はともかく、今日は久しぶりに大須へ行って来た。名駅や、栄~上前津~鶴舞などはたまに訪れるのだが、いつも大須はほとんどスルーしており、きちんと大須を一通り廻ったのは、おそらく数年ぶりだ。目的は「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」DVD第8巻の初回限定BOX付きの探索。「ピッチ」無印のセルDVDは全14巻で、1巻と8巻には限定でBOXが付いていたのだが、8巻のBOX付きがなかなか見つからないのだ。少し前に名駅のアニメイト・ヤマギワソフト・ビックカメラや自宅近くの店でも探したが、ダメだった。そもそもピッチのDVD自体、置いている店はあまり多くない。
 そんなわけで、本日は大須で新品・中古を問わず探しまくったのだが、やはり発見できなかった。1巻のBOX付きは何回か見かけたが、8巻はBOX無しの通常版を置いた店が2軒ほどあったのみ。BOX付きは少し前のヤフオクに画像付きで出品されていたので実在するはずだが、発売から1年ちょっとしかたっていないうちに入手困難になるとは、よほど生産数が少なかったのだろうか。
 とりあえず、今後はネットで探索しつつ、いずれ実家に帰省した時に、大阪の日本橋でも探してみるとするか。その間に他の巻を集めておけば、多分全巻揃う頃には見つかるのではないか、などと希望的観測を抱いている。それに、そろそろ「ピュア」のBOX2を予約しておかなければいけないし。
 ちなみに、今日は栄~鶴舞の古本屋も廻ったが、収穫としては昔のコロコロコミックと、てんコミ「忍者ハットリくん」の第7巻くらい。これで「ハットリ」は、ようやく13巻までは揃った。バラで集め始めた時から予想はしていたが、見事に後ろの巻が残ってしまった。15巻は一応持ってはいるが、状態がよくなので買い直すつもり。「コロコロ」は、初期の号が一時期、某漫画専門店などでかなり高値になっていたが、最近は落ち着いてきたようで、今日は一冊800円で買うことができた。
 こんな感じで、久しぶりに休日らしい休日だった。明日からはまた非常態勢モードに復帰。3月頭まで、あと一か月弱を何とか乗り切りたい。
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最近のぴっかぴかコミックス

 内容は、タイトルの通り。昨日、最新刊が発売されたし、昨年末に出た分も、ちょっと触れたい部分があったのだが、年末のゴタゴタで機会を逃してしまっていたので、この際まとめて書いておく。

 まずは、昨年末に出た「パーマン」第3巻。相変わらず全作品てんコミ未収録&最初の4話をカラーで収録という内容はよかったが、気になったのは、巻末に「特別まんが」として収録された「パー子という名の女の子」だ。このタイトルは白黒アニメの最終回Aパート(パー子が1号に正体を明かす話)と同じであり、白黒アニメを知っている人には紛らわしいが、内容はアニメ版とは関係が無く、FFランド版3巻に収録された「もう一つのパー子登場編」を改題したもの。ぴかコミでは他にパー子登場話はないので「もう一つの」では都合が悪かったのだろうが、わざわざ白黒アニメ版を想起させる「パー子という名の女の子」と付けてしまうのは、どうかと思った。
 もう一つ気になったのは、セリフの変更。これも「パー子という名の女の子」なのだが、65コマ目の「マスクの下は、いじわる顔でしょ」は、FFランドでは「パーマンじゃなくてクルクルパーマンだわ」だった。70コマ目も同様。この場合、内容的に変更は避けられなかったのかもしれないが、それならば無理にこの話を収録しなくてもよかったのではと思ってしまった。

 次に、今月発売の「バケルくん」だが、「パーマン」同様に丁寧でこだわりのある作りには好感が持てた。何と言っても、第1話の「おばけやしき」が、てんコミやFFランドのトレス版ではなくF先生のオリジナル原稿で、しかもカラーで読む事ができたのが嬉しい。単行本での描き足しコマが無くなり、前編最終コマと後編1コマ目が内容的にかぶってしまっているが、これも初出に忠実なためなのだから、まあいいだろう。単行本未収録作品からは「カワルがバケルに」1本が収録。少し前にNU38号でも再録されたが、きれいな印刷で読める点は、やはり大きい。
 また、細かいところでは、カバー裏の登場人物紹介で、本編では出てきていない「オボロ」や「トロン」の名をしっかり紹介していたのにも驚いた。これらのキャラ名は「別冊コロコロコミック」の企画ページで出てきただけのはずだ。ちなみに、この人物紹介で使われている絵は「おばけやしき」後編分の初出時扉で、当然ながら今まで単行本未収録。このような細かい配慮もうれしい。

 そして、ついに登場したA作品「忍者ハットリくん」。今回カラーで「小学一年生」掲載作品(最初の7話分)が収録されたことで、全作品の単行本収録も夢ではなくなった。「小一」版は全26話なので、ぴかコミで4巻まで出れば、全話収録されるだろう。ぜひ、そうして欲しい。しかし、「低学年向け」だったはずのぴかコミで、「小四」「小五」掲載作品を入れてしまったのは、どうかと思う。「小二」は他者の代筆だったので仕方がないが、せめて「小三」掲載作品から選ぶべきではないだろうか。それとも、ぴかコミ最終巻最終話として「小五」版最終話を収録するつもりなのだろうか。それならば歓迎なのだが。

 最後に、「ドラえもん」。てんコミ未収録作品の数が、6巻では3話、7巻では2話と、確実に減ってきている。これは何か狙いがあるのではないかと思っていたら、小学館の3月の新刊で、「ドラえもん カラー作品集」5巻と、「ドラえもん プラス」1巻の発行が発表された。「プラス」は、「ぼくドラ」でもアナウンスされていたてんコミの続刊だろう。これに、「ぼくドラ」の付録に掲載された作品だけでなく、全くの初収録作品を混ぜるのだと思う。カバーイラストや装丁なども含め、気になる本だ。まあ、個人的に楽しみなのは、初期作品が入るらしい「カラー作品集」5巻の方なのだが。

 以上、最近のぴかコミについて。発売前は全くノーマークだったぴかコミだが、今では毎月初めが待ち遠しくて仕方がない。Aランドは未読作品が全て出てしまったので、藤子関係の定期的な出版物では、これを一番の楽しみにしている。ただ、「パーマン」の項でも触れたが、セリフの改変だけは、いただけない。「ドラえもん」の「魔女っ子しずちゃん」でも重要なセリフが改竄されていた。これさえ無ければ100点満点をあげたい位なのだが、現状では80点と言ったところだろうか。
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