アニメ「ドラえもん」リニューアルの件について、テレビ朝日より公式発表があった。
やはり、声優だけでなくスタッフの入れかえも来たか。結局、テレビ朝日サイドも、このまま「ドラえもん」を現体制で続けていく事には限界を感じていたのだろう。ただ「総監督、脚本家など制作の主なスタッフを放送開始以来25年ぶりに一新」と書いているが、脚本家に関しては、既にここ数年でほとんどが入れ替わっており、アニメオリジナル話の作風にはかなりの変化があったので、何を今更という感もある。まあ、わざわざ脚本家にまで触れると言う事は、これまで以上に大幅な路線転換があると言う事なのかもしれないが。
声優に関しては、メインの5人以外については特に触れられていないが、これだけ大がかりなリニューアルであれば、脇役に関しても声優総入れ替えとなっても不思議ではないと思うし、どうせならそこまでやって、現「ドラえもん」の名残りはなくしてしまってくれた方が、個人的にはすっきりするし、来春からの新たな「ドラえもん」を、新たな気持ちで観る事が出来ると思う。以前にも書いたが、出来れば「ドラえもん」という番組自体を一旦終了させて、新たなタイトルで出直しにして欲しい。
それにしても、asahi.com記事中の「藤子・F・不二雄さんがドラえもんに込めた『友情、努力、希望』というテーマ」と言う部分は、どうもひっかかる。『友情、努力、勝利』ではないだけ、まだいいが、「努力」はどうも「ドラえもん」という作品のイメージではないと思う。「友情」にしても、印象深いのは主に大長編の方だろう。原点回帰は大いに行って欲しいが、根本的にスタッフ・関係者の作品に対する認識がずれていてはどうしようもない。
また、新監督には、「ドラえもん」をよく理解している人を選んで欲しい。いままでの藤子アニメの実績から選べば、個人的には原恵一か本郷みつるあたりに手がけて欲しい。笹川ひろしも「ハットリくん」「パーマン」「オバQ」「UB」と実績はあるが、この人がやると「へコー」「ズコー」みたいなコケゼリフが付いてパターンギャグアニメになりそうなので、「ドラ」には合わないような気がする。まあ、ここ数年の流れで見ると新監督には渡辺歩の可能性が高いだろうが、今の作風は、笹川氏とは異なる方向で、やはりドラには合わないだろう。
いずれにしても、「リニューアル失敗、半年で放映終了」のような事態だけにはならないようにしていただきたい。テレ朝・藤子プロが、本気でアニメドラを次の世代にも伝えていきたいと考えて、適切な人選をしている事を祈るばかりだ。まずは、来年春までの現「ドラえもん」を、これからは1話1話大切に、最後まで見守りたい。
やはり、声優だけでなくスタッフの入れかえも来たか。結局、テレビ朝日サイドも、このまま「ドラえもん」を現体制で続けていく事には限界を感じていたのだろう。ただ「総監督、脚本家など制作の主なスタッフを放送開始以来25年ぶりに一新」と書いているが、脚本家に関しては、既にここ数年でほとんどが入れ替わっており、アニメオリジナル話の作風にはかなりの変化があったので、何を今更という感もある。まあ、わざわざ脚本家にまで触れると言う事は、これまで以上に大幅な路線転換があると言う事なのかもしれないが。
声優に関しては、メインの5人以外については特に触れられていないが、これだけ大がかりなリニューアルであれば、脇役に関しても声優総入れ替えとなっても不思議ではないと思うし、どうせならそこまでやって、現「ドラえもん」の名残りはなくしてしまってくれた方が、個人的にはすっきりするし、来春からの新たな「ドラえもん」を、新たな気持ちで観る事が出来ると思う。以前にも書いたが、出来れば「ドラえもん」という番組自体を一旦終了させて、新たなタイトルで出直しにして欲しい。
それにしても、asahi.com記事中の「藤子・F・不二雄さんがドラえもんに込めた『友情、努力、希望』というテーマ」と言う部分は、どうもひっかかる。『友情、努力、勝利』ではないだけ、まだいいが、「努力」はどうも「ドラえもん」という作品のイメージではないと思う。「友情」にしても、印象深いのは主に大長編の方だろう。原点回帰は大いに行って欲しいが、根本的にスタッフ・関係者の作品に対する認識がずれていてはどうしようもない。
また、新監督には、「ドラえもん」をよく理解している人を選んで欲しい。いままでの藤子アニメの実績から選べば、個人的には原恵一か本郷みつるあたりに手がけて欲しい。笹川ひろしも「ハットリくん」「パーマン」「オバQ」「UB」と実績はあるが、この人がやると「へコー」「ズコー」みたいなコケゼリフが付いてパターンギャグアニメになりそうなので、「ドラ」には合わないような気がする。まあ、ここ数年の流れで見ると新監督には渡辺歩の可能性が高いだろうが、今の作風は、笹川氏とは異なる方向で、やはりドラには合わないだろう。
いずれにしても、「リニューアル失敗、半年で放映終了」のような事態だけにはならないようにしていただきたい。テレ朝・藤子プロが、本気でアニメドラを次の世代にも伝えていきたいと考えて、適切な人選をしている事を祈るばかりだ。まずは、来年春までの現「ドラえもん」を、これからは1話1話大切に、最後まで見守りたい。