28日から30日までは、冬コミ&オフ会で東京へ行って来た。
今回も、いつも通りに日記というか覚え書きのようなものを書いておく。
★12月28日
8時頃に自宅を出発したが、家を出てからSuicaを忘れた事に気が付いた。
取りに帰る時間が勿体なかったのでそのまま電車に乗ったが、Suicaが無いと特に国際展示場での混雑が大変なので、やはり必要だ。そのため今回は東京で一枚、必要額ギリギリだけチャージして、三日間で使い切った。
残金0円の時は払い戻しで預かり金500円が丸々戻ってくるが、チャージした金が残っていると、そこから手数料を引かれてしまうのだ。どうも、理不尽なシステムだ。
それはともかく、この日最初の目的はコミケC75の一日目だった。
この日は、並ばないと買えないようなサークルの本は、目当ての中にほぼなかったので、余裕を持って回る事が出来た。夏コミで買い漏らしていた本をいくつか補完する事も出来た。
ヲタエリこと喜多村英梨の本は予想通り会場到着前に売り切れてしまったのは残念だが、まあこれは予想の範囲内だった。私がブースに行った頃には完全に撤収後だったので、その残骸を眺めた後に隣のナベシン監督(この二人が隣同士というのもすごい並びだ)の本を購入…している途中にHさんと遭遇。会場内でお会いするだろうとは思っていたが、それがまさかこの場所とは。
偶然とは言え、Hさんに連絡する手間が省けたのは助かった。
その後、15時30分頃に二人で会場を出て「ドラちゃんのおへや」ミニオフ会のために都内某所へと向かった。夏の時は、飲み屋もカラオケも当日に店を探したのでドタバタしたが、その反省から今回は両方とも事前に予約をしておいたので、落ち着いて動く事が出来た。16時半頃には目的地に着いたので、その後30分以上喫茶店で休めるほど余裕があった。
そして、17時半からミニオフ会参加者の方々が集まり、18時から会を開始した。
今回は、年末の慌ただしい時期だったので、せいぜい5,6人くらい集まればいい方かと思っていたのだが、嬉しい方に予想が外れて、8人もの方に参加していただけた。
飲み屋では『ドラえもん』を初めとして色々な藤子の話題で盛り上がったが、個人的に今回は「旧ドラ」こと日本テレビ版のアニメ『ドラえもん』(最近は、こう書かないと旧ドラ=大山ドラと思う人がいるので困る)の話が出来たのが嬉しかった。
何と言っても、本放送をご覧になっていた方が二人いたのが大きかったし、そのお二人の旧ドラに対する評価が「面白かった」「いまいち」と正反対で、そのために旧ドラの作品内容に踏み込んだ方向で話が出来たのはよかった。
私自身は、ネオ・ユートピアと真佐美ジュン氏の上映会で流れた分の話数しか観ていないので、ちゃんと作品全体を知っているわけではないが、それだけに実際観ていた方の感想は貴重だと、あらためて思った。
また、今回は電車の遅れのため、集合時間に間に合わなかった方がお一人いらっしゃったが、1時間遅れで合流できたので、一安心した。
こちらから連絡が出来ず、どうなる事かと思っていただけに、無事に飲み屋に来られたときは本当にホッとした。これは、私がいざと言うときの連絡手段について確認不足だった為の手落ちであり、ちゃんと準備したつもりでも見落としはあるのだと思い知らされた。
夏と同様に、飲み屋の次はカラオケに向かった。
当初は2時間で予約していたが、聞いてみると3時間でもOKと言う事なので、勢いで1時間追加してしまった。それにも関わらず、その3時間はあっという間で、いつの間にか過ぎてしまっていた。
今回も、例によって全員が思い思いの歌を入れていたので、かなりのカオス状態だった。特に『ケメコデラックス!』のED「プリップリン体操」は、集団で半ば発狂しかけながら歌っていたが、よりによってそんな時に店員がドリンクを持ってきて、さすがにちょっと恥ずかしかった。
ちなみに、自分で入れた歌は「宇宙魔神ダイケンゴーの歌」「いくぜ!イッキマン」「怪盗きらめきマンの歌」「ミッドナイト・サブマリン」「男・天平の歌」など。
そう言えば、自分では藤子ソングは入れなかったな。『笑ゥせぇるすまん』ED「ココロの唄」や『ドラえもん』(旧ドラ)の「あいしゅうのドラえもん」などを入れたかったが、残念ながらこれらは配信されていない。
藤子ソングではないが、「チャージマン研!」が入っていないのも残念なところだ。ナック作品では、CD化すらされていない「ザ・チャンバラ」(『まんが水戸黄門』OP)すら入っているのに、オムニバスとは言えちゃんとCDが出ている「チャージマン研!」が無いのは納得行かない。リクエストしまくったら何とかなるものだろうか。
それはともかく、3時間はあっと言う間に過ぎ、オフ会は無事に終了した。
前回の夏のミニオフ会では、色々な意味で主催者として反省すべき点があったので、今回は自分で納得が行き、かつ参加者の方々に楽しんでいただける会にしたいと努力したつもりだ。少なくとも自分の感触としては、上手くいったのではないかと思っている。
もちろん、このような会は主催者一人でどうこうできるものではない。参加してくださった一人一人が常識を持って交流して下さったからこそ、楽しく盛り上がる事が出来たのだ。
あらためて、今回参加してくださった方々には御礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました。
★12月29日
この日は、コミケには行かず秋葉原→神田→渋谷→中野と、主に古書店などを回った。
いくつか収穫があったが、その中で特に嬉しかったのは、秋からずっと探していたこれ(↓)だ。
そう、『パンダラブー』であります。
この本、今でもその気になればAmazon等で新品を購入する事は出来るが、どうもそれだと何かに負けるような気がして、中古で定価より安く手に入れたかった。名古屋ではいくら探しても見つからなかった(新刊で一件だけ置いてある書店があったが、上記の理由で購入は見送り)が、東京なら見つかるだろうと今回期待していたのだ。
とは言え、いくら東京でもそう簡単に見つかるものではないようで、一日中探したあげく、最後に訪れたまんだらけ中野店でようやく発見する事が出来た。
価格は税込み525円也。これなら即決で購入だ。ちなみに、新品定価は税込みで1,470円。
また、秋葉原では『江戸っ子ボーイ がってん太助』DVD-BOX(全22話収録)が、中古で2,680円とあまりにも安かったので買ってしまった。
この作品を知っている人は、果たしてどれくらいいるのだろう。
あの『不思議の海のナディア』の真裏、テレビ東京系で金曜19時30分から放映していたアニメなのだ。原作は「コロコロコミック」連載作品だったので、テレ朝の『ドラえもん』から続けて観て欲しいと考えてこの時間帯に編成したのだろう。
メインの視聴者は小学生以下だろうから、『ナディア』の影響はあまり無かった可能性もあるが、いずれにせよ視聴率が取れなかったのか、2クールで終了してしまった。2回放映された1時間スペシャルの時は19時からの放映となり、『ドラえもん』とモロ被りしてしまうのも、まずかったのかもしれない。
私は、たまたまこのアニメが始まった頃に、初めて自分の部屋にテレビが入ったので、途中からの視聴になる『ナディア』ではなくこちらを観ていた。
頭カラッポにして観るとテンポとノリがよくて楽しい作品だっただけに、短期間で終わったのは残念だった。声優も今となっては豪華なメンバーだが、特に怪盗ラットマンを初めとして色々な役で出演していた千葉繁の怪演が印象的だ。
また、ED主題歌「太陽の唄」は、聴いていてしみじみと切なくなり、それでいて元気が出てくる隠れた名曲。夕陽のイメージが強いEDアニメーションも印象深い。この作品、東海地区ではなぜか系列のテレビ愛知ではなく名古屋テレビで再放送されたが、その時はEDがカットされていた(次回予告はあり)ので、本放送以来久々にEDを観る事が出来て嬉しい。
それにしても、中古とは言えCDアルバム1枚より安いとは、恐るべき価格だ。
まあ、BOXの作りはチープだし、片面一層に5話詰め込んでいるから画質もイマイチで、要するに需要がないからこれだけ安くなったのだろうけど、私にとっては観られるだけで十分にありがたい。
★12月30日
東京での最終日、この日はコミケの三日目に参戦した。
夏の時は寝坊して会場到着が11時になってしまったが、今回は予定通りの時間に起き、9時30分頃会場に到着して、10時30分頃には入場できた。思ったよりも列の動きが早くて助かった。
夏に続いて、まずはウメスこと蒼樹うめ先生の「apricot+」に向かったが、『ひだまりスケッチ×365』+コミケカタログ表紙の効果か、夏以上に行列が大変な事になっていて、一直線の列で最後尾が東1の端まできていた。おかげで、最後尾にたどり着くだけで疲れてしまった。
今回のウメスは普段の列整理ではなく売り子担当だったが、残念ながら私は並ぶ列が違っていたので、直接ウメスから本を買う事は出来なかった。横から一言声でもかけたかったが、そんな余裕もなさそうだった。私が本を買ったのは11時半頃だったが、12時頃には売り切れてしまったようだ。明らかに前回よりペースが速くなっており、今回は寝坊しなくてよかった。
その後も、目当てのサークルを順番に回ったが、どうも今回は普段より列が長くなっているサークルが多く、おかげで予定よりかなり時間がかかってしまった。
それでも、欲しかった本はほぼ確保できたので、まだよかった方だろう。
その後は会場を後にして、16時10分発ののぞみ(自由席)で帰宅…するはずだったのだが、小田原で人身事故が発生して、東京駅で1時間半も待たされてしまった。
私は、運よく座席を確保できていたので、その間寝ていればよかったが、デッキにあふれていた人達は大変だっただろう。最初は、一つ前の16時00分発に乗るつもりだったが、ざっと見て席が無さそうだったので急いで16時10分発の様子を見たら、こちらは少し余裕があって席が取れたのだ。
最後の最後でこんなアクシデントに遭うとは思わなかったが、これを除けば東京での三日間は無事に過ごす事が出来た。
と、東京での年末はこんな感じだった。ダラダラと書いたら、少し長くなってしまった。
「ドラちゃんのおへや」ミニオフ会は無事に開催できたし、年が変わる前に『パンダラブー』も入手できた。一年の終わりに、充実した三日間が過ごせたと思う。
ミニオフ会の時にちょっと話が出たが、来年は久しぶりにもっと本格的なオフ会も開きたい。
春はプライベートと仕事で忙しいだろうから、開くとしたら夏くらいか。これについては、また今後計画を練るとしよう。