「チャージマン研!」AT-Xで11月より放映

 テレビアニメ「チャージマン研!」について、以前にこのエントリで「じっくりと語ってみたい」と書いたのだが、そのまま放置して一年が経ってしまった。
 今更ながら、この作品を取り上げてみたい。と言うのも、来月からCSのAT-Xで放映される事になったからだ。この作品について語るには、今が一番いいタイミングだと思う。



 と、言うわけで「チャージマン研!」について。
 この作品は、チープなアニメばかりを世に送り出してきた事で、ネタアニメ愛好家に知られているアニメ制作会社・ナックの作品だ。1974年4月~6月にかけて、10分の帯番組としてTBSの夕方枠で全65話が放映された。資料によっては放映時期を1973年7月~9月としているものもあるが、そちらは誤り。元々1973年7月から「マンガ大作戦」という枠が始まっていて、その枠で1974年4月より放映されたのが本作だった模様。

 基本的には、主人公・泉研がチャージマン研に「変装」(作中でこう言っており「変身」ではないらしい)して侵略者・ジュラル星人と戦うと言う、設定だけ聞けばよくあるヒーローものなのだが、本作は単なるヒーローアニメには留まらない。


 何がすごいかと言うと、まず「アニメ」なのに動きが少ない。本編の尺は5分20秒だが、その多くが止め絵とバンクシーンで構成されており、非常に予算が少なかったであろう事が伺える。よくナックのアニメは作画がチープだと言われるが、本作に限って言えば作画自体はしっかりしている。ただ、ろくに動かないのだ。
 そして、展開が読めそうで読めず視聴者の予想の斜め上を行くストーリー本筋と、その逆でワンパターンの極みとも言うべきジュラル星人との戦闘シーン(毎回、ジュラル星人はほとんど抵抗もなく研の武器・アルファガンですぐに殺される)との組み合わせが絶妙だ。

 基本的に「怪しいゲストキャラ」は、すべてジュラル星人かその手先で、尺の都合ですぐに正体はばれる。そして、ほとんどの奴は研に対して何の対策も立てておらず、正体を明かした途端に殺されてしまう。
 ほぼ毎回がこの繰り返しなのだが、出てくる敵は声のうわずった変な美少年や、ハイジャック犯を瞬殺する旅客機乗客、殺人ボクサーなど変な連中ばかり。美少年「星くん」や、別の回で不良少年に化けているジュラル星人は、本性を現す前の方が強いと言うのも笑える。

 さらに、ジュラル星人の地球人抹殺計画も、「病院の食事に工場廃液を混ぜて奇形児を生まれさせる」と言う全く洒落にならないものから、「大仏を操って暴れさせる」「子供達を毒きのこ中毒にする」「自殺志願者を取り囲んで、早く死ねと強要する」などのよくわからないものまで、様々な作戦が展開されている。「ジュラル星人が次は何をするのか」が、本作の大きな見どころの一つだ。
 「よく5分でこんなネタをやろうとするなあ」と思うような壮大な作戦があっさり研の活躍で解決してしまう一方で、「自殺志願者を取り囲む」のような、作戦とも言えないようなもので5分持たせる回もあるが、概してどの回も通常の30分アニメのフォーマットを10分番組に押し込めた感じなので、非常に密度は濃い。

 それに、「密度が濃い」事とは逆に、時間が短いくせにたびたび発生する妙な「間」も、本作の魅力の一つだ。
 ジュラル星人を問いつめていて不意に何秒間か沈黙したり、最後の30秒ほどずっと研達の笑い声が続いたりと、尺が短い割には時間が余ってしまうのか、変なところで本筋と関係なく、それまでの流れを断ち切る場面がよく入る。
 変な主人公が珍妙な作戦を行う怪しげな敵と戦っていて、それだけで十分に奇妙奇天烈なアニメなのに、それに加えてこの独特の「間」によって話のテンポがゆがめられて、観ていてトリップしそうになってしまう。
 実際、DVDで続けて本作を観ると、3話目くらいで頭がおかしくなりそうだ。来月からのAT-Xは30分枠・4話連続で放送されるので、半分で止めて残りは後で観るなど、視聴には十分な注意が必要だろう。


 ともかく、ここまで挙げてきた色々な要素が絡み合って、異様な世界の5分間が展開される「怪作」としか言いようのない作品、それが「チャージマン研!」だ。

 長々と文章で説明してきたが、本作の面白さを知ってもらうには、本編を観るのが一番だろう。AT-Xが観られる環境にある人には、ぜひ来月からの放送を観て欲しい。
 AT-Xが観られない人は、とりあえずレンタルDVDを1本借りる事をお勧めする。どの巻も外れ無しで、必ず楽しめる事は請け合いだ。店頭に本作を置いているレンタル店は非常に少ないと思われるが、ネットレンタルで借りる事が出来る。
 ネットレンタルも面倒くさいけどちょっと観てみたいと言う人は、近所のBOOK OFFを覗いてみるといい。「アニメの王国」シリーズの1巻として発売されたDVDが105円~500円くらいでよく売っている。私も、本作とのファーストコンタクトは「アニメの王国」版DVDで、これに収録されていた4話分に衝撃を受けて、ネットレンタルで正規版DVDを借りて全話を観てしまった。

 65話全てに見どころが満載だが、あえて印象的なエピソードを挙げるとすると、



 ・謎の美少年
 ・戦慄!悪魔の病院
 ・恐怖!精神病院
 ・頭の中にダイナマイト
 ・ハイジャックをやっつけろ
 ・殺人レコード 恐怖のメロディ
 ・闇夜に消えた大仏



 このあたりが特にすごい。
 「頭の中にダイナマイト」はサブタイトルに笑った上で、本編の情け容赦ないオチにさらに笑えるお得な一編。「恐怖!精神病院」は、昔の典型的な精神病患者の描写があり、AT-Xでも放映は難しいのではないだろうかと、今から心配だ。
 「闇夜に消えた大仏」は全く迫力のない大仏の声が最高。「殺人レコード 恐怖のメロディー」は、「アニメの王国」版の1本目に収録されていた話で、これを観たからこそ本作にはまったと言える、記念すべきエピソードだ。それだけに、話の狂いっぷりもすごい。


 と、書いていたらきりがないので、このくらいにしておこう。
 古いアニメはたくさんあるが、その中から本作を知って、そして観る事が出来てよかった。チープな作り故の笑いと言う点では昨日のエントリで触れた「パンダラブー」に近いものがある。どちらも、狙って作っていない故の狂気が素晴らしい。


 それにしても、CSとは言え今になってこの「チャージマン研!」が全国放送されるなんて、すごい事だ。昔からAT-Xはナック作品を多く放送しているが、まさか本作が来るとは夢にも思わなかった。
 ついでに書いておくと、同時期にやはりナック作品の「スーキャット」もAT-Xで放映される予定になっている。両作品とも、近年に全話DVD化が実現しており、それがCSでの放送にもつながったのだろう。

 ナック作品のDVDは杜撰な作りをよく指摘されるが、こんなマイナーアニメが容易に観られるようになったのだから、それだけでも功績は大としたい。「スーキャット」「チャージマン研!」「アストロガンガー」「まんが水戸黄門」と言ったDVD-BOXのラインナップを見ると、はたして利益が出ているのか心配になってしまう。何作もDVD-BOX化が続いているのだから、全く儲かっていない事はなさそうだが。
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名古屋で藤子ファン懇親会に参加

 10月25~26日の二日間に渡って、名古屋で藤子ファン懇親会が開催された。

 参加者は、関西懇親会でお馴染みの面々…の一部。そもそも、今回は参加者のお一人が別件で愛知県に来られるので、せっかくだから藤子ファンの集まりも開こうと言う事になって、ほぼ突発的に開催された会だ。そのため、毎年正月・夏の恒例となっている関西懇親会と比べると規模は小さかったが、それでも25日夜は私を含めて6人、翌26日も4人が集まった。


 内容は、25日夜が飲み会、26日昼が大須~鶴舞の古本屋巡り、夜が再び飲み会だったのだが、残念ながらせっかくの地元開催にもかかわらず、私は一部しか参加できなかった。
 25日は21時まで仕事絡みで拘束されていて合流が遅れてしまったし、翌26日は寝過ごして古本屋巡りに間に合わず、夕方からの飲み会だけ参加させていただいた。リアルな話をすると、26日は洗濯物が溜まりすぎていたのがいけなかった。あれさえなければ、さっさと家を出て大須で合流できていたのだが。

 それはともかく、やはり共通の趣味の話をするのは楽しい。
 今はネット上でも色々と藤子話その他好きな事について書いたり、人とやりとりしたり出来るが、直接お会いしてリアルで話す楽しさは格別だ。それに、作品リスト漏れの新発掘短編や、雑誌掲載の「予告集」を見せていただいて、藤子話だけでなく藤子作品そのものについても楽しんだ。最近、私自身は藤子作品関係目当てで図書館へ行く事が少なくなっているだけに、図書館で色々と発掘される方の活動には、頭が下がる思いだ。


 また、藤子話をきっかけに色々と別のネタに話が拡がっていくのも楽しい。
 実は、今回の懇親会で一番印象に残った漫画は、藤子作品ではなかった。それは、「パンダラブー」だ。参加者のお一人が最近入手したもので、ある意味今回の目玉だった。
 中を見ると、とにかく下手くそ。だから、最初は「なんだこりゃ」くらいにしか思わなかったのだが、じっくり読んでいくうちに、尋常でない下手くそっぷりに引き込まれてしまった。
 ある意味絶妙と言えるほどのバランスで歪んだ登場人物、単純な中に狂気を感じさせる投げやりな背景、そしてさらに投げやりで意味不明なストーリーなどが相まって、一種異様な世界が創り出されている。主人公(?)・パンダラブーの徹底した「可愛くなさ」もすごい。

 懇親会参加者の意見としては、パンダラブーのイメージボイスは富田耕生に決まった。勝手に決められても富田さんには迷惑だろうが、そう思って読むと旧ドラ初代ともイメージが重なって、もう頭には富田さんの声しか浮かばない。
 ここまで書いていて思い出したが、富田さんは「魔法使いチャッピー」で本当にパンダ役(ドンちゃん)を演じていたのだった。しかも、ED主題歌まで歌っている。そのせいもあって、パンダラブーのイメージに合うのかも知れない。こうなったら、アニメ化は無理でも「パンダラブーの歌」を作って、富田さんに歌っていただきたいものだ。



 藤子作品以外の漫画では、他に「ドッキリ仮面」という作品を、今回初めて知った。

 26日に見せていただいた「週刊少年キング」(「オヤジ坊太郎」新連載の号)の巻末近くに載っていたギャグ漫画なのだが、読んでみると全然面白くない。何じゃこりゃと思っていると、某氏が「この漫画は単行本が10何巻も出て、未収録もたくさんあるんですよ」と、おっしゃる。
 実際に読んだ「ドッキリ仮面」のあまりのつまらなさに、てっきり単行本の話は冗談で、私をかついでいるだけなのだろうと思ったが、ネットで検索してみると、本当に単行本が15巻まで出ている。しかも、初版セットの買い取り価格が10万円とは、思わず我が目を疑ってしまった。

 単行本15巻+未収録分の話数があると言う事は、短く見積もっても4年は連載していたのだろう。それなりの長期連載だったのにも関わらず、今の今までこの作品は全然知らなかった。自分は昭和40年代以降の漫画についてはある程度知識があると思っていただけに、目から鱗が落ちた気分だ。まだまだ私ごときが知らない漫画は、たくさんあるのだろう。


 と、ここまで書いて読み返してみると、どうも藤子以外のネタの印象が強いようだ。
 もちろん、藤子話もたくさんしたのだが、藤子ファンの集まりで藤子作品について語るのはごく当然の事なので、それよりも初見で強烈だった「パンダラブー」の方が印象に残ってしまっているのだろう。
 それはともかくとして、大変楽しい二日間だった。特に、愛知県以外の遠方から来て下さった方々には、感謝感激だ。皆様、ありがとうございました。

 …次回の集まりは、来年正月の関西懇親会だろうか。今回も話し合った「懸案事項」がどうなる事やら。自分も他人事でなく関わり合っている案件であるだけに、気がかりだ。
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「ひだまりスケッチ×365」CBCでも終了

 とうとう「ひだまりスケッチ×365」が終わってしまった。
 関東・関西の人にとっては今更の話題だろうが、CBCとBS-iは最終回が10月16日の放映だった。東海地区では10月に入ってから最終回を迎えたアニメがいくつかあったが、「ひだまり」がその最後を飾った事になる。

 それにしても、3ヶ月なんてあっという間だと、あらためて思った。
 昨年の「超ひだまつり」での2期決定発表以来、ずっと放映開始を楽しみにしてきて、7ヶ月待ってようやく始まったが、一番時間を長く感じたのは、TBSで放映が始まった7月3日から、CBCでもようやく始まった7月17日までの2週間だった。同じ待つのでも、既に他の地域では放送していると思うと余計に観たくなる。1月の「墓場鬼太郎」の時も同じだったが、こちらは1週遅れだったのでまだマシだった。
 「ひだまり」の場合、途中で1回休んだために遅れが更に拡大して、最初はさらにじれったく思っていたのだが、9月が終わる頃には「もう10月になるのに、まだあと3回も観られるのか」と、逆に得をしたような気になっていて、我ながら可笑しかった。


 さて、アニメ本編の感想も書いておこう。
 今回の「365」は1期開始時に比べると原作ストックがやや少ないだけに、どの程度オリジナルが入るのかなどが気になっていたのだが、最終話まで観終わってみると、シリーズ全体の印象としては1期とほぼ変わらなかった。「無理をしているな」と感じるような変なオリジナル話もなく、バランスの良い構成になっていたと思う。

 アニメオリジナルでは、第2話「2月6日 サクラサクラ」と第9話Aパート「8月5日 ナツヤスメナーイ」が、よかった。特に「ナツヤスメナーイ」では、校長先生が吉野屋先生をちゃんと教師として評価している一面を見られたのが新鮮だった。立木文彦のナレーションも、普段とのギャップが激しくて笑えた。最初は「このアニメはいつから「カイジ」になったんだ」と思ってしまったが、続けて聞いていると案外しっくり来た。
 そう言えば、前半に出番が多かった反動か、後半に智花の登場がなかったのは残念だ。最終回くらいはと期待していたのだが、提供イラストだけだった。沙英との掛け合いが好きなので、もう少し聞きたかったのだが。

 原作話では、第12話「7月7日 見ちゃダメ」が特に良かった。
 最終回直前だったので印象が強いせいもあるが、2期でぜひやって欲しいと思っていた話だったのでアニメ化自体が嬉しかったし、アニメオリジナル要素の「七夕」が喧嘩の後の仲直りとうまく絡めてあり、綺麗にまとまっていた1編だった。
 そして、最終話。最後の「スケッチスイッチ」の使い方は卑怯だ。あの前の場面までは、最終回も普段通りに終わるんだなあと思っていたので、不意打ちを食らった気分だった。しんみりしたくなかったのに「終わり」を感じずにはいられなかった。さらに、最後の最後でおいしい所を持っていったのはうめ先生。最終話の出番はあそこだけだったが、それだけに強烈だ。
 それにしても、「?でわっしょい」も気に入っているのだが、こうやってあらためて本編中で使われると、やっぱり「ひだまり」の歌と言えば「スケッチスイッチ」だなあ、と思ってしまう。


 1期と同様に、2期も観ていて心地良いアニメだった。
 次は第3期を…と思ってしまうが、今度こそ原作ストックが非常に少ない上に、原作では進級&新一年生コンビ登場と大きな変化が起こっただけに、もし3期をやるとしても当分先だろうし、アニメでも進級させて「次の1年間」に入る事になるのだろう。
 とりあえず、1期のように来年あたりに「特別編」をやって欲しい。実際、DVD第7巻には未放映の「特別編」が収録される予定だが、これはTBSアニメフェスタで観てしまったからなあ。面白かったから、もう一度観るのが楽しみではあるが。
 「ひだまりラジオ×365」は年内いっぱい続くから、今のところはこちらを聴いて「ひだまり」分を補充しよう。
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サイト更新&今後の構想について

 「はなバルーン倶楽部」内の「東海地方アニメデータ集」を、3ヶ月半ぶりに更新した。


 今回はネタが溜まっていたため、割と多くのデータを加えている。
 まず、新規項目として「その8 全国ネットへの途中合流」と「その9 東海テレビにおけるフジ日曜9時枠の歴史」の二つを公開した。
 さらに、「その5 東海地方最速放映アニメ一覧」には今年9月末までのデータを追加し、「その6 全国ネットからの枠移動事情」にはテレビ愛知「どんどんドメルとロン」、中京テレビ「ドリモグだァ!!」「CITY HUNTER」「結界師」を追加した。また、「その7 民放4局時代のテレ東アニメ放映状況」にも、「ピンク・レディー物語 栄光の天使たち」の中京テレビでの放映データを加えている。

 以前にも書いたことだが、ローカル編成による東海地方固有の放映事情は、調べるとどんどん見つかる。ローカル枠への移動例はさすがに前回で打ち止めだろうと思っていたら、まだあった。
 最近、「テレビアニメ25年史」(徳間書店)を入手したのだが、この本には1988年までのテレビアニメ作品データが1ページにつき4作品載っており、スタッフやキャストだけでなくキー局での放映時間帯も記載されている。今回追加した「ドリモグだァ!!」が1クールで夕方に移動した事は、この本を読んでいて見つけたものだ。
 この分だと、まだまだ見落としている作品はあるのかも知れない。


 今回、ローカル枠の放映事情としてフジテレビ日曜9時枠を取り上げたが、他にも継続的にローカル枠で放映されたアニメは多い。フジテレビ-東海テレビなら1980年代前半の土曜18時枠もあるし、テレビ愛知の平日18時30分枠は特に数多くの作品が影響を受けている。
 いずれ、気が向いたらこれらの枠についても取り上げたい。

 また、以前から「東海地方アニメデータ集」で取り上げたいネタとして「名古屋テレビの藤子アニメ再放送一覧」を考えているが、なかなか手が付けられない。
 「新 オバケのQ太郎」「ジャングル黒べえ」と「ドラえもん」以降のシンエイ藤子アニメが対象となるので、「新オバQ」本放送終了から1993年の「エスパー魔美」(今年春のわさドラを除くと、名古屋テレビ最後の藤子アニメ再放送)まで20年分を調べなければならず、あまりの期間の長さに調査を始める踏ん切りが付かないのだ。
 名古屋テレビの再放送と言えば、ガンダムシリーズと「一休さん」、そして藤子アニメが定番中の定番だったので、再放送の回数も半端ではない。膨大な量のデータになるのは間違いないだろう。いつかは完成させたいが、果たしていつになる事やら。
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自分にとってのCSの存在意義

 昨日始まった「地獄少女 三鼎」第1話の録画を失敗してしまった。
 時間帯が30分押しなのはわかっていたが、チャンネルを間違えて設定してしまい、今日の朝起きて再生したら、東海テレビのバラエティ番組が録画されていた。

 朝っぱらから「地獄少女」を観るのもどうかと思うが、それはそれとして、第3期が結構楽しみだっただけに悔しい。昨日・一昨日は新番組が多くて、水・木曜深夜でそれぞれ6番組ずつ録画したので、時間が被らないように録画の設定に苦労させられた。あれだけ多ければ、一つぐらい録画ミスが出ても無理はない。
 ともかく、地上波はもうどうしようもないので、青カビが気にくわないが「地獄少女 三鼎」第1話はANIMAXで録画しよう。ANIMAXは「GUN道 MUSASHI」が終わった時に解約したので、久しぶりに1ヶ月だけ契約することになる。1話分で630円は高いが、自分がミスをしたのだからやむを得ない。


 ちなみに、現在契約しているCSのチャンネルは、

・AT-X:一部の東海地区未放映アニメの視聴と、大部分のテレ東&U局アニメの地上波補完。番組中CMなしとロゴが各パート冒頭のみで目立たない点も魅力。
・東映ch:「宇宙魔神ダイケンゴー」視聴のため。
・テレ朝ch:シンエイ藤子アニメ用。現在は「オバケのQ太郎」録画中。


 以上の3局で、以前は契約していたキッズステーションやANIMAXは、観る番組がほぼ無くなった上に値上げしたので、両方とも昨年解約してしまった。
 私にとって、AT-Xは1575円でも値段に見合う存在だが、キッズやANIMAXのように低画質でロゴが目立ちまくっているチャンネルは、630円でも高すぎる。1クールごとに1本ほど、東海地区未放映でキッズorANIMAXで観るしかないテレビアニメがあるが、わざわざそれらの作品のために契約する気にもなれない。


 とは言え、自分がどうしても観たい作品がキッズやANIMAXに来れば、話は別だ。実際に「地獄少女 三鼎」第1話はANIMAXで観るのだし、この作品が当初の発表通りMX・MBSとANIMAXの3局のみの放映だったら、素直にANIMAXと契約していたと思う。
 幸いにも、2期と同様に「三鼎」も地元のCBCで放映されているので、今回のように録画に失敗しない限りは、ANIMAXは必要ない。

 ANIMAXと言えば、BS11のANIMAX提供枠で放映予定だった「かんなぎ」が土壇場で放映中止となる事件が起こったが、「かんなぎ」もCBCで来週から放映されるので、自分にとってはBS11の中止による影響はない。そもそも、まだ自宅にBS視聴環境がないので、地上波かCSしか選択肢がないのだ。
 この一件で一番被害を被ったのは、地上波放映予定のない地域で、BSしか選択肢のない人だろう。CSを入れればいいのに、と簡単には言えない。無料放送のBSと違って、CSは契約と視聴料が必要なのだから、人によってはそう気軽には導入できない場合もあると思われる。


 結局、私にとってのCS放送は、新作アニメについては基本的に「地上波の補完」のための存在だ。AT-Xは提供ベースとEDフリップ、5秒クロスも放映されるので、地上波放映に近い状態で録画できるのがありがたい。
 逆に言えば、名古屋ではCSに頼らなくても大部分の新作アニメは地上波で視聴可能な訳で、これは普段は意識しない事だが、あらためて考えるとアニメファンにとっては恵まれた部類に入る地域だ。日本全国を見渡せば、深夜アニメ自体がほとんど放送されていない県も多い。

 「関東U局のように旧作の再放送もたくさんやってくれ」とか、上を見るときりがないが、旧作アニメは観たいものを選んでCSで観ればいい。特に「ビデオ戦士レザリオン」以降、ソフト化されていないレア作品の続く東映チャンネルからは目が離せない。「宇宙魔神ダイケンゴー」や「とびだせ!マシーン飛竜」を観られる日が来るとは思わなかった。


 ゴチャゴチャと書いてしまったが、私は未だブラウン管21型テレビでアニメを観ており、地上波アナログやAT-Xの画質で素直に楽しんでいる。なにしろテレビ画面が4:3のままなのだから、レターボックスも気にならない。地デジの超額縁問題も関係ないので、精神衛生上はいいのかもしれない。
 とにかく、CSは色々と融通が効かせられるので、「補完」とは言え、私には無くてはならない存在には違いない。

 地デジに関しては、ようやくB-CAS廃止の動きが出てきたので、本当に廃止されてから導入を検討するつもりだ。もちろんダビング10の制約も鬱陶しいが、B-CASの存在が一番煩わしかったので、このまま消えて欲しい。
 最近の「ゲゲゲの鬼太郎」を観ていると、アナログ4:3での「見切れ」についてスタッフが開き直っているとしか思えない構図が多く、見切れた部分がどうしても気になる。これも、地デジ普及のための「餌」なのだろうか。



追記

 「地獄少女 三鼎」は、BOGLOBEストリームで無料配信をしていたのだった。しかも、CBCの放送より早く。すっかり忘れていた。
 と言うわけで、とりあえず第1話は観ることが出来た。いずれにせよ、ネット配信は保存できないから第1話はあらためてANIMAXで録画するが、地上波放送とほとんど時差が無い配信は助かる。
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名古屋の山に挑んできた

 土曜日に、名古屋が誇る「喫茶マウンテン」に、初めて行ってきた。
 妙なメニューの数々と、一人で食べきる事が出来るか怪しいくらいの量を出す、はっきり言って「変な店」として有名だが、私は名古屋に住んでいるにも関わらず、これまで訪れた事がなかった。

 マウンテンは自宅からもさほど遠くなく、その気になればいつでも行けたのだが、かと言って思い立ったらすぐに行けるほど近くもないので、「そのうち機会があれば行ってみよう」と思いつつ、なかなかその「機会」を作る事が出来なかった。
 このまま「機会があれば」などと言っているだけでは、いつまで経っても行くことはなかっただろう。だから、今回はっきり「行く」と決めて行動しようと、一週間前から「10月4日はマウンテンに行くぞ」と予定に入れておいたのだ。


 そして、その10月4日当日。
 昼間は、名駅~大須等を回って色々と用事を済ませ、大須から地下鉄鶴舞線でいりなか駅まで行った。いりなかが喫茶マウンテンの最寄り駅だが、駅からは徒歩で10分ほぼかかり、微妙に遠い。
 実は、いりなか駅だけでなく地下鉄名城線の八事日赤駅からも距離はほぼ同じであり、二つの地下鉄駅に挟まれた中途半端な場所にあるのだ。

 今回は、乗り換え無しで行けるいりなかで降りて、ひたすら上り坂を歩いていった。
 日中の用事を済ませた後なので、駅に着いた時に既に18時を回っており、日没が早くなっているので、かなり暗くなっていた。
 とは言え、いりなか駅周辺~本山あたりは大学生時代にしょっちゅううろついていて良く知った土地なので、暗くても特に迷うことなくマウンテンにたどり着くことが出来た。




描き文字が微笑ましい看板



 さっそく中へ入ってみたところ、既に結構座席は埋まっており、私が店にいる間にも、どんどん増えていた。土曜の夜だからだろうか。
 席に着くと、店員がメニューを持ってきた。どんな品目があるかはあらかじめネットで予習しておいたが、それでも実際のメニューを見ると、何を食べたらいいのか迷ってしまう。
 もちろん、全てが全て変(だと思われる)な品目ではなく、まともそうなものも結構見つかるが、せっかくマウンテンに「登山」をしに来たのに、まともなメニューを頼んでも面白くない。しかし、初登山でいきなりハードなものを注文して「遭難」するのもイヤだ。
 迷ったあげく、今回は「タコスピラフ」と「青のコーラ」を頼んだ。タコスピラフの予備知識はなかったが、タコスとピラフなら、そんなに変な取り合わせにはならないだろうと判断したのだ。「青のコーラ」も、どんなドリンクかわからなかったが、名前の胡散臭さで選んでみた。ちなみに、メニューには「赤のコーラ」もある。

 そして、待つこと15分ほどして、「タコスピラフ」が運ばれてきた。




写真が見づらくて申し訳ない



 パッと見て「何がタコス?」と思われるかも知れないが、食べてみるとその疑問は氷解する。ピラフの中にスナック菓子「ドンタコス」が混ぜられているのだ。そんなオチか…。
 このタコスピラフ、メニューでは「辛口」に分類されているが辛さはせいぜい中程度で、食べられなくなるほどではない。問題は、やはり量だ。ネットでのメニュー紹介で写真付きのものもあるが、写真では量はわかりにくいものだと痛感した。
 私も、食べる前は「大した事はないのでは」と量を甘く見ていたのだが、実際に食べてみると半分でつらくなった。ドンタコスをはじめとする妙なトッピングの組み合わせが、やけに胃にもたれる。しかし、ここで食べ残すのは、いかにも負けたようで悔しい。幸いにも、この店にも普通の喫茶店のように雑誌や新聞が置いてあるので、それらを読んで胃を休めつつ、後半は少しずつ食べ進んだ。

 結局、全部食べ終わるまでに30分以上かかったが、何とか「単独登頂」に成功した。
 食後の皿の写真を取り忘れたのは残念だ。「やっと終わった」と、ホッとした気持ちが強く、写真どころではなかった。
 このタコスピラフ、かなり胃には堪えたらしく、翌日の夜まで胸焼けが尾を引いてしまった。


 ともかく、初登山は一応の成功を収めた。次回は、マウンテン一番の名物になっている甘口系のメニューに挑戦したい。実は、今回隣のテーブルに座っていた人が「甘口抹茶小倉スパ」を頼んでいたのだが、その人が店を出た後のテーブルを見ると、半分以上残っていた。辛い物より甘い物をたくさん食べる方が、よりしんどそうだ。
 あと、「青のコーラ」は、よくわからない味だった。少なくとも普通のコーラとは全然違い、変に甘ったるい炭酸飲料と言った感じ。どう考えても「コーラ」と言うイメージではない。


 こうして見ると、やっぱり「マウンテン」は変な店だ。「こち亀」の単行本42巻「秋の海…の巻」に出てくる喫茶店「びっくりハウス」を連想させられる。もっとも、「びっくりハウス」は店の外装からして変だが、「マウンテン」の外観は一応まとも。だが、変なメニューを出す点は共通している。「びっくりハウス」の「あんこスパゲティ」は、マウンテンの甘口スパとほぼ同じだろう。漫画の中に出てくるような店が本当にあるのだからユニークだ。
 とりあえず、今年中にもう一度は訪れてみたい。



関連リンク

喫茶マウンテン公式blog
名古屋が世界に誇る喫茶マウンテン
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2008年秋の東海地区深夜アニメ事情

 これまで、東海地区の深夜アニメと言えばテレビ愛知の独壇場だったが、それが今年に入って変わってきた。

 以前も書いたが、いわゆる「UHFアニメ」(主に関東では独立UHF局で放映される、キー局を持たない「製作委員会方式」のアニメ。ただし、MBS・CBCや読売テレビなど関西・東海地区の局が製作委員会に加わる場合もある…と、今更ながらの注釈)が、テレビ愛知以外の局で放映される事が増えてきたのだ。その傾向は、秋まで続いている。
 テレビ愛知は最高で週に18本の深夜アニメを放送していた事もあるので、その気になれば枠は増やせるはずだが、現在は週13本でピーク時よりは減っている。
 と、言う事は製作委員会側にそれなりの理由があって、テレビ愛知以外の局を選んだのだろう。その理由としては、


 ・東海広域局で岐阜・三重も完全にカバーする
 ・テレビ愛知の表現規制を避ける
 ・三重&岐阜の2局で効率よく愛知県をカバーする


 などが、考えられる。

 特に、今年に入ってからテレビ愛知の表現規制がかなり厳しくなっており、「ロザリオとバンパイア」「恋姫†無双」の規制はひどいものだった。
 その結果、「ロザリオとバンパイア」の2期シリーズ「ロザリオとバンパイア CAPU2」は、東海地区のみ三重テレビ・岐阜放送の独立UHF局コンビに変更となった。
 昨日から三重テレビの放送が始まったので観てみたが、さすがに「ストライクウィッチーズ」第3話・第5話無規制版を放映した局だけあって、鬱陶しかった子安コウモリ規制が完全消滅しており、実にすっきりした画面になっていた。
 関西では1期から引き続いてテレビ大阪で放映されているが、随所に子安規制が入ったようだ。もしこちらでもテレビ愛知で放映されていたら、よくてTVO並みか、更にひどい事になっていたかもしれない。

 また、製作委員会と放映局の顔ぶれから「恋姫†無双」の事実上の後番組と言える「あかね色に染まる坂」も、関東・関西は放映局が変わらないのに、東海地区のみテレビ愛知ではなく名古屋テレビでの放送となった。テレビ愛知規制を製作委員会側が嫌ったのだろうか。
 こちらについては、県域局から広域局に変わった事で視聴可能エリアも拡大しており、怪我の功名で良い結果になったと言える。

 それでも、まだまだテレビ愛知の枠には需要があるようで、7月期と10月期を比べても深夜アニメの本数は減っていない。水曜が3本→2本、木曜が3本→4本に変わっただけだ。



 ここまで、テレビ愛知について書いてきたが、放映本数が現状維持に留まっているせいもあって、秋になってテレビ愛知が特に大きく変わった印象はない。
 今期の東海地区の台風の目は、4本も枠を増やして週9本の放映となったCBCだろう。今期、TBS系列局が製作に関わったテレビアニメ全てを放映するのは、日本中でもCBCだけなのだ。
 CBCのアニメ新番組を製作局で分けると、


<CBC製作>
・のらみみ2(関東はMX、関西放映無し)
・鉄のラインバレル(関東はTBS、関西はサンテレビ)

<TBS製作>
・CLANNAD ~AFTER STORY~(TBS・MBS・CBC・RKB)
・夜桜四重奏(TBS・MBS・CBC)

<MBS製作>
・黒執事(TBS系列10局)
・TALES OF THE ABYSS(関東はMX)

<UHFアニメ>
・地獄少女 三鼎(製作委員会にMX)
・とある魔術の禁書目録
・かんなぎ


 と、このようになる。要するに、MBSやCBC製作のアニメは関東や関西で独立局送りになる場合があるので、ちょうど上手く全て放映できるのがCBCだけになる訳だ。
 また、CBCでは自社製作アニメの扱いが一番いいのは当然だが、MBS製作の2本も約1時間の遅れで同日放映しており、かなり優遇している。3週遅れのTBSアニメとはえらい違いだ。
 それだけMBSアニメを優遇しているのに、逆にMBSのCBCアニメに対する扱いは冷たく、今期の2本もMBSでの放映はなし。この2局の温度差には、何とも言えない物を感じる。

 ともかく、テレビ愛知を含めて他局の深夜アニメ放映本数はほぼ変わっていないのに、CBCだけが急激に増加した。
 他地域の局と比べると、新作深夜アニメの本数ではテレビ東京を超えているし、テレビ大阪とも並ぶ勢いだ。CBCでここまで深夜アニメの本数が増えるとは、全く予想できなかった。本当に、一体何があったのだろう。もしや、CBC側から売り込んだのだろうか。


 と、言うわけで、秋の東海地区深夜アニメは放映本数でテレビ愛知とCBCが二大巨頭として並ぶ感じになった。来年以降どうなるかはわからないが、最近のテレビ愛知は表現規制の点で信用できなくなっているので、CBCや三重テレビには、ぜひもっと頑張っていただきたい。
 …これで、TBSアニメの遅れさえ解消されれば、「CBC最高!」と素直に言えるんだけどなあ。まあ、放映されるだけまだいい方か。
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2008年秋・期待のアニメ新番組

 いよいよ9月も終わりか…と思っていたら、日付が変わって本当に終わってしまった。

 カレンダー上では既に10月なので、もう遅い気はするが、期待する秋のアニメ新番組について書いておく。さすがに秋は作品数が多いので、ある程度以上期待している作品だけをピックアップして、その作品に対して期待する「理由」ごとにまとめて、作品タイトルと放映開始日をリストアップしてみる。
 なお、いつも通り放映局・放映開始日は東海地方のものなので、他地域の人の役には立ちません。念のため。



1.スタッフに期待する

・「鉄のラインバレル」10/3(金)26:30-(CBC)
・「ケメコデラックス!」10/8(水)27:14-(中京テレビ)
・「かんなぎ」10/15(水)26:00-(CBC)
・「夜桜四重奏」10/23(木)27:00-(CBC)



2.シリーズ続編、前作が楽しめたので

・「地獄少女 三鼎」10/9(木)26:30-(CBC)
・「のだめカンタービレ 巴里編」10/16(木)26:05-(東海テレビ)
・「CLANNAD ~AFTER STORY~」10/22(水)26:30-(CBC)



3.怖い物見たさ

・「キャシャーン Sins」10/3(金)25:58-(テレビ愛知)
・「今日の5の2」10/6(月)25:28-(テレビ愛知)



 と、こんなところだろうか。
 1と2はともかくとして、3の「怖い物見たさ」は、説明しておいた方がいいかも知れない。


 「キャシャーン Sins」を「怖い物見たさ」で観るという感覚は、元祖「新造人間キャシャーン」を観ていて、なおかつ好きだと言う人にはわかって頂けるのではないか。今回はリメイクと言うよりはキャシャーンの世界観とキャラクターを使った新作のようだが、それでも少なくとも私は旧作と切り離して観る事は出来ないと思う。
 スタッフがほぼ「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」そのままと言うのも気になるところだ。販促を無視するかのように鬱展開をやっていた人達だから、「キャシャーン」には合っているのかも知れないが。
 とりあえず、楽しみなのは内海賢二氏がブライキング・ボス役を続投する事くらいか。旧作テレビシリーズ・OVA、そして「Sin」と唯一変わらないのだからすごい。せっかくだから、EDの役名は旧作のように「ブラキン」と出たら笑えるのだが。

 そして、「今日の5の2」。
 昨年の「みなみけ」は、ネタとして観るつもりだったにも関わらず、結果的にDVD全巻を揃えるほど気に入ったのだが、さすがに今回の「今日の5の2」は、ネタ以前に期待できそうにない。
 そもそも、公式サイトトップのイラストを見た時点で「こりゃダメだ」と思っていたのだが、先日「隠の王」最終回後に流れた新番組予告を観ても、「動いてもやっぱりダメか」としか感じなかった。根本的に、私が受け付けられないタイプのキャラクターデザインだ。
 また、アニメ誌に載ったサブタイトルを観る限りでは、原作のエピソードを4話ずつ放映する予定になっているが、原作の話はほとんどがOVA版でアニメ化済であり、私はOVAを既に全話観ているので、劣化(に見える)キャラデザインでどう動くのか、想像するだけで恐ろしい。それでも、文句を言いながら観てしまうのだろうなあ。
 1クールで終わって、来年1月からは同じ枠で「みなみけ」3期だろうか。こちらも、アニメーターのブログでアスリード制作・キャラデザインは「おかわり」と同じと言う話が出ているので、期待しない方がよさそうだが。1期スタッフでの「みなみけ」アニメ新作が観たい。


 今回、タイトルを挙げなかった作品もまだ多いが、第1話を観てみるつもりの作品は、あと10本くらいある。続編物で前作を観ていないか、原作付きで原作が好きでない作品については、最初からスルーの予定。
 7月期までと変わらず、東海地区は水・木曜深夜が激戦区になっている。三被り・四被りも起こりそうだ。ただ、局ごとの放映状況が少し変わってきているので、その点を近いうちにまとめてみたい。
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