土曜に買ったCD雑感

・「ニニンがシノブ伝 サウンドトラック&ソングス」
 シノブ&音速丸セリフ入りのテレビサイズOPを、ようやくCDで聴けた点は○。しかし、「シノブ音頭」に合いの手が入っていなかった点は×。カラオケ版を入れるくらいなら、合いの手入りとなしの両方を収録して欲しかった。歌そのものは「ハート形の手裏剣~」など、原作版「忍者音頭」を踏まえた詞になっていて、実によろしい。
 BGMの方は、サブタイトルの次の「ニニンがシノブ伝のテーマ」が、いきなり次回予告の音楽だったので、「もう終わりか!」と思ってしまった。通して聴いてみると、あまり聞き覚えのないシリアス系の曲もいくつかあったが、最終回あたりで使われるのだろうか。

・「マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア ピュアBOX1」
 9曲しか入っていないのは少々残念だが、ようやくテレビでお馴染みの曲も、フルコーラスで聴くとなかなか新鮮でいい。「水色の旋律」や「Piece pf Love」の3人版はどうかと思っていたのだが、実物を聴くと、コーラス曲としても案外合っていると思った。もっとも、「水色の旋律」は本編ではほとんど流れていなかったので、あまりちゃんと覚えていなかったのだが。
 「KODOU」は、せっかくの7人版なのに、年長組の影が薄い点がちょっと残念。今後年長組がまともに歌う機会があるかも怪しいのだから、せめてこう言う時は、もう少し目立たせてもいいのに。悪役の歌の中では、「花と蝶のセレナーデ」が、一番気に入った。
 収録曲数は少ないが、今回買ったCDの中では、今のところ一番よく聴いている。その点では、コストパフォーマンスは高い。

・「テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙の騎士テッカマン」
 ANIMEX1200シリーズ第3弾がようやく発売。「テッカマン」は、「ガッチャマン」同様にボブ佐久間(本編BGM)&小林亜星(主題歌作曲)のコンビなので、一番楽しみにしていた。期待通り燃える曲が多くて、実にいい。とっくにCDになっていておかしくないタイトルだと思っていたので、今回、発のCD化だというのには驚いた。

・「闘将!!拉麺男 テレビ・オリジナル・サウンドトラック」
 同じく、ANIMEX1200で登場。まさか、このCDが再版される日が来るとは、思ってもいなかった。世の中、何が起こるかわからないものだ。原作同様にアニメの拉麺男も突っ込みどころ満載だが、BGMはかっこいい。個人的には、次回予告BGMのアレンジ曲が良かった。OP・EDは、フルコーラス版の入ったCDは持っているので、テレビサイズで聴きたかったところ。
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「天才クイズ」最終回

 CBCの長寿ローカルクイズ番組「天才クイズ」が、ついに今日で最終回を迎え、37年の歴史に幕を下ろした。東海三県の出身者には、説明不要の番組だろう。完全なローカル番組だったので、他の地域の人は、まず知らないだろうが。
 そのような知らない人のために説明しておくと、視聴者参加型のクイズ番組で、出場は小学生限定。○×クイズに10問連続正解すると「天才賞」に認定され、豪華(だと思う)賞品がもらえるという内容。「小学生限定」と言う点がポイントで、問題も小学生向けに作られており、自分自身が小学生のときは、テレビを見ながら出場者同様に10問正解に挑戦しつつ、いつか自分も出場したいと夢見ていた。結局、出場する機会はなかったが。
 思えば、私自身が小学生だった頃は、土曜日は「天才クイズ」(17時30分)→「お笑いマンガ道場」(18時)→タイムボカンシリーズ(18時30分)→「まんが日本昔ばなし」(19時)と続けて観ていて、毎週非常に楽しみな時間帯の始まりが「天才クイズ」だった。「天才クイズ」の裏では名古屋テレビ・サンライズ制作の一連のロボットアニメ(「ガンダム」他)が放映されていたが、当時の私は「天才クイズ」派だった。
 その後、マンガ道場もタイムボカンシリーズも、そして日本昔ばなしさえ終わってしまったが、「天才クイズ」だけは世紀を超えて続いていた。最近はさっぱり観なくなっていたが、まさか最終回を迎える日が来ようとは、思ってもいなかった。
 今日は、最終回なので久々に観たのだが、最終回1時間スペシャルと言うことを差し引いても、結構様変わりしていて驚いた。早押し形式の問題が加わっていたし、ダブルユーの問題まで出題された。しかし、○×の帽子や、答えが丸わかりな第1問は相変わらずで、安心した。また、これまでの番組を振り返るような問題も出てきて、2代目博士(顔がリアルで怖い)や3代目司会の斉藤祐子が懐かしかった。天才博士の答え発表時の名調子も相変わらず。観ているうちに、今日で最終回とは思えなくなってしまったが、最後は天才博士からの「長い間ありがとう」のメッセージがあり、やはり終わるのだ、と改めて思わされた。
 ともかく、これで土曜日夕方から「少年の日」の名残が完全に消え去ってしまうと思うと、非常に寂しい。いつの日か、また復活してほしいものだ。ちなみに、最終回では天才賞は成らず。残念。
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藤子・F・不二雄先生の命日に

 本日、9月23日は、藤子・F・不二雄先生の命日。1996年の「あの日」から、もう8年も経ってしまった。時の流れは速いものだ。いい機会なので、今日は、この8年間の藤子ファンとしての自分自身を振り返ってみたい。
 まず、1996年8月までさかのぼる。「コロコロコミック」で大長編ドラの新作「のび太のねじ巻き都市冒険記」の第1回を読んで、非常に嫌な予感がしたのを覚えている。明らかにこれまでの藤子・F・不二雄とは異なる絵が、そこにはあった。その時、想像した事は二つだった。一つは、あまりに体調が悪くなったために本人が絵を描くことができず、アシスタントが無理に真似て書いたのではないかと言う事、そしてもう一つは、やはり体調が悪いために本人のタッチがまるっきり変わってしまったのではないかと言う事。結局、これは両方とも正解だった。カラーページは藤本先生が描いており、それ以降の一色ページはアシスタントの絵だったからだ。しかし、当時コロコロの大長編新作は立ち読みですませていたせいもあり、そこまで見分けるほど、じっくり読んでいる心の余裕はなかった。
 さらに、8月の終わり頃に発売した、てんとう虫コミックス「のび太と銀河超特急」を読んで、いやな予感はさらに大きくなった。いつもなら最低でも190ページになるように描き足しが行われるのに、「銀河超特急」は歌詞の見開き2ページと、ヤドリとの戦い1ページが描き足されただけで、計182ページ。アストンたちとの和解も描かれず、あっけなく終わったラストはそのままだった(映画の方では、その場面もしっかり描かれていたので、まだ救われるが)。
 9月、相変わらず変な絵の「ねじ巻き都市冒険記」第2回を読んでから約一週間後に、その日はやってきた。初めて藤本先生の死を知ったのは、夕方のニュースだったと記憶している。画面に、なぜかアニメ「ドラえもん」の一場面が流れているのを見て、「????」となってしまった。実は、ドラえもんが出ていたせいで、最初は大山さんに何かあったのかと思ってしまった。
 そして、その後に知らされた厳しい現実。ある程度覚悟はしていたが、やはり容易には受け入れがたいことだった。この日一日、「ドラえもん」をはじめとする藤本先生の作品を読みかえし、「T・Pぼん」「チンプイ」など未完となってしまった作品に思いをはせた。
 藤本先生の告別式は、多くの人が出席できるようにと言う配慮から、日曜日となる29日に行われた。もちろん、何としてでも参加したかったのだが、大学の必修単位となっている3泊4日の実習とまともにかぶってしまい、参加することはできなかった。今思えば、家庭の事情で途中で帰った人もいたので、私もそう言って抜け出せば良かったが、後の祭りである。告別式に参加できなかったことは、後々まで私にとって大きな心残りとなり、2002年夏に初めて藤本先生のお墓参りをしたことで、やっと一つの区切りを付けられた気分になることができた。
 その後の私自身の藤子ファンとしての活動だが、皮肉なことに藤本先生の死(及びインターネット上のファン活動の活発化)が契機となって、それまではただ作品を読んで楽しんでいただけだったのが、ドラえもんファンサイト「ドラちゃんのおへや」の運営をはじめとして、オフ会やファンサークル上映会、ドラえもんオールナイト、藤子・F・不二雄の世界展や夢たかおか祭など、イベントにも積極的に参加するようになり、またネットやファンサークル会合を通じて藤子ファンの知人が増えていった。1996年9月23日を一つの節目として、私の人生における「藤子不二雄」の存在は、それまで以前よりはるかに大きくなった。
 そして、現在に至る。「ドラちゃんのおへや」はまだ続けているし、相変わらず藤子関係のイベントには、可能な限り参加している。当時と比べると、社会人になったために趣味にかけられる予算も少しは増えたたため、藤子関連の支出は増えているだろう。その反面、ネット上での活動は、以前と比べるとパワーダウンしてしまった感は否めない。社会人となると、どうしても仕事をはじめとして、色々と時間を割くべき事が増えてきて、なかなかネットに時間が取れないのだ。それに、サイトの方も長年つづけていると、どうしてもマンネリ感が出てきてしまう。しかし、現在は1996年当時にあったサイトの多くがなくなっており、寂しいの状況なので、せめて私は続けていきたい。
 今後、「藤子不二雄ファン」が、どうなっていくか、ファンである私自身、わからない。最近の低年齢層の「ドラえもんファン」が、そのまま「藤子ファン」になっていくとは、ちょっと考えにくいと思っているからだ。しかし、私自身ファンであるから、多くの人に藤子作品の面白さを知って、ファンになって貰いたい。そう思っていなければ、いままでサイトも続けていなかっただろう。
 藤子Aランドの復刊によって、A先生の作品の多くは、容易に読めるようになった。F先生の作品も、てんコミや文庫だけでなく、もっと多くの作品が、誰でも読みたいときに手に入れられるような状態になって欲しいと思う。藤本先生の命日に、そんなことを思った。

(25日追記)
 読み返すと、「8年を振り返る」と言っている割には、1996年9月23日までの流れに半分くらい使ってしまっていて、バランスの悪い文章だ。こうなったのは、以前の日記で書いた「藤子サイトの歴史と現在」とネタがかぶってしまう事を避けようとしたためだ。それに、ネタがかぶらなくても、8年分を一回で書いてしまうのは不可能なので、ざっと振り返ろうとして、あのような駆け足の文章になってしまった次第。私自身の藤子ファンとしての活動については、いずれ幼少期から振り返ってみたいと思っているので、詳しくはそちらをお読みいただきたい。いつ書くのかは全く未定だが。
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「暗黒館の殺人」読了

 月曜日、朝起きたら右肩が少し痛かった。寝違えたか?と思い、気にせずにいたが、時が経つにつれて、どんどん痛みが増していく。最終的には、少し体の姿勢を変える程度の事も、つらくてできなくなったくらいだ。何がどうなってこんな事になったのか、さっぱり分からなかったが、仕方がないので昨日は病院に行って来た。どうやら、筋肉が腫れているらしい。もしかして、骨に異常が起きたのかと心配していたのだが、そうではなかったので、少し安心した。
 しかし、だからといってすぐに快方に向かうものでもない。結局、昨日・今日と会社を休んでしまった。現在これを書いているのは22日の22時過ぎだが、ようやく、ほぼ痛みが気にならなくなった。
 それにしても、昨日行ってきた某病院は、予約制のところに無理矢理入れてもらったため、かなり待たされてしまった。おかげで、400ページほど残っていた「暗黒館の殺人」を、読了してしまった。と、言う訳で、前置きが長くなったが、以下「暗黒館の殺人」の感想を書く。ネタばれもあるのでご注意をお願いしたい。


 感想を一言で言うと「微妙」。私が綾辻作品全般に求めているものは「結末の驚き」であり、もっと言えば「叙述トリックをどうしかけてくるか」を楽しみにしているのだが、今回は「視点」の問題についてしつこいほど何度も書かれていたことと、主人公(に相当する人物)の本名を徹底的に伏せていた&幾人かの登場人物について名字しか出していなかったせいで、「○○が異なる」と言うメイントリックが途中で読めてしまい、「驚き」を味わえなかった。
 また、久々の「館」シリーズ新作と言うことで、ガチガチの本格を期待していたのだが、どちらかというと殺人事件はおまけのような感じで、オカルト方面の描写が主になっていたことも残念。あとは、やはり「長すぎた」という印象がぬぐえない。著者の言葉では「無駄に長い訳ではない」と言っているが、どう考えてもいらない部分は多々あったと思う。例えば、美鳥&美魚の双子や、小田切鶴子、宍戸要作などのキャラはいなくても話に影響はなかったと思う。特に、双子については多く登場して入念に描写されていただけに、結局出てきただけのキャラだったのには拍子抜けである。
 結局、本作では「暗黒館」という館そのものは目立たず、異形の一族「浦登家」の描写に力が注がれすぎたために、ミステリとしてもホラーとして中途半端な作品になってしまったのだと思う。長年待ち続けた「館」シリーズの新作であっただけに、実に残念だ。まだ「館」新作の構想はあるようだが、次はぜひ「ミステリ」と呼べる作品を読みたい。はたして、次回作がいつになるのかも現時点では分からないが。
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「吼えろペン」終了、そして新連載

 島本和彦「吼えろペン」(「月刊サンデーGX」連載)が、今月号で最終回を迎えた。ここ3回ほど、いかにもラストエピソードという展開だったので、連載終了は予想していたが、やはり実際に終わってしまうと寂しい。2000年8月号から開始された作品なので、連載期間は丸4年間。これまでの島本作品の中でも、一番の長期連載&単行本の巻数も最多(最終13巻で「炎の転校生」を抜く)になるはずだ。
 「吼えろペン」は、連載開始当初は「燃えよペン」の続編かと思って読んでしまったので、期待していたものとはちょっと違う感じがしたが、読み続けていくうちに、「燃えよペン」とはまた趣の異なる作品と理解して、その後は毎回楽しみに読むことができた。
 どちらかと言うと「燃えよ…」は、島本和彦本人をそのまま炎尾燃に投射したような印象がある(OLAのエピソードは、ほぼ実話らしい)が、それと比べて「吼えろ…」は、炎尾だけではなくアシスタントや編集者、ライバル漫画家メインの話も多く、あくまでフィクションの「漫画家マンガ」として楽しめた。
 そして、最終回。どことなくあっけない印象もある終わり方だが、本作は炎尾燃の物語であると同時に、「ヒーロー」こと前杉英雄の物語でもあったことを、再確認させられた。そう言えば、第1話もヒーローがメインの話だったのし、彼は自転車に乗ってやってきたのだから、このような終わり方になるのは、当然の帰結と言えよう。第1話を読み返して、そんな感慨にふけってしまった。
 ともかく、島本先生には長期連載、お疲れさまでしたと言いたい。まあ、炎尾燃はまた同人誌の「燃えよペン」の方に出てくるのだろうけど。

 そして、来月号からは新連載が開始。予告カットに登場しているキャラは、どう見ても不屈闘志、月田明子、全力学園校長の三人。しかも「あの名作の続編が、なんとGXに登場!!」と書いてあるのだから、新連載は「逆境ナイン」の続編と見て間違いないだろう。
 しかし、一方で「イブニング」には「「逆境ナイン」の続編」として描かれていたはずの「ゲキトウ」が、つい先月まで連載されており、こちらは一旦「しばらくお休み」になった後、この前の号で読者ページにひっそりと「「ゲキトウ」は第一部完となりました。現在は長期構想中です」との告知が出て、うやむやに打ち切り状態になっている。単行本は、第1巻が出たばかり。
 はたして、GXの新連載と「ゲキトウ」との関係はどうなるのだろうか。「ゲキトウ」の第二部が始まるのか、「ゲキトウ」はなかったことにされて、新たな「逆境ナイン」の続編が一から始まるのか、どちらだろう。公式サイトの日記でもこの件に関しては、まだ触れられておらず、実に気になる。だが「ゲキトウ」の続きだとしたら、月田明子はともかく校長はまず出てこないだろう。だとすれば、やはり新たな「逆境ナイン」の続編なのか。100点差や男球のような素晴らしい展開がまた見られるのなら、それでもいいような気もする。「樹齢サウザンド」も、悪くはなかったのだが。ともかく、来月が楽しみだ。
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今週観たアニメの感想

「ニニンがシノブ伝」第9話

 AパートとBパートの作画のギャップがすごい。どちらも、標準的なアニメ版シノブの絵とは違うのだが、特にBは違いすぎて違和感が大きかった。「合作ゲノム」中の、似せようと努力しているけどオリジナルとは明らかに違うエルエルの絵を思い出してしまった。Bパート作画監督の倉嶋丈康は、10月スタートの「下級生2」キャラデザインの人。確かに、今回のシノブの絵の面影がある。良くも悪くも、自分の個性が出てしまう人なのだろう。
 話の方は、「美人罪で逮捕」や「俺はおっぱい党」などの、原作の好きなセリフがちゃんと生かされていて、良かった。まあ、後者はただのセクハラなのだが。演出のテンポもいいので、このまま最終回まで突っ走って欲しい。
 それにしても、水曜深夜に録画したアニメを「シノブ伝」→「プラネテス」の順で見ると、どうしても若本声で音速丸を引きずってしまって困る。若本さん、基本的にどのキャラも同じ声だからなあ。

「ギャラクシーエンジェル」第11回(21・22話)
 こちらは、AパートとBパートの内容のギャップが凄かった。前半、あれだけのバカ話をやっておきながら、後半にシリアス話を持ってくるとは。個人的にはフォルテが見せた「女の証明」が、どんなものだったのか非常に気になる。「哲郎」は、鼻血を出していたし。「レイニーブルー」は、てっきりマリみてのパロディと思っていたが、シリアス話とは、完全に裏をかかれた。たまには、こういった話もシリーズ中のアクセントとしていいだろう。

「プロゴルファー猿」第13~15話
 14話で黄金仮面戦が終了。基本的に原作通り。黄金仮面(イーグル)は、初期の敵の中では印象的なキャラだ。第15話は「ウオーター・ショット」で、いきなり原作の「フェアウェイの戦士編」からのアニメ化。一話完結かと思っていたら次回に続いてしまった。原作とは全然顔の違う三日月星四郎の登場は再来週に持ち越し(原作はむさいおっさん、アニメはクールな二枚目キャラ)。ちなみに、アニメ版三日月星四郎の設定画がFFランド版「新版プロゴルファー猿」7巻の猿百科に載っているので、興味のある人は古本屋で探すべし。
 FFランドの「猿」は、7巻に限らずアニメ版のキャラ設定や美術設定をほぼ毎回載せていた。「猿」はアニメ誌で取り上げられることが少なかっただけに、今となっては貴重な資料と言えよう。現在刊行中のAランドでカットされているのは残念だ。

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10月のアニメ新番組に備える

 少しずつ、忙しくなってきた。しかし、暇でだらけている時よりも、忙しい時の方が、時間を大切に効率よく使っている気がする。結局、時間をどう使うかは、人間次第という事か。
 さて、いくら効率的に行動しようとしても、どうしようもない事もある。その一つが、10月から始まるアニメ新番組のチェックだ。1本観るだけで、少なくとも25分はかかる(倍速モードは嫌いなので使わない)。しかも、7月と比べると、10月の新番組は、地上波だけで尋常ではない数だ。とりあえず第1話はチェックしようと思っているものを挙げると、「ブラック・ジャック」(中京テレビ)、「舞-HiME」「下級生2」「うた∽かた」「プリンセスアワー」「スクールランブル」「焼きたて!!ジャぱん」「双恋」(以上、テレビ愛知)、「砂ぼうず」(CBC)、「神無月の巫女」(名古屋テレビ)、「魔法少女リリカルなのは」「げんしけん」(以上、三重テレビ)と、いきなり12本もある。他にCSで「流星戦隊ムスメット」「To Heart ~Remember my memories~」も観る予定。
 もちろん、9月までで終わる番組もいくつかあるし、上に挙げた番組も、全て最後まで観るとは限らないので、本当に大変なのは10月第2週くらいまでだろうが、それにしても多い。9月は祝日があと2日あるが、これを10月はじめに回したい気分だ。まさかアニメを観るだけで有休を取る訳にも行かないし。
 それにしても、テレビ愛知の深夜枠が大変な事になってきた。10月からの新番組に継続番組を加えると、何と11作品(テレ東発8本+U局3本)。ついに二桁の大台に乗ってしまうU局作品を含むとは言え、テレビ東京を超える数になろうとは思いもしなかった。平日18時台のアニメより深夜の方が本数が多いのだから、どう考えても尋常ではない。
 アニメの放送本数は、今でも南関東(民放5局+U局)>大阪(民放5局+サンテレビ)>名古屋(民放5局+三重テレビ)なのだが、名古屋でもテレビ朝日深夜と一部のU局アニメ以外は地上波で観られるので、十分だろう。正直、地上波で観られる本数だけでもお腹いっぱいだ。何度も書いた気がするが、数年前と比べると、東海地方のアニメ放映状況も、かなり良くなってきた。
 そう言えば、今期も東海地方最速放送のアニメがある。CBCが制作に参加している「砂ぼうず」と、U局系で岐阜放送(我が家では受信不可)が一番手、三重テレビが二番手となる「リリカルなのは」の2本だ。最速だからと言って必ず観るとは限らないが、他の地域より先に見られるのは、気分がいい。
 何となくとりとめのない文になってしまった。ともかく、第1話は観るとしても、その後は観る作品を厳しく選ばないと、大変な事になりそうだ。
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昨日・今日に買った本

 9/10 古賀亮一「ニニンがシノブ伝」第3巻(メディアワークス)

 単行本一冊分の話がたまるには、もう少し時間がかかるだろうと思っていたが、意外と早く出た。何と、先月発売号掲載の最新作まで収録されている。よっぽど、アニメ放映中に新刊を出したかったのだろう。個人的には、うれしいが。本編はもちろん面白いし、巻末のアニメスタッフ寄せ書きも、よかった。「#4ではお手数おかけしました」は、やはりゲノムカレンダーイラストの事なのだろうな。
 そう言えば、CBCでは今週ようやくアニメの放映も再開された。3週間も待たされた訳だが、その甲斐あって(?)、今週もなかなか面白かった。アニメオリジナルのシノブ河童も良かったし、「机の引き出し」ネタがちゃんと使われていたのには笑った。さすがに「大山のぶ代」の名前は出なかったが。ただ、原作の「楓、走るの巻」が中途半端に使われてしまった事だけは残念。この話は、ちゃんと一本使ってやって欲しかった。


 9/11 綾辻行人「暗黒館の殺人」上・下(講談社)

 12年ぶりの「館」シリーズ第7弾。本っっっっ当に待たされた。書き下ろしの予定が雑誌連載に変わった時点で「途中で休載して、そのまま未完となるのでは」などと心配してしまった。
 「館」の第1作「十角館の殺人」を読んだのは、いつの事だったろうか。発売から結構時間が経っていたが、確か高校生の時だったので、少なくとも10年以上は前だ。夜寝る前に、何か読む本はないかと探して、何気なしに読み始めて、そのまま2時間ほどかけて読了してしまったのを覚えている。当時、ミステリはほとんど読んでいなかった時期で、「十角館」との出会いは衝撃的だった。
 その後は、「迷路館」→「時計館」→「水車館」→「人形館」→「黒猫館」の順で読んだと記憶している。発表順ではないが、シリーズ全体に関わるネタばれがない順番で読めたのは、幸運だったのだろう。個人的に特に好きなのは「迷路館」と「黒猫館」の2作。後者は、あまり評判が良くないが、「仕掛け」のスケールは、シリーズ中で一番大きくて好きだ。
 もちろん「館」以外の綾辻作品もほとんどは読んだし、他の「新本格」以降の作品も結構読んでいるが、やはり「館」の新作を読みたい気持ちが強かったので、今回の新刊は、素直に嬉しい。ネットで9日発売と聞いていたので、「もう出ているだろう」と、昨日探したのだが見つからず「売り切れか」と思ってしまったが、他の新刊は出ているのに、なぜか「暗黒館」だけは本日入荷だった。実に、紛らわしい。
 しかし、せっかく買って来たのに、10年以上も待ったせいか、すぐに読んでしまうのがもったいなく感じる。その反面、はやく読みたい気持ちも強い。特に「暗黒館」という名前だけでは、どんな館なのか想像しにくいので、気になる。これまでの作品は、名前だけで、ある程度は館の構造が想像できたのだが。
 まあ、今回は上下巻合わせて1200ページ以上あるくらいだし、一日で読み終えるのは無理だろう。ゆっくりと、新たなる「館」を楽しむとしよう。
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「マシーンブラスター」ついに最終回

 「ブロッカー軍団IV マシーンブラスター」最終話まで視聴完了。ようやく、最後まで通して観る事が出来た。今まで観られなかった第3クールもなかなか良かった。以下、終盤話数の感想。


第34話「ヘルサンドラ殴り込み!」
 サブタイトルを知ってから、一体どんな話なのだろうと、ずっと気になっていたのだが、いざ観てみると、ほとんど総集編で、肩すかしを食ったような気分になってしまった。総集編は28話でやったばかりなのに、スケジュールが厳しかったのだろうか。ヘルサンドラの拷問シーンはちょっと際どかったが、それでもあの仮面は取らないのだなあ。素顔が見られるかと期待したのだが。

第35話「意外!ボスパルダーの秘密」
 ボスパルダーの元パイロット・ノートンが登場。操縦技術は優れていたが、エレパス能力が足りないために、ボスパルダーを降りた悲しい過去を持っているが、その時の由利博士の言葉が「操縦技術は訓練によって伸ばす事が出来る。だが、エレパス能力だけは(そうは行かない)」。これまで必死に訓練してきた末に、こんな事を言われたらショックだろうな。ちょっと博士の方が悪役に見えてしまった。

第36話「恐怖!死の谷の脱走」
 16話に登場した安さんが再登場。ハゲ頭だったはずが、なぜか毛がフサフサになっていて、非常に違和感があった。これは、きっと何か作戦に関係があるに違いないと思って見ていたのだが、最後までヅラの意味は不明。一体、何だったのだろう。ラストシーンでは再びヅラを取ってハゲ頭に戻るが、「キン肉マン」の悪魔将軍戦でのバッファローマンを連想してしまった。

第37話「死の人喰い花」
 モグール人・ゴライアスがようやく登場。以前に「ファースト&ファイナル」シリーズのビデオを観ていたので、このキャラが最終話に出てくるのは分かっていたが、かなり重要な役どころだったので、登場がその1話前とは思わなかった。もっと放映が続いていれば味のあるキャラとして定着したかもしれない。
 最終話1話前で、いよいよモグールが総力を挙げて戦いを挑んできているのだが、あまり緊迫感を感じなかった。第25・26話の方が盛り上がっていたような気がする。「人喰い花」作戦もせこいし。

最終話「大激突!氷海の死闘」
 そして、最終話。冒頭から、いきなりモグールの本拠地が判明する急展開。「モグール伝説の守り神」も、唐突に出てくるし、かなり話を急いでいる印象があった。突然放映終了が決まったのだろうか。最終話は、完全にモグールに感情移入した演出になっている点が興味深い。そのせいで、天平をはじめとするブロッカー軍団の面々の描写がほとんど無かった事は、残念。主人公の天平の心情からして、ナレーションでかろうじて説明されていただけだし。
 2クール目の終わりではなく、真の最終回であるこのエピソードこそ、せめて前後編でじっくり描くべきだったのではないかと思う。それに「大激突!氷海の死闘」のサブタイトルも最終回らしくない。このあたりは残念だったが、話としてはきっちり完結したのはよかった。


 全体の感想としては、楽しくつっこむ事の出来る、色々な意味で見所の多い作品だった。主役側ロボットが合体せずに「不動組み」「一文字崩し」「武者固め」などの連携プレイのも、他の作品とは趣が異なっていて、面白かった。それに、筒井広志の音楽もよかった。38話しかないのが非常に残念だ。
 さて、今週からは「未来ロボ ダルタニアス」がスタート。長浜忠夫最後のスーパーロボット物だが、未見の作品なので、非常に楽しみだ。
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枠移動=地方は打ち切り

 前回の文章を改めて読み返すと、完全に愚痴になっている。「ドラちゃんのおへや」の更新を見てから、こちらを読んで気分を悪くされた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。どうもすみません。
 今回の更新は気分が乗らないまま最後まで行ってしまったが、それでも掲示板の方で更新分のコンテンツについて反応があると、やはり嬉しい。しかし、来年春まで個人的に忙しい状況は変わらないので、来年まで更新を休むと言う宣言を翻すつもりはない。この点は、どうかご理解下さい。

 さて、テレビ朝日系で放映中のアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」が、昨日の放送を持って、全国の4分の3の放映局で打ち切りになったとの事。私は、このアニメは最初の方しか見ていなかったのだが、どうやら完全にストーリーの途中で中断という、最悪な状態での打ち切りだったようだ。
 この事をネット上で知って、1980年代から1990年代半ばまで、フジテレビ系で同様の自体が相次いでいたことを、思い出した。私の覚えている限り、フジのアニメで夜7時台→夕方へと枠移動となって、地方の多くの局で打ち切られた番組には「F」「名門!第三野球部」「クマのプー太郎」「いじわるばあさん」「キャプテン翼J」などがある。
 各作品が何局くらいで放映継続したのか詳しいことは知らないが、少なくとも東海テレビでは、これらの番組は打ち切ったままで、現在でもフォローはない(他局で全話放映された作品もあるが)。東海テレビで放映継続されたのは、タイトルに「熱闘編」が付いた「らんま1/2」と、2ヶ月休んだ後に深夜で再開した「烈火の炎」くらいだ。打ち切りから半年後に帯番組で枠移動前の分と合わせて続きを放映した「ドラゴンクエスト」も、入れてもいいか。
 こんな経緯があったせいで、フジのアニメが枠移動となると「また打ち切りか…」と、何度も思ったものだが、まさか21世紀になってテレビ朝日で同様の自体が起こるとは思わなかった。ただし、東海テレビと違って、名古屋テレビは枠移動で対応して「ボーボボ」の放映は継続する。さすがに、東海テレビと違って自社でもアニメを製作しているだけの事はある。
 しかし、やはり自社でアニメを製作しているABCは打ち切り。関東に次いで視聴人口が多い地域だけに、かなり影響は大きいのではないだろうか。
 それにしても、10月からは「クレヨンしんちゃん」が金曜19時30分に戻ったり、その影響で「あたしンち」がどうなるのかまだ分からなかったりと、どうもテレビ朝日夜7時台のアニメ編成は迷走している感じがする。このままだと「ドラえもん」もどこかに移動になってもおかしくはない気がする。テレ朝はどこへ行くのだろう。

(追記)
 そう言えば、夜7時台→夕方への枠移動で地方打ち切りというケースは、フジだけでなくTBS系でもあった。「少年アシベ」「探偵学園Q」、それにMBS制作の「まんが日本昔ばなし」。
 「アシベ」「Q」は両方ともTBSでは土曜17時30分の枠に移動。東海地方の系列局・CBCでは「アシベ」はTBSと同じく土曜夕方(基本的に16時台)となり、少し遅れはしたが最終話まで放映した。「Q」は、日曜朝6時の枠で再開したが、春の改変の影響で数話を残して打ち切り。「日本昔ばなし」は土曜13時30分の枠に移り、少なくとも新作が放送されていた間は、CBCでもやっていた。
 こうして東海テレビと他局を比べると、やはり東海テレビでの枠移動アニメの扱いの悪さが気になる。まあ、ちょっと視聴率が悪いとすぐに移動させてしまうフジにも問題はあったが。
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