2016年の関西&東海地区アニメ事情

 このブログで、以前は「東海地区アニメ事情」について書いていたのだが、大阪に引っ越したせいで2016年1月期を最後に途切れてしまっていた。
 何事も中途半端なのはよくないので、一年が終わりに近づくこの時期に、改めて今年の東海地区および、関西地区のテレビアニメ事情について、まとめておきたい。


 まず、4月期以降の東海地区のアニメ事情だが、テレビ愛知は現状維持という感じだ。最低限度は深夜アニメが週に10本と言ったところか。10月期はぎりぎり10本なので、減少傾向にあるのかもしれない。
 「トワイライト★アニメ」枠は、『ゲゲゲの鬼太郎 [第5作]』に代わって、9月より『テニスの王子様』がスタート。この枠では初めての、テレビ愛知で本放送を行った作品の再放送という事になる。これも、話数が多いから、来年まで続く事になるな。
 テレビ愛知の次に深夜アニメが多かったCBCは、10月より木曜深夜TBSアニメ枠と金曜深夜アニメイズム枠が、従来の2枠から1枠に削減されてしまった。これは、けっこう危機的な状況なんじゃないかと思う。さらに、三重テレビ&岐阜放送で放送されていた角川アニメ枠も、4月期をもって消滅(今のところ、分割2クールの『文豪ストレイドッグス』2期のみは放送)しており、なんだか東海地区のアニメ枠減少に拍車がかかっている感じがする。これで、テレビ愛知の深夜アニメが一桁になったりすれば、いよいよ末期的状態と言えるだろう。正直、ちょっと心配だ。


 ここで、話は関西地区に移る。5月に大阪に引っ越してきて、今は関西準キー局4局+テレビ大阪+サンテレビ+KBS京都が映る環境で暮らしている。
 これだけ映れば、関西で放映されるアニメのほぼすべてをフォローできるので、視聴環境的には申し分ないのだが、一つ問題はある。それは、地上波関東ローカルの作品がじわじわと増えてきている事だ。
 関東ローカル枠は、現在はテレビ東京に1枠ある他に、MXのみの作品もいくつかある。もちろん、そういった作品でもBSやCSでも放映される事がほとんどなので、関西にいようが視聴は可能なのだが、前々から言っているように、BS・CSは視聴環境が天気に影響されまくるのが難点だ。受信できないほどのひどい天気は、滅多にはないが。

 また、最近は、関東ではキー局で放映されている作品のサンテレビ送りが多い。具体的にタイトルを挙げると、10月期ではTBSの2本ともと、日テレの『うどんの国の金色毛鞠』、テレ朝の『ユーリ!!! on ICE』と、4本もある。中でも『ユーリ!!! on ICE』は11月スタートなので、関西でやりたいが、準キー局のABCが買わないとかの問題があったんだろうなと想像したくなってしまう。
 本来、サンテレビは兵庫県のテレビ局であるが、大阪府のほとんどで視聴可能なので、大阪府民的には文句はないのだが、滋賀・奈良・和歌山・京都あたりのサンテレビが入らない人にとっては、これらの作品を準キー局でやらない事に納得いかないのではないだろうか。
 そう考えると、『タイガーマスクW』は、よくテレ朝系全24局ネットにできたもんだ。深夜の時間帯である事を残念がる声も聞くが、そもそも地元で放送すらしていないというのが一番痛いので、個人的には全国ネットだけで十分に評価したいところだ。
 このままでは、さらに関東ローカル作品が増えて、東海地区だけでなく関西地区からもアニメが減っていく事になるかもしれない。その危機感はある。かと言って、一個人でどうこうできる事ではないが。とりあえずは、BS・CSの受信環境を整えるくらいしか、個人でできる事はない。

 ついでに、関西地区のアニメ再放送事情についても触れておこう。
 残念ながら東京MXほどに再放送が多い局というのは存在しないが、関西でもそれなりに再放送はやっており、サンテレビとKBS京都が月~金の7時30分~8時に帯で枠を設置しているほか、テレビ大阪が平日朝と夕方に15分枠(後者は、正確には18分枠)を設けている。
 深夜枠での再放送は、サンテレビの『装甲騎兵ボトムズ』と『高橋留美子劇場』くらいか。もっと色々やってほしいところだが、あまり多すぎても観きれないので、贅沢は言うまい。東海地区なんか、まともな再放送枠は「トワイライト★アニメ」くらいしか、ないもんな。

 今期は、「サンテレビでしかやらないアニメ」に加えて、「KBS京都でしかやらないアニメ」や「サンよりKBSが圧倒的に放送が早いアニメ」があるので、KBS京都が重宝する。特に、KBSでしかやらないアニメの存在は、一体いつ以来なんだろう。
 ただ、地元ケーブルテレビでKBS京都の再送信は2017年までの暫定措置となっているので、今後観られなくなる可能性も大いにある。そうなった時に、困らなければいいのだが。


 今は、深夜アニメの放映本数は、完全に関東>関西>東海になってしまっている。ほんの数年前までは、ほとんどの作品が三大都市圏で放送されていた事を考えると、惨憺たる状況と言える。
 最近は、深夜アニメは大都市を重点的に取る方向からBSで全国放送を行う方向に変わってきているので、致し方ない。その代わりと言えるのか、CSではAT-Xで最速放送作品がいくつかあるので、加入さえしていれば関西でも関東にあまり引けを取らない状況でアニメが観られる。

 結局、今の関西・東海地区のアニメ事情では、BS・CSが必須と言う事になるのかな。来年は、どうなる事だろう。
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2016年1月期の東海地区アニメ事情

 今年最初の更新。明けまして、おめでとうございます。

 さて、昨年10月に「2015年秋の東海地区深夜アニメ事情」と言う記事で、東海地区でのテレビアニメ未放映作品が増えたことを嘆いたが、それから1クールが過ぎて、新春の新番組ではどうなったか、それについて書きたいと思う。
 結論から先に書いてしまうと、1月新番組で東海地区での地上波放映予定が無い作品は、


『NORN9 ノルン+ノネット 』
『少女たちは荒野を目指す』
『灰と幻想のグリムガル』


 以上の3本(ミニ番組を除く)。前期の8本に比べて急に大幅に減って、今期はほとんどの作品が東海地区で放映される。それというのも、テレビ愛知の枠が拡大して前期の13本から17本(他に再放送2本も)に増えたことによる。他の局の枠は特に増えていない。
 前期の東海地区未放映作品が多すぎたというのもあるのだが、東海地区ではテレビ愛知の動向で左右されると言うことと、そのテレビ愛知は、その気になれば大幅に枠を増やすことも出来ると言うことが大きい。前期はわざわざテレビ愛知の深い枠をとってまで東海地区でやろうというメーカーが少なかったのだろう。
 今期くらいの放映本数でずっと続いてくれれば、私としてもあまり文句は無いのだが、そんなに油断できない。来期は、また大幅に未放映作品が増えて嘆いているかもしれないのだ。結局、毎回その時が来ないとどれだけ放映されるかわからない。とにかく、今後も推移を見守る必要がある。

 さて、これだけでは何なので、東海地区のアニメの動向について、もう少し書いておこう。
 テレビ愛知夕方のローカルアニメ枠「トワイライト★アニメ」は、現在放映中の『スラムダンク』が2月9日に終了予定で、2月10日からは『ゲゲゲの鬼太郎[第5作]』が放映予定となっている。テレビ情報誌を読んだら、「声 高山みなみほか」となっていたので、第5作で間違いないだろう。
 東海地区では、第5作は東海テレビで再放送の実績があるが、中途半端に50話まで行かないところで中断してしまい、それっきりとなっていたので、今回第1話からきっちりやってくれるなら、望ましいことだ。
 テレビ東京系のこの時間帯での『ゲゲゲの鬼太郎[第5作]』の登場は、テレビ北海道・テレビ大阪に次いでのことになる。テレビ愛知での放送が決まったのは、水木先生が亡くなったのも関係しているのかもしれないが、何にせよ私としては歓迎だ。第5作は本放送(地上波アナログ)とANIMAXでの再放送(HD画質)を録っているが、今回もまた1話から録画しようかと思っている。テレビ大阪とは違ってOPの「フジテレビ」を消すこともしないだろうし。
 個人的に大きいと思うのは、おそらく東海地区で東海テレビ以外の局で『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズが放映されるのは、今回が初めてだろうという点だ。これをきっかけに、過去のシリーズも放映されればなおいいが、さすがに第1作とか第2作はいろいろな意味で厳しいかな。

 と、言ったところで今回はおしまい。文句を言うことが少なくなると、早く終わってしまうな。
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2015年秋の東海地区深夜アニメ事情

『ノラガミ ARAGOTO』
『進撃!巨人中学校』
『コメット・ルシファー』
『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
『ワンパンマン』
『Dance with Devils』
『ご注文はうさぎですか??』
(『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』)



 以上は、10月からのアニメ新番組で、東海地区での地上波放映予定がない作品。ただし、30分番組に限った。5分や10分のミニ番組となると、そのほとんどが東海地区未放映なので、きりがないからだ。
 一番下の『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』だけカッコ付きなのは、地上波でこそ放映予定がないが、名古屋市内を主なサービスエリアとするCATV「スターキャット」にて、なぜか放映されるからだ。いわば、準放映作品とでも言おうか。こういうケースはあまりないので、謎だ。

 それにしても、8本もあるとは東海地区未放映作品も増えたものだ。数年前は、せいぜい4,5本程度だったと思ったが。そう思って、5年前の2010年10月期を調べてみると、驚いたことに東海地区未放映作品は0だった。こういう時期もあったのか。
 その一方で、東海地区で放映される作品数を数えてみると、テレビ愛知:13、CBC:6、三重テレビ&岐阜放送:3、中京テレビ:1、東海テレビ:1で、合計24本だ。相変わらず、テレビ愛知の本数が飛び抜けて多い(前述の13本の他に、再放送も2本あり)が、テレビ東京をキー局とする『ワンパンマン』の放映がない点は、今期では特筆すべきだろう。テレ東深夜アニメでテレビ愛知での放映がないのは、2008年放映の『モノクローム・ファクター』以来のことだ。ちなみに、2010年10月期も、テレビ愛知の放映数は13本で、今と変化はない。枠が増えないのに作品数が増えた分だけ、あぶれる作品も増えたと言うことか。

 最近の深夜アニメの放映形態を見ると、独立局の比較的浅い時間(23~0時台)かつ、各局の放映時差が小さい同日放送を行うケースが少しずつ増えており、東海地区でそういった形式の放映を行うには、やはり独立局である三重テレビや岐阜放送に頼るしかない。
 しかし、『アイドルマスター シンデレラガールズ』での例を見るに、岐阜放送は何とか他局と同じく0時ジャストの放送に合わせられたが、三重テレビはがんばっても20分遅れの0時20分スタートであり、この二局にはこれ以上浅い時間での放映は期待しない方が良さそうだ。さらに言えば、この二局とも東海地区で一番人口の多い愛知県のカバー率が低く、放映効率もよくないのだ。
 それで、東海地区人口の93%をカバーする(自称)テレビ愛知に深夜アニメが集中するわけだが、テレビ東京系列局である以上、まずはキー局の番組をネットすることが優先されるので、深夜アニメは早くても1時35分からと言うことになってしまい、最近の製作側が望んでいる(と推測される)浅い時間での放映は不可能だ。これは別にテレビ愛知だけの問題ではなく、CBCで放映されるTBS・MBS作品も同日放映ではあるがキー局よりは遅い時間での放映となっている。

 このまま行くと、東海地区未放映作品もどんどん増えそうで、不安だ。なぜそう思うかというと、『ノラガミ ARAGOTO』『進撃!巨人中学校』『ご注文はうさぎですか??』など、シリーズ1期を東海地区で放映したにも関わらず、2期や関連作品が放映されないパターンが増えているからで、メーカーとしては放映局を絞ってコストを削減したいのだろうが、減らされた側としてはいい気分ではない。
 もっとも、近年は地上波で放映されなくてもBS11をはじめとするBS局でも放映されることがほとんどであり、実際に上で挙げた作品はすべてBSでも放映されるので、東海地区でも観ることはできる。できるのだが、やはり気分としてはよろしくない。

 テレビ愛知も夕方に『黒子のバスケ』を放映するなど、深夜枠以外でもがんばってはいるが、ピークでは週に20本は深夜アニメを放映していたことを考えると、やはり今はちょっと物足りない。いや、20本はちょっと異常だったのかな。もうちょっと景気がよくなれば、東海地区と言わずもっと放映エリアの広い作品が増えるのだろうか。最近だと『艦これ』の放送局が多かったが、これも2期はどうなることやら。
 BSで観られるとは言え、個人的にはやはりテレビアニメのようなコンテンツは各エリアでしっかり放映してこそだと思うので、各メーカーにはがんばっていただきたい。以上、東海地区未放映作品が増えたことに対する愚痴でした。
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テレビ愛知「トワイライト★アニメ」に『スラムダンク』

 8月11日より、テレビ愛知の夕方アニメ枠「トワイライト★アニメ」で『スラムダンク』の放送が始まった。もちろん再放送だが、テレビ愛知としては初めての放送なので「新番組」扱いとなっている。

 この「トワイライト★アニメ」は今年の4月から新設されたローカルアニメ枠で、毎週月曜から木曜の17時30分~18時の時間帯で放映されている。その第一作となったのは『黒子のバスケ』だった。関東・関西では深夜アニメとして3期にわたって放映された作品だが、東海地区では未放映だったため、名実ともに「新番組」としての登場だったのだ。
 だから、もしかしたらこの枠は東海地区未放映の深夜アニメを次々に放映していく枠になるのかな、などとも想像した。いわゆる「名古屋飛ばし」は結構多いので、候補となる作品はそれこそ山のようにあるが、夕方にふさわしそうな作品としては、たとえば『俺物語!!』でつながりができた日本テレビの『ちはやふる』を持ってくる、など色々と想像は広がった。
 しかし、実際に『黒子のバスケ』の後番組となったのは、『スラムダンク』だった。狙ったのかどうかはわからないが、週刊少年ジャンプ連載のバスケ物が連続してきたことになる。

 と、言うわけでテレビ愛知に、1996年3月で枠が終了した「まんがのくに」以来、19年と4ヶ月ぶりに平日帯のアニメ再放送枠が戻ってきたわけで、実にめでたい。これも、この時間帯がローカル編成になっていたからこそ実現したわけだが、平日夕方のローカル枠となるとローカルニュースやワイド番組を編成したがる昨今、あえて今アニメ再放送という選択肢を選んだテレビ愛知には、大きな拍手を送りたい。
 ちなみに、テレビ東京系列局が6局ある中で、テレビ北海道とテレビ大阪はすでにこの時間帯にアニメ再放送枠を編成しており、テレビ愛知は3番目と言うことになる。また、TVQ九州放送は水曜日に『美少女戦士セーラームーンCrystal』、木曜日に『妖怪ウオッチ』再放送を編成しており、一応アニメ枠としても使っていることにはなる。

 『スラムダンク』は全101話なので単純計算で25週と1日、約半年にわたって放送が続くことになるが、この後いったいどんな作品が登場するのか、興味は尽きない。バスケつながりで『ダッシュ勝平』が来たら笑うが、これは「まんがのくに」で放送済みでもあるし、まあないだろうな。ほかに、バスケのアニメってあっただろうか。
 まあ、何もバスケ物にこだわる必要はないのだから、テレビ愛知にはぜひともこれからも名作アニメを続々と放映していただきたい。今の子供たちが観たって、新作アニメとなんら遜色はないはずだから。

 最後に、放映地域外の方のために「トワイライト★アニメ」のOP・EDタイトルをご紹介。さすがに、地デジ時代なのでHD画質になっている。







 ちゃんと、ENDタイトルの方が暗くなっているあたり、けっこう芸が細かい。


 なお、「まんがのくに」については、私のサイト「はなバルーン倶楽部」の「東海地方アニメデータ集」で取り上げているので、詳しくはそちらを参照されたい。
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さらば、「特選アニメ劇場」

 東海テレビ平日夕方のアニメ再放送枠「特選アニメ劇場」が、今年4月から金曜日のみの放送に大幅縮小された事は以前に取り上げた
 4月の時点で、このままだと近い将来にはこの枠自体が消滅してしまうのではないかと危惧していたのだが、来るべき時が来てしまった。今月から『ONE PIECE』がキー局のフジテレビと同時ネットになったのに伴い、9月いっぱいで「特選アニメ劇場」は金曜日の放送もなくなり、夕方枠はドラマの再放送のみになってしまった。


 この夕方枠に「特選アニメ劇場」のタイトルが付いたのは、いつだったのだろう。少なくとも、『ゲゲゲの鬼太郎』(第4作)を放映していた1996年には、すでに「特選アニメ劇場」の枠タイトルも表示されていた。1995年以前の情報がないので断言は出来ないが、平日16時台のアニメ再放送は1970年代から延々と続いてきたから、その頃からずっと「特選アニメ劇場」だったのだろうか。昔は「アニメ」よりも「テレビまんが」の方が通りがよかったので、もっと後から付いたのかもしれないが。

 また、日曜9時台が1時間丸々フジと同時ネットになったのも、以前のあの時間帯を知る者としては、驚きだ。なにしろ、わざわざ「世界名作劇場」の再放送をやっておいて、キー局で放送しているアニメや特撮番組は異時ネットにしていたのだから。この異時ネットには、遅れ放送であるという点はもちろんの事ながら、作品によっては途中の話数をとばされてしまうと言う大きな問題があったので、同時ネット化して欲しいとずっと思っていた。
 皮肉にも、完全同時ネットとなった現在は、放映中の『トリコ』『ONE PIECE』の両方ともに観ていないので、あまりありがたみは感じられないのだが、今後も同時ネットのままでこの枠が続くのであれば、いつか「同時ネットでよかった」と思う日も来るだろう。

 なお、9月までに再放送を行っていた『DRAGON BALL KAI』は、ナメック星編の最終回1話前、第53話で打ちきりとなってしまったので、ナメック星が爆発したところで終わってしまった。よりによって、原作者の地元の再放送でこの仕打ちは、あんまりだ。せめて、あと1話あればきりのいいところで終わったのに、何とか都合をつける事は出来なかったのだろうか。


 と言うわけで、これで東海テレビでは全日帯アニメはすべてフジと同時ネットになった。めでたしめでたし…と思ったら、今度は中京テレビで全日帯アニメの遅れ放送が発生した。2度目のアニメ化となる『HUNTER×HUNTER』だ。中京テレビでは10月19日深夜スタートなので、これを書いている時点ではまだ始まっていない。

 思い返せば、フジテレビ系で放送された第1作(こちらはメインタイトルがカタカナの『ハンター×ハンター』)も、土曜18時30分のローカル枠での放映だった。東海テレビではこの時間帯にローカル番組を入れていたので、『ハンター×ハンター』は「特選アニメ劇場」枠内で放送して、『∀ガンダム』ともども、しょっちゅう時間帯が変わっていたのをよく覚えている。
 とは言え、フジテレビ版では何社かスポンサーは付いていたのだが、今回はキー局の日本テレビですらノンスポンサーだったそうなので、中京テレビも同様なのだろう。週刊少年ジャンプの人気作が、このような形でしか放映できないとは、厳しい時代になったものだ。


 ともかく、特選アニメ劇場には長い間色々なアニメで楽しませてくれてありがとうと言いたい。こんな形で終わってしまった以上、もう復活はないのだろう。本当に寂しい。
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夕方アニメ再放送、最後の砦が

 24日に発売された月刊テレビ誌各誌で春の番組改編をチェックしたら、ショッキングな事が明らかになった。

 東海テレビでは、毎週月~金曜日の15時59分~16時30分に再放送を中心としたアニメ枠「特選アニメ劇場」を放送しており、その後はドラマ再放送枠「ヤングドラマセレクション」(16時30分~17時30分)、「FNNスーパーニュース」(17時30分~19時)と続くのだが、4月からは「FNNスーパーニュース」が16時51分からのスタートに拡大され、それに伴って「特選アニメ劇場」は金曜日15時51分~16時51分に週一回のみの放送になってしまうのだ。
 3月までの「特選アニメ劇場」は、月~水曜日が『ONE PIECE』(再放送)、木曜日が『DRAGON BALL KAI』(再放送)、金曜日が『ONE PIECE』(本放送)と言うラインナップだが、4月以降は15時51分~16時21分が作品未定(おそらく再放送)、16時21分~16時51分が「ONE PIECE」(本放送)が予定されている。
 つまり、一応はアニメ再放送枠は残るのだが週一回になってしまうので、「平日夕方帯のアニメ再放送枠」としては、東海地区から消滅してしまうことになる。1990年代半ばまでに、各局がニュース枠を拡大してアニメ再放送枠を潰してきた中で「特選アニメ劇場」だけは今に至るまで続いてきただけに、今回の改編はショックだ。

 ここからは懐古モードに入ってしまうが、私が子供だった1980年代の夕方は、在名各局の夕方は毎日アニメの再放送であふれていた。名古屋テレビはシンエイ藤子アニメを流しまくり、中京テレビは『ルパン三世』や『CITY HUNTER』がお馴染みの作品で、テレビ愛知の「まんがのくに」はテレ東作品を含めてちょっと渋めのラインナップが並ぶなど、各局それぞれの個性もあって、どれを観るかよく迷ったものだった。
 そんな夕方のアニメ再放送が、ほぼ消滅してしまうことになろうとは、20年前には全く思いもよらないことだった。今は、古いアニメを観たいのであれば地上波に頼らなくてもBSやCSがあるし、録画機器も便利になって「子供が夕方にリアルタイムで観る」ことにこだわる必要もなくなっているなど、色々と理由はあるのだろうが、昔の隆盛を知っている身からすると、実に寂しい。

 もっとも、これは関東や関西の局が辿ってきた道でもある。関東キー局&関西準キー局ではとっくの昔に平日夕方のアニメ再放送枠はなくなっている。その代わりに、関東では独立局が頑張っているので、東海地区とは事情が異なるのだが。関西にしても、サンテレビやKBS京都は朝にアニメ再放送枠を設けているので、地上波で旧作アニメに接する機会は、少なくとも東海地区よりは多いだろう。
 東海地区の場合は、平日夕方に限らなくても、4月に始まるローカル枠での旧作アニメ再放送はテレビ愛知の『ハクション大魔王』(土曜日7時~7時30分予定)くらいしかない。三重テレビの「Hero・Robotロボットインパクト」枠も『銀河漂流バイファム』終了以降に次作のアナウンスはなく、第2弾があるのかどうかまだ分からない。テレビ愛知平日17時30分~18時の枠ではいくつか再放送が行われているが、これはテレ東系全国ネットなので、ここでは触れないでおく。


 と、なんだかグチグチと辛気くさい文章になってしまったが、とにかく「特選アニメ劇場」の大幅縮小は非常に残念だ。完全になくなりはしなかったのが唯一の救いだが。今後この枠がどうなるか、注意して見守っていきたい。個人的には中途半端に止まったままの『ゲゲゲの鬼太郎』(第5作)再放送を再開して欲しいところだが、しばらくは『DRAGON BALL KAI』を続けそうだな。
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東北・関東大震災と東海地区アニメ放映状況

 約2週間ぶりのブログ更新。今回のような未曾有の大災害が起こってしまうと、たとえ被災地に住んでいなくても、色々と思うところがあって「ブログを更新している場合じゃない」と言う気分になってしまう。
 ともかく、今回の東北・関東大震災で亡くなられた方のご冥福と、一刻も早い被災地の復興をお祈りします。


 さて、震災当日から一週間ほどは、テレビの編成が当日になってもコロコロと変わっている状況で、アニメがどうこうという以前にテレビ局自体が非常に混乱した状況なのが伝わってきた。そこで、記憶が新しいうちに、自分の視聴できる範囲で震災による地上波テレビアニメの中止や延期の情報をまとめておく。今後、震災を振り返るにあたって、何らかの資料にはなるかも知れない。とは言え、基本的に、自分が観ている番組だけを取り上げるので、その点はご了承下さい。
 なお、作品タイトルの後に★マークが付いている番組は、キー局と同時ネット。



○NHK教育
・3/12(土)『バクマン。』★→休止、一週繰り下げで3/19に放送

○名古屋テレビ
・3/11(金)『ドラえもん』★→休止、3/25に振り替え放送予定
・3/13(日)『スイートプリキュア♪』★→休止、一週繰り下げで3/20に放送
・3/18(金)『ドラえもん』特番★→前半ノンスポンサー、後半一社のみ提供あり

○CBC
・3/16(水)『魔法少女 まどか☆マギカ』→休止、3/23も休止予定
・3/17(木)『インフィニット・ストラトス』→休止、一週繰り下げで3/24に放送予定

○東海テレビ
・3/13(日)『DRAGON BALL KAI』★→休止、一週繰り下げで3/20に放送
・3/17(木)『フラクタル』→放映時間を繰り上げて放送

○中京テレビ
・3/11(金)『君に届け SECOND SEASON』→休止、一週繰り下げで3/18に放送

○テレビ愛知
・3/12(土)『テガミバチ REVERSE』★→通常枠で放送、L字と日本列島表示あり
・3/14(月)『GOSICK -ゴシック-』→通常枠で放送、テレ東が3/18に休止した回なので最速放送、次週3/21は休止予定
・3/15(火)『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 』→休止、振り替え放送無しで次週は第11話を放送予定
・3/15(火)『フリージング』→通常枠で放送、次週3/22は休止予定
・3/16(水)『レベルE』→通常枠で放送
・3/16(水)『Rio -RainbowGate!-』→通常枠で放送、スポンサーは一社のみ



 とりあえず、震災発生から一週間以内の状況は、こんなところだ。
 当然と言うべきか、深夜も含めて真っ先に通常放送を行ったのはテレビ愛知だった。スポンサーの有無は番組によって異なり、また詳細は未確認だが地域によっても異なる場合があるようだ。
 テレビ愛知とは逆に、CBCはなかなか深夜アニメが復活しない。現時点でEPGを見る限りでは『魔法少女まどか☆マギカ』以外の番組は今週から再開するようだが、そうなると『まどか』だけが休止のままというのは解せない。MBSはすでに10話を放送済みだから、キー局を追い抜くと言うこともないのだが。どうなっているのか気になるところではある。


 それにしても、被災地の状況を見るにつれて、テレビアニメ放送の有無で一喜一憂できるというのは非常に恵まれた生活なのだと思い知らされる。被災された方々の生活が早く安定して、テレビを観て楽しめる生活が送れるようになることを願います。
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2010年冬の東海地区アニメ新番組予告事情

 いよいよ、CBCでは今夜から『ひだまりスケッチ×☆☆☆』が始まる。
 先週の『けんぷファー』最終回ではTBSと同じ予告にCBCでの放映日時をテロップで被せて告知していたが、ここに重大な罠がある。





 このように「ごらんのチャンネル1月14日(木)深夜2時30分からお送りします」と出ているが、実際には今夜は5分押しで2時35分からの放映なので、手動で録画予約する人(自分を含む)は要注意だ。これは先週の時点でわかっていたはずなのに、こんな間違いをするとはCBCも迂闊な局だ。
 それにしても、1年前まではCBCで深夜アニメの新番組予告を流す時は、TBSの日時を隠す形でCBCの放映日時を被せていたが、昨年4月期開始の番組からは上の画像のようなテロップだけになった。面倒くさくなったのか、それとも担当者が変わったのか。いずれにせよ日時の隠し方にCBCの苦心が見て取れただけに、単にテロップですませるようになったのは、ちょっと残念だ。


 とは言え、CBCはテロップだけでも自局の放映日時を出すだけ、まだやる気があるのかも知れない。
 テレビ愛知は、せっかく放映日時の入っていない予告素材があるのに、最近は開始日時を入れないままで流す事が多く、全くやる気が感じられない。たとえば、こんな感じだ。





 おそらく、他の局では画面下部に「○月○日○時○分よりスタート」と言った感じで放映開始日時の告知が入ったのだろう。テレビ愛知も、昔はそうやっていたはずだが、いつの間にか日時無しの素材を垂れ流すようになってしまった。枠は変わらないから入れなくても分かるだろう、と言う事なのだろうか。
 ただ、局出しのテロップではなく、放送素材の段階ですでにテレビ愛知用の日時が入っている場合もまれにある。今期では『バカとテストと召還獣』が、それにあたる。





 この番組は、地上波ではテレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪の3局でしか放映しないから、3局それぞれの日時を入れた予告を製作側で用意したのだろう。さらにレアなケースとしては、予告ナレーションでテレビ愛知の開始日時が読み上げられる事も過去にはあったが、今期開始の作品ではそのような例はなかった。
 ともかく、新番組予告の扱いは、現時点ではCBC>テレビ愛知だと思う。それ以外の局に関しては、最近は深夜アニメの新番組予告を流す事自体がほぼないので、何とも言えない。この2局以外で、深夜で固定した枠と言えるのは東海テレビのノイタミナ枠くらいか。これは5年以上も同じ枠で続いているが、新番組予告が流れたのは最初の1年くらいで、しかも一枚絵のみだった。これでは面白味がない。


 繰り返すが、今夜のCBC『ひだまりスケッチ×☆☆☆』は2時35分からなので、お間違えの無きようご注意を。そして、来週からは2時に開始が繰り上がるので、更に要注意だ。
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年末年始のテレビチェック・2010年東海版

 普段は、テレビ番組表の確認はネットで済ませているのだが、年末年始は編成が大幅に変更になって特番もたくさん入る。なので、やむを得ず今月は月刊テレビ雑誌を買ってきた。これで、少なくとも年内の放送枠変更については大体対応できるだろう。年明けは、「都合により未定」枠があったり、後から番組表自体が変わったりする事があるので、参考程度にみておくべきか。


 とりあえず、番組の変更や特別編成で個人的な注意点を挙げておこう。


・CBCは来週から特別編成で二週間深夜アニメは休み。水曜深夜の2本は、年明けに2話連続放映がある。
・テレビ愛知『夏のあらし! 春夏冬中』は最終回のみ月曜日に放映。自分が観ている範囲では、これ以外の番組は曜日変更は無し。また『ジュエルペット』は1月3日のみ10時30からの放送。
・東海テレビでは夏休みに引き続き『ゲゲゲの鬼太郎』の再放送あり。今回はほぼ穴埋めな不定期放送で、年内は23・28・29・30日、年明けは6・7日に放映予定。それぞれ時間が違う。
・中京テレビ『君に届け』は年明けより水曜深夜に移動。初回は1月6日の第10話。番組最後の「キミトド」コーナーで「やらかしてしまった」回なので、コーナーの放送がどうなるか要注目。


 と、地上波に関してはこんなところか。
 他にも、年をまたいで来年も続く番組は休止をはさむものがあるが、いちいち書いていたらきりがない。レコーダーの毎週録画設定はそのまま放ったらかしで問題ないだろう。
 年末年始は色々な特番がある割に、東海地区ではアニメ特番はほとんどないのが残念だ。ローカルでは三重テレビが元旦にOVA版(多分)の「GATCHAMAN」をやるくらいか。あとは、テレビ愛知が「冬のお楽しみ劇場」として『フランダースの犬』を再放送しているが、個人的には「年末」に合うイメージの作品と思っているので、年が明けておめでたい中で放映されるのはちょっと違和感がある。


 それにしても、年明けの深夜テレビ欄を見ると、しみじみ「アニメが減ったなあ」と思ってしまう。あのテレビ愛知ですら、週に6本しか放映しないのだから、これは相当の激減だ。東海地区全体でも地上波民放の深夜アニメは12本しかない。
 新作アニメが減ったのは東海地区だけでなく、関東でも関西でも減少傾向には変わりはない。まあ、今までみたいに週に20本も深夜アニメをやっていたのが異常だったのかも知れない。個人的には、年明けの来期くらいの本数だとチェックするのにちょうどいい。アニメを視聴する時間が減った分、他に自分にとって有益な事をする時間が増えるのだから、いい事だ。時間は、有限なのだから。
 BSを入れれば「名古屋とばし」の作品も観られるが、しつこく書いているようにまだ受信環境を整えていない。だが、地デジへの対応も含めて、そろそろデジタル受信環境を真剣に考える時期にきているようだ。いつまでも両端が微妙に切れた状態で『ドラえもん』を観ているのも気持ちが悪い。年の暮れに、そんな事を考えてしまった。
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2009年夏の東海地区アニメ事情

 昨日、一日かけてRDのハードディスク初期化作業を行った。使い始めてから2年以上経つので、一度きれいにしておきたかったのだ。
 保存する番組と未見の番組をDVD-RAMに移して、HDD上には消していい番組だけにした上で初期化したのだが、DVD-RAMへの待避に丸一日かかってしまった。これで、かなり進んでいたであろうHDDの断片化も解消されたから、また安心して使う事が出来る。あとの問題は、DVDドライブがいつまで保つかだな。一応、予備が一台あるが、今のドライブを出来るだけ長く使いたい。2011年、アナログ停波のギリギリまでは使うのだから。



 さて、ここのところ東海地区のアニメ放映事情について書いていなかった。画面に「アナログ」表示が出るようになった時以来だ。今回は、久しぶりに東海地区アニメ放映の現状を取り上げる。

 まずは、各局の放映状況と曜日ごとの本数だが、7月に入って久々にテレビ愛知が勢いを取り戻してきた。4月期には1本しかなかった火曜深夜にアニメ枠が2本増えて、1時間半の3本立てとなり、深夜アニメ放映本数の合計も12本に増えた。
 火曜日は三重テレビもアニメ枠を新設(厳密に言えば、今年3月まであった『空を見上げる(以下略)』枠の復活)したので、火曜日が水・木曜日に次ぐアニメ過密曜日になった。

 テレビ愛知の火曜深夜枠は『【懺・】さよなら絶望先生』『宙のまにまに』『化物語』の3本なので、間に30分挟んでシャフト制作・新房昭之監督作品が立て続けに放映されている。メインスタッフが共通している上に主演声優も同じなので、リアルタイムで観ると胸焼けを起こしそうだ。
 さすがにこんな編成をしているのはテレビ愛知だけだろう…と思って調べてみたら、テレビ埼玉が日曜24時から『化物語』、25時から『懺・絶望』なので、順番は逆だがテレビ愛知とほぼ同じ状況だ。何とかならなかったのか。

 月曜日は、3月まではテレビ愛知に3枠あったのだが、そのうちスタチャの2本を火曜日と水曜日に分散させて、その後にスポンサー付きの非アニメ番組が入った。7月になっても状況は変わらず、月曜の深夜アニメはテレビ愛知『咲 -saki-』と中京テレビ『プリンセスラバー!』の2本のみだ。
 その反面、水・木曜は各7本と、過密状況が続いている。以前から何度もしつこく書いているが、明らかに水・木曜日に深夜アニメが偏りすぎだ。一番ひどい時には、おなじ会社が製作した(=スポンサーも同じ)作品同士が裏番組になっていた事さえあった。全く深夜アニメのない土・日曜日に分散させればいいのに、なぜ東海地方の局は水・木曜にこだわるのだろう。

 世の中は不景気で、深夜アニメの本数もピークの2006~2007年あたりと比べると減っているが、それでも週に20本以上やっているのだから、まだまだメーカーはアニメで儲ける気が満々なのだろう。
 ただ、DVD売り上げ状況などを見ていると、商売としてペイしたのかどうか心配になるような売れ行きの作品も多い。私も「ぜひDVD(今後はBDか)を買いたい!」と思うような作品は、1クールに1本あるかないかだ。
 今期は『涼宮ハルヒの憂鬱』が、そうなりそうだったのだが、「エンドレスエイト」のあまりのエンドレスっぷりにDVDを買う気はなくなってしまった。私は原作既読なので覚悟は出来ているが、あそこまで引っ張って原作通りのオチでは、原作未読の視聴者が怒り出さないかと心配だ。



 ここで、今期の視聴リストを載せておこう。
 思えば、これも最近はご無沙汰だった。


(日曜日)
 ・しゅごキャラ!!どきっ(テレビ愛知)
 ・DRAGON BALL KAI(東海テレビ)
 ・ジュエルペット(テレビ愛知)

(月曜日)

 ・咲 -saki-(テレビ愛知)
 ・プリンセスラバー!(中京テレビ)

(火曜日)

 ・【懺・】さよなら絶望先生(テレビ愛知)
 ・宙のまにまに(テレビ愛知)
 ・化物語(テレビ愛知)
 ・涼宮ハルヒの憂鬱(名古屋テレビ)

(水曜日)
 ・かなめも(テレビ愛知)
 ・狼と香辛料II(テレビ愛知)
 ・バスカッシュ!(CBC)

(木曜日)
 ・ファイト一発! 充電ちゃん!!(AT-X)
 ・大正野球娘。(CBC)
 ・東京マグニチュード8.0(東海テレビ)

(金曜日)
 ・ドラえもん(名古屋テレビ)
 ・戦場のヴァルキュリア(CBC)

(土曜日)
 ・真マジンガー 衝撃!Z編(テレビ愛知)



 以上、18本。4月期に比べると幾分増えた。今年は、4月期よりむしろ7月期に面白くなりそうな作品が多い気がする。

 『大正野球娘。』は『光と水のダフネ』の池端隆史監督作品なので期待していたが、第1話はいい感じだった。小梅の東京節がくせになって、何度も繰り返し観て(聴いて)しまう。2話以降が楽しみだ。そう言えば、『ダフネ』もCBCの木曜深夜放送だった。ただ、『ダフネ』が最速だったのに対して、『大正野球娘。』は2週遅れで地上波で一番遅いと言う違いがあるが。
 『【懺・】さよなら絶望先生』『狼と香辛料II』などの続編物も、これまで同様に楽しめる。『絶望』は、1話の絵描き歌でいきなり画伯を使ってしまうのはもったいない…と思ったら、2話ではまさかのアスミス登場。マ太郎の友達役とは予想外だった。ひだまりの「らすちゃん画伯」は健在ですな。
 全くの新番組では『化物語』の独特の雰囲気がなかなかいい。はたして戦場ヶ原ひたぎは「ツンデレ」と呼んでいいものだろうか。『東京マグニチュード8.0』は、東京での大震災と言う設定でどんな話が展開するのかが楽しみだ。不謹慎かも知れないが、このような「災害もの」での、パニック状況や人間の心理描写は、画面越しの「他人事」であるだけに面白い。


 新作アニメの視聴本数が増えたが、旧作については『ミクロイドS』の終了で東映チャンネルに観たい作品がなくなり、7月でひとまず解約したので、一週間のアニメ視聴時間はそんなに変わらない。
 『鉄腕アトム』カラー版は、週1話のペースで現在も視聴続行中。第37話まで観終わった。このあとに控えているエピソードでは、「ブラックルックス」が楽しみだ。「世の中にただひとついこいの場所があるとすれば…」のナレーションが、ちゃんと入っているといいのだが。



 と、このように、このブログでは最近あまり触れていなかったが、新作アニメもきちんと楽しんで観ているので、ご心配なく(?)。

 最後に、今期登場したテレビ愛知の新規制について触れておこう。
 『宙のまにまに』『化物語』では、自転車二人乗りのシーンで「法律違反ですが、原作を尊重しています」とのテロップが出る。『化物語』は2話連続だし、『宙のまにまに』では第2話の中だけで4回もテロップを出す徹底ぶり。



こんなテロップが4回も出た


 この2作品は製作会社が異なるから、おそらくテレビ愛知の要請でテロップが入れられたのだろう。いくら何でも過敏すぎはしないか。二人乗りでいちいちお断りを出すのなら、「エンドレスエイト」でも毎回テロップを入れなくてはいけないだろう。さすがに名古屋テレビは気にしてはいないらしく、そんな事にはなっていないが。
 『化物語』2話でお色気関係の規制はなくなったと思って安心していたのに、まさかこんな落とし穴があるとは。どうも、テレビ愛知は規制からは逃れられないようだ。
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