5月3日から5日まで、連休を利用して藤子不二雄両先生のふるさと・高岡と氷見へ行ってきた。
昨年のこの時期にも行っているので、約一年ぶりの訪問だ。
3日は、10時42分発の特急サンダーバードに乗って金沢経由で新高岡へ。本当は、もう少し早い時間に出かけたかったのだが、席が取れなかった。やはり、ゴールデンウィークの列車は競争率が高い。
新高岡を経て、バスで高岡駅前に着いたのが14時前。やはり、けっこう時間がかかる。
この日は、まず藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへ。ここでは、企画展「ピンチ・トラブル・ハプニング!!」をやっていた。ふるさとギャラリーは藤子・F・不二雄ミュージアムに比べると規模の小さい施設だが、ここでしか見られない原画があるので、訪れる意味は大いにある。今回の展示では『ドラえもん』の「七時に何かが起きる」の原画などが展示されていた。
また、前回の訪問ですでに見てはいるが、子供時代の習作「妖怪島」などもまた見てきた。藤本先生の中学生時代の作品とあって、色々とやりたい放題で興味深い。
さらに、ふるさとギャラリーでは藤子・F・不二雄ミュージアムのFシアターで公開された作品が遅れて流されているが、今回はまだ観ていなかった「ウメ星デンカ&ドラえもん パンパロパンのスッパッパ!」を観ることができたので、運がよかった。この作品、デンカ達や中村家は出てくるものの太郎くんは登場せず、代わりにドラえもんが常識的なことを言う役になっているのが面白い。
ふるさとギャラリーを出たあとは、かなり久しぶりに高岡古城公園へ。特に目新しいものはないが、絵筆塔など藤子先生ゆかりの場所を訪れ、その雰囲気を楽しんだ。
4日は、氷見線に乗って氷見へ。
ここでの最大の目的は、昨年亡くなられた藤子不二雄A先生のお墓参りだ。他に、まんがロードに新たに設置されたモニュメントも目当ての一つだった。
氷見駅に降り立ち、まんがロードを通って光禅寺へ。その途中で、新たに設置された「黒ベエ」「ウルトラB」「ビリ犬」「パラソルヘンべえ」のモニュメントを発見した。特に「黒ベエ」は「黒ベエのシャドウ・サプライズ」という一風変わった形になっており、面白かった。ただ、この新設置の4体のうち、「黒ベエ」だけはアニメ化されておらず(厳密に言えば、キャラを喪黒福造に入れ替えて『笑ゥせぇるすまん』でアニメ化されているが)、知名度的には厳しいのではないかと思うが。実際、地元氷見の人でもどれくらいが「黒ベエ」を知っているのだろうか。
そして、光禅寺で藤子不二雄A先生のお墓参り。
実は、お墓の場所を知らずに行ったのだが、それほど大きな墓場ではないので、すぐに見つかるのではないかと思っていた。しかし、意に反してなかなか見つからず、ほぼ墓場の隅から隅まで見回ることになってしまった。
そうして、やっと安孫子先生のお墓を発見したので、無事にお参りすることができた。ここのお墓は「○○家」と大きく書かれているものが多いのだが、安孫子先生のお墓はそうではなく、手がかりは横に書かれている「平成四年三月建立 安孫子素雄」の文字だけ。そのため、余計に探すのに時間がかかってしまった。
安孫子先生のお墓に手を合わせて、胸に去来するものが色々とあった。安孫子先生のお墓は光禅寺にあると聞いてから、一度お参りしなければと思っていたが、亡くなられてから約一年一ヵ月で、やっとそれを果たすことができた。
この日は他に、氷見市潮風ギャラリーなどを訪れた。ここも特に目新しい展示などはなかったが、ちょっと気になったのは2階の「まんが図書館」に、いくつか本が追加されていた(と、思う)こと。中公コミック・スーリの『笑ゥせぇるすまん』帯付き初版などは、前になかったはずだ。誰かが寄贈でもしたのだろうか。
昼は、氷見漁港の魚市場食堂で食べようと思ったのだが、11時過ぎに行ってみると「8時間待ち」の文字が。いくら連休とは言え、混みすぎだ。結局、少し離れた氷見市漁業文化交流センターにある姉妹店の岸壁食堂へ行って食べた。こちらも、私が行った頃はまだよかったが、その後激しく混んできたので連休恐るべしだ。
夜になり、時間に余裕があったので、高岡に戻って鉄道で富山まで足を伸ばした。
以前に富山で訪れた、まるで秘密基地のようなブックオフ富山山室店が閉店して、その後継店が富山駅前に出店したというので、ちょっと気になっていたのだ。
その店はブックオフマリエとやま店で、富山駅前の商業ビル「マリエとやま」の5階に店を出している。正直なところ普通のブックオフという感じで、特に面白味はなかった。以前の店と比べて、富山駅からすぐなので行きやすくなった点は、評価できるか。
5日は、高岡市立中央図書館へ。
ここは、『ドラえもん』ほぼ全話の初出誌コピーが揃っているので、初出誌に準ずるものとして初出データを調査してきた。と言っても、とにかく話数が多いので、けっこう疲れる。1時間を過ぎたところでこの日は終了した。やろうと思えばまだやれたのだが、『小学三年生』掲載分の製本にミスがあるようだったので、それをあらためて確認する必要もあったためだ。
バスで新高岡へと向かい、11時32分出発の北陸新幹線に乗って大阪へ。あとは帰宅するだけと思って列車内でのんびりしていたのだが、京都を過ぎるか過ぎないかのところでradikoを聴いていたら「緊急地震速報」が鳴って、びっくりした。聞くと、石川県能登地方で最大震度6の地震とのこと。言うまでもなく、先ほどまでいた富山県の隣の県で、鉄道で通ってきたばかりのところだ。もし、もう少し新高岡を出る時間が遅ければ、鉄道の運転取りやめが発生していたかもしれない。それを考えると、タイミングがよかった。
ともかく、地震による影響は私にはなかったので、無事に帰宅することができた。
三日間の遠征でさすがに疲れたが、楽しかった。安孫子先生のお墓参りを済ませることができたのもよかった。またいつか高岡・氷見へは行こう。
昨年のこの時期にも行っているので、約一年ぶりの訪問だ。
3日は、10時42分発の特急サンダーバードに乗って金沢経由で新高岡へ。本当は、もう少し早い時間に出かけたかったのだが、席が取れなかった。やはり、ゴールデンウィークの列車は競争率が高い。
新高岡を経て、バスで高岡駅前に着いたのが14時前。やはり、けっこう時間がかかる。
この日は、まず藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへ。ここでは、企画展「ピンチ・トラブル・ハプニング!!」をやっていた。ふるさとギャラリーは藤子・F・不二雄ミュージアムに比べると規模の小さい施設だが、ここでしか見られない原画があるので、訪れる意味は大いにある。今回の展示では『ドラえもん』の「七時に何かが起きる」の原画などが展示されていた。
また、前回の訪問ですでに見てはいるが、子供時代の習作「妖怪島」などもまた見てきた。藤本先生の中学生時代の作品とあって、色々とやりたい放題で興味深い。
さらに、ふるさとギャラリーでは藤子・F・不二雄ミュージアムのFシアターで公開された作品が遅れて流されているが、今回はまだ観ていなかった「ウメ星デンカ&ドラえもん パンパロパンのスッパッパ!」を観ることができたので、運がよかった。この作品、デンカ達や中村家は出てくるものの太郎くんは登場せず、代わりにドラえもんが常識的なことを言う役になっているのが面白い。
ふるさとギャラリーを出たあとは、かなり久しぶりに高岡古城公園へ。特に目新しいものはないが、絵筆塔など藤子先生ゆかりの場所を訪れ、その雰囲気を楽しんだ。
4日は、氷見線に乗って氷見へ。
ここでの最大の目的は、昨年亡くなられた藤子不二雄A先生のお墓参りだ。他に、まんがロードに新たに設置されたモニュメントも目当ての一つだった。
氷見駅に降り立ち、まんがロードを通って光禅寺へ。その途中で、新たに設置された「黒ベエ」「ウルトラB」「ビリ犬」「パラソルヘンべえ」のモニュメントを発見した。特に「黒ベエ」は「黒ベエのシャドウ・サプライズ」という一風変わった形になっており、面白かった。ただ、この新設置の4体のうち、「黒ベエ」だけはアニメ化されておらず(厳密に言えば、キャラを喪黒福造に入れ替えて『笑ゥせぇるすまん』でアニメ化されているが)、知名度的には厳しいのではないかと思うが。実際、地元氷見の人でもどれくらいが「黒ベエ」を知っているのだろうか。
そして、光禅寺で藤子不二雄A先生のお墓参り。
実は、お墓の場所を知らずに行ったのだが、それほど大きな墓場ではないので、すぐに見つかるのではないかと思っていた。しかし、意に反してなかなか見つからず、ほぼ墓場の隅から隅まで見回ることになってしまった。
そうして、やっと安孫子先生のお墓を発見したので、無事にお参りすることができた。ここのお墓は「○○家」と大きく書かれているものが多いのだが、安孫子先生のお墓はそうではなく、手がかりは横に書かれている「平成四年三月建立 安孫子素雄」の文字だけ。そのため、余計に探すのに時間がかかってしまった。
安孫子先生のお墓に手を合わせて、胸に去来するものが色々とあった。安孫子先生のお墓は光禅寺にあると聞いてから、一度お参りしなければと思っていたが、亡くなられてから約一年一ヵ月で、やっとそれを果たすことができた。
この日は他に、氷見市潮風ギャラリーなどを訪れた。ここも特に目新しい展示などはなかったが、ちょっと気になったのは2階の「まんが図書館」に、いくつか本が追加されていた(と、思う)こと。中公コミック・スーリの『笑ゥせぇるすまん』帯付き初版などは、前になかったはずだ。誰かが寄贈でもしたのだろうか。
昼は、氷見漁港の魚市場食堂で食べようと思ったのだが、11時過ぎに行ってみると「8時間待ち」の文字が。いくら連休とは言え、混みすぎだ。結局、少し離れた氷見市漁業文化交流センターにある姉妹店の岸壁食堂へ行って食べた。こちらも、私が行った頃はまだよかったが、その後激しく混んできたので連休恐るべしだ。
夜になり、時間に余裕があったので、高岡に戻って鉄道で富山まで足を伸ばした。
以前に富山で訪れた、まるで秘密基地のようなブックオフ富山山室店が閉店して、その後継店が富山駅前に出店したというので、ちょっと気になっていたのだ。
その店はブックオフマリエとやま店で、富山駅前の商業ビル「マリエとやま」の5階に店を出している。正直なところ普通のブックオフという感じで、特に面白味はなかった。以前の店と比べて、富山駅からすぐなので行きやすくなった点は、評価できるか。
5日は、高岡市立中央図書館へ。
ここは、『ドラえもん』ほぼ全話の初出誌コピーが揃っているので、初出誌に準ずるものとして初出データを調査してきた。と言っても、とにかく話数が多いので、けっこう疲れる。1時間を過ぎたところでこの日は終了した。やろうと思えばまだやれたのだが、『小学三年生』掲載分の製本にミスがあるようだったので、それをあらためて確認する必要もあったためだ。
バスで新高岡へと向かい、11時32分出発の北陸新幹線に乗って大阪へ。あとは帰宅するだけと思って列車内でのんびりしていたのだが、京都を過ぎるか過ぎないかのところでradikoを聴いていたら「緊急地震速報」が鳴って、びっくりした。聞くと、石川県能登地方で最大震度6の地震とのこと。言うまでもなく、先ほどまでいた富山県の隣の県で、鉄道で通ってきたばかりのところだ。もし、もう少し新高岡を出る時間が遅ければ、鉄道の運転取りやめが発生していたかもしれない。それを考えると、タイミングがよかった。
ともかく、地震による影響は私にはなかったので、無事に帰宅することができた。
三日間の遠征でさすがに疲れたが、楽しかった。安孫子先生のお墓参りを済ませることができたのもよかった。またいつか高岡・氷見へは行こう。