藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)
はなバルーンblog
秋葉原と椎名町
11月18日に「超ひだまつり」に行った事は既に書いたが、今回は日帰りではなく前日から東京入りして、二日間を東京・横浜で過ごした。
少し遅くなったが、「超ひだまつり」以外についても書いておく。
まず、17日は新幹線で11時頃に東京入りして、そのまま秋葉原に行って12時に銀河満月さんと駅前で待ち合わせ。
今回は、17日については事前にほとんど予定を立てておらず、せいぜい中野ブロードウェイくらいは寄っておこうと考えていた程度だった。そこで、せっかく東京に行くのだからと銀河満月さんに声をおかけして、この日にお会いする事になったのだった。
すでに、銀河満月さんもブログに書かれているが、今回も色々と話をして日が暮れたのだが、主に「ゲゲゲの鬼太郎」の話題が中心だった。元々、お互い藤子ファンとしての縁で知り合ったのだが、最近は「ドラえもん」をはじめとして藤子関連で明るい話をしにくい状況で、大部分が鬼太郎の話になってしまった。
何しろ、「鬼太郎」は現在アニメ第5作が放映中だし、二人とも予約した第4作のDVD-BOX発売も直前にせまり、来年は元祖・鬼太郎と言うべき「墓場鬼太郎」の放映も控え、さらにアニメ効果で原作単行本も色々出るなど話題には事欠かないし、何より明るい話題が多いので、話していて楽しい。
結局、最初に入った喫茶店で3時間近く話し込んでしまった。
その後は、二人で秋葉原の店を色々と回っているうちに、日が暮れてしまった。
結局、銀河満月さんには18時近くまで付き合っていただいた。普段は藤子話以上にする機会のない鬼太郎話をたくさん出来て、非常に楽しい一日だった。本当に、ありがとうございました。
翌日・18日は午前中の時間が空いていたので、今までずっと「いつかは行ってみたい」と思っていたものの、なかなか機会の無かったトキワ荘跡地に赴いた。
今は既に、その場所にトキワ荘はなく、またこの日何かイベントが行われているわけでもない。にもかかわらず、トキワ荘跡地に近づくに連れて、どんどんと胸が高鳴っていくのを感じてしまった。自分にとっては「まんが道」を通してしか知らない土地だが、何十回と「まんが道」を読んで、すっかりお馴染みになった場所であり、不思議と懐かしさを覚えていたような気がする。
地下鉄の落合南長崎駅を出て、東へと少し歩きいて、「その場所」へと到着した。
所番地は控えていたものの、はたして場所が特定できるだろうかと心配していたのだが、何の事はない、しっかりと「トキワ荘跡地」を紹介する看板が立っていた。

読みにくくて申し訳ないが、下の方には「昔、トキワ荘はこの路地の奥にありました」と、書いてある。その「路地」が、下の写真だ。この奥の右側に、かつてトキワ荘があったのだ。

当然、この奥に入っていって、そのものズバリ跡地の場所も写真に撮ったが、今回はあえて載せない。
既にトキワ荘はなく別の建物が建っているので、現在の関係者に迷惑をかける恐れもあるし、なにより、トキワ荘やそこで育った漫画家のファンには、ぜひご自分の足を運んで、その目でご覧頂きたいと思うからだ。
なお、跡地を案内する看板の向かい側には、やはり「まんが道」でお馴染みのラーメン屋「松葉」が今でも健在。昭和30年代からずっと営業を続けているのだからすごい。残念ながら、準備中の時間だったため、今回は「ンマーイ!」ラーメンを食べる事は出来なかった。

今回は時間が限られていたため、トキワ荘周辺を一回りするに留めたが、それだけでも非常に胸躍る体験だった。正直言って「跡地」で、ここまで感激できるとは思っていなかった。あらためて、自分が藤子ファンである事を、再認識させられた体験だった。
いずれ、丸一日しっかりと時間を作って、東京都内の藤子関連スポットを回ってみたい。とりあえず、「まんが道」に登場する場所は一通り押さえておきたいところだ。何しろ、今回はトキワ荘から近い哲学堂公園にすら行っていない。
そして、15時過ぎに東京を後にして、横浜へと向かった。その後の事は、こちらに書いたとおり。
17日・18日を通して、非常に楽しい二日間だった。今年は、仕事の都合で年末のコミケ上京は絶望的なのだが、その代わりに、年の終わり近くにいい思い出を作る事が出来た。
今回、おつき合いいただいた方々には、あらためて御礼申し上げます。
少し遅くなったが、「超ひだまつり」以外についても書いておく。
まず、17日は新幹線で11時頃に東京入りして、そのまま秋葉原に行って12時に銀河満月さんと駅前で待ち合わせ。
今回は、17日については事前にほとんど予定を立てておらず、せいぜい中野ブロードウェイくらいは寄っておこうと考えていた程度だった。そこで、せっかく東京に行くのだからと銀河満月さんに声をおかけして、この日にお会いする事になったのだった。
すでに、銀河満月さんもブログに書かれているが、今回も色々と話をして日が暮れたのだが、主に「ゲゲゲの鬼太郎」の話題が中心だった。元々、お互い藤子ファンとしての縁で知り合ったのだが、最近は「ドラえもん」をはじめとして藤子関連で明るい話をしにくい状況で、大部分が鬼太郎の話になってしまった。
何しろ、「鬼太郎」は現在アニメ第5作が放映中だし、二人とも予約した第4作のDVD-BOX発売も直前にせまり、来年は元祖・鬼太郎と言うべき「墓場鬼太郎」の放映も控え、さらにアニメ効果で原作単行本も色々出るなど話題には事欠かないし、何より明るい話題が多いので、話していて楽しい。
結局、最初に入った喫茶店で3時間近く話し込んでしまった。
その後は、二人で秋葉原の店を色々と回っているうちに、日が暮れてしまった。
結局、銀河満月さんには18時近くまで付き合っていただいた。普段は藤子話以上にする機会のない鬼太郎話をたくさん出来て、非常に楽しい一日だった。本当に、ありがとうございました。
翌日・18日は午前中の時間が空いていたので、今までずっと「いつかは行ってみたい」と思っていたものの、なかなか機会の無かったトキワ荘跡地に赴いた。
今は既に、その場所にトキワ荘はなく、またこの日何かイベントが行われているわけでもない。にもかかわらず、トキワ荘跡地に近づくに連れて、どんどんと胸が高鳴っていくのを感じてしまった。自分にとっては「まんが道」を通してしか知らない土地だが、何十回と「まんが道」を読んで、すっかりお馴染みになった場所であり、不思議と懐かしさを覚えていたような気がする。
地下鉄の落合南長崎駅を出て、東へと少し歩きいて、「その場所」へと到着した。
所番地は控えていたものの、はたして場所が特定できるだろうかと心配していたのだが、何の事はない、しっかりと「トキワ荘跡地」を紹介する看板が立っていた。

読みにくくて申し訳ないが、下の方には「昔、トキワ荘はこの路地の奥にありました」と、書いてある。その「路地」が、下の写真だ。この奥の右側に、かつてトキワ荘があったのだ。

当然、この奥に入っていって、そのものズバリ跡地の場所も写真に撮ったが、今回はあえて載せない。
既にトキワ荘はなく別の建物が建っているので、現在の関係者に迷惑をかける恐れもあるし、なにより、トキワ荘やそこで育った漫画家のファンには、ぜひご自分の足を運んで、その目でご覧頂きたいと思うからだ。
なお、跡地を案内する看板の向かい側には、やはり「まんが道」でお馴染みのラーメン屋「松葉」が今でも健在。昭和30年代からずっと営業を続けているのだからすごい。残念ながら、準備中の時間だったため、今回は「ンマーイ!」ラーメンを食べる事は出来なかった。

今回は時間が限られていたため、トキワ荘周辺を一回りするに留めたが、それだけでも非常に胸躍る体験だった。正直言って「跡地」で、ここまで感激できるとは思っていなかった。あらためて、自分が藤子ファンである事を、再認識させられた体験だった。
いずれ、丸一日しっかりと時間を作って、東京都内の藤子関連スポットを回ってみたい。とりあえず、「まんが道」に登場する場所は一通り押さえておきたいところだ。何しろ、今回はトキワ荘から近い哲学堂公園にすら行っていない。
そして、15時過ぎに東京を後にして、横浜へと向かった。その後の事は、こちらに書いたとおり。
17日・18日を通して、非常に楽しい二日間だった。今年は、仕事の都合で年末のコミケ上京は絶望的なのだが、その代わりに、年の終わり近くにいい思い出を作る事が出来た。
今回、おつき合いいただいた方々には、あらためて御礼申し上げます。
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「ゲゲゲの鬼太郎」DVD-BOX勢揃い
昨日発売された「ゲゲゲの鬼太郎」第4作のDVD-BOX「ゲゲゲBOX 90's」が、本日届いた。
思い返せば、「ゲゲゲBOX 80's」が発売されたのが、昨年3月。この時、いずれは他のシリーズも出るのだろうと期待していたが、わずか2年足らずの間に第1作から第4作まで全て発売されるとは思っていなかった。
とりあえず、テレビシリーズ4BOX+劇場版BOXを並べて、記念撮影してみた。実にいい気分だ。BOXのデザインとイラストにも各シリーズの個性がよく出ている。しかし、あらためて並べてみると、劇場版だけサイズが小さいのはちょっと気になる。

BOXを開封して、とりあえず以前に書いたとおり「言霊使いの罠!」の予告を最初に観た。これで、テレビで放映された第4作の映像を一通り観る事が出来たはずだ。予告ナレーション最後の一言が通常と異なる事は「ゲゲゲの鬼太郎 解体新書」で既に知っていたが、映像の実物は初めてだったので新鮮だった。
そして、次に特典映像をチェック。「鳥取へキタロウ!」のCMは、以前から観たかったものだ。
「バンダイCMコレクション」は、バンダイ限定なのが惜しい。「鬼太郎ふりかけ」あたりの収録を期待していたのだが。とは言え、目玉親父をボール代わりにする「ゲゲゲボウリング」のCMは、久々に観たら妙に笑えた。ブックレットにはCM一覧が載っているので、本放送の録画からDVD未収録のCMを発掘するとしよう。
映像関連では、ブックレットで紹介されている「風雲!妖怪城」「コピー妖怪対鬼太郎」の2編と、新番組予告が収録されていない点が、少々残念だ。「妖怪城」「コピー妖怪」は権利上の問題があったようだが、新番組予告はVHSビデオでは第1巻の最初に入っているのだから、今回も入れて欲しかった。
しかし、不満点は皆無ではないにせよ、少なくとも私にとって致命的な問題点は無い。好きな作品が、これだけしっかりとした形での全話ソフト化に恵まれたのは、非常に幸せな事だと思う。
先に少し触れたブックレットは、「60's」「70's」と同様に今回も異様に充実しており、スタッフインタビューが非常に読み応えがある。「アニメージュ」に掲載されたプロデューサーのコラムが再録されているのも有り難い。
なお、本シリーズでなく第3作の話題だが、「なぜ朱の盤がぬらりひょんの手下なのか」と言う長年の疑問の答えが、思いがけずこのブックレットの武上純希×大橋志吉・脚本家対談で明らかになった。
大橋氏によると、第3作の「妖怪ぬらりひょん」の時に、「思いつきで朱の盤を部下に付けただけ」だそうで、わかってみれば脱力ものの真相だ。妖怪の伝承で繋がりがあるわけではなかったのか。「思いつき」から名コンビが生まれて、第5作まで受け継がれているのだから凄い事だが。
また、個人的には巻末のクレジット・データが興味深かった。
新しめの作品で情報がちゃんと残っているためか、第1作・第2作より更に詳しくなり、「提供画面」とスポンサー、さらには第52話以降のEDフリップで紹介された視聴者投稿妖怪まで記載されている。
それに、キー局のフジテレビではプレゼント等の関係でかなり頻繁に次回予告が短縮されていた事も、このデータで初めて知った。東海テレビでは放送が遅れて応募期間を過ぎていたせいか、プレゼントの告知は一回も流れていない。だから、予告は全て30秒版だったが、今回のBOXに短縮版予告は入っていないので、今更ながら一回くらいは短縮版を観たかったと思ってしまった。
このブックレット、まだ全て読み終わってはいない。
かなり細かい字で内容がぎっちり詰め込まれており、非常に読みでがある。主要人物へのインタビューは、これからじっくりと読んでいきたい。
また、BOX本体に目を向けると、「ゲゲゲBOX 80's」から、徐々に進化しているように見える。
「80's」ではディスクがケースから外れやすい問題点があったが、「60's」「70's」では間にスポンジを挟む事で対策としていた。さらに、今回の「90's」では、本体のBOXの外側にも透明なケースが付いており、BOX
特典の描き下ろし複製版画を一緒に収納して、BOXをホコリから守る事が出来る。
こういった細かい点にも配慮が行き届いているのも、なかなか嬉しいところだ。

本放送と録画で何度も観たシリーズだが、せっかくのBOXなので、とりあえずお気に入りの話から観返していきたい。また、ブックレットの解説を読むと、今まで観ていて気付いていなかった点が結構あるので、そのあたりに注目して観ると、新たな発見があるかもしれない。
思い返せば、「ゲゲゲBOX 80's」が発売されたのが、昨年3月。この時、いずれは他のシリーズも出るのだろうと期待していたが、わずか2年足らずの間に第1作から第4作まで全て発売されるとは思っていなかった。
とりあえず、テレビシリーズ4BOX+劇場版BOXを並べて、記念撮影してみた。実にいい気分だ。BOXのデザインとイラストにも各シリーズの個性がよく出ている。しかし、あらためて並べてみると、劇場版だけサイズが小さいのはちょっと気になる。

BOXを開封して、とりあえず以前に書いたとおり「言霊使いの罠!」の予告を最初に観た。これで、テレビで放映された第4作の映像を一通り観る事が出来たはずだ。予告ナレーション最後の一言が通常と異なる事は「ゲゲゲの鬼太郎 解体新書」で既に知っていたが、映像の実物は初めてだったので新鮮だった。
そして、次に特典映像をチェック。「鳥取へキタロウ!」のCMは、以前から観たかったものだ。
「バンダイCMコレクション」は、バンダイ限定なのが惜しい。「鬼太郎ふりかけ」あたりの収録を期待していたのだが。とは言え、目玉親父をボール代わりにする「ゲゲゲボウリング」のCMは、久々に観たら妙に笑えた。ブックレットにはCM一覧が載っているので、本放送の録画からDVD未収録のCMを発掘するとしよう。
映像関連では、ブックレットで紹介されている「風雲!妖怪城」「コピー妖怪対鬼太郎」の2編と、新番組予告が収録されていない点が、少々残念だ。「妖怪城」「コピー妖怪」は権利上の問題があったようだが、新番組予告はVHSビデオでは第1巻の最初に入っているのだから、今回も入れて欲しかった。
しかし、不満点は皆無ではないにせよ、少なくとも私にとって致命的な問題点は無い。好きな作品が、これだけしっかりとした形での全話ソフト化に恵まれたのは、非常に幸せな事だと思う。
先に少し触れたブックレットは、「60's」「70's」と同様に今回も異様に充実しており、スタッフインタビューが非常に読み応えがある。「アニメージュ」に掲載されたプロデューサーのコラムが再録されているのも有り難い。
なお、本シリーズでなく第3作の話題だが、「なぜ朱の盤がぬらりひょんの手下なのか」と言う長年の疑問の答えが、思いがけずこのブックレットの武上純希×大橋志吉・脚本家対談で明らかになった。
大橋氏によると、第3作の「妖怪ぬらりひょん」の時に、「思いつきで朱の盤を部下に付けただけ」だそうで、わかってみれば脱力ものの真相だ。妖怪の伝承で繋がりがあるわけではなかったのか。「思いつき」から名コンビが生まれて、第5作まで受け継がれているのだから凄い事だが。
また、個人的には巻末のクレジット・データが興味深かった。
新しめの作品で情報がちゃんと残っているためか、第1作・第2作より更に詳しくなり、「提供画面」とスポンサー、さらには第52話以降のEDフリップで紹介された視聴者投稿妖怪まで記載されている。
それに、キー局のフジテレビではプレゼント等の関係でかなり頻繁に次回予告が短縮されていた事も、このデータで初めて知った。東海テレビでは放送が遅れて応募期間を過ぎていたせいか、プレゼントの告知は一回も流れていない。だから、予告は全て30秒版だったが、今回のBOXに短縮版予告は入っていないので、今更ながら一回くらいは短縮版を観たかったと思ってしまった。
このブックレット、まだ全て読み終わってはいない。
かなり細かい字で内容がぎっちり詰め込まれており、非常に読みでがある。主要人物へのインタビューは、これからじっくりと読んでいきたい。
また、BOX本体に目を向けると、「ゲゲゲBOX 80's」から、徐々に進化しているように見える。
「80's」ではディスクがケースから外れやすい問題点があったが、「60's」「70's」では間にスポンジを挟む事で対策としていた。さらに、今回の「90's」では、本体のBOXの外側にも透明なケースが付いており、BOX
特典の描き下ろし複製版画を一緒に収納して、BOXをホコリから守る事が出来る。
こういった細かい点にも配慮が行き届いているのも、なかなか嬉しいところだ。

本放送と録画で何度も観たシリーズだが、せっかくのBOXなので、とりあえずお気に入りの話から観返していきたい。また、ブックレットの解説を読むと、今まで観ていて気付いていなかった点が結構あるので、そのあたりに注目して観ると、新たな発見があるかもしれない。
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「超ひだまつり」in 横浜BLITZ
23時40分頃、横浜で開催された「超ひだまつり」から、ようやく帰宅できた。
「超ひだまつり」元々は20時までの予定だったが、大幅延長で結局終了したのは21時少し前。新大阪行き最終の新幹線にかろうじて乗る事が出来た。日曜の最終電車だったせいか、新横浜ですでに自由席は満席になっていて、デッキにいたため名古屋までちょっとつらかった。
しかし、新幹線での1時間20分ほどはつらかったのだが、「超ひだまつり」自体は4時間近く立ちっぱなしだったにも関わらず、疲れはほとんど感じなかった。むしろ、いつの間に4時間も経ってしまったんだと驚いてしまったくらい、時間を忘れて楽しむ事が出来た、素晴らしいイベントだった。
長丁場だったので、全体の流れは考えずに自分にとって印象的だった所を、順不同で書き残しておきたい。
なお、イベント全体のレポートは公式サイトの「スタッフ与太日記」に掲載されているので、全体の流れを知りたい方はこちらをご覧になるといいだろう。
さて、今回の感想を一言で言うならば、「騙されて楽しかった」に尽きる。
トーク&バラエティパート、ライブパートそれぞれに趣向が凝らされていて面白かったが、全体的にいい意味で裏をかかれたり、意表をつかれる演出が多かったのが印象的だ。
たとえば、ライブパート終了とみせかけてのうめ先生登場や、4度目となった「スケッチスイッチ」の「超ひだまつり限定6人バージョン」は、「できたらこれも聴きたいけど、今回は無理なのかな」と思っていたところでの不意打ちだったので、ついついテンションが高くなってしまった。
さらに、一番の嬉しい「嘘」は、今振り返れば不自然なほどに「今回が最後のイベント」だと強調されていた事。これに関しては、後述する。
また、トーク&バラエティパートでの出演者達のやりとりは、全員非常によく息が合っており、おそらく事前に仕込んでいたはずの「ちょっと険悪な雰囲気」(特に阿澄&松来)を含めて、見ていて素直に楽しめた。
後は、司会の吉田アナも言っていたが、ゆのと阿澄さんのキャラの乖離が激しくて、そのギャップが非常に面白かった。まあ、これは事前に「ひだまりラジオ」を聴いてわかっていた事だが、やはり声だけを聴くのと、その場で実際にやりとりを見るのとでは面白さが違う。
それにしても、やたらと「三十路」という単語が飛び交っていたのが可笑しかった。「三十路祭」までやった松来さんにこのネタが振られるのは当然(?)としても、他の人も開き直ったのか「三十路」を連発しており、すがすがしさを感じてしまった。公式には年齢を公開していない人も「三十路」と言っていたような気がするが、これ以上追及するのはやめておこう。
そして、「超ひだまつり」限定で流された数々の映像も、ネタの割には妙に力が入っていた。
開幕しょっぱなのOP映像が、いきなり「人として軸がぶれている」ひだまりバージョン。「さよなら絶望先生」のOP(映像は1~3話版)のクレジットを「ひだまりスケッチ」関係に差しかえたもので、歌は阿澄佳奈、コーラスは新谷良子(オリジナル版の「絶望少女達」の一員でもある)が務めていた。
いくら制作会社や監督が同じで、出演声優も被っているとは言え、製作委員会の枠を越えたこのパロディを最初に持ってくる演出には「やられた」と思ったし、このニセOPからの流れで、「ひだまり」イベントにもかかわらず「久米田先生」と言う単語が何度も出ていたのも笑えた。「つかみ」としては強力な映像だったと思う。コピペネタをほとんど読めなかったのはちょっと残念だ。なにか重大な事が書いてあったのではと気になってしまう。
他にも、コーナー間のつなぎとして、有名CMのパロディが何本も流れるなど、細かいところまでネタを仕込んでいる点では、アニメ本編にもひけをとっていなかった感じだ。ただ、これだけパロネタが多いと、おそらく全編丸々のDVD化は無理だろう。
全編にわたって楽しめたイベントだったが、自分自身の感想としても、また会場で感じた印象としても、最も盛り上がったのは、すでに終了予定時間を過ぎた20時5分からの1時間弱だった。
(一応の)最後の挨拶で感極まる出演者達(中には泣いてしまう人も)、そしてしんみりしながらも「最後は楽しく終わりたいですね」と、「スケッチスイッチ」で盛り上がったステージと会場。もし、ここで本当に終わっていたとしても、普通に楽しいイベントだったと思う。
しかし、スクリーンには「超ひだまつり Fin?」の文字が。再び四人が登場して、「四人で歌える曲は他にないから」と、またしても「スケッチスイッチ」に突入。OPの時と合わせると三回目となり、「またかい!」と思いつつ、「今度こそ最後だろう」と、全力で歌についていった。
もう、今度こそ体力を使いきったと思ったが、本当の最高潮はその後だった。
再び吉田アナも登場して、「アニメスタッフから会場の皆さんへのお礼として、今回のイベント限定で短い新作アニメを作りました。まだ、誰も観ていません。これが「ひだまりスケッチ」最後の映像になります」との紹介があり、上映されたのが「8月26日 超ひだまつり」と題したショートアニメ。
「誰も観ていない」と言うからにはセリフなしのアニメなのかと思っていたら、普通にゆの達がしゃべっていて、この時点で「少なくとも出演者達は観ているだろ」と内心突っ込んでしまった。前半は会場への呼びかけなどが入り、まさにイベント用映像。その後、アニメ本編そのままのノリで4人の会話が進み、宮子がサラッと「また忙しくなるよ、来年は2期が始まるし」と発言。この時の会場&自分の盛り上がり方は、とても言葉には表せない。あの日あの時間に会場にいた人だけが味わえたものだったと思う。
正直言って、「せっかくのイベントだし、2期の発表でもあれば盛り上がるだろうな」とは思っていた。
しかし、出演者達の「泣き」は演技には見えなかったので、イベントが終わりに近づくに連れて、どんどん「ああ、これで「ひだまり」は終わりなんだ」という気持ちが強くなっていた。実際、出演者達の涙は、2期のことを知った上で自然に出てきたものなのだと思っている。
それに、これまでTBS深夜アニメで「特別編」があった作品に、その後テレビで新シリーズが復活したものがなかったので、「特別編」&「超ひだまつり」が「ひだまりスケッチ」最後の花道なのかと考えてしまったのだ。
だからこそ、2期発表の時には喜びと驚きで、思わず声をあげてしまった。個人差はあれど、会場にいた皆の気持ちが一体になった瞬間だった。
その後は、水橋「やらせでした。すみません!」&スタッフも手紙と土下座写真で、さんざん「最後」と嘘を付いていた事を謝罪。まあ、「騙された」と怒る人はいないだろうが。
なお、2期告知映像の「まだ、誰も観ていません」発言は、アフレコ時は線画だったので声優陣も完成映像は観ていなかったという意味で、ギリギリ嘘ではなかった。ちなみに、この映像には吉野屋先生の出番がなく、松来さんだけは観客同様に本気で騙されたらしい。「私、出ていないんですけど」と、ちょっと悲しげに言っていたのが印象的だった。
ラスト1時間の盛り上がりがあまりに印象的だったので内容が偏ってしまったが、最後に今回一番人気だった、うめ先生の事を書いておきたい。
何らかの形で原作者や監督などが出演するアニメはこれまでにもあったが、本作のうめ先生は全話レギュラー出演した上にキャラソンを歌い、今回はコーナー一つとは言え「司会者」まで務める「マルチタレント」っぷりを発揮していた。
原作者がこれだけ出張るとアンチが発生しても不思議ではないが、うめ先生に関しては会場で他の声優陣を抑えてぶっちぎりの人気で、アンチなどは一人もいなかったのではないだろうか。不思議と言えば不思議な事なのだが、実際にご本人の姿を見て話を聞いていると、「ちっちゃくて可愛い」&「あくまで謙虚」であり、出張っているという印象は全然無い。むしろ、「本業漫画家なのにここまでやって凄い」と思えてくるのだ。
とは言え、アニメのイベントで原作者の歌うキャラソンが一番盛り上がるなどとは、滅多にない事だろう。最初の方にも書いたが、もうこれでライブパートは終わりと見せかけての登場だったので、余計に盛り上がり方が凄まじかった。一番の聴き所、「見ちゃダメ」の所では会場全体が一瞬静まりかえり、皆やっぱり期待していたんだと妙に嬉しくなってしまった。
と言うわけで、うめ先生の今後のご活躍にも期待したい。もちろん、第2期「ひだまりスケッチ×365」でも、毎回屋根の上から姿を見せてくれるのだろう。
全体として、声優・原作者・スタッフ・ファンが非常にいい関係を築いている幸福な作品だと実感させられた、素晴らしいイベントだった。あんなに密度の濃い時間は、久しぶりだったと思う。
来年放映されるアニメ第2期、そして次なるイベントも、非常に楽しみだ。
「超ひだまつり」元々は20時までの予定だったが、大幅延長で結局終了したのは21時少し前。新大阪行き最終の新幹線にかろうじて乗る事が出来た。日曜の最終電車だったせいか、新横浜ですでに自由席は満席になっていて、デッキにいたため名古屋までちょっとつらかった。
しかし、新幹線での1時間20分ほどはつらかったのだが、「超ひだまつり」自体は4時間近く立ちっぱなしだったにも関わらず、疲れはほとんど感じなかった。むしろ、いつの間に4時間も経ってしまったんだと驚いてしまったくらい、時間を忘れて楽しむ事が出来た、素晴らしいイベントだった。
長丁場だったので、全体の流れは考えずに自分にとって印象的だった所を、順不同で書き残しておきたい。
なお、イベント全体のレポートは公式サイトの「スタッフ与太日記」に掲載されているので、全体の流れを知りたい方はこちらをご覧になるといいだろう。
さて、今回の感想を一言で言うならば、「騙されて楽しかった」に尽きる。
トーク&バラエティパート、ライブパートそれぞれに趣向が凝らされていて面白かったが、全体的にいい意味で裏をかかれたり、意表をつかれる演出が多かったのが印象的だ。
たとえば、ライブパート終了とみせかけてのうめ先生登場や、4度目となった「スケッチスイッチ」の「超ひだまつり限定6人バージョン」は、「できたらこれも聴きたいけど、今回は無理なのかな」と思っていたところでの不意打ちだったので、ついついテンションが高くなってしまった。
さらに、一番の嬉しい「嘘」は、今振り返れば不自然なほどに「今回が最後のイベント」だと強調されていた事。これに関しては、後述する。
また、トーク&バラエティパートでの出演者達のやりとりは、全員非常によく息が合っており、おそらく事前に仕込んでいたはずの「ちょっと険悪な雰囲気」(特に阿澄&松来)を含めて、見ていて素直に楽しめた。
後は、司会の吉田アナも言っていたが、ゆのと阿澄さんのキャラの乖離が激しくて、そのギャップが非常に面白かった。まあ、これは事前に「ひだまりラジオ」を聴いてわかっていた事だが、やはり声だけを聴くのと、その場で実際にやりとりを見るのとでは面白さが違う。
それにしても、やたらと「三十路」という単語が飛び交っていたのが可笑しかった。「三十路祭」までやった松来さんにこのネタが振られるのは当然(?)としても、他の人も開き直ったのか「三十路」を連発しており、すがすがしさを感じてしまった。公式には年齢を公開していない人も「三十路」と言っていたような気がするが、これ以上追及するのはやめておこう。
そして、「超ひだまつり」限定で流された数々の映像も、ネタの割には妙に力が入っていた。
開幕しょっぱなのOP映像が、いきなり「人として軸がぶれている」ひだまりバージョン。「さよなら絶望先生」のOP(映像は1~3話版)のクレジットを「ひだまりスケッチ」関係に差しかえたもので、歌は阿澄佳奈、コーラスは新谷良子(オリジナル版の「絶望少女達」の一員でもある)が務めていた。
いくら制作会社や監督が同じで、出演声優も被っているとは言え、製作委員会の枠を越えたこのパロディを最初に持ってくる演出には「やられた」と思ったし、このニセOPからの流れで、「ひだまり」イベントにもかかわらず「久米田先生」と言う単語が何度も出ていたのも笑えた。「つかみ」としては強力な映像だったと思う。コピペネタをほとんど読めなかったのはちょっと残念だ。なにか重大な事が書いてあったのではと気になってしまう。
他にも、コーナー間のつなぎとして、有名CMのパロディが何本も流れるなど、細かいところまでネタを仕込んでいる点では、アニメ本編にもひけをとっていなかった感じだ。ただ、これだけパロネタが多いと、おそらく全編丸々のDVD化は無理だろう。
全編にわたって楽しめたイベントだったが、自分自身の感想としても、また会場で感じた印象としても、最も盛り上がったのは、すでに終了予定時間を過ぎた20時5分からの1時間弱だった。
(一応の)最後の挨拶で感極まる出演者達(中には泣いてしまう人も)、そしてしんみりしながらも「最後は楽しく終わりたいですね」と、「スケッチスイッチ」で盛り上がったステージと会場。もし、ここで本当に終わっていたとしても、普通に楽しいイベントだったと思う。
しかし、スクリーンには「超ひだまつり Fin?」の文字が。再び四人が登場して、「四人で歌える曲は他にないから」と、またしても「スケッチスイッチ」に突入。OPの時と合わせると三回目となり、「またかい!」と思いつつ、「今度こそ最後だろう」と、全力で歌についていった。
もう、今度こそ体力を使いきったと思ったが、本当の最高潮はその後だった。
再び吉田アナも登場して、「アニメスタッフから会場の皆さんへのお礼として、今回のイベント限定で短い新作アニメを作りました。まだ、誰も観ていません。これが「ひだまりスケッチ」最後の映像になります」との紹介があり、上映されたのが「8月26日 超ひだまつり」と題したショートアニメ。
「誰も観ていない」と言うからにはセリフなしのアニメなのかと思っていたら、普通にゆの達がしゃべっていて、この時点で「少なくとも出演者達は観ているだろ」と内心突っ込んでしまった。前半は会場への呼びかけなどが入り、まさにイベント用映像。その後、アニメ本編そのままのノリで4人の会話が進み、宮子がサラッと「また忙しくなるよ、来年は2期が始まるし」と発言。この時の会場&自分の盛り上がり方は、とても言葉には表せない。あの日あの時間に会場にいた人だけが味わえたものだったと思う。
正直言って、「せっかくのイベントだし、2期の発表でもあれば盛り上がるだろうな」とは思っていた。
しかし、出演者達の「泣き」は演技には見えなかったので、イベントが終わりに近づくに連れて、どんどん「ああ、これで「ひだまり」は終わりなんだ」という気持ちが強くなっていた。実際、出演者達の涙は、2期のことを知った上で自然に出てきたものなのだと思っている。
それに、これまでTBS深夜アニメで「特別編」があった作品に、その後テレビで新シリーズが復活したものがなかったので、「特別編」&「超ひだまつり」が「ひだまりスケッチ」最後の花道なのかと考えてしまったのだ。
だからこそ、2期発表の時には喜びと驚きで、思わず声をあげてしまった。個人差はあれど、会場にいた皆の気持ちが一体になった瞬間だった。
その後は、水橋「やらせでした。すみません!」&スタッフも手紙と土下座写真で、さんざん「最後」と嘘を付いていた事を謝罪。まあ、「騙された」と怒る人はいないだろうが。
なお、2期告知映像の「まだ、誰も観ていません」発言は、アフレコ時は線画だったので声優陣も完成映像は観ていなかったという意味で、ギリギリ嘘ではなかった。ちなみに、この映像には吉野屋先生の出番がなく、松来さんだけは観客同様に本気で騙されたらしい。「私、出ていないんですけど」と、ちょっと悲しげに言っていたのが印象的だった。
ラスト1時間の盛り上がりがあまりに印象的だったので内容が偏ってしまったが、最後に今回一番人気だった、うめ先生の事を書いておきたい。
何らかの形で原作者や監督などが出演するアニメはこれまでにもあったが、本作のうめ先生は全話レギュラー出演した上にキャラソンを歌い、今回はコーナー一つとは言え「司会者」まで務める「マルチタレント」っぷりを発揮していた。
原作者がこれだけ出張るとアンチが発生しても不思議ではないが、うめ先生に関しては会場で他の声優陣を抑えてぶっちぎりの人気で、アンチなどは一人もいなかったのではないだろうか。不思議と言えば不思議な事なのだが、実際にご本人の姿を見て話を聞いていると、「ちっちゃくて可愛い」&「あくまで謙虚」であり、出張っているという印象は全然無い。むしろ、「本業漫画家なのにここまでやって凄い」と思えてくるのだ。
とは言え、アニメのイベントで原作者の歌うキャラソンが一番盛り上がるなどとは、滅多にない事だろう。最初の方にも書いたが、もうこれでライブパートは終わりと見せかけての登場だったので、余計に盛り上がり方が凄まじかった。一番の聴き所、「見ちゃダメ」の所では会場全体が一瞬静まりかえり、皆やっぱり期待していたんだと妙に嬉しくなってしまった。
と言うわけで、うめ先生の今後のご活躍にも期待したい。もちろん、第2期「ひだまりスケッチ×365」でも、毎回屋根の上から姿を見せてくれるのだろう。
全体として、声優・原作者・スタッフ・ファンが非常にいい関係を築いている幸福な作品だと実感させられた、素晴らしいイベントだった。あんなに密度の濃い時間は、久しぶりだったと思う。
来年放映されるアニメ第2期、そして次なるイベントも、非常に楽しみだ。
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名古屋にテレビ愛知が無かった時代
本日、「はなバルーン倶楽部」内の「東海地方アニメデータ集」を更新して、新コンテンツ「民放4局時代のテレ東アニメ放映状況」を公開した。
最近一ヶ月ほどは、このコーナーの作成に集中していて、結局3回も図書館に通ってしまった。
内容はタイトルの通りで、テレビ愛知開局以前の東海地区でテレ東アニメがどのように放映されていたかを調べたもの。テレビ東京は1981年9月まで「東京12チャンネル」だったが、ここでは便宜上「テレ東アニメ」でひとくくりにさせていただく。最近の民放4局地域でテレ東アニメがあまり放映されないようなので、東海地区が4局だった時はどうだったのかと気になって、約10年分を調べた次第だ。
しかし、考えてみると、たとえば1980年頃と今とではテレ東アニメの放映本数自体が全く違うので、昔と現在とを単純に比較しても意味はない。実際、放映作品数は4局時代の東海地区も、現在の4局地域も大差は無い。深夜枠の作品が系列外にほとんど流れないため、4局地域でテレ東アニメが減った印象を受けたようだ。
今回の調査では、放映作品数よりも、キー局のテレビ東京より先行放映した作品が多かった点が興味深かった。
現在は、特番等で急にキー局が放映を休んだ時くらいにしか地方局が先行する事はないが、4局時代の東海地区では特別な事情はなくても、テレ東に先行して放映された作品が結構ある。
具体的に挙げると、「ドン・チャック物語 [第1期]」「超スーパーカー ガッタイガー」「森の陽気な小人たち ベルフィーとリルビット」「伝説巨神イデオン」「銀河旋風ブライガー」は全話にわたって東海地区が先行し、「宇宙大帝ゴッドシグマ」は全50話中の第42話までが先行した。
また、最初の1クールほどが先行した作品や、放映が追いついてしまい後半になってテレ東を追い越した作品もいくつかある。
現在なら、キー局より早く放映する編成自体が通常はあり得ないし、キー局が放映休止の場合は遅れて放映している局でも代替番組を入れて休止する措置が一般的だが、昔はテレ東の放映日時に配慮せず、東海地区でも改編月の第一週から開始したために、テレ東より先行する形になったようだ。
この状況は、特定のキー局が意識されていない点で、現在のU局深夜アニメに放映形態が似ている。だから、おそらく東海地区に限らず、テレ東より先行して放映した地域は他にもあったのだろう。
その後、テレビ大阪・テレビ愛知と系列局が出来て「メガTONネットワーク」を形成するようになってからは、テレ東アニメの地方先行はなくなったのではないかと思われるが、これは想像の域を出ない。いずれ、調べてみたいところだ。
参考までに、「アニメージュ」1980年2月号より当時のテレ東アニメ放映状況を見てみると、「未来ロボ ダルタニアス」が23局、「科学冒険隊 タンサー5」が19局と、十分全国ネットと言えるレベルで放映されている。
関東広域圏以外の各地域を比較すると、サンテレビ・近畿放送(現・KBS京都)が事実上の系列局となっていた京阪神地区がテレ東アニメの放映本数はトップで、次に各地の民放4局地域(北海道、宮城、静岡、愛知、広島、福岡)がほとんど差のない状態で続いており、現在の極端な地域格差が嘘のようだ。
地方におけるアニメの放映状況が、この30年ほどで大きく変わった事を、あらためて認識させられた。
今回のように昔のアニメ放映状況を調べてみると、ローカルセールス枠作品の扱いや、旧作の再放送状況など色々と興味を惹かれるところがある。今回は「テレビ愛知開局前のテレ東アニメ」に話を絞ったが、いずれ取り上げたいネタが増えてしまった。
「東海地方アニメデータ集」は、需要があるのかどうかさっぱりわからないが、個人的に興味のある事柄なので、今後も出来る限り更新したい。
最近一ヶ月ほどは、このコーナーの作成に集中していて、結局3回も図書館に通ってしまった。
内容はタイトルの通りで、テレビ愛知開局以前の東海地区でテレ東アニメがどのように放映されていたかを調べたもの。テレビ東京は1981年9月まで「東京12チャンネル」だったが、ここでは便宜上「テレ東アニメ」でひとくくりにさせていただく。最近の民放4局地域でテレ東アニメがあまり放映されないようなので、東海地区が4局だった時はどうだったのかと気になって、約10年分を調べた次第だ。
しかし、考えてみると、たとえば1980年頃と今とではテレ東アニメの放映本数自体が全く違うので、昔と現在とを単純に比較しても意味はない。実際、放映作品数は4局時代の東海地区も、現在の4局地域も大差は無い。深夜枠の作品が系列外にほとんど流れないため、4局地域でテレ東アニメが減った印象を受けたようだ。
今回の調査では、放映作品数よりも、キー局のテレビ東京より先行放映した作品が多かった点が興味深かった。
現在は、特番等で急にキー局が放映を休んだ時くらいにしか地方局が先行する事はないが、4局時代の東海地区では特別な事情はなくても、テレ東に先行して放映された作品が結構ある。
具体的に挙げると、「ドン・チャック物語 [第1期]」「超スーパーカー ガッタイガー」「森の陽気な小人たち ベルフィーとリルビット」「伝説巨神イデオン」「銀河旋風ブライガー」は全話にわたって東海地区が先行し、「宇宙大帝ゴッドシグマ」は全50話中の第42話までが先行した。
また、最初の1クールほどが先行した作品や、放映が追いついてしまい後半になってテレ東を追い越した作品もいくつかある。
現在なら、キー局より早く放映する編成自体が通常はあり得ないし、キー局が放映休止の場合は遅れて放映している局でも代替番組を入れて休止する措置が一般的だが、昔はテレ東の放映日時に配慮せず、東海地区でも改編月の第一週から開始したために、テレ東より先行する形になったようだ。
この状況は、特定のキー局が意識されていない点で、現在のU局深夜アニメに放映形態が似ている。だから、おそらく東海地区に限らず、テレ東より先行して放映した地域は他にもあったのだろう。
その後、テレビ大阪・テレビ愛知と系列局が出来て「メガTONネットワーク」を形成するようになってからは、テレ東アニメの地方先行はなくなったのではないかと思われるが、これは想像の域を出ない。いずれ、調べてみたいところだ。
参考までに、「アニメージュ」1980年2月号より当時のテレ東アニメ放映状況を見てみると、「未来ロボ ダルタニアス」が23局、「科学冒険隊 タンサー5」が19局と、十分全国ネットと言えるレベルで放映されている。
関東広域圏以外の各地域を比較すると、サンテレビ・近畿放送(現・KBS京都)が事実上の系列局となっていた京阪神地区がテレ東アニメの放映本数はトップで、次に各地の民放4局地域(北海道、宮城、静岡、愛知、広島、福岡)がほとんど差のない状態で続いており、現在の極端な地域格差が嘘のようだ。
地方におけるアニメの放映状況が、この30年ほどで大きく変わった事を、あらためて認識させられた。
今回のように昔のアニメ放映状況を調べてみると、ローカルセールス枠作品の扱いや、旧作の再放送状況など色々と興味を惹かれるところがある。今回は「テレビ愛知開局前のテレ東アニメ」に話を絞ったが、いずれ取り上げたいネタが増えてしまった。
「東海地方アニメデータ集」は、需要があるのかどうかさっぱりわからないが、個人的に興味のある事柄なので、今後も出来る限り更新したい。
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「墓場鬼太郎」スタッフ・キャスト判明
本日発売のアニメ誌各誌で、ようやくアニメ「墓場鬼太郎」のメインスタッフ・キャストが紹介された。
各誌の情報を総合すると、スタッフは、
シリーズディレクター:地岡公俊
シリーズ構成:成田良美
キャラクターデザイン・総作監監督:山室直儀
メインキャストは、
鬼太郎:野沢雅子
目玉親父:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫
スタッフは東映アニメーションでお馴染みの人たちだが、いままで関わった作品を調べてみると、「墓場」に限らず「鬼太郎」との接点がない人ばかりなので、どんな作品になるのか想像しがたい。
特に、キャラデザインの山室氏は「ドラゴンボール」シリーズでの仕事が印象深く、「墓場鬼太郎」とはあまりにイメージがかけ離れており、本作に合うのかどうか、アニメ本編で動くところを観ないと何とも言えない。ただ、アニメ誌に掲載されていた、「墓場」初期の鬼太郎を元にしたと思われるイメージ絵は悪くない。
それにしても、なぜ山室氏なのだろう。まさか、主役の声優繋がりでは無かろうが。
そして、メインキャストは「ゲゲゲの鬼太郎」初代トリオが復活。
発表されてから言っても説得力がないが、なんとなくこうなりそうな気はしていた。深夜枠だから大人をターゲットにしていると考えれば、現在30代以上の世代に一番馴染みがあるのは初代キャストだし、NHKで今年夏に放映された「鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争」でも、鬼太郎・目玉親父・ねずみ男の登場するアニメパートはこの三人が声を当てていた。
ただ、その「鬼太郎が見た玉砕」では、野沢さん演ずる鬼太郎はちょっとおとなしすぎる感じで、「墓場」の鬼太郎のイメージとは違う。もちろん、同じ演技でやるわけではないだろうから、ベテランならではの新たな「鬼太郎」を見せて欲しいと思う。
それにしても、目玉親父の声は本当に「変えようがない」としか言いようのない存在になってきた。
「ゲゲゲ」第3作の時に思い切って変えていれば、その後の流れも変わっていただろうが、これだけずっと聞いていると、もう田の中さん以外の声は想像も付かない。ゲーム版では熊倉一雄氏の演じた目玉親父がいるそうだが、これは未プレイ。あまりに声のイメージが違うので、熊倉氏のセリフだけを聞いても目玉親父だと認識するのは難しそうだ。
ストーリーは、鬼太郎の誕生~水木家に住み着くところから始まるようなので、原作の「幽霊一家」から順番にアニメ化していく事になりそうだ。後に、少年マガジン版の「墓場の鬼太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」でリライトされたエピソードも多く、それらは当然「ゲゲゲ」でアニメ化されているが、今回それらの話をどう扱うかにも注目している。
なお、放映枠は「フジテレビ「ノイタミナ」ほか」と書かれており、どうやら東海テレビでも放映されそうなので、一安心。現状のままだと、フジテレビから一週遅れとなってしまう点だけは不満だが。
メインスタッフ・キャストおよび放映枠も決まり、あとは年明けの放映開始を待つしかない。
従来通り木曜深夜枠だとすると、フジテレビが1月10日、東海テレビは1月17日あたりだろうか。まだ2ヶ月以上も先の話だ。とりあえず年内は、放映中の「ゲゲゲ」第5作と、まもなくDVDが出る第4作で楽しむとしよう。
各誌の情報を総合すると、スタッフは、
シリーズディレクター:地岡公俊
シリーズ構成:成田良美
キャラクターデザイン・総作監監督:山室直儀
メインキャストは、
鬼太郎:野沢雅子
目玉親父:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫
スタッフは東映アニメーションでお馴染みの人たちだが、いままで関わった作品を調べてみると、「墓場」に限らず「鬼太郎」との接点がない人ばかりなので、どんな作品になるのか想像しがたい。
特に、キャラデザインの山室氏は「ドラゴンボール」シリーズでの仕事が印象深く、「墓場鬼太郎」とはあまりにイメージがかけ離れており、本作に合うのかどうか、アニメ本編で動くところを観ないと何とも言えない。ただ、アニメ誌に掲載されていた、「墓場」初期の鬼太郎を元にしたと思われるイメージ絵は悪くない。
それにしても、なぜ山室氏なのだろう。まさか、主役の声優繋がりでは無かろうが。
そして、メインキャストは「ゲゲゲの鬼太郎」初代トリオが復活。
発表されてから言っても説得力がないが、なんとなくこうなりそうな気はしていた。深夜枠だから大人をターゲットにしていると考えれば、現在30代以上の世代に一番馴染みがあるのは初代キャストだし、NHKで今年夏に放映された「鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争」でも、鬼太郎・目玉親父・ねずみ男の登場するアニメパートはこの三人が声を当てていた。
ただ、その「鬼太郎が見た玉砕」では、野沢さん演ずる鬼太郎はちょっとおとなしすぎる感じで、「墓場」の鬼太郎のイメージとは違う。もちろん、同じ演技でやるわけではないだろうから、ベテランならではの新たな「鬼太郎」を見せて欲しいと思う。
それにしても、目玉親父の声は本当に「変えようがない」としか言いようのない存在になってきた。
「ゲゲゲ」第3作の時に思い切って変えていれば、その後の流れも変わっていただろうが、これだけずっと聞いていると、もう田の中さん以外の声は想像も付かない。ゲーム版では熊倉一雄氏の演じた目玉親父がいるそうだが、これは未プレイ。あまりに声のイメージが違うので、熊倉氏のセリフだけを聞いても目玉親父だと認識するのは難しそうだ。
ストーリーは、鬼太郎の誕生~水木家に住み着くところから始まるようなので、原作の「幽霊一家」から順番にアニメ化していく事になりそうだ。後に、少年マガジン版の「墓場の鬼太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」でリライトされたエピソードも多く、それらは当然「ゲゲゲ」でアニメ化されているが、今回それらの話をどう扱うかにも注目している。
なお、放映枠は「フジテレビ「ノイタミナ」ほか」と書かれており、どうやら東海テレビでも放映されそうなので、一安心。現状のままだと、フジテレビから一週遅れとなってしまう点だけは不満だが。
メインスタッフ・キャストおよび放映枠も決まり、あとは年明けの放映開始を待つしかない。
従来通り木曜深夜枠だとすると、フジテレビが1月10日、東海テレビは1月17日あたりだろうか。まだ2ヶ月以上も先の話だ。とりあえず年内は、放映中の「ゲゲゲ」第5作と、まもなくDVDが出る第4作で楽しむとしよう。
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東海テレビの「鬼太郎」第4作事情
いよいよ、「ゲゲゲの鬼太郎」第4作DVD-BOX発売まで、あと2週間。
個人的にも気分が盛り上がってきたので、DVD-BOX発売を記念して鬼太郎第4作ネタを取り上げたい。そこで、今回は、DVD-BOXには収録されそうにない東海テレビ独自の「鬼太郎」第4作関連画像を紹介する。
ようするに、以前のこのエントリの画像付きバージョンだ。

まず、最初はOPの流れる前に表示された一枚絵を紹介しておこう。
東海テレビでは、「鬼太郎」第4作は平日16時台のアニメ再放送「特選アニメ劇場」枠内での放送だったので、このように最初に作品を示す絵が表示されていた。
この二枚については、上はタイトルロゴだけ、下はタイトルロゴ&涙を流す目玉親父の絵で、特に気になるような所はないのだが、次に紹介する中~後期使用版は明らかに問題がある。

ご覧の通り、タイトルロゴは第4作なのに、鬼太郎&目玉親父の絵はどう見ても第3作。東海テレビの担当者は何を考えていたのだろうか。しかも、このバージョンは、かなり長く使われていた。

これは、なぜかOP・ED・次回予告の全てをカットして放送された第75話「妖術・鏡合戦!」の回のEDフリップ。次回のサブタイトルが告知されている。
鬼太郎第4作の前番組「空想科学世界 ガリバーボーイ」では、毎回予告がカットされてEDフリップで次回サブタイトルが告知されていたので、これを観た時は一瞬、その時代に逆戻りしたのかと思ってしまった。
それにしても、ここでもまた同じ第3作の絵を使っているのがどうしても気になる。

次は、第109話「雪山の怪異・のびあがり」番組終了時に流れた、放映時間帯変更の告知。
この時は、めずらしく第4作のイラストを使っている。初めから、そうして欲しかったものだ。

そして、最後の5話分のみ火曜19時に移動。
上の提供画面は枠移動後の物で、従来とは違い「東新住建」のみの提供。社名読み上げもなく30秒CMのみのスポンサーだが、この会社がなければ第109話で打ち切りだったのかも知れないのだから、東海地区の「鬼太郎」ファンにとっての救世主だ。

最後に、最終話終了時の後番組告知を紹介しておく。
またしてもお馴染みの第3作の絵を使っており、「来週のこの時間も ゲゲゲの鬼太郎 をお送りします お楽しみに」と書いてあるが、実際に翌週放映されたのは第3作の第1話。ようやく放映内容に合わせた絵を使ったわけだ。逆に、タイトルロゴだけ第4作のままなのが気になるが。
それはともかく、「サザエさん」再放送が終了して火曜19時枠を柔軟に使えるようになったから、最後の5話だけとは言え鬼太郎第4作がこの枠で放映できたのだろう。2ヶ月遅れとは言え、ゴールデンタイムに「鬼太郎」が観られるのは嬉しかった。
以上、東海ローカルネタゆえにDVD-BOXには収録されそうにない画像を紹介してみた。
他にも、第100話での「言霊使いの罠!」予告カットなどのネタもあるが、これは動画にしないと予告が消されている事がわかりにくいので、今回はやめておく。
振り返ると、第4作では作品本編だけでなく放映事情でも色々とあったが、今となってはいい思い出だ。
あと2週間すれば、DVD-BOXが手元に届く。ほぼ全話の録画が手元に残っており、いつでも見返せるシリーズだが、それでもDVDが非常に楽しみだ。
とりあえず、未見の映像として、先程触れた「言霊使いの罠!」の予告は観たい。「言霊使い」本編はレンタルビデオで観たのだが、ビデオの1話目に入っていたために予告は観られなかったのだ。
個人的にも気分が盛り上がってきたので、DVD-BOX発売を記念して鬼太郎第4作ネタを取り上げたい。そこで、今回は、DVD-BOXには収録されそうにない東海テレビ独自の「鬼太郎」第4作関連画像を紹介する。
ようするに、以前のこのエントリの画像付きバージョンだ。

まず、最初はOPの流れる前に表示された一枚絵を紹介しておこう。
東海テレビでは、「鬼太郎」第4作は平日16時台のアニメ再放送「特選アニメ劇場」枠内での放送だったので、このように最初に作品を示す絵が表示されていた。
この二枚については、上はタイトルロゴだけ、下はタイトルロゴ&涙を流す目玉親父の絵で、特に気になるような所はないのだが、次に紹介する中~後期使用版は明らかに問題がある。

ご覧の通り、タイトルロゴは第4作なのに、鬼太郎&目玉親父の絵はどう見ても第3作。東海テレビの担当者は何を考えていたのだろうか。しかも、このバージョンは、かなり長く使われていた。

これは、なぜかOP・ED・次回予告の全てをカットして放送された第75話「妖術・鏡合戦!」の回のEDフリップ。次回のサブタイトルが告知されている。
鬼太郎第4作の前番組「空想科学世界 ガリバーボーイ」では、毎回予告がカットされてEDフリップで次回サブタイトルが告知されていたので、これを観た時は一瞬、その時代に逆戻りしたのかと思ってしまった。
それにしても、ここでもまた同じ第3作の絵を使っているのがどうしても気になる。

次は、第109話「雪山の怪異・のびあがり」番組終了時に流れた、放映時間帯変更の告知。
この時は、めずらしく第4作のイラストを使っている。初めから、そうして欲しかったものだ。

そして、最後の5話分のみ火曜19時に移動。
上の提供画面は枠移動後の物で、従来とは違い「東新住建」のみの提供。社名読み上げもなく30秒CMのみのスポンサーだが、この会社がなければ第109話で打ち切りだったのかも知れないのだから、東海地区の「鬼太郎」ファンにとっての救世主だ。

最後に、最終話終了時の後番組告知を紹介しておく。
またしてもお馴染みの第3作の絵を使っており、「来週のこの時間も ゲゲゲの鬼太郎 をお送りします お楽しみに」と書いてあるが、実際に翌週放映されたのは第3作の第1話。ようやく放映内容に合わせた絵を使ったわけだ。逆に、タイトルロゴだけ第4作のままなのが気になるが。
それはともかく、「サザエさん」再放送が終了して火曜19時枠を柔軟に使えるようになったから、最後の5話だけとは言え鬼太郎第4作がこの枠で放映できたのだろう。2ヶ月遅れとは言え、ゴールデンタイムに「鬼太郎」が観られるのは嬉しかった。
以上、東海ローカルネタゆえにDVD-BOXには収録されそうにない画像を紹介してみた。
他にも、第100話での「言霊使いの罠!」予告カットなどのネタもあるが、これは動画にしないと予告が消されている事がわかりにくいので、今回はやめておく。
振り返ると、第4作では作品本編だけでなく放映事情でも色々とあったが、今となってはいい思い出だ。
あと2週間すれば、DVD-BOXが手元に届く。ほぼ全話の録画が手元に残っており、いつでも見返せるシリーズだが、それでもDVDが非常に楽しみだ。
とりあえず、未見の映像として、先程触れた「言霊使いの罠!」の予告は観たい。「言霊使い」本編はレンタルビデオで観たのだが、ビデオの1話目に入っていたために予告は観られなかったのだ。
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2007年秋のアニメ新番組雑感
一応、名古屋市民なので、中日ドラゴンズ日本一おめでとうございます、と言っておく。
今回の勝利は実に素晴らしい。特に素晴らしいのは、予定時間内に勝負が決まって、試合後の監督・選手インタビューを放送しても時間が足りたので放映が延長されず、後の深夜アニメに影響が無い点だ。
よりによって第5戦の中継はテレビ愛知だったので、下手をすると深夜アニメ4作品に影響が出る恐れがあったが、無事に回避できて喜ばしい。もっとも、CBCと東海テレビは優勝特番で以降の番組がずれるので、こちらは要注意だが。
さて、半年に一度の恒例として、今期のアニメ視聴スケジュールを載せておく。
東海地区は関東から2週遅れで始まる作品もあったため、視聴作品が固まるまで時間がかかってしまった。
(日曜日)
・しゅごキャラ!(テレビ愛知)
・やっとかめ探偵団(テレビ愛知)
・ゲゲゲの鬼太郎(東海テレビ)※継続
・アニメロビー(テレビ愛知)※継続
(月曜日)
・みなみけ(テレビ愛知)
・スケッチブック ~full color'S~(テレビ愛知)
(火曜日)
・ナイトウィザード The ANIMATION(テレビ愛知)
・げんしけん2(テレビ愛知)
(水曜日)
・ギャグマンガ日和(三重テレビ)
・逆境無頼カイジ Ultimate Survivor(中京テレビ)
・CLANNAD(CBC)
(木曜日)
・エル・カザド(AT-X)※継続
・スカイガールズ(テレビ愛知)※継続
・灼眼のシャナII(CBC)
・バンブーブレード(テレビ愛知)
・Myself;Yourself(テレビ愛知)
(金曜日)
・ドラえもん(名古屋テレビ)※継続
・キミキス pure rouge(テレビ愛知)
(土曜日)
・電脳コイル(NHK教育)※継続
とりあえず、以上は確定分。4月期に比べると、若干本数が減少した。
他に、東海テレビの「もやしもん」「しおんの王」、AT-Xの「ef-a tale of memories.」は、まだ1話しか観ていないので評価保留。3話くらいまで観て考えるつもりだ。
今期は、観ていて面白いと思える作品はあるのだが、毎週の放送を待ちわびて、次回が気になって仕方がないと言うレベルまで熱中している作品は、今のところない。なんだか、去年と同じような事を書いているが、今年は11月スタートの新番組はないので、今観ている作品が化けて、さらに面白くなってくれる事を期待するしかない。
ただ、熱中とはちょっと違うが、「やっとかめ探偵団」は毎回冒頭に登場する実写&円丈ナレーションの名古屋ローカルネタと、ゲストの愛知県出身声優が毎週の楽しみだ。
ローカルネタでナゴヤドームが登場した時には別に何とも思わなかったが、この前の異常なほどの中日新聞&中日スポーツのプッシュには笑った。あれでは、中日新聞以外の新聞社資本が入っているテレビ局では放映しにくいだろう。
そして、毎回のゲスト声優も、今のところほぼ全員が愛知県出身者と言う異常なまでのこだわりよう。セリフが少なく名古屋弁が上手くなくても問題無さそうなチョイ役まで、わざわざ愛知県人を起用しているのだから素晴らしい。本編は相変わらず日曜朝の放送にそぐわない重い内容だが、このまま我が道を行って欲しい作品だ。
他に、上記の中でも特に毎週楽しんで観ている作品を挙げるとすれば、「みなみけ」「げんしけん2」「バンブーブレード」あたりだ。
「みなみけ」は、キャベツスタッフが作っているにもかかわらず、きちんと楽しめる作品で作画崩れもなく、いい意味で予想を裏切られた作品だ。無事に3話も乗り越えて4話まで行った事だし、このまま最後まで安定した作りで見せて欲しい。
「げんしけん2」は、原作ファンとしては外せない。今回はほぼ原作1話分=アニメ1話分にして各エピソードを丁寧に描いており、見応えがある。
今週放送の4話は原作者の脚本によるオリジナル話だったが、色々な意味で泣けてくる話だった。この話、原作者以外が脚本を書いていたら非難囂々だったのではないだろうか。面白かったのだけど。
それにしても、キッズステーションはOVA版全3話を年末に放映する予定になっているが、作品の時系列を考えれば本作の放映開始直前あたりにやるべきだった。それでも、レンタルで出ていないDVD-BOXの特典を放送してくれるのはありがたいが。
「バンブーブレード」は、開始前は原作も含めてほぼノーチェックだった作品だが、観てみるとなかなか面白い。昨年の「すもももももも」と言い、ヤングガンガン作品は侮れない。
しかし、EDはどうしても「あんこ入り☆パスタライス」にしか聞こえなくて困る。「喫茶マウンテン」のブログでもさっそくネタにされているのが笑える。「商品化予定は絶対にない」とは残念だが、いい機会なのでマウンテンには行っておきたい。名古屋に住んでいるくせに、まだ私は一度も行った事がないのだ。
いつの間にかアニメから話がそれてしまったが、何だかんだと言いながら結局アニメは楽しんで観ている。まあ、私は楽しくないものを無理に観る気はないので、観ている以上楽しいに決まっているのだが。
※楽しめないので観ない番組の例:実写版「魔法先生ネギま!」…1話で挫折しました。もう勘弁して下さい。
今回の勝利は実に素晴らしい。特に素晴らしいのは、予定時間内に勝負が決まって、試合後の監督・選手インタビューを放送しても時間が足りたので放映が延長されず、後の深夜アニメに影響が無い点だ。
よりによって第5戦の中継はテレビ愛知だったので、下手をすると深夜アニメ4作品に影響が出る恐れがあったが、無事に回避できて喜ばしい。もっとも、CBCと東海テレビは優勝特番で以降の番組がずれるので、こちらは要注意だが。
さて、半年に一度の恒例として、今期のアニメ視聴スケジュールを載せておく。
東海地区は関東から2週遅れで始まる作品もあったため、視聴作品が固まるまで時間がかかってしまった。
(日曜日)
・しゅごキャラ!(テレビ愛知)
・やっとかめ探偵団(テレビ愛知)
・ゲゲゲの鬼太郎(東海テレビ)※継続
・アニメロビー(テレビ愛知)※継続
(月曜日)
・みなみけ(テレビ愛知)
・スケッチブック ~full color'S~(テレビ愛知)
(火曜日)
・ナイトウィザード The ANIMATION(テレビ愛知)
・げんしけん2(テレビ愛知)
(水曜日)
・ギャグマンガ日和(三重テレビ)
・逆境無頼カイジ Ultimate Survivor(中京テレビ)
・CLANNAD(CBC)
(木曜日)
・エル・カザド(AT-X)※継続
・スカイガールズ(テレビ愛知)※継続
・灼眼のシャナII(CBC)
・バンブーブレード(テレビ愛知)
・Myself;Yourself(テレビ愛知)
(金曜日)
・ドラえもん(名古屋テレビ)※継続
・キミキス pure rouge(テレビ愛知)
(土曜日)
・電脳コイル(NHK教育)※継続
とりあえず、以上は確定分。4月期に比べると、若干本数が減少した。
他に、東海テレビの「もやしもん」「しおんの王」、AT-Xの「ef-a tale of memories.」は、まだ1話しか観ていないので評価保留。3話くらいまで観て考えるつもりだ。
今期は、観ていて面白いと思える作品はあるのだが、毎週の放送を待ちわびて、次回が気になって仕方がないと言うレベルまで熱中している作品は、今のところない。なんだか、去年と同じような事を書いているが、今年は11月スタートの新番組はないので、今観ている作品が化けて、さらに面白くなってくれる事を期待するしかない。
ただ、熱中とはちょっと違うが、「やっとかめ探偵団」は毎回冒頭に登場する実写&円丈ナレーションの名古屋ローカルネタと、ゲストの愛知県出身声優が毎週の楽しみだ。
ローカルネタでナゴヤドームが登場した時には別に何とも思わなかったが、この前の異常なほどの中日新聞&中日スポーツのプッシュには笑った。あれでは、中日新聞以外の新聞社資本が入っているテレビ局では放映しにくいだろう。
そして、毎回のゲスト声優も、今のところほぼ全員が愛知県出身者と言う異常なまでのこだわりよう。セリフが少なく名古屋弁が上手くなくても問題無さそうなチョイ役まで、わざわざ愛知県人を起用しているのだから素晴らしい。本編は相変わらず日曜朝の放送にそぐわない重い内容だが、このまま我が道を行って欲しい作品だ。
他に、上記の中でも特に毎週楽しんで観ている作品を挙げるとすれば、「みなみけ」「げんしけん2」「バンブーブレード」あたりだ。
「みなみけ」は、キャベツスタッフが作っているにもかかわらず、きちんと楽しめる作品で作画崩れもなく、いい意味で予想を裏切られた作品だ。無事に3話も乗り越えて4話まで行った事だし、このまま最後まで安定した作りで見せて欲しい。
「げんしけん2」は、原作ファンとしては外せない。今回はほぼ原作1話分=アニメ1話分にして各エピソードを丁寧に描いており、見応えがある。
今週放送の4話は原作者の脚本によるオリジナル話だったが、色々な意味で泣けてくる話だった。この話、原作者以外が脚本を書いていたら非難囂々だったのではないだろうか。面白かったのだけど。
それにしても、キッズステーションはOVA版全3話を年末に放映する予定になっているが、作品の時系列を考えれば本作の放映開始直前あたりにやるべきだった。それでも、レンタルで出ていないDVD-BOXの特典を放送してくれるのはありがたいが。
「バンブーブレード」は、開始前は原作も含めてほぼノーチェックだった作品だが、観てみるとなかなか面白い。昨年の「すもももももも」と言い、ヤングガンガン作品は侮れない。
しかし、EDはどうしても「あんこ入り☆パスタライス」にしか聞こえなくて困る。「喫茶マウンテン」のブログでもさっそくネタにされているのが笑える。「商品化予定は絶対にない」とは残念だが、いい機会なのでマウンテンには行っておきたい。名古屋に住んでいるくせに、まだ私は一度も行った事がないのだ。
いつの間にかアニメから話がそれてしまったが、何だかんだと言いながら結局アニメは楽しんで観ている。まあ、私は楽しくないものを無理に観る気はないので、観ている以上楽しいに決まっているのだが。
※楽しめないので観ない番組の例:実写版「魔法先生ネギま!」…1話で挫折しました。もう勘弁して下さい。
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