2018年の終わりに

 今年も、もうあとわずかで終わりを迎える。
 そこで、このブログでは、例年通りに私自身の今年一年を振り返ってみたいと思う。

 まず、今年の私にとって痛恨事だったのは、なんと言ってもホームページを一度も更新できなかったこと。
 特に、今年後半にかけて「ドラちゃんのおへや」に、信じられないくらい大量の貴重な情報提供があっただけに、最低でも一度は更新したいと思っていたのだが、それが果たせなかった。
 情報を下さった方々には申し訳ないことであるし、私自身としても更新を多くの方に観ていただきたいと思っていたので、非常に残念だ。
 現時点で、更新準備の作業は7割ほどは終わっているので、何とか年度が替わるまでには一度更新するつもりではある。それまで、今しばらくお待ち下さい。

 趣味のマンガ・アニメ関連では、今年も色々とあったが、手塚治虫作品は今年も色々と復刻が盛んで、特に『ダスト18』の刊行は長年待っていただけに、非常に嬉しかった。これを出した立東舎では、さらに続けて『アラバスター』のオリジナル版まで出しており、個人的に今手塚作品の復刻で一番注目している出版社だ。某社より定価が安いのもありがたい。
 それでは、藤子不二雄関連はどうだったか。昨年に続いててんとう虫コミックスで藤子・F・不二雄作品が刊行されたが、あくまでこれまで出た物の新装版であり、あまり新鮮みはない。F作品は全集が出てしまっている以上、「初単行本化」で売ることも(ほぼ)できないので、単行本を企画する人も大変なんだろうな。てんコミ新装版も一段落して(まだ『バケルくん』『みきおとミキオ』は出ていないが)、今後はどんな藤子・F単行本が出るのか、来年に注目したい。
 藤子A作品に関しては、なんと言っても『わが名はXくん』全3巻の刊行につきる。よくぞ出して下さったというしかない。ほぼ全編未読だったので本当に嬉しかったし、作品としても面白かった。今後、未単行本化のA作品のさらなる刊行を期待せずにはいられない。
 単行本以外では、藤子不二雄A展が開かれたのも記憶に新しい。と言うか、私はまさに昨日ようやく行ったところだ。やはり、東京のイベントは行くタイミングが難しい。藤子A展は原画展示は少なめだが、各作品ごとに趣向を凝らした展示がされていて、なかなかに楽しめた。一つだけ残念な点があるとしたら、マイナー作品があまり取り上げられていなかったところだ。『仮面太郎』や『マボロシ変太夫』あたりも展示があったら嬉しかったのだが、そこまで求めるのは贅沢なのかもしれない。

 アニメ関連では、今年も多くの(と言うほどでもないか)作品に接したが、今年一番の作品は何だったかと聞かれたら、1~3月に放映された『宇宙よりも遠い場所』になる。久々にブルーレイソフトも揃えたし、8月に開催されたイベントにも参加した。全13話を、すでに3周しているくらいには気に入った作品だ。
 個人の印象だが、今年いいなと思ったテレビアニメは1~3月期と10~12月期に集中していた。4~9月も面白い作品がなかったわけではないが。特に、1~3月期は『宇宙よりも遠い場所』のようなストーリーと演出で見せるような作品があった一方で、『ポプテピピック』のようなテレビアニメの枠を飛び出した何でもありの作品もあり、非常にバラエティ豊かだったと思う。
 ところで、特に今年後半は録画だけしておいて未見のままという作品も増えている。HDD容量に余裕が出来るのも、いいことばかりじゃないな。このまま、来年になっても観るかどうかは怪しいのだが、来年はこういうことはあまりしないようにしたい。たいした量じゃないとは言っても、録画するにも電気がいるのだ。非常にムダなことをしているような気分になってしまう。

 そして、来年の目標の一つとしては、パソコンを新調したいというのがある。
 今年、何度も主に起動のトラブルに見舞われて、特に年末に向かうにつれて不調が多く見られるようになっており、数年前に組んだ現PCが、限界に来ているような気がするのだ。
 準備できる予算は多く見積もっても12万円くらいか。予算の枠内で、納得できるものが組めればいいのだが。なお、メインPCと別にある録画用PCは非常に安定しており、特に問題はない。とりあえず、Windows7のサポートが切れるまで、録画用はこのままにしておくことになるだろう。


 と、いった感じで、今年を振り返りつつ来年についても言及してみた。
 ともかく、今年一年ありがとうございました。皆様、よいお年をお迎え下さい。
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『三つ目がとおる』《オリジナル版》大全集、完結

 三ヶ月も、このブログの更新をお休みしてしまった。
 基本的に、このブログは一ヶ月に一度の更新を目安にしているのだが、最近は体調を崩したり忙しかったりと色々と重なったために、10月・11月は更新できなかったのだ。
 そんなわけで、三ヶ月ぶりの更新ではあるが、ネタは10月に用意していたものなので、若干旧聞に属する感はあるかもしれない。その点は、ご了承ください。

 さて、10月に『三つ目がとおる』《オリジナル版》大全集の第8巻が刊行されて、これで全8巻が揃うこととなった。
 刊行が開始されたのが昨年8月なので、足かけ1年と2ヶ月に及んだわけだが、無事に全巻が揃って非常に喜ばしい。

 この《オリジナル版》大全集は、なんと言っても『週刊少年マガジン』掲載時の状態で作品が読めるというのが最大の売りであったわけだが、連載の前半はやたらと雑誌→単行本で修正が多かったのに対して、後半になるとそうでもなくなり、雑誌と単行本の差異はせいぜい扉絵と広告の有無くらいになっていった。
 『三つ目がとおる』は7本の長編エピソードが存在するが、連載順にそれらを並べて雑誌→単行本の改変度を私の主観で示すと、


・「三つ目族の謎編」◎
・「グリーブの秘密編」○
・「怪植物ボルボック編」△
・「イースター島航海編」○
・「古代王子ゴダル編」△
・「地下の都編」△
・「怪鳥モア編」△


と、なる。◎が一番改変の度合いが激しく、次に○、そして△が一番改変が少ないという具合だ。
 一番最初の長編「三つ目族の謎編」は、週刊連載の最初期にも当たるためか、実にダイナミックな改変が行われており、続く「グリーブの秘密編」もそれに準じるので、「手塚治虫の編集癖」目当てで読むには、この《オリジナル版》大全集の1~3巻が一番面白いだろう。
 逆に言えば、4巻以降はそれほど改変が激しくないので、単に作品を楽しみたいだけなら既発の単行本でも十分だ。「イースター島航海編」はけっこう変わっているが、これに関しても《オリジナル版》大全集以前にKCDXで単発で雑誌掲載版が出ているので、そちらを読むという選択肢もある。
 ただ、この《オリジナル版》大全集は原稿+雑誌復刻の「コラージュ方式」を採用しているので、雑誌サイズできれいな絵で見られるというのは利点なのかもしれない。

 『三つ目がとおる』は長編だけでなく1話完結の短編エピソードも描かれているが、こちらに関しては雑誌→単行本での改変は、あまりない。目を引かれるのは「キャンプに蛇がやってきた」と、最終話「スマッシュでさよなら」くらいだろうか。
 特に「スマッシュでさよなら」は、最終話ならではの趣向がいくつかあるにもかかわらず、単行本ではそれらを外した形に改変されており、今回の《オリジナル版》大全集で、ようやく最終回らしい最終回として読むことができるようになったと言っていいだろう。
 なぜそんなことになっているのかと考えると、最初に「スマッシュでさよなら」が収録された手塚治虫漫画全集版の第13巻では、なぜか巻末ではなく全7話中の第5話という中途半端な位置に収録されており、そのため最終回らしさを消すことになったのだと思われる。
 しかし、そんな収録位置を決めたのも手塚先生であろうし、なぜそんなことをしたのかはもはや永遠の謎と言うほかない。

 と、言うわけで全8巻が揃った『三つ目がとおる』《オリジナル版》大全集。読み応えのある本であることは間違いない。今後も、面白い手塚作品雑誌連載版の復刻が続けばいいなあと思っているのだが、最近の復刊ドットコムは『奇子』『MW』『人間昆虫記』『I・L』と、大人向けの比較的単行本での修正が少ない作品ばかり出しており、これらにはあまり惹かれない。
 そんな中で、立東舎は『ダスト18』『アラバスター』と、手塚治虫の悩める時期の問題作を立て続けに雑誌連載版で刊行しており、非常に頼もしい。この流れだと『サンダーマスク』とか『ブルンガ一世』あたりも出るんだろうか。
 個人的には『マグマ大使』のサイクロップス編も含めた雑誌連載完全版をぜひ出してほしいが、代筆が多いと言うことで難しいんだろう。もし実現したら、どの出版社でも間違いなく買うのだが。
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