はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

新生ドラ第5回「タンポポ空を行く」ほか

2005-05-13 22:26:23 | アニメドラ感想
「タイムふろしき」(脚本/早川正、絵コンテ・演出/塚田庄英、作画監督/服部憲知)

 普通の出来。今回は、ジャイアン&スネ夫のママに、ようやく本格的な出番があったが、二人とも声は問題なかった。聞けば聞くほど、竹内都子はジャイママに、はまっている。
 声優の演技について書くと、ジャイアンの「古い物もってこい」の所は、もうちょっとガキ大将らしい横暴さを感じさせて欲しい。やはり、ジャイアンに関しては、まだまだ向上の余地がある。
 「タイムふろしき」と言えばママの60度チョップが有名な訳だが、個人的には期待通りだった。冷蔵庫については上手くいかないと言うアニメオリジナルの場面も、悪くなかった。オチの「新しすぎるざます」は、終わり方が少々唐突だったので、もう少しインパクトのある見せ方をして欲しかった。


「ミニシアター」(絵コンテ・演出/やすみ哲夫、原画/平川哲生)

 今回の原作は、「よいこ」1971年2月号掲載の作品(無題)。とうとう、ぼくドラにすら再録されていない、完全に埋もれていた未収録作品が登場した。話自体は幼児向けなので単純な物だが、この調子で埋もれた作品を発掘して欲しい。そして「ミニシアターの話の原作を読みたい」という声が高まって、このあたりの作品も単行本化されれば、さらに嬉しいのだが。


「タンポポ空を行く」(脚本/高橋ナツコ、絵コンテ・演出/安藤敏彦、作画監督/服部憲知)

 2001年春に放映された大山版での特番リメイク作品が結構よかったので、あまり間を空けずに再々アニメ化するのはどうかと思ったが、なかなかよかった。
 タンポポの種が旅に出るきっかけとなる「風」がやって来る場面の演出が、特に印象的だった。新たな世界への旅立ちを上手く表していたと思う。また、一人残った坊やにタンポポが語りかける場面で、最後に少し流れた歌も、BGMとあわせて効果的に使われていたと思う。11分という短い時間で、過不足無く上手く原作をまとめていた。
 正直言って、本話の演出が、あの大問題作「ドラえもんに休日を?!」と同じ、安藤敏彦とは、とても思えない。あの話があんな事になってしまったのは、安藤氏の過剰演出だけでなく、脚本や作画など色々な要因が合わさっての事だったのだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。