タイムボカンシリーズの映像ソフトが揃った

 先日、『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』DVD-BOX2を入手した。
 これで、長年集めていたタイムボカンシリーズ(昭和放送の作品)の映像ソフトを全て揃えることができた。と言っても、全てを『タイムボカンシリーズ DVDコレクション』で揃えたわけではなく、『ヤッターマン』は後から発売された廉価版だし、『タイムボカン』に至ってはレーザーディスクだが。





 とりあえず、全部集めて記念撮影してみた。こうやって並べると、やはり気分がいい。

 思えば、私が初めてタイムボカンシリーズに触れたのは、幼稚園児の時だった。当時本放送中だった『タイムパトロール隊 オタスケマン』を何とはなしに観るようになって、その後『ヤットデタマン』『逆転イッパツマン』『イタダキマン』と、シリーズ作品に次々と触れていき、すっかりファンになったのだ。
 なお、『タイムパトロール隊 オタスケマン』本放送中に東海テレビでは朝の時間帯に『タイムボカン』も放送しており、シリーズ第1作に触れることができたのは幸運だった。
 もちろん、『ヤッターマン』『ゼンダマン』も何度も再放送されていたので、そちらで観ることができた。

 そして、次なる段階は放送の録画だ。VHSビデオがわが家になってきてからもタイムボカンシリーズは頻繁に再放送された。なかでも『ヤッターマン』がいちばん多かっただろうか。それらの再放送を可能な限り録画して、手元に残しておくようにしたのだ。『ヤッターマン』『ゼンダマン』『逆転イッパツマン』『イタダキマン』は全話の9割方録画できたが、『タイムパトロール隊 オタスケマン』『ヤットデタマン』は一部の話数しか録画できなかった。
 また、名古屋では幼少時に観たとき以来、第1作『タイムボカン』の再放送がなかったので、これをなかなか再見することができなかった。そんなわけで、1990年代当時の私は、ぜひ『タイムボカン』をもう一度観たいという思いが強かった。

 そんな私の願いが叶えられたのは、大学生の時だった。
 当時、既に発売していた『タイムボカン』のLD-BOXを購入したのだ。当時の映像ソフトは今より価格が高く、この『タイムボカン』の場合は税込みで88,000円だった。よく憶えていないが、おそらく定価で買ったと思う。大学生で大して裕福でもなかったのに、よく買ったものだ。それだけ、『タイムボカン』を観たい思いが強かったのだろう。
 LDでは『ヤッターマン』『ゼンダマン』も発売されていたが、ほぼ全話録画が手元になることもあって、さすがにそれらは買えなかった。

 さらに時代は流れて、映像ソフトはDVDが主流となり、パイオニアLDCより、タイムボカンシリーズの全話をBOX化した『タイムボカンシリーズ DVDコレクション』の発売が発表された。
 このDVDシリーズは連動購入特典などもあったのだが、発売当時は全部は買うことができなかったので、思い入れが強く、かつ手元に録画が残っていない『タイムパトロール隊 オタスケマン』『ヤットデタマン』を新品で購入するにとどめた。その後、『ヤッターマン』は2BOXの廉価版(初回版は3BOX)が発売されたので、それを新品で購入した。
 その後は、『ゼンダマン』『イタダキマン』のBOXを中古で購入して、さらに『逆転イッパツマン』のBOX1も買い、最後に『逆転イッパツマン』BOX2が残った状態だったのだが、今回ようやくそれを手にすることができた。『逆転イッパツマン』も再放送の録画が手元にあるので、DVDの購入優先順位が低かったのだ。
 さらに言えば、時代がDVDからBDに変わったのも大きかった。DVDをまだ持っていない時点で『逆転イッパツマン』のBD-BOXが出てしまったので、どっちを買うかと悩んだこともあった。結局DVDにしたのは、なるべく『タイムボカンシリーズ DVDコレクション』を優先したいという気持ちと、BD-BOXには解説書が付いていないという事実による。

 今回、ようやくタイムボカンシリーズの映像ソフトがひととおり揃ったが、そうなるとさらに欲は生まれるもので、『タイムボカン』もDVDで揃えて並べたくなってきてしまった。さらに言えば、『ヤッターマン』も初回版のBOXがほしい。廉価版には解説書がないのだ。
 もし、それらを果たしたら、今度はBD-BOXが欲しくなるんだろうな。私の考えることなど、簡単に想像が付く。とにかく、今は揃ったことを喜びたい。
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