Fミュージアムとトキワ荘へ

 9月3日、4日と、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムと東京都豊島区のトキワ荘マンガミュージアムへと行ってきた。

 まずは9月3日に藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れた。
 この日は、言わずと知れたドラえもんの誕生日。そして、ミュージアムの開館記念日でもある。今年で、ミュージアムは開館11周年だ。
 9月3日はミュージアムが非常に賑わって盛り上がるというのは前から聞いていたので、以前から9月3日に訪れたかったのだが、なかなか都合が合わなかった。今年は、土曜日と言うこともあって訪れることができたのだ。

 噂に聞いていたとおり、この日のミュージアムは非常に賑わっており、11年前の開館初日を除けば、私が訪れた中ではいちばんの盛況だった。
 友人・知人も多数来ており、おなじみの方から二十年ぶりにお会いする方、それに初めての方まで、多くの方にお目にかかることができた。この日の盛り上がりを肌で感じることができて、行ってよかった。
 それにしても、はらっぱ横のショップ「藤子屋」まで行列ができているのだから、本当にすごい賑わいだ。あの店にはあまり混雑する要素がない気がしていたのだが。

 そして、東京に泊まって翌日はトキワ荘マンガミュージアムへ。
 この施設が開館してからずっと気にはなっていたのだが、こちらもなかなかタイミングが合わずに訪れる機会がなかった。なにしろ、あの「トキワ荘」を再現した施設なのだから、『まんが道』ファンとしては行かずにはいられない。
 実際、行ってみるとこだわりが随所に感じられる施設であった。階段のギシギシ言う音から始まって、臭ってきそうなトイレ(ここは「便所」と言うべきか)に、実際に当時を再現したいくつかの部屋と、なるほどトキワ荘とはこういうところだったのかと感じられる作りになっている。もちろん、私は本物の「トキワ荘」実物を見たことはないのだが、それでも『まんが道』を通して非常に親しんでいた建物であるため、なんだか懐かしさすら感じられた。














 トキワ荘マンガミュージアムの1階では『漫画少年』の全号展示が行われていた。
 もちろん、実際に手にとって読めるわけではないが、藤子不二雄先生も新漫画党の一員として活躍したあの雑誌だ。トキワ荘ともども、『まんが道』ファンとしては見逃せない展示だろう。ズラッと並ぶ『漫画少年』の数々は、なかなか壮観な眺めだった。それにしても、国会図書館にもわずかしかない『漫画少年』を、よく全号揃えたものだ。

 トキワ荘マンガミュージアムを出たあとは、ふるいちトキワ荘通り店で少し休んだ後、「松葉」へ。
 「松葉」も、『まんが道』ファンには説明不要の中華料理屋だ。ここも、これまで不思議と訪れる機会がなかったのだが、ようやく入ることができた。








 チャーシュー麺をいただいた。
 正直なところ、『まんが道』を読んで、自分の中で「松葉のラーメン」が「ものすごく美味しい」というイメージが形成されてしまっていたので、それに比べるとまあ「普通に美味しい」という感じではあった。さすがに、想像の中の味には勝てないか。でもまあ、美味しいラーメンではありました。

 こんな感じで、一泊二日の旅行はおしまい。なかなか、楽しい二日間だった。
 東京方面にはもっと頻繁に行きたいのだが、時間的および金銭的な都合から、なかなかそういうわけにはいかない。だから、今回二つの施設を訪れることができたのはよかった。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (gm)
2022-09-24 19:57:33
トキワ荘ミュージアムの「漫画少年」展示、才野の投稿作としてお馴染みの「こまっタネ」のオリジナルが展示されてたのが個人的に良かったですね。
 
 
 
種まき奇談 (おおはた)
2022-11-03 20:32:59
 「種まき奇談」ですね。
 「F PIECE」に再録されてはいますが、オリジナルの漫画少年で読めるのは、やはり感激します。
 「こまっタネ」が1ページなのに対して、「種まき奇談」が2ページなのもポイントでしょうか。
 
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