はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

今更5月終了アニメの感想

2006-06-04 23:28:04 | マンガ・アニメ
 先日から探していた「しちゃいましょう」のCDだが、昨日ようやく入手した。
 ただし、新品ではなく中古。名古屋駅前のヤマギワソフト・アニメイト等を回ったが見つからず、最後に行ったらしんばんに置いてあったので我慢できずに買ってしまった。どうも、何かに負けてしまったような感じがして、悔しい。
 気に入ったアニメのED主題歌であり、ぜひ新品で購入して売り上げに貢献したかったので残念だ。まあ、OP「鮮血の誓い」は新品で買ったし、DVDも予約済みなので、勘弁して頂きたい。それにしても、未だに新品を一度も見かけないが、出荷数はどのくらいなのだろう。

 また、昨日は「Solty Rei」挿入歌及び最終話EDとして使われた「Return to love」の入ったCDも買ってきた。なぜか「RAY THE ANIMATION」のEDとカップリングになっているが、それはともかく、あらためて聴くといい曲だ。作中での使われ方、特に最終話は印象的だったので、聴いているとラストシーンが頭に浮かんでくる。
 そんな訳で、昨日から「しちゃいましょう」8曲と「Return to love」2曲を繰り返し聴いている。斎藤桃子は2作続けて主演作に恵まれているなあ。


 さて、前置きが長くなったが、上で触れた「Solty Rei」も含めて、5月に終了したアニメの感想を書いておきたい。地上波・BS・CSの別を問わず、最近は中途半端な時期に始まる番組・終わる番組が少し増えてきた気がする。



・かりん(WOWOW・5/11終了)

 原作漫画が気に入ってたので、放映開始当初は原作通りの展開を期待しており、実際に最初の3話ほどは概ね原作に沿った展開だった。しかし、その後は主にオリジナルキャラクター・ウィナーを中心にしたオリジナル話が増え、最終的にはアニメ独自の結末を迎えた。

 結果として原作とは別物となったが、原作とはパラレルワールドの、もう一つの物語として、結構楽しめた。考えてみると、原作通りにアニメ化した場合、おそらく単行本第7巻までの雨水家の家庭の事情編で終わることになり、独立したアニメ作品としては中途半端な印象を受けただろう。原作の世界観やキャクターのイメージを崩さずに、アニメオリジナル展開とした事は正解だったと思う。

 アニメオリジナルでは、第14話「ふたりで朝まで 恥ずかしい」や、第18話「兄キのヒミツは 恥ずかしい」などのエピソードが面白かった。特に、果林と麻希の友情は原作よりも掘り下げられて描かれており、麻希はアニメ化で得をしたキャラクターだと思う。

 ただ、原作の吸血鬼会議やマーカー夫妻の若き日のエピソードはアニメでも観てみたかったので、それらがカットされてしまった(後者は、少しだけ触れられていたが)点は、少々残念だ。



・Solty Rei(AT-X・5/21終了)

 地上波から2ヶ月遅れで観ていた本作だが、とうとうAT-Xでも放映終了。
 以前に、何気なく観たサイトで第13話のネタバレを見てしまい、それが衝撃的かつストーリー上でも重要な回だったので、その後は用心してネタバレを遮断していた。せめて、半月程度の遅れならば、さほど苦労しないのだが、2ヶ月も遅れていると、避けているつもりでも色々な所から最終回の感想等が漏れ聞こえてきて、非常にじれったい気持ちにさせられた。

 しかし、それだけ待たされた甲斐はあった、いい終わり方だった。最終回では、特にエイレネとの対決に向かうソルティを止めようとするロイの姿が、印象的だった。直前までソルティと会う事を避けていただけに、「父親」としての気持ちが一気に噴出したこの場面は、非常に人間くさく感じた。
 考えてみれば、ロイとローズ、そしてソルティは言うに及ばず、ミランダとカーシャ、アンダーソン兄妹、さらには最終回のヴォートルとミイも含め、本作では血のつながりなど関係ない「家族」の結びつきが描かれてきたわけで、ロイの取った行動は父親としては当たり前の事だったのだろう。

 概ね、満足のいく最終回だったのだが、宇宙でのソルティとエイレネとの戦闘シーンは、やや説明ゼリフが多くて不自然に感じてしまった。しかし、エイレネから感じた機械的な冷たさは絶妙で、さすがは島本須美だ。

 それにしても、登場人物ほぼ全員が幸福な結末を迎えただけに、死んでしまったシルビアとセリカは可哀想だ。ご都合主義的な生き返りがあっても嫌なのだが、この二人はストーリー上無理に殺す必要はなかったと思う。プロシードの離反を、他の展開で描けなかった物だろうか。特に、シルビアは、カーシャとの絡みで、もう少し出番があってもよかったと思う。

 まあ、それはともかく、全体としてはいい作品だった。新作も2話入ることだし、今になってDVDを集めようかと思い始めているが、限定版の価格を考えると少々躊躇してしまう。特典が色々と付いているのは嬉しいのだが、せめて12,000円くらいにならなかったのだろうか。とりあえず、未放映分は買う事になるだろうが、残りは検討中だ。

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