雛ふたつ孵りわが家の燕の日 宮坂静生
胡桃の芽ひとつひとつが小鳥たち宮坂静生「岳」七月号より
私は相も変わらず上達しませんが、おめでたいことに私共「岳」俳句会の主宰である「宮坂静生」先生が第21回信毎新聞の「信毎賞・特別賞」を贈呈された。先生は「地貌季語」を長期に渡り研鑽努力し提唱され、一躍にして日本の俳句協会に新風を巻き起こした。主宰は俳句会において重鎮となられ、只今は俳句協会では一番権威の持つ「現代俳句協会会長」の重責を背負っていなさる。その上、信州大学医学部名誉教授という大変な肩書をお持ちの方ですが、何時も飾るところが無く誰とでも気軽にお話になる尊敬に与えする先生だと思う。私も数回となく自分の句を批評いただきましたが、何でこんなに沢山の教養をお持ちなのか驚くことばかりです。俳句教室は主宰の御弟子さんに教えを請うていただいている。