隔年開催の究極の山岳レース、日本縦断トランスジャパン・アルプスレースが終了した。(レース要項)
日本海/富山湾・早月川河口(スタート)~北ア(剣岳~槍ヶ岳)~上高地~中央ア(駒ケ岳~空木岳)~市野瀬~南ア(仙丈岳~茶臼岳)~太平洋/駿河湾・大浜海岸(ゴール)
今年の参戦者は6名、しかし最後に残ったのが2名という展開にハラハラの連続だった。(実況はhiroさんのブログとこちらでお世話になりました)
昨日、トップでMさん(女性!)がゴール(7日間10時間48分!)。
夜には最後、感動の激走だったというTさんが7日間19時間25分。
特にこのTさんは、昨年のTTRの時、マコトさんと一緒に高尾のお風呂屋さんまで車で送ってあげたという縁がある方。それだけに(しかも前回は無念のリタイアだったので)遠くで実況を目で追うだけなのに、背筋がピンとなるような緊張感と感激を味わわせていただいた。
このレースの存在を初めて知った昨年は、これぞ最終目標とあこがれの気持ちが膨らんだが、少し山を走り出したら徐々に「本当にとんでもないレース」であることがわかり始めてしまった。
5月に走った「一人TTR」が1週間も続くのだ。日本海から太平洋まで、その偉業に今はただただ頭を垂れることしかできない。
・・・できないが、力はいただいた。ずっと休んでいたけど、明日は自分も走ろうという気持ちが腹の底からわき上がってくる。
今日は、もう一つ。高校野球決勝再試合。とうとう一人で投げきってしまった早実の斎藤投手にも力をもらった。
職業的視点では、「おいおい、肩は・・・」と心配だが、心情的にはその心意気に胸熱くなる。
怪物的スタミナと精神力。それでも優勝決定の後は人一倍涙したところが、やっぱり高校生。・・されど最強の。
平気な顔していたけど、必死で辛抱しながら投げ続けていたんだ・・・強かったぞ。
TJAR・・・ただただ畏敬の念で見守る大会となりました。遠いあこがれですね。
貯金を使い果たしていた私は、これからの貯蓄計画にやっきになりそうです。