クラプトンの事を書いてて発作的に思い出した話がある。ライブラリの大好きSSW、スティーヴン・ビショップがその記念碑的デビュー作 『ケアレス』 をリリースした時の事、クラプトンはこのアルバムの1曲にゲスト参加した。なんでもビショップの才能にベタ惚れだったそうで、二人が仲良くギターを抱えてるお茶目な写真がそのジャケットを飾っている。で、その曲が何なのかというと「save it for a rainy day」(邦題「雨の日の恋」)、全米シングルチャートでそこそこの成績を収めた(らしい)ダンス・チューンなのだが、当のクラプトンは間奏でたったの4小節、カッコいいソロを披露している。
と長い間、思っていた。実はこの間奏、クラプトンに続いて再び4小節、これまたカッコいいヴィブラフォーンのソロが続く。これを叩いてるのは英国出身のジャズピアニスト兼ヴァイブ奏者、ビクター・フェルドマン。'50年代に渡米し、本国で遺憾なくその才能を発揮したひとで、自身のデビュー・アルバムではベーシストにかのスコット・ラファロを迎えている。70年代はスタジオ・ミュージシャンとして活躍していて、ビショップのアルバムでも要所要所を締める仕事をしていたのだった。
で、'76年だか7年だかにリリースされたこの名盤『ケアレス』だが、時を経てビショップ自身の選曲によるベスト盤に「雨の日の恋」は収録される。その後、たまたま中古盤が手に入り、さっそく聴いてみた。歌のパートが終わっていよいよ間奏、おう、いつもクラプトンのギターは泣いてるねえ、などと言いつつ聴いてたら、あら、4小節過ぎても弾いてるよ、その代わりフェルドマンのソロ(こっちもカッコいいのよ)が後ろに廻ってしまって目立たなくなってる。要するに、それぞれの奏者はそれぞれのプレイをしていて、あとはプロデューサーとエンジニアによる編集だったのですな
と長い間、思っていた。実はこの間奏、クラプトンに続いて再び4小節、これまたカッコいいヴィブラフォーンのソロが続く。これを叩いてるのは英国出身のジャズピアニスト兼ヴァイブ奏者、ビクター・フェルドマン。'50年代に渡米し、本国で遺憾なくその才能を発揮したひとで、自身のデビュー・アルバムではベーシストにかのスコット・ラファロを迎えている。70年代はスタジオ・ミュージシャンとして活躍していて、ビショップのアルバムでも要所要所を締める仕事をしていたのだった。
で、'76年だか7年だかにリリースされたこの名盤『ケアレス』だが、時を経てビショップ自身の選曲によるベスト盤に「雨の日の恋」は収録される。その後、たまたま中古盤が手に入り、さっそく聴いてみた。歌のパートが終わっていよいよ間奏、おう、いつもクラプトンのギターは泣いてるねえ、などと言いつつ聴いてたら、あら、4小節過ぎても弾いてるよ、その代わりフェルドマンのソロ(こっちもカッコいいのよ)が後ろに廻ってしまって目立たなくなってる。要するに、それぞれの奏者はそれぞれのプレイをしていて、あとはプロデューサーとエンジニアによる編集だったのですな
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