銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

為になります

2020-03-22 23:03:30 | manuscript
ギター奏法に於けるスラーのしかた

【上行スラー】
原則 : 始めの音は右手で弾き、次の音は左指の打撃(打絃)によって鳴らす。(= hammering on)
開放絃に続く場合 : 右手の親指を次の絃に滑らせる。
低音絃からすぐ隣の絃に続く場合 : 右手の親指を次の絃に滑らせる。

【下行スラー】
原則 : 始めの音は右手で弾いた後、次の音は始めの音を押さえた左指で絃を下方(いくぶん、掌の方向)に引っ掻く様にして音を出す。(= pulling off)
開放絃から始まる場合 : 開放絃を弾いた後、次の絃の次の音は、左指の打撃(打絃)によって鳴らす。

ポピュラー・ギター教本でよく見掛ける「ハンマリング」「プリング・オフ」の技法、いったいクラシック・ギターの教則本ではどの様に記載されてるのか?手許の「カルカッシ・ギター教則本」から書き抜いたのが以上、プロセスを記せば確かにこうだけど、論より証拠、実際に試せは何のことはないよ、という例ではあります。とは云え上記の例外の方、こちらは意識してやらないと結構ムズカシイ、それで自分のメモとしてわざわざ書いた訳で。
下記は chambertin の一節、上向きの矢印は上行スラーの典型ですが、下向き矢印は下行スラーの例外の方。このような音使いが出てくる辺り流石は英国起源の曲、勉強させて貰ってます。

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