蜜蜜と隙間締め出してゆく葡萄 中原道夫
俳句は一瞬を切り取る文芸だと言われているが、この作品は違っている。
球体であるはずの一粒一粒の葡萄が、「隙間締め出してゆく」過程は、
擬人化によって、とてもリアルで迫力がある。句集「緑廊」に所収。
「俳句」5月号より抄出。「銀化」主宰。
*緑廊(パーゴラ)の「緑」は旧字体となっています。
俳句は一瞬を切り取る文芸だと言われているが、この作品は違っている。
球体であるはずの一粒一粒の葡萄が、「隙間締め出してゆく」過程は、
擬人化によって、とてもリアルで迫力がある。句集「緑廊」に所収。
「俳句」5月号より抄出。「銀化」主宰。
*緑廊(パーゴラ)の「緑」は旧字体となっています。