ラムネ玉不首尾のごとくからからと 佐藤麻績
ラムネの一番の楽しみは、ラムネの玉のからからという音だ。
しかし、あの「からからと」いう中低音は、確かに「不首尾のごとく」
空しく響く。およそ、比喩には使われそうもない「不首尾」という言葉。
比喩の対象になり得るものは、こんな言葉にもあることを知った。
「人」主宰。2009年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)
ラムネの一番の楽しみは、ラムネの玉のからからという音だ。
しかし、あの「からからと」いう中低音は、確かに「不首尾のごとく」
空しく響く。およそ、比喩には使われそうもない「不首尾」という言葉。
比喩の対象になり得るものは、こんな言葉にもあることを知った。
「人」主宰。2009年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)