十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

雪晴

2009-03-03 | Weblog
雪晴れの障子眩しく開きけり    松田哲成
                             「阿蘇」3月号 <雑詠>
誰もが一度は経験したことのある情景ではないだろうか。
降り続いていた雪が止んだ翌朝、まるで空っぽになってしまったような、
雲ひとつない青空が広がっている。太陽に輝く雪一色の世界は眩しいほどだ。
「障子眩しく開きけり」の「眩しく」が雪晴れの感動を深くしている。(Midori)